育成論初投稿になります。至らない点もあるとは思いますが、是非読んでいただけると幸いです。
採用理由と役割
アギルダーは現在剣盾に内定している命懸けを使えるポケモンの中で、最もHP、素早さの種族値が高く、最も命懸けを使いこなせるポケモンであるため、以前よりスカーフを持たせて愛用していました。
しかし、禁止伝説ポケモンのランクマッチ参入や、ダイマックスの復活により、1対1交換が厳しくなったため、「火力によらない1対1交換」に加えて「起点作成」、「初手ダイマ対策」要員としても運用できるよう技、持ち物を変更して今の型にたどり着きました。
持ち物
ザシアンフェローチェレジエレキの上から命懸けをしたいのであればスカーフになりますが、今回は起点作成や初手ダイマ対策を重視しているため、気合いの襷になります。
特性
今回の型だと軽業一択です。(トリック対策の場合のみ粘着もありかもしれませんが、今回の型のダイマックス対策に軽業が必要です。)
性格・努力値と調整
性格は素早さに補正がかかるものであればなんでもいいですが、個人的には襷の発動率を上げるために特防の下がる無邪気がおすすめです。
個体値はHとSがVであれば、他は抜けてても問題ありません。厳選が可能であれば、襷の発動率を上げるために、BDが逆Vの個体を厳選することをおすすめします。
努力値は命懸けのダメージ、成功率を上げるためにHP、素早さに252です。(余りは別に振る必要はありません。)
技構成
確定技
- 命懸け ゴーストタイプ以外のポケモンに強制的に187ダメージを押し付けることができます。
- 欠伸
- 堪える
選択技
- 撒菱
- 毒菱
現在の環境だと、毒無効のザシアン、日食ネクロズマへの通りを考慮した場合撒菱がおすすめです。
立ち回り例
基本的な仮想敵はラグラージ、初手ダイマアタッカーになります。
- 相手の初手がラグラージの場合
1ターン目
アギルダー 撒菱
ラグラージ ステルスロック
アギルダーといえば命懸けのイメージがあるので、ラグラージはそれを警戒しての行動かは分かりませんが、ステルスロックを撒いてくれます。そこに撒菱を合わせましょう。
2ターン目
アギルダー 欠伸
ラグラージ 欠伸
3ターン目
アギルダー 命懸け
ラグラージ クイックターン←失敗
前のターンに欠伸を貰っているラグラージは、下からクイックターンで欠伸ループを抜けようとしますが、アギルダーが上から命懸けをすることによりクイックターンが失敗に終わるため、ラグラージを確定で眠らせることができます。
- 初手ダイマアタッカーの場合
1ターン目に撒菱(ラムのみ持ちが想定される場合は欠伸)(気合いの襷で返しを耐える)、2ターン目に堪えるをすることによりダイマックス3ターンを凌げます。襷が発動していた場合(耐久は低いのでダイマ技ならほぼほぼ発動します)、相手がダイジェットを2回打って素早さが2段階上がっていても、軽業発動により素早さが2倍になるため、3ターン目に素の素早さの高いアギルダーが上から欠伸を打つことができるので、ダイマックス終了後に交代を強制することができます。
- 初手がカバルドン等の交代技を持たないステロ欠伸を使うポケモンの場合
基本的に相手は初手にステルスロックを打ってくるため、初ターンに欠伸を撃ち、相手に欠伸を打たれる前に欠伸ループに嵌めます。相手が後攻ボルトチェンジ等で欠伸ループを抜けようとした際に、先攻で命懸けをすることにより、攻撃をすかし、相手を眠らせることができます。
- その他のポケモンの場合
基本的には欠伸ループに嵌めることになります。(正直、ラムのみ持ちはどうしようもありませんが)後攻ボルトチェンジ、蜻蛉返り、クイックターン、脱出パック、あるいはダイサンダー、ダイフェアリーによるフィールドの書き換えで相手が欠伸ループを対策している場合、先攻で命懸けをすることによって攻撃を透かし、相手を眠らせることができます。
- ラムのみ持ちのポケモンの場合
ラムのみ持ちのポケモン(ランドロス、カイリュー等)で欠伸を回避しに来た場合、剣舞、竜舞→ダイマックスでこちらを起点にしてから場合が多いですが、積み技を使うターンに命懸けしましょう。相手がhに振っていない場合ではありますが、相手のエースポケモンと1対1交換ができます。(1対1交換が出来なくとも残りのHPが少ないため、ダイマックスを切りにくくできます。)
- 受けループが相手の場合
相手がドヒドイデナットレイを採用していれば、その2体が来るまで欠伸をして、ドヒドイデナットレイに命懸けをしましょう。この2体はHPの種族値がアギルダーの80よりも低いため、命懸けで1撃で落とし、裏のポケモンを通しやすくできます。
ドヒドイデナットレイを採用していない場合は選出は諦めましょう。数的不利を取るだけです。
ダメージ計算
攻撃技が命懸けのみであり、耐久に関しても基本的に気合の襷頼りなので、与ダメージ計算、被ダメージ計算は今回は割愛させていただきます。
苦手なポケモン
- 特性すなおこし、ゆきふらしのポケモン
天候のスリップダメージで気合いの襷が潰されてしまうため。
- ゴーストタイプのポケモン
命懸けが無効なので、欠伸しかすることがなくなります。
- レジエレキ、(最速)ザシアン、フェローチェ
素で素早さが負けているため上から殴られて終わります。襷で堪えて欠伸だけして退場しましょう。
- 連続技持ちのポケモン
気合いの襷を貫通して1撃で突破されます。とりあえず欠伸だけして退場しましょう。
相性の良い味方・構築例
確定眠りの状態、または交代するしかないポケモンを場に残して裏のポケモンに繋ぐことができるので、積み構築との相性がとても良いです。ゼルネアスバドレックス(はくば)ネクロズマ(日食)あたりの積み技を使ってダイマックスする禁止伝説ポケモンと組み合わせると、戦闘を優位に運べます。
終わりに
初めての育成論の投稿なので、至らない箇所が多々あったと思われます。コメントでご指摘がありましたら随時、追記・修正致しますので、ガンガン指摘していただけると嬉しいです。