こんにちは。きゅうりと申します。
育成論は2回目の投稿となります。前回投稿したアッキ瞑想ルギアが、初投稿の拙い育成論にもかかわらず、想像よりも多くの高評価をいただいたので、喜んでいます。
今回のポケモンもルギアです。至らぬ点もあるかと思いますが、直したほうがいい点などはコメントで教えてくれると幸いです。
注意点
この育成論では、HABCDS等の非公式用語を使います。
個体は特に理由が無い限り理想個体とします。
ダメージ計算はポケマス様を使用しています。
フォークについて
本サイトには、既に同じ調整のルギアや同じコンセプトのルギアの育成論が投稿されています。
しかし、前者についてはねばねばネットの存在。後者については客観的に見て、本育成論のほうがより深く考察されていると言えるため、フォークは無しでの投稿といたしました。
ダイマ無し環境でのルギア
追い風となった点
- 相手のダイサンダーやダイナックルでの強引な突破が無くなった
向かい風となった点
- ダイジェットによる能動的なS上昇が出来なくなった。
- 従って、弱点保険ダイジェット型が使えなくなった。
- 悪ウーラオス(いちげき)が増加し、アッキ型の通りが悪くなった。
総合して、以前のメジャーな型であった、「弱保型」と「アッキ型」は使いづらくなったといえます。では、ルギアは弱体化したのでしょうか?
確かに、「ルギアは」弱体化しました。しかし、ポケモンは一体で戦うゲームではありません。ほかのポケモンのサポートがあれば、以前のように、いや、以前以上に戦うことができるはずです。
そんな考えから生まれたこの育成論、ぜひ、最後まで読んでいってください。
採用理由と役割
役割や立ち回りは、前回投稿したアッキ瞑想ルギアとほとんど変わりません。
瞑想をガン積みして全抜きです。
しかし今回は電磁波を撒く代わりに、ツボツボにねばねばネットを撒いてもらって戦うことになります。
ツボツボについては、後の「相性のいい味方」の項で説明します
持ち物
ゴツゴツメット
受けてるだけで相手が倒れる最強の持ち物。バンギのストーンエッジなどの非接触技や、ほとんどの特殊技には意味をなさないので注意。
その他の候補をしては、食べ残し、アッキのみ、ひかりのねんどなどがありますが、この型であればゴツメで問題ないかと思います。ただ、ケースによっては残飯も粘土も役に立つ可能性は大いにあります。
アッキを採用するなら前回投稿したアッキ瞑想ルギアの育成論育成論ソードシールド/2544 を読んでいただいたほうが良いかもしれません。
特性
マルチスケイル
確定です。ホントなんでルギアにあげちゃったんだって思うくらいのぶっ壊れ特性。
性格・努力値と調整
図太い(A↓B↑)
H252…当然ぶっぱ
B100…余り。ほとんどのポケモンはB無振りでも受かりますが、ハチマキバンギラスやハチマキウーラオス(いちげき)等のリフレク・マルスケ貫通勢からのダメージを抑えることができます。また、対ザシアンもBに振ったほうが安定します。
特殊方面で意識したい相手がいる場合、Dに厚くするのもいいと思います。ちなみに、眼鏡バドレックス(こくば)は上から瞑想を積むことでD無振りで受かります。
S156…準速ウーラオス抜き。ねばねばネットでザシアンや黒バドレックスも抜けます。
技構成
エアスラッシュ
確定です。エアロブラストはPPが低すぎます。
暴風についてですが、私は、雨下でない暴風は当たらないものだと思っています。従って混乱もしません。当たらないと、相手に積み技を積まれたり、回復されたりと、碌なことになりません。そんな安定しない技を採用するくらいなら、命中率とPPが高く、怯みまでついてるエアスラッシュのほうがいいという考えのもと、エアスラッシュを選択しています。
本来自己再生で受けられてしまう相手も、怯みで強引に突破できたりします。
- じこさいせい
これも確定。羽休め返せ増田ァ!
- めいそう
確定。ねばねばネットがあれば基本的に上から特殊耐久を上げることができます。
- リフレクター
選択ですが、ほぼ確定と思って差し支えないです。
選択です。最初は確定レベルだと思っていましたが、ふきとばしがビックリするほど強かったので普通に選択肢の一つに格下げされました。
B無振りでもB特化アッキ以上の耐久を手にできます。
5ターンで消えるのがアッキと比較したときのデメリット。
- でんじは
選択。これを採用するならアッキのみも採用してアッキ瞑想ルギアの育成論の調整にしたほうがいいかもしれません。
- ふきとばし
ツボツボのステロと合わせて使うとかなり強いですが、そこまで行くと技構成もそれに合わせて変え、別の型として使ったほうがいいかもしれません。。相手が何かの技を積んできた場合にもどうぞ。
- だいちのちから
ルギアのどの辺が大地なのかサッパリですが、なぜか昔から覚えます。ザシアンに殺意を持っている人向けです。
無振りザシアンに対し、56 ~ 68(33.3 ~ 40.4%)入ります。とりあえず見せておけば、相手が剣舞を積む余裕はなくなります。
なお、ネクロズマに打つと弱点保険が発動して八つ裂きにされることが多々あるので注意です。ネクロズマの弱保採用率は38%です。
立ち回り例
- 初手ツボツボがねばねばネットを撒く。場合によっては岩封、ステロも撒く。
- 死に出ししたルギアが必要に応じてリフレクターを張り、瞑想をガン積み。
- エアスラで全抜き
バンギラスのかみくだくでBが下がった時などは引く場合もありますが、基本的にはこれだけです。
与ダメージ計算
アッキ瞑想ルギアの育成論からコピペしているため、C4振りでの計算となっています。ほとんど誤差なので、気にしなくてもいいかなと思います。
瞑想を積んだ場合は与ダメージに1.5~4をかけてください。
エアスラで計算
無振りザシアンザシアン(王)
18 ~ 21(10.7 ~ 12.5%)乱数8 ~ 10発
H252サンダーサンダー
21 ~ 26(10.6 ~ 13.1%)乱数8 ~ 10発
H252D252ムゲンダイナムゲンダイナ
33 ~ 39(13.3 ~ 15.7%)乱数7発(43.8%)
H252ランドロスランドロス(霊獣)
33 ~ 39(16.8 ~ 19.8%)確定6発
H4ランドロスランドロス(霊獣)
33 ~ 39(20 ~ 23.6%)確定5発
H4エースバーンエースバーン等倍
51 ~ 60(32.6 ~ 38.4%)乱数3発(97.1%)
H4イベルタルイベルタル
42 ~ 49(20.7 ~ 24.2%)確定5発
H4カイオーガカイオーガ
30 ~ 36(17 ~ 20.4%)乱数5発(約0%)
H4ゴリランダーゴリランダー
104 ~ 126(59 ~ 71.5%)確定2発
H4フェローチェフェローチェ
336 ~ 396(228.5 ~ 269.3%)確定1発
H4黒バドレックスバドレックス(こくば)
40 ~ 48(22.7 ~ 27.2%)乱数4発(38.5%)
D4ウーラオスウーラオス(いちげき)
116 ~ 140(66.2 ~ 80%)確定2発
H252チョッキウーラオスウーラオス(いちげき)
80 ~ 96(38.6 ~ 46.3%)確定3発
以下C6段階上昇時。
H252ドサイドンドサイドン
125 ~ 147(56.3 ~ 66.2%)確定2発
H252アーマーガアアーマーガア
89 ~ 105(43.4 ~ 51.2%)乱数2発(7.4%)
H252ジバコイルジバコイル
42 ~ 50(23.7 ~ 28.2%)乱数4発(95.5%)
H252ディアルガディアルガ
78 ~ 93(37.6 ~ 44.9%)確定3発
D4ハピナスハピナス
120 ~ 142(36.3 ~ 43%)確定3発
D4輝石ラッキーラッキー
100 ~ 118(30.7 ~ 36.3%)乱数3発(55.1%)
H4ザシアンザシアン(王)
69 ~ 82(41 ~ 48.8%)確定3発
H252テッカグヤテッカグヤ
78 ~ 92(38.2 ~ 45%)確定3発
H252メタグロスメタグロス
85 ~ 101(45.4 ~ 54%)乱数2発(44.9%)
H252日食ネクロズマネクロズマ(日食)
72 ~ 86(35.2 ~ 42.1%)確定3発
H252ヒードランヒードラン
75 ~ 88(44.9 ~ 52.6%)乱数2発(24.2%)
被ダメージ計算
マルスケあり、リフレクター無しで計算しています。必要に応じて2で割ったり掛けたりしてください。
A252 一段階↑ザシアン(王) ワイルドボルト
63 ~ 75(29.5 ~ 35.2%)乱数3発(19.3%)
A252 六段階↑ザシアン(王) ワイルドボルト
168 ~ 198(78.8 ~ 92.9%)確定2発
なんとリフレクターがあれば受けきることができます。
なお、リフレク込みで一発受けるごとにザシアンの体力が、ゴツメと合わせて平均58ずつ削れていき、三回受けるとザシアンが勝手に倒れます。まあ、みんな途中できょじゅうざんに切り替えてくるけど
A252 六段階↑ザシアン(王) きょじゅうざん
140 ~ 165(65.7 ~ 77.4%)確定2発
これも一応は受けきることができます。リフレクター切れるころには倒せていたり、エアスラ圏内に入っていることも多いです。
C252 サンダー 十万ボルト
52 ~ 63(24.4 ~ 29.5%)乱数4発(99.9%)
C無振り サンダー ほうでん
39 ~ 46(18.3 ~ 21.5%)乱数5発(33.5%)
A特化 ウーラオス(いちげき) あんこくきょうだ
76 ~ 91(35.6 ~ 42.7%)確定3発
A252 ハチマキウーラオス(いちげき) あんこくきょうだ
103 ~ 123(48.3 ~ 57.7%)乱数2発(94.1%)
A特化 ハチマキバンギラス ストーンエッジ
97 ~ 115(45.5 ~ 53.9%)乱数2発(46.5%)
C252 バドレックス(こくば) アストラルビット
84 ~ 100(39.4 ~ 46.9%)確定3発
A252 ヒヒダルマ(ガラル) つららおとし
78 ~ 93(36.6 ~ 43.6%)確定3発
C252 カイオーガ しおふき
74 ~ 87(34.7 ~ 40.8%)確定3発
A特化 マンムー つららばり
一発当たり
マルスケありで 16 ~ 21(7.5 ~ 9.8%)乱数11 ~ 14発
マルスケなしで 32 ~ 42(15 ~ 19.7%)乱数6発(96.6%)
C252 イベルタル あくのはどう
64 ~ 76(30 ~ 35.6%)乱数3発(27%)
苦手なポケモン
かたやぶりの禁止級伝説は相変わらず苦手です。他のポケモンで対応できるようにしましょう。
毒は勘弁してください。逆に言えば天然以外は毒がないなら勝てます。
こだわりトリック、もしくはわるだくみがあると、倒されてしまいます。
両方ないなら勝てますが、その2つの採用率は合わせて55.3%です。※10/15現在
怯まず瞑想を積めることを祈るゲーム。全員浮いているのでねばねばネットは効きません。運よく積み切ることができれば敵ではありません。
- ハチマキバンギラス
かみ砕くでBが下がらないこととストーンエッジが急所に当たらないことを祈るゲームです。ハチマキじゃないなら大方は余裕です。
コメントで知った事ですが、龍舞型なるものがいるらしいです。龍舞の採用率は圏外ですが、気になるならメタモンなどでの対策はしておいたほうがいいかもしれません。
ちょうはつ、もしくはトリックで完封されます。8割方どっちかを持っているので、対面したら一旦裏に引きましょう。
トリックされると何もできません。ツボツボ共々皆殺しにされます。
もし相手の選出画面にいた場合、ツボツボを投げることはやめたほうがいいです。相手のパーティがねばねばネット無しのルギアで相手することができそうにないなら、ルギアの選出も控えたほうがいいでしょう。
もしどうしても選出したいなら、対策ポケを同時に選出しておくのは必須です。
ルギアを起点に積み技を積んで火力を高めてくる悪い奴らです。それぞれ、
ザシアン(王)はなんだかんだ押し切られて負けることは多くない、
ギルガルド(シールド)は剣舞シャドクロの採用率が低く、かげうちなら押し切られることはまずない、
ネクロズマ(日食)パルシェンは粉々にされます。
なお、全員メタモンで返り討ちにできます。最低限パーティには入れておいたほうがいいでしょう。
ふきとばされます。ふきとばしを採用するなら挑発がない限りふきとばし返すことで完封できますが、基本的には瞑想を潰されるだけです。
ラス1同士で対面したときなどは当然有利ですが、そんな状況になることはほぼありません。
この型の場合、ウーラオス(いちげき)はカモです。
カモは言いすぎました。どうやらチョッキの個体が存在するらしいです。
チョッキの場合、対面だとエアスラで最低1回は怯ませないと勝てないので、絶対に安定するとは言えません。
チョッキでない場合、スカーフ以外はねばねばネットにより上からエアスラッシュで2発。スカーフ型は多くが準速で結局上が取れることも多いのでやっぱり上から2発で倒せます。
相性の良い味方・構築例
- ツボツボツボツボ
特性 がんじょう
性格 ずぶとい(B↑A↓)
調整 H252
B252
D4
技構成 がんせきふうじ
ねばねばネット
ステルスロック
こらえる
持ち物 イバンのみ
被ダメージ計算
A252 ハチマキウーラオス(いちげき) あんこくきょうだ
60 ~ 72(47.2 ~ 56.6%)乱数2発(84%)
C252 バドレックス(こくば) アストラルビット
58 ~ 70(45.6 ~ 55.1%)乱数2発(66.8%)
本育成論は、このポケモンと組むこと・ねばねばネットを撒くこと前提にしています。
基本的には初手に出します。挑発を撃たれない限り、仕事はしてくれます。
なお、相手の手持ちの飛行タイプとルギアより速いポケモンの素早さはできるだけ下げてください。特にザシアン(王)とウーラオス(いちげき)。
具体的には、初手で対面した場合は岩石封じから入る、裏にいる場合はねばねばネットから入る、等の立ち回りを心がけてください。
なお、コメントで指摘されたことですが、ゴチルゼル相手にもどうしても選出したいって時には、きれいなぬけがらを持たせたほうがいいです。
ただ、持ち物をつぶしてまで無理にゴチルゼルを相手したいかっていうと、そんなこともない気がするので、どうしてもという場合を除き、ゴチルゼルを見たら選出を控えることをお勧めします。
ルギアが突破された時の保険として超優秀です。ねばねばネットで下がった素早さまでコピーしてしまうのがデメリット。
なお、素早さの序列は、相手の素早さが3の倍数でない場合、
素早さが一段階下がったスカーフメタモン<素早さに補正がかかっていない相手です。これは小数点以下切り捨ての仕様によって起きる現象です。
相手にルギアを倒せる可能性がある積みポケがいる場合、ほぼ選出は必須になります。
これまたルギアが突破された時の保険として優秀。
特性は、パーティと相談して決めてください。
持ち物は行動保証のあるタスキを推奨します。
また、ルギアツボツボメタモンは揃いも揃ってヌオーに轢き殺されます。フリーズドライは覚えさせておくことを推奨します。
コメントから。
鉄壁+加速+バトンをすべて使える唯一のポケモンで、しかもタイプと物理よりの種族値のおかげでレヒレやゴチルゼルにも起点にされません。
鉄壁加速ルギアはよほどのことがない限り突破されませが、ツボツボとの両立はできません。
また、技と持ち物次第では加速でSが2段階以上上がることが頻繁にあり、ルギアのSに振った努力値が過剰になることがよくあります。
なので、採用する場合はツボツボを抜き、ルギアのSを下げるなどしたほうがいいかもしれません。
また、ツボルギアの並びは受けループや挑発持ちに弱くなるので、受けループ破壊要員をこれらのポケモンとは別に用意しておきましょう。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
このダメージ計算が欲しい、などの気になる点があれば、コメント欄でご指摘いただけるとありがたいです。