はじめに
はじめまして、ソーラービームと申します。
今回育成論を初投稿させていただきます。
至らぬ点も多々あると思いますが、よろしくお願いします。
注意点
本育成論では、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさをそれぞれH、A、B、C、D、Sと表記します。また、
指定のない限り全てのポケモンは理想個体であるとします。
採用理由と役割
バドレックス(こくば)やネクロズマ(日食)軸の構築を使用するにあたってバドレックス(こくば)やイベルタル、カイオーガ等の強力な特殊アタッカーに対して後出しができ、サイクルで相手に負荷をかけるポケモンが欲しかったため。
他の受けポケモンとの差別化
バンギラスバンギラス
アクジキングよりも高い圧倒的な特殊耐久と攻撃力を持ちながら、ステルスロックや電磁波といった強力なサポート技を覚えることができる。しかしながら、カイオーガに後出しが出来なかったり、砂を撒くことでネクロズマ(日食)の月の光の回復量を1/4にしてしまったり、バドレックス(こくば)等の襷を潰してしまうと言ったデメリットもある。
バルジーナバルジーナ
アクジキングよりもBが高い代わりにDが低い。またSが80と高く、挑発や羽休め、ふきとばし、どくどく、とんぼがえり等優秀な技をたくさん覚える。しかし、サンダーやカイオーガを受けることが出来ない上に、ステルスロックが痛い。
ブラッキーブラッキー
アクジキングよりもBが高い代わりにDが低い。あくびや願い事によるサポートが得意だが攻撃技が貧弱で他と同じくカイオーガを受けることが出来ない。
ガオガエンガオガエン
環境に多いチョッキガオガエンは物理特殊の両方が硬く、とんぼがえりや威嚇を活用してバドレックス(こくば)だけでなくホウオウやネクロズマ(日食)、ザシアン(王)に対してもサイクルを回すことができる。また、ダイマックスが強く殴ることもできるが、珠サンダーやカイオーガに対しては後出しが効かない。
ナットレイナットレイ
チョッキを持たせたナットレイはバドレックス(こくば)のアストラルビットやカイオーガのしおふき等に後出しすることが出来、はたき落とすも覚えるが、ナットレイでバドレックス(こくば)に後出しするにはほぼHD特化にしないといけなくなり、アクジキングと大きな火力の差が生まれる。具体的には、はたき落とすの火力に2倍程の差ができ、無振バドレックスですら乱数次第では耐えられてしまう。また、岩石封じを覚えられないのも少し気になると思った。
ポリゴン2ポリゴン2
物理特殊の両方が硬く、特化させることで特殊耐久はアクジキングと同じくらいになる上に高速再生技を覚える。HD方面にのみ努力値を割いてもその辺の物理なら受けることができる。電磁波やイカサマを覚え攻撃手段も多いが、未来予知やダイサイコでバドレックス(こくば)に崩されてしまったり、他と同じくカイオーガを(以下割愛)
ラッキーラッキー
圧倒的な特殊耐久を持ち、タマゴうみや歌う、ステルスロック、電磁波などを覚えるが、殴り手段に乏しく、他のポケモンよりも受け寄りのサイクルになる。よくある展開というわけではないが、フィールド下の特化バドレックス(こくば)のサイコショックで倒されてしまうことがある。後個人的に嫌い。
ハピナスハピナス
ラッキーと大体同じ。瞑想を積んで特殊技で殴る型がほとんどで、サイクルで負荷をかけられるように見えるが、素のCが75と低く瞬間火力でアクジキングに劣る。また、進化の奇石を持てず防御面が脆い為バドレックスのサイコショックがかなり痛い。
このように比較が必要なポケモンの中にカイオーガやサンダーを受けながらはたき落とすを打てるポケモンは存在しておらず、これはアクジキングの大きなアドバンテージとなる。
持ち物
Dの底上げのためとつげきチョッキで確定。
打ちたい補助技がほぼないので実質デメリットなし(?)
特性
ビーストブーストのみ。
性格・努力値と調整
アクジキングはA101C97と両刀向けの種族値をしているが、岩石封じやはたき落とすを覚えるため今回は物理型で採用した。
メインの仕事の特殊受けをこなす為性格は生意気で、Sに下降補正をかけることで最遅ラグラージや最遅タイプヌルの下から行動できるようにしている。
HP種族値が223と過剰なのでHに振るのは効率が悪く、火力をなるべく落としたくない為
努力値配分は
H4-A252-D252がおすすめ。
技構成
確定技
はたき落とす 威力65(97)
タイプ一致で命中安定、持ち物を叩いた時威力も97と高い。ザシアン(王)に効かないのが辛い。
岩石封じ 威力60
ホウオウやサンダー、イベルタルを殴りながら妨害する神業。威力が欲しい方はストーンエッジでもいいかもしれないが、絶対岩石封じの方が強い。
選択技
ドラゴンテール 威力60
起点回避用の技。ゴチルゼル等色々なポケモンに起点にされなくなるのでおすすめ。
じしん 威力100
ザシアンをよく投げられるため交代読みで打つ。
それ以外はあまり使わない。
りゅうせいぐん 威力130
タイプ一致の高威力技。特に言うことはない。
逆鱗は技固定されるのが弱いので非推奨。
ヒートスタンプ 威力-
HDナットレイをワンパンできる。
無振ドリュウズとかもちょうど死ぬ。
ザシアン(王)に対しては威力が60しか出ないので火力が出ないのと、ダイマックスしている相手に打てないので注意。
バークアウト 威力55
Cを下げる音技。身代わりで様子を見てきたバドレックス(こくば)を狩れる。
立ち回り
役割対象のカイオーガ、サンダー、バドレックス(こくば)に対して後投げする。
相手の型によってはダイマックスをきられるとアクジキングが打ち負けることもあるが、岩石封じやはたき落とすでサポートしながら削り、後続のバドレックス(こくば)やサンダーで起点にしながら突破するといったこともできる。
与ダメージ計算
(はたき落とすは威力97の状態を想定)
無振サンダーサンダー
ストーンエッジ 67.8~80.0%確定2
岩石封じ 41.2~48.4%確定3
はたき落とす 49.0~58.1%乱数2(96.4%)
ドラゴンテール 30.9~36.3%乱数3(47.6%)
HBサンダーサンダー
ストーンエッジ 39.5~46.7%確定3
岩石封じ 23.3~28.4%乱数4(87.9%)
はたき落とす 28.9~34.0%乱数3(1.5%)
ドラゴンテール 17.2~21.3%
無振バドレックス(こくば)バドレックス
はたき落とす 192.0~228.5%確定1
バークアウト 70.8~84.5% 確定2
岩石封じ 20~24% 確定5
無振カイオーガカイオーガ
はたき落とす 43.4~51.4%乱数2(6.2%)
岩石封じ 18.2~21.7%乱数5(39.4%)
ドラゴンテール 27.4~32.5%確定4
無振イベルタルイベルタル
岩石封じ 29.8~35.8%乱数3(25.3%)
ストーンエッジ 50.7~59.7%確定2
無振りザシアン(王)ザシアン
じしん 51.4~61.0%確定2
ヒートスタンプ 31.1~37.1%乱数3(64.4%)
H252ザシアン(王)ザシアン
じしん 43.2~51.2%乱数2(3.1%)
ヒートスタンプ 26.1~31.1%確定4
なんか弱くて草
被ダメージ計算
(指定のない限りAC252とする)
珠臆病サンダーサンダー
ぼうふう 27.7~33.1%確定4
ダイジェット 35.7~42.1%確定3
珠控えめサンダーサンダー
ぼうふう 30.4~36.4%乱数3(54.5%)
ダイジェット 39.1~46.1%確定3
臆病カイオーガカイオーガ
しおふき 25.0~29.4%確定4
れいとうビーム 26.7~32.1%確定4
ダイアイス 38.7~46.1%確定3
(あられ込みで乱数2 21.4%)
控えめカイオーガカイオーガ
しあふき 27.4~32.4%確定4
れいとうビーム 30.1~35.4%乱数3(18.6%)
ダイアイス 42.1~50.1%乱数2(0.3%)
(あられ込みで乱数2 38.6%)
珠臆病イベルタルイベルタル
あくのはどう 14.0~16.3%確定8
ダイアーク 22.0~26.4%乱数4(19.3%)
デスウイング 21.4~25.0%確定5
ダイジェット 33.7~40.4%確定3
控えめバドレックス(こくば)バドレックス
アストラルビット15.7~18.7%確定6
ダイホロウ 18.0~21.7%乱数5(48.1%)
ドレインキッス 36.1~42.8%確定3
ダイフェアリー 69.5~82.5%確定2
特化+1ザシアン(王)ザシアン
きょじゅうざん 94.3~111.3%(62.5%)
意地ホウオウホウオウ
聖なる炎 23.4~27.7%乱数4(79.2%)
ダイバーン 30.4~36.1%乱数3(45.8%)
ブレイブバード 56.5~66.5%確定2
ダイジェット 65.5~77.5%確定2
陽気ランドロス(霊獣)霊獣ランドロス
じしん 51.1~60.2%確定2
ダイアース 66.2~78.2%確定2
とんぼがえり 48.1~56.8%乱数2(87.5%)
意地鉢巻ウオノラゴンウオノラゴン
えらがみ 76.5~90.3%確定2
苦手なポケモン
ザシアン(王)ランドロス(霊獣)ウーラオス(いちげき)
等の高火力物理アタッカー
カプ・レヒレ等のフェアリータイプのポケモン
相性の良い味方・構築例
1.ネクロズマ(日食)ネクロズマ
ネクロズマの苦手なカイオーガやバドレックス(こくば)に対してアクジキングが強く、アクジキングの苦手なザシアン(王)に対してネクロズマ(日食)が強い。
2.バドレックス(こくば)バドレックス
メタモンやイベルタルに対してアクジキングを投げることができ、アクジキングの攻撃でHPを削っておく事でバドレックス(こくば)がザシアン(王)やカイオーガを黒のいななきの起点にできる。
3.ホウオウホウオウ
アクジキングの苦手な鋼や格闘などの物理アタッカーに強く、ホウオウの苦手なカイオーガにはアクジキングを後出しできる。ホウオウの苦手なポケモンをアクジキングで削ってダイジェットの餌にすることもできる。
4.ランドロス(霊獣)ランドロス
上記の組み合わせだと地面や電気の一貫が切れていないが、ランドロス(霊獣)はその2タイプの一貫を切ることができ、アクジキングの苦手な物理アタッカーに対しても威嚇による妨害ができる。ステルスロックや蜻蛉返りを持たせてサポート型にするのも、ダイマックスを切るアタッカーにするのも強い。
さいごに
初めての育成論でしたが、いかがでしょうか。
評価やコメント、ご意見などお待ちしておりますので、ぜひよろしくお願いします!
長くなりましたが、最後まで見ていただきありがとうございました!