- 特に断りがない限りポケモンは全て理想個体とします。
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さはそれぞれHABCDSの略称をつかいます。
はじめに
初投稿です。ポケモン歴も浅いので至らない点も多いと思いますがよろしくお願いします。
概要
現環境で猛威を振るうザシアンザシアン(王)や日食ネクロズマネクロズマ(日食)をなんとか機能停止させられないかと考えていたところ、このポケモンニャヒートにたどり着きました。この型はヌオーヌオーやナットレイナットレイのように物理ポケモンに後出しで受けきるのではなく、先発で出して後続につなげる想定です。
採用理由
禁止伝説の超火力は生半可なポケモンでは受けることができません。そこで物理ポケの火力を開幕から下げられる特性いかく、そこそこ優秀な耐性と環境トップに強い炎タイプ、強力な補助技をもつニャヒートを選びました。数値上は低い耐久ですが、いかくとしんかのきせきによって物理に対してカチカチになります。あとかわいい
ほかのいかく持ちとの差別化
他のいかく持ちで似た役割のポケモンにランドロスランドロス(霊獣)やウインディウインディがいます。ランドロス(霊獣)は相手のAを下げる手段がいかくしかなく、タイプも全く違うので差別化は容易だと思います。ウインディはタイプ、特性ともに全く同じ上に、輝石を持ってなおウインディの方が硬いし、Sも高いですが、ニャヒートとの違いは交代技の有無です。これによって早いポケモンに対してはニャヒートで受けて後続を安定着地できますし、遅いポケモンにはすてゼリフで火力をさらに落としてから後続で安定して受けるという流れをつくることができます。また、ウインディはちょうはつも持っていません。
- ガオガエンガオガエンにはしなかったんだね。
ガオガエンガオガエンにはしません。なぜならニャヒートの方が速いからです。ご存じです?ガオガエンの素早さ種族値60。それに対しニャヒートの素早さ種族値は90もあるんです。この差がとても大きくて、ニャヒートの場合は努力値を220振ることで実数値138。これはカプ・レヒレやゴリランダーといった準速85族を1だけ上回る数値なんですね。さらに60族から85族の間にはアーマーガア、テッカグヤ、クレセリア、エアームド、ゴチルゼルといったメジャーポケモンが並んでいます。こういった強力なポケモンに先制でちょうはつを打てるんです。確かにガオガエンはニャヒートよりも耐久力、霊超悪耐性ともに上回ってはいますが、素早さではニャヒートが上回っている以上明確に差別化が出来ていますし、下手すりゃこれニャヒートの方が強いんじゃないですかね。だから敢えてニャヒートで止めてるんです。はい。
持ち物
- しんかのきせき
ほぼこれ一択です。
- メンタルハーブ
補助技を多用する性質上、ちょうはつ対策にこいつも無しではないかもしれませんが、耐久が下がるのでよっぽどの理由がない限り輝石でいいです。
特性
いかく一択です。かちきやまけんきに注意。
性格
イカサマや混乱自傷対策にA下降のずぶといにしていますが、とんぼがえりを採用するのであればC下降のわんぱくの方がいいです。
努力値
- 調整案1
H:36 あまりぶっぱ
B:252 ぶっぱ
S:220 準速85族抜き
物理耐久特化です
- 調整案2
H:20 16n-1調整
B:92 あまりぶっぱ
D:172 DL調整
S:220 準速85族抜き
AorC:4 あまり
HP調整かつ総合耐久が最大になる調整です。役割的に物理耐久に特化させた方がいいと思いますが、汎用性を求めるならこれです
技構成
- 確定枠
おにび
相手をやけど状態にします。やけど状態の時はAが半減するので、相手の火力を大きく削ぐことができます。
ちょうはつ
相手を3ターンのあいだ、変化技を使えなくします。そこそこ高いSによって中速以下の積みポケを機能停止にできます。
- 選択枠
すてゼリフ
相手のACを下げ、自分は交代する技です。ほかのポケモンとの差別化点であり、こいつニャヒートの役割である起点作りの要なのでほぼ確定枠です。下記のとんぼとの二択です。
とんぼがえり
相手にダメージを与えて交代する技です。先発で起点作りの性質上オーロンゲオーロンゲとかち合うことが多く、いたずらごころで上からちょうはつされると何もできなくなるのでそれの対策用です。また、すてゼリフと違ってダメージを与えるため、きあいのタスキを潰せます。採用する場合は性格をわんぱく、A個体値をVにしてください。
ほえる
相手を強制的に交代させます。ちょうはつがあるならいらないと思うかもしれませんが、案外使うことが多かったです。というのも、ザシアンザシアン(王)におにびを入れた後、ザシアン(王)がつるぎのまいを持っていたら無理やり舞って突破してこようとしてくることが多かったので、そいつらをいなすことができます。そのほかにもこのポケモンをクッションとして使うときに積みの起点になることを防ぐことができます。とはいえ汎用性は高くないですし、フル補助技はリスキーなので採用はお好みで。
こわいかお
相手のSを二段階下げます。おにびが効かないポケモンや特殊ポケモンに打って、後続のポケモンで上から倒します。
オーバーヒート
高火力の炎特殊技です。ちょうはつされた時の悪あがきです。このポケモンで火力を出そうとするとほかのポケモンでいいになるので、優先度は高くないです。
立ち回り例
相手のパーティにザシアン(王)やネクロズマ(日食)など、役割対象のポケモンがいたら先発で選出します。ラグラージラグラージやランドロスランドロス(霊獣)は一見相性不利ですが、ラグラージは上からちょうはつで止めれます。ランドロス(霊獣)が先発同士でかち合うことも多いですが、その時はいかくの発動順で素早さ関係を確認できます。
基本はいかく、おにびで相手の火力を無くし、すてゼリフで交代して後続のポケモンの積み起点にします。先発といいましたがサイクルを回していかくを撒きまくることも一応でき、ザシアン(王)程度なら後出しでも役割遂行できます。また、役割遂行後もクッションとして使えます。
与ダメージ計算
- C無振りオーバーヒート
H無振ザシアン(王) 61.0〜73.0%
H252ネクロズマ(日食) 39.7〜47.0%
H252ゴリランダー 73.4〜87.9%
H252ナットレイ 112.7〜134.8%
D特化ナットレイ 86.1〜101.6%
被ダメージ計算
ザシアン(王)はふとうのけん+いかくでプラマイ0の想定です
- 調整案1、いかく込み
A特化ザシアン(王)インファイト 45.5〜53.7
A特化グラードンだんかいのつるぎ 82.7〜99.3
A特化ランドロス(霊獣)じしん 67.5〜80.0
A特化ランドロス(霊獣)ダイアース(130) 88.2〜104.8
A特化悪ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ 55.8〜66.2
A特化水ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ 111.7〜136.5
A特化エースバーン珠とびひざげり 48.2〜57.2
A特化ドラパルト珠ドラゴンアロー 40.0〜48.2
A特化パッチラゴンでんげきくちばし(×2) 66.2〜78.6
C特化サンダーぼうふう 79.3〜93.7
C特化バドレックス(こくば)アストラルビット 105.5〜124.8
C特化イベルタルぼうふう 81.3〜97.2
C特化ディアルガだいちのちから 99.3〜117.2
- 調整案2、いかく込み
A特化ザシアン(王)インファイト 57.3〜67.8
A特化グラードンだんかいのつるぎ 104.8〜123.0
A特化ランドロス(霊獣)じしん 83.9〜100.6
A特化悪ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ 71.3〜84.6
A特化水ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ 138.4〜167.8
A特化エースバーン珠とびひざげり 60.8〜72.0
A特化ドラパルト珠ドラゴンアロー 48.9〜60.1
A特化パッチラゴンでんげきくちばし(×2) 82.5〜98.6
C特化サンダー珠ぼうふう 79.7〜95.1
C特化バドレックス(こくば)アストラルビット 82.5〜97.2
C特化イベルタル珠ぼうふう 82.5〜97.9
C特化ディアルガだいちのちから 76.9〜90.9
苦手なポケモン
自分より速い特殊アタッカー全般、ウオノラゴン、水ウーラオス(れんげき)、オーロンゲです。また、スカーフやハチマキによって調整が崩されやすいので、有利な相手であってもこだわりアイテムを持ちやすい相手には注意してください。
相性の良い味方・構築例
このポケモンニャヒートはあくまで起点作り用なので、竜の舞や蝶の舞を覚える積みエースポケモンや、ダイマックスで全抜きを狙えるポケモンとの相性がいいです。私は蝶の舞ウルガモスとの組み合わせをよく使います。物理に強いニャヒートと特防も上がる蝶の舞の相性がいいです。
おわりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
間違いがあればコメントによろしくお願いします。