はじめまして。
初めて育成論を投稿します、からあげと申します。初投稿なので至らない点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
はじめに
- この育成論では、非公式の略称を使用します。(攻撃→Aなど)
- また、特攻を例として、特攻に努力値を252振ったことを「C252」、特攻に努力値を252振り、性格補正をかけることを「C特化」と表します。
- ダメージ計算はポケマス様を使用させていただきます。
採用理由と役割
- 初手ダイマ構築におけるサンダーについて、初手ダイマで攻撃していくだけでない役割を持たせます。
- そのために注目した技がバトンタッチです。
初手ダイマバトンの強み
この型の強みは、以下3点が挙げられます。
- ダイマックス技の能力上昇を後続に引き継げられる
- 初手ダイマで相手のポケモンにあまりダメージを与えられなくても、最低限の仕事ができる
- バトンタッチをした後に控えから繰り出すことで、ダイマックス後の詰めとして動ける
持ち物
- 初手ダイマを想定しているため、火力を高めるいのちのたま推奨です。
- しかし、もし珠ダメージを嫌う、または他に持たせたいポケモンがいるのであれば、するどいくちばしも選択肢となります。
- また、バトンタッチでより多くの能力上昇を引き継ぎたいならじゃくてんほけんも選択肢となります。
性格・努力値と調整
調整案1
性格 おくびょう
努力値 C252 S252 B4
最速であれば、準速では抜けない最速ゼルネアスイベルタルカイオーガなどのS種族値100未満の禁止伝説ポケモンや、最速ミミッキュランドロス(霊獣)ウーラオス(いちげき)や、準速カミツルギガブリアスなど、多くのポケモンの上から行動できます。
あとは火力を高めるためC252振り、あまりはBかDに振りましょう。
調整案2
性格 ひかえめ
努力値 H188 C252 S68
よくあるサンダーの調整ですが、特にじゃくてんほけんを持たせる場合はこちらを推奨します。
この調整であれば、サンダーがダイマックスしているとして、調整案1では乱数1発(68.8%)のC172ウツロイドのC1↑メテオビームを確定2発にできます。
調整案3
性格 ひかえめ
努力値 H188 C92 S228
この調整案は調整案2をベースに、禁止伝説環境用に調整したものです。この調整であれば、S特化バドレックス(こくば)をS1↑で抜くことができます。
技構成
確定欄
- 10万ボルト
電気技です。
この技については、ダイサンダーのときの威力重視でライジングボルトやかみなりも選択肢となります。
- ぼうふう
飛行技です。
この技は後述のバトンタッチを採用する上で必須といえます。
- バトンタッチ
この型のコンセプトとなる技です。
初手ダイマックスからダイジェットで素早さを上げて、後続に素早さアップをバトンするのを狙います。
ただし、後続が物理アタッカーなら攻撃ダウン、特殊アタッカーなら特攻ダウンに気をつけてください。
選択欄
- ねっぷう
炎技を搭載しておくことで、ザシアン(王)テッカグヤナットレイなどのはがねタイプに打点が持てます。
ただし、ネクロズマ(日食)はじゃくてんほけんを持っていることが多いので注意してください。
- はがねのつばさ
鋼技があれば、サンダーが苦手なポケモンにある程度の打点が持てます。
また、ダイスチルとして打てば、防御が上がるので、バトンタッチで引き継げる能力が増えます。
ただし、他の技と比べてあまりダメージは見込めません。例として、バンギラスに耐えられてじゃくてんほけんを発動させてしまい、倒される…ということもあるため、注意が必要です。
- げんしのちから
ほぼサンダーミラーでしか使わない技となってしまいますが、どうしてもパーティ単位でサンダーが重いなら採用もありだと思います。
また、この技を採用するなら、ダイロックで天候をすなあらしにできるため、すなかきウオノラゴンと組ませるのが相性が良いです。
- これ以外にもはかいこうせん、はねやすめやかいでんぱなどもありますが、どれも初手ダイマ要因かつバトンタッチ採用型としては汎用性に欠ける技となってしまいます。
立ち回り例
- 初手ダイマ構築のサンダーなので、基本的に初手に出してダイマックスします。ダイマックス技は、バトンタッチ重視でダイジェットばかり選ぶのではなく、相手のポケモンを倒すのが最優先で、その上で無理なくダイジェットで素早さを上げます。
- ダイマックス中にサンダーが苦手なポケモンが出てきたら、ダイウォール(媒体バトンタッチ)を使って自身のダイマックスターンを消費し、バトンタッチで後続に繋ぎます。
- ダイマックスが終わり、サンダーで相手ができないポケモン(バンギラスウツロイドなど)が繰り出されたときや、相手がこちらのバトン先のポケモンに半減の技を打ってきそうなときにバトンタッチします。
与ダメージ計算
- 調整案1かつ珠持ちとして計算しています。
- 相手がダイマックスしているときのダメージは、2分の1の割合となります。
- 珠ダイジェット(威力140)
D4エースバーン 121.2%〜144.5% 確定1発
H4ランドロス(霊獣) 110.9%〜130.9% 確定1発
H252ランドロス(霊獣) 93.3%〜110.2%
乱数1発(62.5%)
D4ザシアン(王) 39.5%〜47.3% 確定3発
D4カイオーガ 64.5%〜76.5% 確定2発
H252ナットレイ 74%〜88.3% 確定2発
- 珠ダイサンダー(威力130)
H252ラプラス 124.8%〜148.1% 確定1発
D4カイオーガ 120.5%〜142.8% 確定1発
H252カプ・レヒレ 127.6%〜151.4% 確定1発
D4イベルタル 140.7%〜168.1% 確定1発
- 珠ダイバーン(威力130)
D4ザシアン(王) 99.4%〜118.4% 乱数1発(93.8%)
H4ネクロズマ(日食) 77.6%〜90.1% 確定2発
- 珠ダイスチル(威力120)
H252バンギラス 43.9%〜52.6% 乱数2発(18.4%)
H84ウツロイド 90.7%〜106.6% 乱数1発(43.8%)
- 珠ダイロック(威力110)
H252サンダー 88.3%〜104% 乱数1発(25%)
被ダメージ計算
- サンダーがダイマックスしている状態かつ調整案1で計算しています。
A252エースバーンのかえんボール 32.8%〜38.8% 乱数3発(99.1%)
C252カイオーガのしおふき(威力150) 70.4%〜83.1% 確定2発
A252 A1↑ザシアン(王)のじゃれつく 48.1%〜57.2% 乱数2発(92.6%)
A252ランドロス(霊獣)のがんせきふうじ 25.9%〜30.7% 確定4発
追記すべきダメージ計算があればコメントで教えてください。
苦手なポケモン
- 先述しましたが、バンギラスやウツロイドなどの、サンダーが攻撃してもあまりHPを削れず、相手から弱点の攻撃をされるポケモンです。
- しかし、そのようなポケモンと対面したときはバトンタッチをすれば良いので、どうしようもないわけではありません。
相性の良い味方
サンダーの弱点であるこおり、いわタイプを半減にでき、素早さが上がることでスカーフ持ちやバドレックス(こくば)にも対応できます。
また、サンダーの初手ダイマで相手のダイマを誘い、ダイマしている相手にきょじゅうざんで2倍のダメージを与えるという動きも狙えます。
ただし、ザシアン(王)がメタモンにコピーされると切り替えされるため、ザシアン(王)にみがわりを覚えさせたり、ヌオーかナマコブシをパーティに入れるなど、対策が必須です。ただし、素早さアップごとコピーされた場合、スカーフ持ちのポケモンで対策することはできません。
- ウーラオス(れんげき)れんげき
こちらもザシアン(王)と同じく、サンダーの弱点であるこおり、いわタイプを半減できます。さらに、攻撃ダウンを受け継いでも、水流連打なら影響を受けません。
ただし、サンダーがダイバーンを打って晴れ状態になっていると、水流連打のダメージが半減してしまうので注意してください。
追記・修正
- コメントの提案により、持ち物欄にじゃくてんほけん、また、それに合う調整案2を追記しました。(3/12)
- 一部、文章を修正、改善しました。(3/20)
- 立ち回り例の欄に、ダイマックス中に苦手なポケモンが出てきた時の立ち回りを追記しました。(3/21)
- 技構成のうち、ねっぷうとはがねのつばさを選択とし、ダイスチルのダメージ計算を追加しました。(3/21)
- 初手ダイマバトンの強みの欄を追記しました。(3/21)
- 技構成の選択欄にげんしのちからを追記しました。(3/22)
- 相性が良い味方のザシアン(王)の欄に、メタモン対策を追記しました。(3/23)
- 禁止伝説環境用の調整案3を追記しました。(3/23)
- タイトルを変更しました。(3/25)
さいごに
- いかがでしたでしょうか?基本的な初手ダイマサンダーとはまた違った強さがあるのではないでしょうか。興味を持たれた方は、ぜひお持ちのサンダーに技レコード29を使ってみてください。
- 指摘や質問等ありましたらコメントに書き込んでください。
- 閲覧ありがとうございました。