グレイシア- ポケモン育成論ソードシールド

【総論】グレイシア育成論(複数型考察)

2021/03/14 00:01 / 更新:2021/03/15 14:16

グレイシア

HP:HP 65

攻撃:攻撃 60

防御:防御 110

特攻:特攻 130

特防:特防 95

素早:素早 65

ツイート4.634.634.634.634.634.634.634.634.634.63閲覧:23869登録:10件評価:4.63(22人)

グレイシア  こおり  【 ポケモン図鑑 】

性格
ひかえめ(特攻 攻撃)
特性
ゆきがくれ
努力値配分(努力値とは?)
HP:228 / 防御:124 / 特攻:156
個体値:31-0-31-31-31-24
実数値:169-58-146-187-115-82 (素早さ比較)
覚えさせる技
ふぶき / シャドーボール / どろかけ / フリーズドライ
持ち物
いのちのたま

スポンサーリンク


ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
特殊アタッカー / ダイマックスする
登録タグ

考察

4歩のうちに踏みしめた空間の
地水火風のすべてを凍結させるポケモン
グレイシアグレイシア

はじめに

グレイシアグレイシアの育成論を剣盾で投稿することはこれが最後!笑

こんにちは。ねこまんと申します。今回もグレイシアグレイシアでの投稿です。お許しください。
またかよって言いたい気持ちもあると思いますが、投稿したい型があったのでまとめて出し、これで最後にしたいと思います。
みなさまにもグレイシアグレイシアの良さが少しでも伝わればと、総論として育成論を書いてまいりました。今現在まで作ってきたグレイシアグレイシアの一部を掲載しておりますので、少し長いですが、眺めていただければ幸いです。
では、どうぞ、よろしくお願いいたします。

注意

・ポケモンはすべて理想個体を想定
・ダメージ計算は「ダメージ計算SS」を使用
・個体値は「HABCDS」の略語を使用
・ダイマックスは「DM」と略語を使用

グレイシアグレイシアについて

グレイシアグレイシアグレイシア
タイプ:こおり
種族値:H65-A60-B110-C130-D95-S65

  • 禁止伝説ホワイトキュレムホワイトキュレムを抜いた氷タイプのポケモンの中で最高水準の特殊攻撃種族値(130)を誇る。
  • 防御・特防種族値も並み以上の数値を誇るが、HP種族値が65しかなく、耐久面が心もとない
  • 素早さ種族値が65しかなく、鈍足である
  • 特性ゆきがくれ・アイスボディが優秀。ゆきがくれは相手に運要素の押し付け、アイスボディは自身のHP確保をすることができる。また、ダイアイスにより発動機会を自身で作れるため、DMとの相性が良い。
  • 以前にはなかったフリーズドライを習得したことで、氷タイプでありながら水タイプへタイプ一致で効果抜群となる技を打つことができる。

運用上の課題(弱み)

  • 中程度の耐久であること

BとDについては申し分ないが、H種族値が65しかない。そのため、DMエースなどで運用しようとしても、撃ち合いに弱くなり、全抜きエースとしては成り立たたない。最低限1匹倒せるとベストである。ゆえに、DMさせて運用するには少々もったいない。また、同氷タイプの強豪としてブリザポスブリザポスがいるが、比較すると以下の通りである。

ブリザポスブリザポス
総合耐久指数:68517(41193-27374)
【参考】HB特化耐久指数:41400
【参考】HD特化耐久指数:36846
グレイシアグレイシア
総合耐久指数:50658(30444-20124)
【参考】HB特化耐久指数:30616
【参考】HD特化耐久指数:27692

そのため、ブリザポスブリザポスであれば、鈍足であっても、弱点保険やとつげきチョッキを採用し、下から撃ち合い、全抜きすることも難しいことではないが、グレイシアグレイシアはそのようなわけにもいかない。例えば、ブリザポスブリザポスエースバーンエースバーン対面でHBに特化していれば確定(72.9~86.4%)で珠かえんボールを耐えることができる。しかし、グレイシアグレイシアは特化にしても乱数耐え(96.5~115.1%)である。エースバーンエースバーンと殴り合うかは別として耐久に差があることが明確である。ゆえに、(受けループをのぞき)ただ殴り合うだけではブリザポスブリザポスを使用してればいい、となりかねない。

  • 足が遅い

S種族値が65しかない。前述でも少し触れているが、足が遅いため、スカーフなどのアイテムで補完しない限りは、受け以外のポケモン+高耐久の低速アタッカー以外からは上から殴られると考えられる。フェローチェフェローチェのような紙耐久のポケモンでも素早さが高ければ上から動くことで、全抜きを狙うことができるが、グレイシアグレイシアとなればそうもいかない。下からしか殴り合えないため、高速アタッカーには手も足もだすことができない。

  • 氷タイプであること

弱点技となるタイプが4つ存在する(いわ、かくとう、はがね、ほのお)。さらに、受ける際の耐性としてはこおりタイプしか半減で受けられない。さらに前述したように、グレイシアグレイシアは持ち前の耐久指数が特別高いポケモンであるわけでもないので、タイプ一致x効果抜群を打たれることで簡単にたおされてしまうケースが多い。また、いわ、かくとう、はがね、については物理技(ストーンエッジ、インファイト、アイアンヘッドなど)のほうが多く見かけるので、とつげきチョッキなどのアイテムでは補完できないことが多い。弱点保険の発動機会には恵まれると考えられるが、発動後そのままひんしになっては発動させた意味もなくなるであろう。また、タイプ受けができないので、交代だしのチャンスはほとんどないと言ってよい

グレイシアグレイシアはフリーズドライを打つことができるため、ヌオーヌオーへの対策としてヌオーヌオーがいれば強く選出することができるが、受けループとして選出されているヌオーヌオーバンギラスバンギラスラッキーラッキーと組まれていることが多い。そのため、ヌオーヌオー対面でフリーズドライを放ったとしても、ラッキーラッキーバンギラスバンギラスで受けられ、彼らに強いポケモンで応戦しようものならヌオーヌオーに戻す、というようないわゆる受けループにはまりやすくなる。ゆえにバンギラスバンギラスラッキーラッキーに弱いという欠点があり、彼らと組まれているヌオーヌオーへ選出することは難しい。

採用理由(強み)

  • 高火力アタッカーである

特徴でも述べた通りC種族値が130ある。もちものなしでもC特化であればれいとうビームでH252カバルドンカバルドンを確1(103.2~122.7%)。こだわりメガネをもたせれば、HD特化カバルドンをも確1(104.1~123.7%)で倒すことができる。ゆえにカバルドンカバルドンをメタることができ、起点作りを回避することが可能。また、H252ナットレイナットレイならたべのこし込みでも、れいとうビームでおしきることもできる(61.8~73.4%)。つまり、基本的には等倍以上が取れる相手であれば、優位に立ちまわることが可能

  • フリーズドライにより水タイプの受け出しを許さない

前環境や今後の環境においてサンダーサンダーの活躍がメジャー化している。サンダーサンダーを対策するために、バンギラスバンギラスウツロイドウツロイドといった岩ポケモンで対策するケースが増えている。そのポケモンたち強いにカプ・レヒレカプ・レヒレウオノラゴンウオノラゴンなどに打点があり、タイプ受けを許さない。4倍弱点で打つことのできるウオノラゴンウオノラゴンへは無振りでも確1が取れる。H252振りカプ・レヒレカプ・レヒレに対してはCへ124振ることで確2を取ることができる。また、直近で言えば、ザシアン(王)ザシアン(王)を止めるためのヌオーヌオーや起点作成するラグラージラグラージなども流行っているが、この2匹に対しての打点ともなる。ちなみに無振りでもH252ヌオーヌオーに確1(138.6~166.3%)。ラグラージラグラージへも確1(106.2~127.5%)である。

  • 技範囲が広い

れいとうビームやふぶきなどのメインウエポン以外にもミミッキュミミッキュサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)への打点であるシャドーボール、前述した水タイプへの打点であるフリーズドライ、天候に左右されるウェザーボール、DMをきることでS操作が可能なはかいこうせん、威力は低いが命中デバフ兼ダイアース用のどろかけ、またエスパー技であるアシストパワーなど幅広いタイプでの技を出すことができる。基本的に全採用することで等倍以下の技はなくなり、技の通りが一貫する

  • ミラーコートxこおりのつぶて採用による特殊メタが可能

H種族値が65しかないため、DMまで届かないケースがあることは非常に残念ではあるが、ミラーコートを採用することで特殊アタッカーをメタることができる。Hに極振りすることで、実数値が172となる。これはH種族値95ボーマンダボーマンダよりH無振りの数値よりと2だけHPが高くなる。ゆえにタスキを使用することで、特殊型のH95以下の無振りアタッカーであれば、DM状態でも倒すことが可能となる。H95以下のポケモンで具体的に役割対象となりうるのが、H種族値91のヒードランヒードランやH種族値90のサンダーサンダー、H種族値73のアーゴヨンアーゴヨンである。さらに、こおりのつぶて(きあいのタスキ)を採用することでもっと幅広くメタることができる。たとえば、カイオーガカイオーガなどをはじめとするH種族値100の禁止伝説級特殊アタッカーである。体よく高速アタッカーが多いため、CS振りであることが多い。DMされなければ、基本的に倒せるが、DMされてしまうと、ギリギリ届かない(H実数値が175のため)。しかし、こおりのつぶてを採用していれば、効果いまひとつのこおりのつぶてでカイオーガカイオーガをも倒すことができる。(ミラーコート(171*2)+こおりのつぶて(8-12))

  • 補助技が豊富

凍える風によるS操作技、あまえる・つぶらなひとみ・うそなきによるデバフ、ふるいたてるによる自強、まもる・みがわりによるターン稼ぎ、あくびによる流し、バトンタッチによる対面操作というような補助技を豊富に覚える。とくに、つぶらなひとみは先制技であるため、引き先がいないときに後続へつなげたり、うそなき採用による受けループの突破などすることができる。ただし、前述のように耐久が底知れずあるわけではないため、無理は禁物である。

  • とくせいとDMの相性が良い

とくせいが、アイスボディとゆきがくれの2択となるが、どちらもDM時のダイアイスと相性が良い。たべのこし同様、HP管理がしたい型へはアイスボディ、運ゲー要素を盛り込みたい場合はゆきがくれなど、選択次第で戦術も変わる。とくに、特性ゆきがくれはあられ時に相手技命中率が0.8倍となる。ひかりのねんどと合わせると命中率を72%まで下げることができる。環境にいる、エースバーンエースバーンのかえんボール(命中90⇒64%)よけや、ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)のストーンエッジ(70⇒50%)よけなど、神様頼みではなく、あえてよけるという戦術も生まれる。

総評

技範囲の広さとCの高さから高火力アタッカーとして運用したいが、足の遅さがと中程度のグレイシアグレイシアの耐久では全抜きエースとしては運用が難しい。全抜きエースとして運用したいと考えるのであれば、足の遅さをカバーするか耐久をカバーすることが活路と言えよう。また、マイナーポケモンの救済であるミラーコートを習得していることから特殊アタッカーであれば相手を問わず立ち回ることが可能であり、DMせずとも戦えるポケモンであるといえる。また、あられ下であれば、強制的に運要素を押し付けながら戦うことができる。

育成指針

  • 選択の順序

1.役割の選択:グレイシアグレイシアに何をさせたいのか、役割を明確にする。
2.持ち物の選択:想定する役割によりもちものを判断していく。
3.技の選択:想定する役割により技を判断していく。
4.配分の選択:想定する役割により努力値配分を判断していく。

※基本的に意表をつくなどの観点から出る物理型などのチープな考察はブリザポスブリザポスと差別化できないため、対象としない。

  • 1.役割の選択について

役割は以下のとおりである。
基本型

特殊アタッカー型

高火力で受けループなどを崩したり、1撃を耐えて高火力技を打ち込む。
役割先:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレスイクンスイクンサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)ラッキーラッキートリトドントリトドンなど

  • 2.持ち物の選択について

基本型推奨

きあいのタスキ
確実に相手の一撃を耐えることができ、強力な行動保障がとれるもちものである。ゆえに、ミラーコートとの相性が非常に良い。しかしながら、カバルドンカバルドンの砂展開やステロによるダメージが入ると、まったく機能しなくなってしまう。基本的に先発で投げることが多いポケモンなので、ステロはあまり気にせず選出はできるが、砂ダメはどうしても回避することができないため、最低限でも仕事をするために、カバルドンカバルドンを一撃で倒せる火力までCを振りたいものである。
とつげきチョッキ
特防実数値を1.5倍にすることができるので、特殊方面が非常に高くなり、本来耐えないようなタイプ一致効果抜群技をも耐えるようになる。ただし、変化技(あくび、つぶらなひとみ)を使用できなくなるため、相手を流すなどの役割は持てなくなる。ただし、ミラーコートは変化技でないので、採用が可能である。ミラーコートを採用する場合、耐久方面へ努力値を割きすぎてしまうと、ダメージが思うよりも入らないなどの事故が起こる可能性があるため、対象を絞る必要がある。ミラーコート型を採用するのであれば、きあいのタスキで運用するほうが安定的である。

特殊アタッカー型推奨

こだわりメガネ
グレイシアグレイシアの火力を最大限に引き出すことが可能。ゆえに等倍の相手など、とにかく相手を選ばず攻撃したい場合に採用。物理方面の受けループを崩すことが容易であり、ドヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレヌオーヌオーなど処理が困っている場合は採用するのも手。ただし、技が固定されてしまうので、押し間違えるとグレイシアグレイシアを捨てることになりかねない。また、どんなに火力を上げようとラッキーラッキーは突破不可能。
いのちのたま
メガネには劣るものの安定して威力が出せる持ち物。自傷ダメージが非常に痛いため、こちらもDMを使用した場合に採用。技も打ち分けることができたり、非常に優秀な持ち物である。
こだわりスカーフ
足の遅いグレイシアグレイシアの素早さを上げて、上から殴れるようにする。グレイシアグレイシアの足でも最速アーゴヨンアーゴヨン抜き程度までできる。ただし、メガネと一緒で技が固定されてしまうことがデメリットである。
とけないこおり/たつじんのおび
メガネや珠ほど威力はでないが、技の固定や自傷ダメージなく、わざの威力をあげることができる。こおりわざの威力を上げたい(等倍相手やフリーズドライを駆使して殴っていきたい)場合はとけないこおり、効果抜群のみわざの威力を上げたい場合はたつじんのおびを採用。

  • 3.技の選択について

こおりわざ

れいとうビーム
威力90の命中100%の技。グレイシアグレイシアのメインウエポン。ふぶきと比較すると威力が下がるが、DM運用を考えていない場合はこちら推奨。
ふぶき
れいとうビームとの選択。れいとうビームよりもPPは劣るが威力が110。命中も70%と低く、素のグレイシアグレイシアでは非常に使いにくい。ただし、DM時のダイアイスは最大威力となるため、DM運用を考えている場合には、吹雪を推奨。
フリーズドライ
威力70だが、水タイプへ効果抜群をつくことができる。受けででてくるドヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレに有効。ただし、DM時は水タイプへ効果抜群とはならないので非常に相性が悪い。威力が低いため、メインウエポンとしては些か役割不足。しかし、これがないと上記の受けループでの活躍が難しくなるため、受けを崩したいと考えている場合は採用。
凍える風
威力60だが、S操作可能。一撃耐えきることができる状態であれば、凍える風⇒メインウエポンでタスキつぶしx次ターンに上から殴ることができるようになる。2回殴る前提であれば、こおりのつぶてよりも威力がでる。
こおりのつぶて
威力40だが、必ず先制攻撃ができる。また、物理技であるため、タスキつぶしや最後の詰めなどで使うことしかできないがグレイシアグレイシアの鈍足パフォーマンスを強制的に引き上げることができる。

サブウエポン

ミラーコート
特殊技に限定されるが、受けた技のダメージを倍にして返す技。グレイシアグレイシアの中でもっとも火力を出せる技。最高威力は342(171x2)。この技の救済により、禁止伝説の環境下でも大きな役割を持てるようになった。悪には効果がないので注意が必要。
シャドーボール
ミミッキュミミッキュサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)に突き刺さる技。受けループの中でサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)が重い場合や、ミミッキュミミッキュ対面で仕事をさせずに倒したい場合は採用。ミミッキュミミッキュ対面では主にダイホロウとして撃つ場合が多い。
ウェザーボール
パーティによっては採用する価値がある技。たとえば、晴下であれば、炎タイプの技となるため、ナットレイナットレイに状況によってはあらがうことができる。
はかいこうせん
主にDM時に使用。相手のS操作が可能。
どろかけ
威力は非常に低く20であるが、追加効果で相手の命中率をさげることが可能。また、DM時には威力90のダイアースとなり、自身の苦手な炎、岩、鋼にあらがうことができるようになる。
アシストパワー
威力20だが能力ランク上がると技の威力も20ずつ追加されていくわざ。一見耐久がなく積みアタッカーでないグレイシアグレイシアとはミスマッチな技であるように見えるが、DM時のダイサイコの威力はミラーコートのものより30だけ高くなる。

補助技

あくび
次ターン相手を眠らすことができる。有利対面で打つことができれば、相手を流すことができる優秀な補助技である。ただグレイシアグレイシア側に耐久がないため、不利対面で打つと自身が致命傷をおい、そのまま離脱しかねないので使用するタイミングに注意が必要。
あまえる/つぶらなひとみ
攻撃ランクを下げる。甘えるは2段階、つぶらなひとみは1段階。ただし、つぶらなひとみは先制で打つことができるため、不利対面で最後の手段として使うには優秀である。一方甘えるは自身の有利対面で相手の引き際に合わせて打てるとアドを取ることができる。
うそなき
特防2段階ダウンのデバフ。自身が受けループの一角であるラッキーラッキーで止まりやすいので、受けループをピンポイントで見たい場合は採用するのも手。
まもる/みがわり
不利対面で相手の様子をうかがうためのまもる、自身の有利対面で使う身代わり。ただし、どちらもターン稼ぎにしかならないため、採用は推奨できない。グレイシアグレイシアのほうが早いという対面が少ないもの、使えない要因の一つである。ただし、ナットレイナットレイを見たいのであれば採用しておくとやどりぎ、どくどくをかわせたりするので採用するケースもあり。
バトンタッチ
グレイシアグレイシアが唯一使える対面操作技。凍える風でSを下げた相手に対し撃ち有利対面をつくることや、自強を後続へ引き渡すために使用することも可能。ただし、どちらも素早さが遅いグレイシアグレイシアですることはない。

  • 4.配分の選択について

すばやさの指標
※以下の振り方であれば、何らかの役割を見出せる。

S12(86):無振り65族ブラッキーブラッキー抜き抜き
S28(89):無振り67族アーマーガアアーマーガアランターンランターン抜き抜き
S52(92):準速39族トリトドントリトドン抜き、無振り71族サダイジャサダイジャ抜き
S124(101):最速39族トリトドントリトドン抜き、無振り80族バルジーナバルジーナトゲキッストゲキッスカイリューカイリュー抜き
S140(103):無振り81族ギャラドスギャラドス抜き抜き(最速ヌケニンヌケニンも抜ける)
S172(107):無振り85族カプ・レヒレカプ・レヒレゴリランダーゴリランダー抜き抜き
S180(108):無振り86族ロトムロトム系統抜き抜き
S220(113):無振り91族ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)抜き抜き、最速50族マリルリマリルリ抜き
S252(117):無振り95族ジガルデ(50%)ジガルデ(50%)抜き抜き、無振り96族ミミッキュミミッキュ抜き
S204+(122):無振り100族サンダーサンダー抜き抜き
S244+(127):準速74族ガマゲロゲガマゲロゲ抜き
S252+(128):素のグレイシアグレイシア最速。準速75族パッチラゴンパッチラゴンウオノラゴンウオノラゴン抜き
〜以下スカーフ〜
S20(132):無振り110族ラティアスラティアス抜き抜き
S36(135):準速81族ギャラドスギャラドス抜き(抜き)、最速70族メタグロスメタグロス抜き
S60(139):最速74族ガマゲロゲガマゲロゲ抜き、準速86族ロトムロトム系統抜き
S68(141):最速75族パッチラゴンパッチラゴンウオノラゴンウオノラゴン抜き(抜き)、準速ドリュウズドリュウズ抜き
S84(144):準速91族ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)抜き、最速78族ホルードホルード抜き、準速90族ホウオウホウオウカイオーガカイオーガグラードングラードンディアルガディアルガレシラムレシラムゼクロムゼクロム抜き
S100(147):最速81族ギャラドスギャラドス抜き
S116(150):準速97族ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)抜き
S124(151):最速85族ゴリランダーゴリランダー抜き
S132(153):準速100族ボーマンダボーマンダサンダー(ガラル)サンダー(ガラル)サンダーサンダーボーマンダボーマンダパルキアパルキア抜き、無振り130族(ムゲンダイナ)抜き抜き
S148(156):最速88族ドリュウズドリュウズ抜き、準速102族ガブリアスガブリアス抜き
S156(157):最速90族ホウオウホウオウカイオーガカイオーガグラードングラードンディアルガディアルガレシラムレシラムゼクロムゼクロム抜き
S164(159):最速91族ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)抜き
S196(165):最速97族ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)抜き、最速96族ミミッキュミミッキュ抜き
S212(168):最速100族ボーマンダボーマンダサンダー(ガラル)サンダー(ガラル)サンダーサンダーボーマンダボーマンダパルキアパルキア抜き、最速99族イベルタルイベルタルゼルネアスゼルネアス抜き
S228(171):最速102族ガブリアスガブリアス抜き
S244(174):準速121族{アーゴヨン)抜き
S204+(183):準速130族{ムゲンダイナ}抜き
S252+(192):最速121族アーゴヨンアーゴヨントルネロス(霊獣)トルネロス(霊獣)抜き

火力の指標
タスキを採用する場合は、カバルドンカバルドンと対面したときに砂ダメなどで役割が薄くならないように、カバルドンカバルドンを確1で倒せる火力を確保することをベースに検討するとよい。耐久調整をする場合は、以下の指標をもとに役割を明確化していく。

もちものなし
C0(150)フリーズドライ:H252D36ラグラージラグラージ100.4~121.7%
C0(150)れいとうビーム:H252カバルドンカバルドン78.1~92.0%
C44+(171)シャドーボール:バドレックスバドレックス100.5~118.8%
C84+(175)フリーズドライ:水ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)100.5~120.0%
C92+(178)れいとうビーム:サンダーサンダー101.8~120.0%
C108+(180)ダイホロウ:H252ミミッキュミミッキュ100.0~116.0%(皮こみ)
C132+(183)れいとうビーム:H252ラッキーラッキー↓↓↓↓50.4~59.6%
C172+(189)れいとうビーム:DMガブリアスガブリアス101.6~119.1%
C196+(192)れいとうビーム:H252DMランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)101.0~119.3%
C204+(193)れいとうビーム:H252カバルドンカバルドン100.4~118.1%
C212+(194)れいとうビーム:H4カイリューカイリュー100.5~118.5%
C252+(200)れいとうビーム:H252サンダーサンダー94.4~112.6%
C252+(200)フリーズドライ:H252カプ・レヒレカプ・レヒレ61.0~72.3%
もちものあり
C0(150)ダイホロウ(おび):H252ミミッキュミミッキュ100.0~116.0%(皮こみ)
C84(161)れいとうビーム(おび):H252カバルドンカバルドン100.4%~118.1%
C0+(165)れいとうビーム(おび):H252カバルドンカバルドン101.3~120.9%
C0+(165)ダイアイス(おび):H252D252+カバルドンカバルドン100.4~118.1%
C76+(176)れいとうビーム(おび):H252サンダーサンダー100.5~118.7%
C100+(179)れいとうビーム(珠):イベルタルイベルタル100.9~120.3%
C188+(191)れいとうビーム(メガネ):H252D252+カバルドンカバルドン100.4~118.1%
C228+(196)れいとうビーム(おび):イベルタルイベルタル100.4~119.4%
C228+(196)シャドーボール(おび):H4ミミッキュミミッキュ100.0~116.7%(皮こみ)
C252+(200)れいとうビーム(珠):H252D252+カバルドンカバルドン86.9~102.7%

耐久の指標
特定のポケモンから受ける攻撃を耐える目的でふる。基本的には交代出しをできるポケモンではないので、対面を前提に1撃を耐えて、ミラーコートかれいとうビーム等の攻撃で相手を倒していく。Dはミラーコートの指標へとつながるため、基本的にはHPから努力値を割くようにしている。きあいのタスキを採用する場合は、あまり関係ない。

特殊防御
H92-D0(152-115):C252バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)アストラルビット83.5~99.3%
H244-D4(171-116):C252ムゲンダイナムゲンダイナ(メガネ)ダイマックスほう83.7~99.4%
H244-D92(171-127):C252ディアルガディアルガラスターカノン84.2~99.4%
H244-D164(171-136):C252アーゴヨンアーゴヨン(珠)だいもんじ83.6~98.8%
H252-D196(171-140):C252+DMサンダーサンダー(珠)ダイジェット83.0~98.8%
H84-D4(151-116)チョッキ:C252バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)(メガネ)アストラルビット84.1~99.3%
H212-D0(167-115)チョッキ:C252ディアルガディアルガ(珠)ラスターカノン83.8~99.4%
H244-D44(172-121)チョッキ:C252カイオーガカイオーガしおふき83.0~98.2%
H244-D76(171-125)チョッキ:C252+ヒードランヒードランオーバーヒート84.2~99.4%
H244-D180(172-138)チョッキ:C252レシラムレシラムあおいほのお84.2~99.4%
物理防御
H0-B0(140-130):A252ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)ストーンエッジ81.4~97.1%
H196-B0(165-130):A252+ミミッキュミミッキュドレインパンチ41.2~49.6%
H244-B36(171-135):A252ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)ダイロック84.2~99.4%
H244-B100(171-143):A252ウオノラゴンウオノラゴンエラがみ84.2~98.8%

構成例

  • サンプル1:タスキxミラコ(HCs)

性格:うっかりや
個体値:H31-A31-B31-C31-D0-S31
努力値:H252 C228+ S28
とくせい:アイスボディ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/こおりのつぶて/ミラーコート
持ち物:きあいのタスキ

コンセプト
ミラーコートによる特殊アタッカーの破壊と高火力による起点作成阻止
仮想敵
特殊アタッカー(DM含む):カイオーガカイオーガバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)パルキアパルキアディアルガディアルガレシラムレシラムアーゴヨンアーゴヨンヒードランヒードランサンダーサンダー
特殊アタッカー(DM含まない):ムゲンダイナムゲンダイナイベルタルイベルタルウツロイドウツロイドなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレなど
一般アタッカー:ゴリランダーゴリランダーフェローチェフェローチェウオノラゴンウオノラゴンパッチラゴンパッチラゴンなど
概要
DMカイオーガカイオーガ(HP350)をはじめとするH種族値100の無振り禁止伝説級(DM含む)をミラーコートとこおりのつぶてで確1圏内とした調整。きあいのタスキにより必ずどんな一撃にも耐えて、ミラーコートで跳ね返すことができる。また、相手が中途半端な特殊アタッカーだとしても、個体値を0まで下げることでグレイシアグレイシアへダメージを入りやすくし、ミラーコートのダメージを増加させている。また、きあいのタスキという擬似的に最強の防御力を得ることで、ゴリランダーゴリランダーフェローチェフェローチェなどの自身の攻撃で確1が取れる物理アタッカーへも高速アタッカーなどへも打ち勝つことができる。また、H252カバルドンカバルドンをれいとうビームで確1が取れる火力をCへ振っているので、起点作成するポケモンには強気に選出することができる。
役割
基本的に先発で試合を作っていく。カイオーガカイオーガをはじめとする特殊アタッカーへはミラーコート。カバルドンカバルドン対面ではれいとうビーム、その他フェローチェフェローチェゴリランダーゴリランダーなどの耐久の薄いポケモンであれば、タスキを盾に火力を押し付けていく。基本的にはステロダメが入ると機能停止するため、ひくことは得策ではない。

  • サンプル2:タスキxミラコ(HcS)

性格:うっかりや
個体値:H31-A31-B31-C31-D0-S31
努力値:H228 C108+ S172
とくせい:アイスボディ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/こおりのつぶて/ミラーコート
持ち物:きあいのタスキ

コンセプト
ミラーコートによる特殊アタッカーの破壊と高火力による起点作成阻止
仮想敵
特殊アタッカー(DM含む):バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)パルキアパルキアディアルガディアルガレシラムレシラムアーゴヨンアーゴヨンヒードランヒードランサンダーサンダー
特殊アタッカー(DM含まない):カイオーガカイオーガイベルタルイベルタルムゲンダイナムゲンダイナウツロイドウツロイドなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレなど
一般アタッカー:ゴリランダーゴリランダーフェローチェフェローチェウオノラゴンウオノラゴンパッチラゴンパッチラゴンなど
概要
ミラーコートでH4DMヒードランヒードラン(HP334)を確1にすることのできる調整。ヒードランヒードランよりもH種族値が低いサンダーサンダーアーゴヨンアーゴヨンもミラーコートだけで倒すことができる。また、スカーフしおふきカイオーガカイオーガであれば、HPに割かなくても問題はなく倒せる。さらに、S方面に大きく努力値を割き、無振りカプ・レヒレカプ・レヒレ抜き抜き調整としたため、上からフリーズドライで叩け、めいそうなどの起点にはならない。CはH252カバルドンカバルドンを乱数1(60%ほど)で倒せる火力となっている。現環境でも使用できると考えているが、主に禁止伝説環境終了後の調整である。
役割
サンプル1と同様で、基本的に先発で試合を作っていく。カイオーガカイオーガサンダーサンダーをはじめとする特殊アタッカーへはミラーコート。カバルドンカバルドン対面やその他有利対面ゴリランダーゴリランダーフェローチェフェローチェであればタスキを盾に火力を押し付けていく。基本的にはステロダメが入ると機能停止するため、ひくことは得策ではない。

  • サンプル3:(チョッキxミラコ)HbCd

性格:ひかえめ
個体値:H31-A31-B31-C31-D31-S31
努力値:H244 B36 C184+ D44
とくせい:アイスボディ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/こおりのつぶて/ミラーコート
持ち物:とつげきチョッキ

コンセプト
ミラーコートによる特殊アタッカーの破壊と高火力x高耐久による起点作成阻止
仮想敵
特殊アタッカー(DM含まない):カイオーガカイオーガサンダーサンダームゲンダイナムゲンダイナバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)パルキアパルキアディアルガディアルガアーゴヨンアーゴヨンヒードランヒードランなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレなど
一般アタッカー:ゴリランダーゴリランダーなど
概要
調整はB:ようきランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)のダイロック(ストーンエッジ)耐え。D:カイオーガカイオーガの雨下しおふき耐え。とした。そして、残りをCへ振った型である。きあいのタスキに比べたときの利点としては砂ダメが入っても役割が遂行できる可能性があること、中途半端な火力であれば、2回以上受けることができる可能性があること(珠サンダーサンダーのボルトチェンジが30.4~36.2%程のダメージ)。しかしながら、ダメージが入りきらず、倒せない型が増えること(主にDMを切られるとダメージが届かなくなる)、きあいのタスキのような確実的に耐える保証がなくなり、役割が若干減る(レシラムレシラムウツロイドウツロイドのような一致x効果抜群にあらがえない)ことが欠点となる。また、ウオノラゴンウオノラゴンパッチラゴンパッチラゴン耐えまで努力値を割くと火力不足が懸念点となってくる。役割を増やしたい場合はB方面へもっと割くのも手だが、カバルドンカバルドンへの対向として少しでも火力に努力値を割いていきたいところである。
役割
ランドロス(化身)ランドロス(化身)カバルドンカバルドンゴリランダーゴリランダーイベルタルイベルタルなど有利対面に対しては臆せずれいとうビームを押していく。ラグラージラグラージヌオーヌオー対面ではフリーズドライ、カイオーガカイオーガをはじめとする特殊アタッカーへはミラーコートを選択していく。ダメージ感がない方は、タイプ一致効果抜群を打ってくる相手は不利対面、それ以外は基本的に有利対面と考えておけばよいだろう。とつげきチョッキの採用で高耐久を手に入れていることでDM適正がかなりあがっているため、場面によってはDMをきるのも手。

  • サンプル4:スカーフ型(hCS)

性格:ひかえめ
個体値:H31-A31-B31-C31-D31-S31
努力値:H20 B4 C252+ D4 S228
とくせい:アイスボディ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/シャドーボール/ミラーコート
持ち物:こだわりスカーフ

コンセプト
スカーフ採用での上から高火力の押し付け
仮想敵
アタッカー:ガブリアスガブリアスサンダーサンダーバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)イベルタルイベルタルアーゴヨンアーゴヨンなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレなど
概要
調整は最速ガブリアスガブリアス抜き調整とした。ここまで振るとイベルタルイベルタルサンダーサンダーも上から殴れる。DMさえ切られなければ、上から殴れるだけではなく、イベルタルイベルタルサンダーサンダーくらいであれば確1が取れる。また、スカーフの利点を完全に失うが、一撃耐えることができるバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)へも役割を持つことができる。受け方面に対してはグレイシアグレイシアの最大の役割対象であるカバルドンカバルドンラグラージラグラージなどへ役割を持つことができる。ただし、技が固定されてしまうため、サイクル受けループには非常に弱くなってしまう。技を選択するときに注意が必要であることと、引き先を準備しておくことが重要である。今回の調整はSへ大きく努力値を割くため、耐久が足りなくなってしまう。耐久へ割きたい気持ちもあるが、H252振りサンダーサンダーまで考えるときっちりCを振っておきたい。
役割
先発で等倍以上がとれる相手であればとにかく殴っていく。等倍以上であればれいとうビームを押す。不利対面が、自身より早く効果抜群をつく技を打ってくるポケモン(エースバーンエースバーンフェローチェフェローチェなど)、高耐久ポケモン(バンギラスバンギラスラッキーラッキーなど)であるので、引き先を用意しておく。また、受けループには非常に弱くなるため、その構築へは選出しない。

  • サンプル5:受け破壊型(Hbc)

性格:ひかえめ
個体値:H31-A31-B31-C31-D31-S31
努力値:H244 B100 C132+ D4 S28
とくせい:アイスボディ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/シャドーボール/うそなき
持ち物:とけないこおり

コンセプト
うそなき採用による受けループの突破
仮想敵
アタッカー:ガブリアスガブリアスサンダーサンダーバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)イベルタルイベルタルアーゴヨンアーゴヨンウオノラゴンウオノラゴンなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレラッキーラッキーサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)など
概要
対受けができる技構成。ラッキーラッキーへはうそなきを採用することで突破が可能となる。アーマーガアアーマーガアが抜きである28だけSに割いて、対ラッキーラッキーようにCは132+。残りは試行回数が稼げるHに振り分け。なお、ラッキーラッキーへはうそなきx2でD↓↓↓↓際に確2(50.4~59.6%)が取れる程度に努力値を割いた。なお、バンギラスバンギラスへはどうあがいても太刀打ちができないので、選出には注意が必要。Bはウオノラゴンウオノラゴン、Dはムゲンダイナムゲンダイナ調整。珠は自ダメが多いため、採用せず、こだわりメガネは技を固定する分、サイクルを回す受け構築とは相性が悪いと考え、とけないこおりを採用。たつじんのおびだとラッキーラッキーを倒せない。それ以外にも耐久へ大きく努力値を割いたことで、アタッカーでも突破可能なポケモンを増やし、汎用性を高くした。
役割
バンギラスバンギラスが入ってない、受けループに対し選出、もしくはバンギラスバンギラスをしっかり対策したうえでの選出。グレイシアグレイシアに対し受け出てくるラッキーラッキーへうそなきをおしつつ、れいとうビームなどで削っていく。もちろんラッキーラッキー以外にも有効であるため、受けループへはうそなきから入ればよい。

  • サンプル6:トリルエース型(Hbc)

性格:ひかえめ
個体値:H31-A31-B31-C31-D31-S24
努力値:H228 B124 C156+
とくせい:ゆきがくれ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/シャドーボール/どろかけ
持ち物:いのちのたま

コンセプト
低速トリルアタッカー
仮想敵
アタッカー:エースバーンエースバーンゴリランダーゴリランダーガブリアスガブリアスサンダーサンダーバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)イベルタルイベルタルフェローチェフェローチェアーゴヨンアーゴヨンウオノラゴンウオノラゴンパッチラゴンパッチラゴンランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)など
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)など
概要
トリルアタッカーとしての採用。調整意図はH:10n-1(珠ダメ最小限)。B:DM時はようき巨大エースバーンエースバーンのキョダイカキュウ最高乱数以外耐え(自珠ダメ含む)。C:エースバーンエースバーンダイアースで確2調整。S:最遅ではなく個体値24での採用。個体値24で採用することで無振りカバルドンカバルドンラグラージラグラージよりすばやさが早くなり、トリルを張らずとも起点回避することが可能。それ以外のポケモンより遅くなるように24から変更はしない(Cは削っているが、珠と合わせてカバルドンカバルドンラグラージラグラージへは役割を持てる火力は持っている)。それ以外のアタッカーに対してはトリル下から先制で攻撃。とくに先制から圧をかけてくるエースバーンエースバーンに対して勝てるように調整したことが肝である。もちものは火力を確保するため、珠での採用。エースバーンエースバーン以外にも自身より早いサンダーサンダーイベルタルイベルタルバドレックスバドレックスにも役割をもつことができる。
役割
役割としては、初手投げし起点作りをするカバルドンカバルドンラグラージラグラージをれいとうビーム、フリーズドライなどで倒す。その後、トリル要因へバックし、トリルを張る。再度場にでてDMエースとして運用。残ってるエースバーンエースバーンをはじめとする高速アタッカーを上から倒していく。カバルドンカバルドンラグラージラグラージなどが出てこず、自身のほうが遅い対面を作ってしまった場合はやむを得ず引くため、引き先を準備しておくことも必須。

  • サンプル7:メガネ型(hCS)

性格:ひかえめ
個体値:H31-A31-B31-C31-D31-S31
努力値:H36 C252+ S220
とくせい:ゆきがくれ
技構成:れいとうビーム/フリーズドライ/シャドーボール/あくび
持ち物:こだわりメガネ

コンセプト
メガネによる高火力の押し付け。
仮想敵
アタッカー: ゴリランダーゴリランダーガブリアスガブリアスサンダーサンダーイベルタルイベルタルアーゴヨンアーゴヨンランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)ギャラドスギャラドスなど
起点作成/受け:カバルドンカバルドンラグラージラグラージヌオーヌオードヒドイデドヒドイデカプ・レヒレカプ・レヒレサニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル)など
概要
高火力アタッカーとしての採用。メガネの利点である火力を最大限につかうため、Cぶっぱとした。S無振りランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)抜き抜き調整。主に、受け側のポケモンや自身より遅いポケモンに対し、高火力を押し付けていくことを目的にしている。どのようなポケモンに対しても等倍以上であれば大打撃を与えることができる。ただし、ラッキーラッキーバンギラスバンギラスの突破はまず無理なので、下げることや、選出をしないことを推奨。対面してしまった場合に備え、あくびやつぶらなひとみなどの補助技も合わせて入れておきたい。
役割
役割は、主に初手投げをし、対面した相手に高火力を押し付けていく。不利対面であれば、あくびなどの補助技で流していくか引く。

差別化

ラプラスラプラスラプラス
ラプラスラプラスはDM適正が高く、巨大旋律を打つことで、天候に関係なく両壁をはることができ、ウオノラゴンウオノラゴンに崩されない特性ちょすい、絶対零度による不利対面での逆転突破、フリーズドライ、かみなりによる水タイプへの打点、HP種族値130による高耐久など、優位点を挙げるときりがなく、汎用性については群を抜くものがある。全体的な差別化としては、特殊攻撃種族値が85しかなく、DMを切らないときのカバルドンカバルドンに対しての遂行力のなさがグレイシアグレイシアとの決定的な差別化であるといえる。特化ラプラスラプラスのれいとうビームはH252カバルドンカバルドンに対し、78.0~92.0ほどしか入らないが、グレイシアグレイシアであれば、確1(100.4~118.1)が取れる。また、基本型(タスキ・チョッキ)においてはミラーコートに採用による役割の差。アタッカー(メガネ・スカーフ)においても、火力の差にて差別化可能。スカーフラプラスラプラスではサンダーサンダーに対し確1は取れない。トリルアタッカーについても同様で、火力の関係でカバルドンカバルドン相手にダイマを強制されるのは非常にもったいなく感じる。グレイシアグレイシアであれば、前述である通りカバルドンカバルドンラグラージラグラージへはDMを切らず、対処することが可能であるため、これを差別化としたい。
バイバニラバイバニラバイバニラ
バイバニラバイバニラはゆきふらしによりあられを場に出れば降らすことが可能。また、オーロラベールやちょうはつなどの補助技やあられ下で必中となる吹雪をメインウエポンとすることができる。コメントでもあるとおりHとAが高いためミラーコートの最大ダメージと氷のつぶての火力がグレイシアグレイシアを上回る。絶対零度やちょうはつにより、ラッキーラッキーバンギラスバンギラスなどの受けループでチャンスを持てることも強みである。S種族値が79あり、スカーフフリーズドライによりウオノラゴンウオノラゴンを倒せるのは利点であるといえる。ただ、ラプラスラプラスでも述べた通り、グレイシアグレイシアの最大の利点はその火力である。バイバニラバイバニラがあられ下の中で必中吹雪が打てたとしても足の遅いカバルドンカバルドンの前ではあられがすなあらしで消されてしまい、低命中技となってしまう。れいとうビームではカバルドンカバルドンへ確1が取れない。これはタスキ・チョッキ・スカーフ・トリル型すべてに当てはまることである。ふぶきなど当たらなくなってしまえば威力0となる。これが差別化点である。

両者との差別化で言えることは、カバルドンカバルドン対面での安定した役割遂行能力である。使用率ランキング15位(2021/3/14現在)のカバルドンカバルドンにDMを切らず、れいとうビームという命中100%のウェポンで確1を取れる火力を持っている。これが一般こおりポケモンでほかにないグレイシアグレイシアの魅力である。ただし、コメントにもある通り、本論ではH252カバルドンカバルドンへの打点しか書いていない。サンダーサンダーラプラスラプラスがいるような構築が蔓延るなか、H252カバルドンカバルドンへの役割遂行力の差のみでは、少々差別化が少ない。ちなみにバイバニラバイバニラはどんな型であろうとちょうはつ等で起点回避可能。C228+グレイシアグレイシアではH252D12の時点乱数が絡み、あくびをもらい起点となる可能性があり、対応が型次第となってしまうため、明確な差別化は発生しない。そのため、一部追記。バイバニラバイバニラランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)のダイロックを耐えようとすると、H252B196努力値を割く必要があり、耐久と火力を両立しようとすることがほぼ不可能である。グレイシアグレイシアはそれが実現可能である。これを追加の差別化とする。

構築

グレイシアグレイシアはピンポイントでの選出が多くなるポケモンであるため、出し負けをすると一気に負けにつながる可能性がある。基本的にカバルドンカバルドンなど明確に勝てるポケモン以外には要注意。基本的には以下の通りの構築を目指したい。

  • 構築イメージ

グレイシアグレイシア+積みアタッカー(DMエース)+禁止伝説(詰め)
グレイシアグレイシア+高速アタッカー+DMエース
グレイシアグレイシア+クッション+DMエース
グレイシアグレイシア+トリル要因(+グレイシアグレイシア)+禁止伝説(詰め)

  • 相性の良いポケモンの例

積みアタッカー
グレイシアグレイシアを起点にしてくるポケモン対面で積み、全抜きを狙っていけるポケモン。

バシャーモバシャーモバシャーモ・サンダーサンダーサンダー
グレイシアグレイシアに出されやすいナットレイナットレイに対し、後出しが効く。また、後出し後、加速やダイジェットを積みつつ全抜きを狙うことができる。また、特にバシャーモバシャーモバンギラスバンギラスへの相性補完に優れ、グレイシアグレイシアでは突破できない盤面も容易に突破してくれる。

通常アタッカー
グレイシアグレイシアでは処理の効かず、無駄にやられてしまった際の補完。鋼、岩、かくとう、ほのおタイプへ打点のあるポケモンがよい。

エースバーンエースバーンエースバーン
グレイシアグレイシアに出されやすいザシアン(王)ザシアン(王)に対して強い。スカーフを巻くことで上をとれるようになるので、交代でキョジュウザンを耐えてからのかえんボールで倒し、有利対面を作ることが可能。
ウオノラゴンウオノラゴンウオノラゴン
グレイシアグレイシアに出されやすいタイプである、岩、ほのおへは効果抜群。鋼、かくとうへは等倍でエラがみをうつことができる。グレイシアグレイシアでは処理の効かないポケモンへの補完ができる。
アシレーヌアシレーヌアシレーヌ
グレイシアグレイシアのミラーコートでは処理ができない悪タイプへの対応。現環境で言えばイベルタルイベルタルは特殊アタッカーでありながら、悪タイプであるため、ミラーコートが効かない。そのポケモンへピンポイントで強いHDアシレーヌアシレーヌはおすすめ。

トリル要因
グレイシアグレイシアへトリルをはるためのポケモン。正直、トリルが貼れ、自主退場することができればどのポケモンでも問題はない。

クレセリアクレセリアクレセリア
グレイシアグレイシアをDMエース+それ以外でも運用したい場合、グレイシアグレイシアカバルドンカバルドンを倒す⇒クレセリアクレセリアへ引く⇒トリル⇒みかづきのまい⇒再度グレイシアグレイシアを出すこと活躍の幅を広げることができる。
ミミッキュミミッキュミミッキュ
ばけのかわにより行動保障があり、トリルを確実に張ることができる。のろいを使った自主退場など、トリルの時間を無駄にせず活用することが可能。

クッション
グレイシアグレイシアの不利対面、かつ、相手の裏にステロ要因がいない場合などはグレイシアグレイシアのタスキが生きる可能性があるため、ひくことも検討。その引き先となりうるポケモン。

ランドロスランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
グレイシアグレイシアを見せることで選出誘導できる鋼、岩タイプへ強気に選出することができる。特にウツロイドウツロイドジバコイルジバコイルヒードランヒードランあたりであるが、これらに強く出ることができる。また、威嚇での攻撃ランクダウンやとんぼ返りによる対面操作により扱いやすいクッションポケモンである。
ガオガエンガオガエンガオガエン
グレイシアグレイシアにあわせて出てきたナットレイナットレイに強くでれる。また、ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)同様威嚇での攻撃ランクダウンやとんぼ返りによる対面操作により扱いやすいクッションポケモンである。

おわりに

読んでいただいて、ありがとうございました。グレイシアグレイシアは耐久方面に少し振るだけで、様々な技を耐え、返しの一撃で屠ることのできるポケモンでありつつ、ミラーコートで特殊メタを行うことのできる幅広い活躍が見込めるポケモンであります。ぜひサンプルをみつつ、パーティにあったグレイシアグレイシアをみつけてください。私は冗談ではなく本気でグレイシアグレイシア愛しています。みなさんもこの機にグレイシアグレイシアを愛してみてはいかがでしょうか?
現場からは以上です。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2021/03/15 14:16

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コメント (18件)

  • ページ:
  • 1
21/03/14 01:34
1イア (@aidmpodcast)
33333
投稿お疲れ様です。

総合的に見て当サイトに投稿されているグレイシアグレイシアを現環境で採用するために追記を加えたという印象ですが複数の型を考察したため一つの型に対する考察が少なくなっています。読み手がグレイシアグレイシアをパーティーに採用するにあたって最適な型を考えることができるレベルの人であれば問題ないですが考えることができない初心者には理解が難しく投稿者様の考えが伝わるか疑問です。

グレイシアグレイシアですが現環境で採用するとなればラプラスラプラスとの差別化が必要であり、配分の欄や構成の欄で多くの調整を述べておられますがラプラスラプラスとの差別化を考慮した場合、ミラーコート等の技を使うかダイマラプラスラプラス以上の火力がダイマせずに得られる眼鏡か珠以外は汎用性の面でラプラスラプラスに劣るため差別化を意識した場合グレイシアグレイシアの型は限られてくるのではないかと考えられます。
例に挙げると受け崩し等は前期の結果からもラプラスラプラスの方が上手です。そのため技等でラプラスラプラスで達成できないことがあるのであれば記載すべきです。しかし上記でも述べた通り複数考察としたため全体的な文章量が多い割には一つの型に対する考察量が一般的な育成論と比べ少なくなっておりグレイシアグレイシアの型の一つとして最適解の育成論と呼べるか疑問です。
21/03/14 08:01
2しつこい
(育成論の投稿者によって削除されました)
21/03/14 09:27
3ねこまん (@Glaceon_nekoman)
>1初心者が見てもわかるよう修正入れておきます。

ラプラスラプラスとの差別化ですが加えるようにしておきます。

>2気持ちがわかりますが、ただのアンチコメなので削除します。読んで内容に納得いかなければ、評価で下げていただければいいと思います。
21/03/14 12:38
4North
投稿お疲れ様です。
考えられ得るほぼ全てのグレイシアグレイシアの型が紹介されていて圧巻でした。本当にグレイシアグレイシアが好きなんですね!
ただ、単氷タイプで高速でもない似たような立ち位置のバイバニラバイバニラとの差別化が必要なのではと感じました。確かにゴーストへの迅速な処理ルートのシャドーボール、DMすることで炎や鋼への打点となるどろかけ、受け破壊のうそなきなどの差別化はあります。しかし汎用性の面ではバイバニラバイバニラの方が軍配があがるのではないでしょうか?
まずグレイシアグレイシアはDMしてダイアイスを打たない限り特性を活かせないのに対しバイバニラバイバニラは場に出るだけで発動する強力な特性ゆきふらしを持っています。そこからグレイシアグレイシアの冷凍ビームの火力をこえる必中吹雪が打て、オーロラベールを張ることもでき、対面の相手の襷をつぶすこともできます。
そしてバイバニラバイバニラグレイシアグレイシアよりHとAが高いためミラーコートの最大ダメージと氷のつぶての火力がグレイシアグレイシアを上回ります。さらに霰ダメージも考慮すると対面で処理できる範囲が大幅に広がります。
またバイバニラバイバニラグレイシアグレイシアよりSが高いため当然抜ける相手が増えます。特にフリーズドライで確1のウオノラゴンウオノラゴンを抜けているかどうかは重要ではないでしょうか?相手がスカーフでもこちらがスカーフなら確定で抜けたり、ハチマキなどの持ち物ならこちらがスカーフを持っていなくともなにもさせずに上からワンパンできます。
最後に習得する技について、バイバニラバイバニラはちょうはつとラスターカノンを覚えます。ちょうはつはぜったいれいどと組み合わせることによってみがわりラッキーラッキーを始めとした受けルを強引に崩したり(うそなきはみがわりを貫通できない)、また対カバルドンカバルドンでは安定してワンパンできなくとも相手の展開を防げるため不利にはならならず技自体の汎用性も高いです。ラスターカノンは多少ピンポイント気味になりますが、対氷タイプとミミッキュミミッキュ性能があがります。DMすればBが上昇するため特にミミッキュミミッキュには効果的です。ダイホロウだとグレイシアグレイシアが恩恵の受けにくいB下降ですし。
長くなってしまいましたが以上の点からバイバニラバイバニラとの差別化を検討していただけませんでしょうか?
21/03/14 12:47
5ねこまん (@Glaceon_nekoman)
>4
差別化が必要であることは頭にありつつ論に入れるのを完全に失念しておりました。1コメでもあるようにラプラスラプラスと含めて差別化の文章を載せます。コメントありがとうございます。
21/03/14 16:42
6あさか
投稿お疲れ様です。エースバーンの火炎ボールの命中率が95になっています。
21/03/14 16:58
7ねこまん (@Glaceon_nekoman)
>6
恐縮です。
21/03/15 13:45
8North
>5
追記お疲れ様です。
確かにグレイシアグレイシアバイバニラバイバニラと違って天候に左右されずに安定した火力を出せますね。
ただ、対カバルドンカバルドンに関しては疑問に感じます。この論ではH252カバルドンカバルドンを対象としていましたがサンダーサンダーラプラスラプラスがはこびる中、Dに全く振らないカバルドンカバルドンはほとんどいないのではないでしょうか?実際前期の構築記事を見てみてもほとんどのカバルドンカバルドンがDにいくらかは振っていました。カバルドンカバルドンの物理耐久ならHB特化にしなくともオボン込みでザシアン(王)ザシアン(王)のきょじゅうざんを2耐えできる調整が可能ですし。
つまりH252カバルドンカバルドン想定のグレイシアグレイシアカバルドンカバルドンをワンパンできない可能性が大いにあります。もしカバルドンカバルドンにあくびをうたれ交代隙にステロを撒かれた場合、ステロに弱いグレイシアグレイシアはサイクルに参加できず一気に不利になってしまいます。
よって火力アップアイテム持ちでCにガッツリ振っている型ならまだしも襷型やチョッキ型ではグレイシアグレイシアカバルドンカバルドンに圧倒的有利だとは言い切れないのではないでしょうか?
さらにグレイシアグレイシアの場合氷技読みが容易く、相手の交代もかなり安定します。フリーズドライで水タイプはある程度ケアできますがラプラスラプラスが環境に居座る今、氷技の一貫を水タイプのみで切っている構築はほぼいません。
対してバイバニラバイバニラの場合、DMアタッカー型でない限りどんな調整のカバルドンカバルドンでもちょうはつが安定します。仮に氷技読みでザシアン(王)ザシアン(王)等に引いてきてもつるぎのまいやみがわりを防ぐことができるため、相手に起点にされることなく安全に裏の味方に交代することができます。
したがって対カバルドンカバルドンに関して、グレイシアグレイシア?火力アップアイテムをもち、Cにガッツリ振らない限り相手のカバルドンカバルドンの調整しだいになってしまう?氷技読みが容易いため、カバルドンカバルドンの居座りと相手の交代の両方をケアすることが困難である?対してバイバニラバイバニラはちょうはつが安定するという点からグレイシアグレイシアが対カバルドンカバルドン性能でバイバニラバイバニラと差別化するのは困難だと考えます。
これは私個人の意見なのですがチョッキグレイシアグレイシアの欄に書かれているランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)のダイロック耐え調整に魅力を感じました。一方で同じことをバイバニラバイバニラでやろうとすると火力が大きく落ちます。よってグレイシアグレイシアバイバニラバイバニラ(とラプラスラプラス)との差別化は耐久と火力を両立でき、DMと天候に依存しない特殊氷アタッカーではないかと考えます。
再び長くなりましたがこれらの考えに対しての意見をお聞かせ願います。
21/03/15 14:01
9ねこまん (@Glaceon_nekoman)
>9
ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)のダイロック耐え調整をバイバニラバイバニラでやろうとすると火力が落ちるため、耐久と火力を両立でき、DMと天候に依存しない特殊氷アタッカーではないかと考えます。という案ですが、僕の勉強不足もあり恐縮ですが、育成論に書かせていただきます。勉強になりました。ありがとうございます。
21/03/15 14:10
10North
>9
こちらこそこんなに長々としたコメントに2度も真摯に対応していただき、ありがとうございました。
グレイシアグレイシアの魅力が少しでも多くの人に伝わるといいですね!
21/03/17 16:49
11
持ち物ですがじゃくほはないのでしょうか?
当然ご存じかと思われますがWバトルとはいえグレイシアを使い1位になった方の構築もダイマエースとしては今の環境では戦えると思います。
じゃくほが使えない理由などがあればお願いします。
また、受けに対しての構築ですが、バンギラスだけでなくドヒドと一緒に採用されているケースの多いエアームドやホウオウ、ヒヒダルマなどについての補足も欲しいと思いました。それと、採用率5位のみがわりラッキーはどうするのでしょうか?
他にも役割対象としてサンダーが多く書かれていますが、サンダーはかいでんぱが使用率5位でかいでんぱ持ちにはスカーフやトリル下ではないと勝てませんし。
カバルドンに対しての対応が差別化点で補足されていますが、倒せなかった場合があるのであれば明確な役割対象とはならないと思います。
ラプラスとの差別化としてカバをダイマせずにカバルドンに対応できると書かれていますが、ラプラス側としてはカバルドンをセンリツの起点にできるので(H振りだけであればですが)差別化点としては弱いと思いました。バイバニラの場合はオーロラベールから爆発が使えますし、ランドのダイロックについてもタスキであれば壁を張って即座に退場できますし、ねんどななどであれば壁要因なので火力を割いて耐久に振っても問題ないと思います。
ザシアンメタとしてエースバーンが書かれていますが、インファの一貫ができてしまいエスバごと貫かれるなどは大丈夫でしょうか?
あと、細かいですがサンプル3の役割の部分のランドロスが化身になっていますよ。
21/03/17 20:29
12North
>11
横から失礼しますが、「差別化としてカバをダイマせずにカバルドンに対応できると書かれていますが(中略)バイバニラの場合はオーロラベールから爆発が使えますし、ランドのダイロックについてもタスキであれば壁を張って即座に退場できます」という部分、この場合は天候がすなあらしになるのでオーロラベールは失敗しますよ。
21/03/18 12:45
13がう (@glacier_gaw)
55555
>11
横から失礼します。

現環境においては、ラプラスラプラスザシアン(王)ザシアン(王)の様な並びができる為、DMを切ることが、壁貼り+H振りまでのカバルドンカバルドン突破or後続への負担のメリットがあります。
しかし、通常環境においては他のポケモンにDM権を残しながらカバルドンカバルドンを突破or後続へ負担をかけることができるグレイシアグレイシアラプラスラプラスとの差別化足り得ると考えますが如何でしょうか?
また、バイバニラバイバニラvsカバルドンカバルドン対面を想定していらっしゃるのであれば、バイバニラバイバニラが最遅であっても、無振り31カバルドンカバルドンの下をとれないので、オーロラベールは失敗してしまいます。黒い鉄球か後攻の尻尾を持たせている型を想定していらっしゃるのでしょうか?

グレイシアグレイシアの入門としては非常に完成度が高い育成論だと思います。
是非参考にさせて頂きますね!
21/03/18 15:38
14
>12
そうでしたね。すいません。

>13
現環境でも伝説環境でなくても、巨大ラプラスはランクマで使われるようになってから常にダイマックス権を切って壁を張るポケモンでした。
ラプラス側からすればカバルドン対面など起点でしかないのです。
グレイシアがカバルドンを突破、後続に負荷をかけるとありますが、本当でしょうか。
グレイシアカバルドン対面であれば、HDに厚く振っていない個体であればザシアンやエースバーンなどに引かれることもあり、その場合こちらが圧をかけられることになります。
ザシアンを見てからエースバーンに引いたとしてもエスバにはカバで対応できますし、そこからステロを展開されます。
ラプラスであれば壁を展開すれば後続に引かれようと広い技範囲と壁で殴り合いやすいです。昔であればじゃくほを持ってそのままエースとして活用されたりしていましたしね。

バイバニラカバルドン対面ですが、ちょうど上の方が同じ内容を言っているように見えますが、何か違う意図があったのでしょうか?
上の方だと全く同じ意図であれば、同じくすいませんでした。
違う意図があったもしくは何か意図があってわざわざ同じことを返信されたのかであればお聞かせください。
21/03/18 17:33
15がう (@glacier_gaw)
>14

あまり他の方の育成論で論争するのも失礼ですのでこれで最後にします。

「常にダイマックス権を切って(中略)エースとして活用されたりしていましたしね。」
DM切らずとも対処できることを筆者も記載されていると思いますが、禁止伝説環境ではない一般ポケモンの環境にこそ強みがあるという風にこの育成論から私は読み取れました。
ラプラスラプラスの初手出しは読みやすく、他のポケモンにより対処されやすいとは思いますが、その様な強みがあるのですね!勉強になりました!

おそらく>12様と同じ意図での注意だとは思いますが、私が知りたかったのは、変わったバイバニラバイバニラの型を想定してカバルドンカバルドンの砂嵐に対処することを想定しているのかが知りたかっただけです。

コメント欄で論争したことを筆者様にお詫び申し上げます。
不要でしたら、コメント削除して頂いて結構です。
21/03/18 18:46
16
>15
すみません、あまり伝わっていなかったようなので最後にもう一度だけ返信させていただきます。

グレイシアであればダイマを切らずにカバルドンを倒せる可能性があるというのは理解しています。
そもそも私は最初にこれらの理由から差別化としては弱いのではないか、という風に言っていますが。
ただ、ラプラスを使ったことがあるのであればわかると思います、ラプラスの場合ダイマを切らない理由が無い(ダイマをきることによるデメリットが無い、少ないというかむしろメリット)
上、カバルドンというポケモンをキョダイセンリツという技の起点にして、オーロラベールを貼ることができます。

一般環境で強みがあると仰っていますが、投稿主様の上げた差別化点では禁止伝説環境との強みについて書かれておらず、どうしてその結論に至ったか全く分かりません。当方の理解力不足であれば申し訳ありません。

変わったバイバニラの方と仰っていますが、バイバニラカバルドン対面の話をしている時に、壁要員は粘土と言っているので砂嵐の対処はあられを入れるくらいしかないと思います。
21/03/18 20:59
17ねこまん (@Glaceon_nekoman)
たぶんもう議論が逸れてるのでそっと終わりにしますが、皆さんにご認識していただいた通りグレイシアグレイシアがDMせずにカバルドンカバルドンを倒せること(要は非DM時の火力)を差別化とさせていただいております。ラプラスラプラスはダイマすれば壁も貼れるというのは差別化以前に役割が違うと思っております。グレイシアグレイシアが初手ダイマします。という論に対する引き合いにラプラスラプラスが出るのであればわかりますが、あくまでDMをしない前提での議論となります。またDMを残しておくことで後続の禁止伝説にDMを切れるなどのメリットがあると思っております。あさんがおっしゃっているのは裏がスカーフカイオーガカイオーガザシアン(王)ザシアン(王)ムゲンダイナムゲンダイナを禁伝枠で選出している前提の話だとも思います。ゆえに裏のポケモンの前提がないまま一概にラプラスラプラスはDMし得というのは無理な話ではないでしょうか。以上がラプラスラプラスに対する個人の見解です。

一般環境で強みがあると仰っていますが、投稿主様の上げた差別化点では禁止伝説環境との強みについて書かれておらず、どうしてその結論に至ったか全く分かりません。当方の理解力不足であれば申し訳ありません。
>>これについてですが、そもそもカバルドンカバルドンに対しての差別化しかしてないのに禁伝環境とか一般環境とか分ける必要はないと考えております。

弱点保険についてですがS10にてある方が使っているグレイシアグレイシアの話ですよね。個人的な観点で申し上げますと、上記でも説明しております通りグレイシアグレイシアは中程度の耐久、鈍足であると考えております。ゆえにこちら側から見ればダイマ弱保エースとして使うには少々役割不足であると考えております。また弱点保険の役割先は誰になりますか?基本的にグレイシアグレイシアラッキーラッキーバンギラスバンギラス以外の受けに強いと思っておりますが、カバルドンカバルドンをはじめとする彼らがグレイシアグレイシアの弱保を発動させる技を打ってくれるでしょうか?故に弱点保険を使うことがグレイシアグレイシアにとって良い型であるとは考えられないため、考察しませんでした。壁を貼るなどのご意見あると思いますが、それこそラプラスラプラスで十分で、差別化が非常に難しいと思います。また記事を読んでいるかわかりませんが、あの方の記事にもあるようにあのグレイシアグレイシアは避けることを前提にしている(ようにとらえております)型であります。それを差別化とするのは非常に難儀かと。

伝わるかはわかりませんが、これが僕の見解です。
総論を謳っている限り、弱点保険でラプラスを差別化できる型があるのであれば、載せる義務がありますが、僕にはその技量がありませんでした。申し訳ないです。
あと細かい技、パーティの微修正は加えます。これは完全に説明不足です。
21/03/19 15:21
18ぺー (@Pee_Lapras)
55555
投稿お疲れ様です
色々と議論が白熱しているようですが、ラプラスラプラス使っていて出てくるカバルドンカバルドンはほぼHDで、火力アップアイテム無しの旋律なら耐えられるので、ダイマ無しで倒せる可能性があり、ダイマを強要されない(サイクル出来なくは無い)グレイシアグレイシアはそれだけで活躍の機会があると思います。

スカーフ、メガネ型について、バトンタッチは考慮に入りませんか?
有利対面時(相手がミラコケアしてきそうな上位の相手など)に押せる交代技になると思います。特にメガネ型に入っているあくびよりは打つ機会があるように思えます。

またトリルエース型にはミラコは候補に入らないのでしょうか?せっかく火力アップアイテムを持っているのなら大サイコを結構な火力で打て、先制技で縛られなくなりそうです(あとダイマ前提なら吹雪採用でも良さそうです)

グレイシアグレイシアへの愛が伝わる良い育成論だと思います!(笑)
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