ペラップ- ポケモン育成論ダイパリメイク

こんにちは、pqです。
前回のクロバットに続き21回目の投稿になります。
間違っている点や不自然な部分があれば、遠慮なくコメントで教えていただけるとうれしいです。

この育成論は、ペラップについての育成論になります。

注意

• 略称として、「性格補正＋努力値252振り」→特化、それ以外は振っている努力値の値で示します(例えば、陽気で攻撃に努力値を252振っているガブリアスの場合「A252ガブリアス」と表記)。
• その他、三値やA(=攻撃)、確定で一発で倒せる=確一、ダイマックス=DMなどの一般的に分かると思われる略称を用います。
• 一部の技や特性は漢字で表記します。
• ダメージ計算には、ポケマネ(アプリ)を使用しています。
• ダメ計などは、基本的に個体値は31(最高)とします。
• 投稿主自身が、ダイパリメイクの環境を完全に熟知しているわけではないので、不自然な点や追加で考慮すべき点等があればコメントして下さるとありがたいです。

ペラップペラップについて

ペラップは、リメイク前のダイパで登場したノーマル・飛行タイプのポケモンです。平均的（あるいは平均以下）な種族値なこともあり、使用率自体は高くなかったのではないかと思いますが、固有技「おしゃべり」（や映画での登場）などの個性があるポケモンです。
そんなペラップですが、本作で新たに「すてゼリフ」をレベル技で獲得しました。ガオガエンやシルヴァディなんかが使える対面操作に優秀な技です。本論では、この新技を搭載しながら、対面操作を役割として持たせていきたいと思います。

役割

1. 捨て台詞での対面操作…相手の能力値を下げながら後続につなげられる技。とんぼ返り・ボルトチェンジと同様に交代できる技で、能力ダウンで味方の起点作りになるという点が強みです。ただ、対面の相手の襷を気にする場合にはとんぼ返りの方が良いかもしれません（とんぼ返りも覚えるので両採用も面白いかもしれません）。
2. 味方の苦手なポケモンや一部の耐久型の強引な削り・突破…おしゃべりによる混乱とナイトヘッドによる耐性無視の削り、挑発や羽休めも使えます。
3. 地面耐性…飛行タイプなので、味方にうたれる地面技に受け出しながら対面操作を狙っていけます。

差別化

飛行タイプor特性ふゆうで捨て台詞を覚えるポケモンはペラップのみなので、差別化は割愛します。
（個別での差別化の記載が必要そうなのがいましたらコメントの方でお願いします）

持ち物

確定欄はきあいのタスキです。
耐久が高いわけではないので、Sが抜かれている相手にも役割をこなせることも考えてこれを確定欄にしています。本論では、下記のような理由で特殊方面に振っていますが、物理型からの攻撃や一定以上の火力のある相手からは弱点技を受けられないので、できればこの持ち物にしたいところです。
先発で出てくるカバルドンラグラージやキノガッサなどを相手にしてもらう際に有用なため、耐久調整をした上でのラムの実採用も候補です。
※先制して捨て台詞をうてるようになるスカーフも候補ですが、攻撃技のレパートリーが少ないため微妙です。

特性

確定欄はするどいめです。
いずれの特性も強みを感じにくいものだと思いますが、その中でも有用性が高そうなものです。回避率を上げてくる耐久型相手にも攻撃していけるため、生きる場面は少なめですが他の二つより有用な場面は多いと思います。
他の二つは以下のような理由で候補外としました。
ちどりあし：混乱を主戦術にする相手は少なめ
はとむね　：Bダウンが致命的になるほど居座って継戦しない

性格・努力値

• 性格

確定欄はおくびょうです。
襷はあるものの上から捨て台詞できる回数が多いに越したことはないのでSに補正をかけ、おしゃべりを採用するのでAに下降補正をかけます。

• 努力値

努力値：H60, A0, B4, C4, D204, S236
実数値：H159, (A63~76), B66, C113, D88, S155
H
16n-1
D
C4トリトドン（＞ヌオー）熱湯、火傷込み二耐え
クレセリアやCに振っている可能性も高いスイクンの冷ビなんかは受けられませんが、混乱に加えて挑発や羽休めで継戦できる可能性もあるので、今回はDを重視した振り方をしています。
S
最速86族（FCロトムウォッシュロトムヒートロトムなど）+4
準速102族（ガブリアス）抜き
高速アタッカーを除く環境にいるポケモンの多くに先手を取れるように余りはSに。
ここまで振らずとも、少なくとも最速キノガッサ（70族）は抜けるようにしておく方が良いので、下記の調整案でもそうしていますが、調整の際にはここが最低ラインになるかと思います。
（コメントより修正。修正前（H188, B4振り）より物理耐久は落ちますが、振っていない方については多少襷任せになるのは承知の上なので問題はないと考えます。氷タイプの連続技は修正前のものでも耐えません。）

また、何をどこまで耐えるようにするかで調整が変わってくるので、少しですが、調整案を挙げておきます。ただ、ここに挙げている調整案はあくまでも案なので、襷を持たせている以上CSぶっぱでも問題ないとは思います。（コメントを受け微修正）
【調整案１】
努力値：H156, A0, B252, C4, D4, S92
実数値：H171, (A63~76), B97, C113, D63, S135
H
4n-1（奇数、2倍ステロ等ダメージ最小）
B
無振りカバルドン岩石封じ砂嵐込み二耐え（4振り相手の場合99.6%の乱数二耐え）
特化マンムーつららばり二発耐え
特化キノガッサマッハパンチ二耐え
（同上岩石封じ確定耐え）
（A252ガブリアスエッジ（＞逆鱗）確定耐え）
S
最速70族（キノガッサメタグロスパルシェンなど）抜き
準速81族（ギャラドス）抜き抜き
Bに厚くすると共に、Sの調整先を上記の最低ラインまでに留めて、カバルドン対面で行動できる機会を増やした形です。ごく小さい点ながら、上記のような副産物もあります。

【調整案２】
努力値：H140, A0, B0, C0, D244, S124
実数値：H169, (A63~76), B65, C112, D93, S139
D
C4クレセリア冷ビ二耐え
（C4トリトドンヌオー熱湯火傷込み二耐え）
S
最速70族（キノガッサメタグロスパルシェンなど）+5
準速86族（FCロトムウォッシュロトムなど）抜き、85族（ヘラクロススイクンなど）抜き抜き
Dに厚くして、確定欄の耐えられる範囲をHBクレセリア(C4振り)の冷ビまで上げた振り方。クレセリア自体瞑想持ちの可能性もあり、C4振りの攻撃を二耐えするからと言って安定するとは言えませんが、Dに多めに振る場合にはこれが一つのラインになりそうです。また、余りを振り切った結果として調整案１より抜ける範囲が増えていますが、準速ウォッシュロトム（86族）はボルチェンをうってくる可能性もあるので抜いていない方が良いかもしれません。

技構成

優先度が高そうな順番で記載していきます。
技候補と共に、役割対象への与ダメージも載せときます。環境に多いポケモンやその調整まで考えて記載すると長くなってしまって見づらくなるので、主要なもののみ記載します。
(不足しているものがあったらコメントにてお願いします)

すてゼリフ

おしゃべり

D4バシャーモ：59.4~71.0%
H236ハッサム：24.0~29.1%
無振りガブリアス：21.9~26.2%
無振りキノガッサ：154.1~186.7%
H252ヘラクロス：79.1~96.3%（無振りの場合87.5%の乱数一発）
H252カバルドン：21.4~25.6%
H252トリトドン：19.3~22.5%

ちょうはつ

とんぼがえり

はねやすめ

フェザーダンス

うたう

ナイトヘッド

きりばらい

みがわり

他にも候補となる技はいくつかありますが、ここでは割愛させていただきます。

被ダメ

多そうなポケモンを中心に載せますが、載せた方が良いポケモンが他にいれば、是非コメントの方でお願いします。
基本的に超火力技やタイプ一致弱点技などは襷で耐える前提なので、二耐えできる可能性のある耐久型のポケモンや連続技のみ記載します。

特化パルシェン（＜マンムー）
つららばり1発：42.8~52.8%（スキルリンクのため全弾命中で確一）
特化ガブリアス
ストーンエッジ：143.4~169.8%
ダブルチョップ：43.4~51.6%（高乱数耐え（92.2%））
特化キノガッサ
種マシンガン：20.1~23.9%（全弾命中以外は耐える）
マッハパンチ：64.8~77.4%
岩石封じ：129.6~153.5%

C4トリトドン（＞スイクン＞ラグラージ＞ヌオー）
熱湯：36.5~44.0%（火傷込み二耐え）
C4スイクン
冷ビ：54.1~64.2%（C特化の場合76.7~90.6%）
C4クレセリア
冷ビ：47.8~56.6%
A4カバルドン
岩石封じ：57.9~69.2%

立ち回り

先発に出します。
後続が対面のポケモンに有利な場合は捨て台詞、キノガッサなどの有効打を持つ相手やヌオートリトドンなどの打ち合いできそうな相手と対面した場合にはおしゃべりをうち、回復のタイミングやカバルドンなどの補助技が多い相手には挑発や混乱狙いのおしゃべりを使います。
襷持ちであることもあり、受け出しには向きません。地面技が読める場合や死に出しでの交代で繰り出すことになります。

苦手なポケモン

1. 連続技持ち…連続技としてよく見る、つららばりやロクブラは弱点技なので耐えるように努力値を割くのも難しいです（ダブルウイングがなくなったのは追い風と言えそうです）。Sの振り方によってはパルシェンマンムーは抜けるので、スカーフ持ちやからやぶ後以外には上から捨て台詞で逃げられます。後続に受けられるポケモンを入れておいてあげましょう。
2. 特性負けん気・勝ち気・マジックミラー…捨て台詞をメインの技として採用する都合上これらの特性持ちはつらいです。それぞれ、負けん気はA3段階アップ、勝ち気はC3段階アップ、マジックミラーは捨て台詞不発（こちらのA,Cが1段階ダウンし相手が交代していく）となってこちら不利になってしまいます。有名そうなところではミロカロスエンペルトエーフィ辺りが該当します。これらがいる場合には選出を控えた方が良いと思います（こちらのパーティー的に出てこない可能性が高そうなら選出しても良いかもしれませんが）。

相性の良い味方

1. 電気・岩・氷タイプに耐性のあるポケモン…ペラップの弱点タイプでありうたれる可能性の高いタイプです。捨て台詞の交代先で出す際にこれらのタイプに耐性がある方が良いです。電気・岩に耐性があるガブリアス、岩・氷に耐性があるエンペルト、これら全てに耐性があるジバコイルなんかが該当します。
2. 積み技持ち…捨て台詞で起点を作った後に、火力が下がった相手や交代際に積めるポケモンです。殻を破るパルシェン、竜の舞バンギラスギャラドス、剣の舞ハッサム、腹太鼓カビゴンマリルリなんかが該当します。
3. ミロカロスエンペルトエーフィに強いポケモン…苦手なポケモンに挙げたポケモンたちに対して出せるポケモンです。タイプとしては電気・悪タイプが良さそうです。先発で起用することも考えた場合ウォッシュロトムやバンギラスなんかが上記ポケモンに対して有利になります。

他に、相性が良いポケモンについてご意見あれば、ぜひお願いします。

おわりに

ここまで、ご覧いただきありがとうございました。
ダイパリメイクが出てから初の投稿になりましたが、少しでも参考になっていれば幸いです。特段入手が難しかったりタマゴ技が必須だったりするポケモンでもないですし、捕獲~育成にかけての難易度は低い方だと思います。
また、今回は、せっかくだから色々できるようにしたいと思って、ただのCSぶっぱにはしませんでしたが、今後熱風などの技が使えるようになったらCSぶっぱの【おしゃべり・ハイパーボイス・熱風・捨て台詞】という技構成でも良いかもしれません。ただ、サブウェポンに乏しい現状は本論のような形で追加の役割を持たせたいと思い襷持ちなのに耐久調整をしました。
エースを出す際の準備として、選出できる機会自体は多い方だと思いますので、パーティーに入るときには、是非たくさん使ってあげて下さい。