- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
- 個体値は全て理想個体を前提としています。
- ダメージ計算はダメージ計算SSを使用しています。
はじめに
- 育成論初投稿になります。
- 誤字・脱字、誤りや不明な点がありましたらご指摘して頂けると幸いです。
タイプ:ヌルタイプ:ヌルについて
- 第七世代(SM)にて登場した準伝説のポケモン。タイプはノーマル。
- 種族値はH95-A95-B95-C95-D95-S59 合計534
- シルヴァディシルヴァディの進化前で、進化の輝石を持たせる事で非常に高い耐久力を得ることができます。
- また、受けのポケモンにしてはAC95と攻撃面もそこそこ高く、電磁波、こごえるかぜ等起点回避の技も覚えるので、起点にもされにくいです。
努力値配分
- H244 B196 D68
- 実数値:201(244)-115-154(196)-115-124(68)-57(個体値0)
- 耐久ライン
いろは氏の構築記事から調整をお借りしました。
http://irohapoke15.hatenablog.com/entry/2020/01/02/161628
陽気A252ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマの鉢巻ばかぢから確定耐え
控えめC252インテレオンインテレオンの雨下ダイストリーム15/16耐え
- クッションの役割として、相手のあらゆる攻撃を一回は耐える必要があるので、HBぶっぱではなく、特殊耐久に少し割きました。
- ちなみにBに特化しても意地A252ヒヒダルマの鉢巻ばかぢからは確定耐えしません。
- また、なるべく後攻とんぼができるようにする為、最遅推奨です。
技構成
とんぼがえり 威力70 命中100
この型のタイプ:ヌルの根幹を担う技。
相手の攻撃を受けてから後攻とんぼがえりし、裏のダイマックスエースや高火力エースを無償降臨させるのが基本的な動きとなります。確定技。
こごえるかぜ 威力55 命中95
確定で相手のSを1段階下げる技。
相手のダイジェットの起点回避や、後続のサポートとして使います。
ダイジェットを多用するトゲキッストゲキッスやギャラドスギャラドスはラムの実を持っている可能性が高く、電磁波は無効化される恐れがあるので、そういった相手にも積極的に打っていけます。確定技。
ブレイククロー 威力75 命中95
タイプ一致。50%の確率で相手のBを1段階下げる追加効果があります。相手への負担と、崩しの起点に使います。準確定技。
でんじは 命中90
当たれば相手のSを1/2にし、25%で行動不能にします。
こごえるかぜと違って、相手が交換しても状態異常は続くので、相手の行動を大きく制限する事が可能です。準確定技。
- その他の技候補
トライアタック 威力80 命中100
20%の確率で相手をまひ、こおり、やけどのいずれかにします。
ヌルはACの種族値が一緒なので、ブレイククローよりも威力が高く、相手に負担を掛けやすいです。
ねむる
高速再生技のないヌルにとっての、唯一の回復技。
ねごとと一緒に使う事で、ヌルに有効打を持たないポケモンを実質的に詰ませることができます。
シーズン2ではTODが戦術として機能する為、数的有利をとってさえしまえば、ねむねご連打してるだけで勝ててしまうこともあります。
ねごと
ねむるを持っていたらこちらも確定技です。
上記のTOD戦術に加え、あくびループ構築に対しても強めに出れます。
ダメージ計算
- 被ダメージ
陽気A252ミミッキュミミッキュの珠じゃれつく
62 ~ 74(30.8 ~ 36.8%) 乱数3発(56.2%)
〃 珠ダイフェアリー(威力130)
87 ~ 105 (43.2 ~ 52.2%) 乱数2発 (10.9%)
陽気A252ドラパルトドラパルトのドラゴンアロー
66 ~ 78 (32.8 ~ 38.8%) 乱数3発
陽気A252ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマの鉢巻ばかぢから
170 ~ 200(84.5 ~ 99.5%) 確定2発
腕白B252アーマーガアアーマーガアのボディプレス
68 ~ 82(33.8 ~ 40.7%) 確定3発
陽気A252ギャラドスギャラドスのたきのぼり
52 ~ 63 (25.8 ~ 31.3%) 確定4発
〃 雨ダイストリーム(威力130)
127 ~ 150 (63.1 ~ 74.6%) 確定2発
〃 ダイジェット(威力130)
84 ~ 100 (41.7 ~ 49.7%) 確定3発
意地A252バンギラスバンギラスのストーンエッジ
76 ~ 90 (37.8 ~ 44.7%) 確定3発
陽気A252ドリュウズドリュウズのじしん
69 ~ 82 (34.3 ~ 40.7%) 確定3発
陽気A252ウオノラゴンウオノラゴンのエラがみ(先制)
133 ~ 157 (66.1 ~ 78.1%) 確定2発
陽気A252アイアントアイアントの珠アイアンヘッド
94 ~ 110 (46.7 ~ 54.7%) 乱数2発(62.8%)
A4振りカバルドンカバルドンのじしん
51 ~ 60(25.3 ~ 29.8%) 確定4発
意地A252パルシェンパルシェンのつららばり
80 ~ 95(39.8 ~ 47.2%) 確定3発
陽気A252エースバーンエースバーンのかえんボール
75 ~ 88 (37.3 ~43.7%) 確定3発
臆病C252トゲキッストゲキッスのエアスラッシュ
58 ~ 70 (28.8 ~ 34.8%) 乱数3発 (10.3%)
臆病C252ドラパルトドラパルトの眼鏡りゅうせいぐん
135 ~ 160 (67.1 ~ 79.6%) 確定2発
臆病C252サザンドラサザンドラのりゅうせいぐん
105 ~ 124 (52.2 ~ 61.6%) 確定2発
臆病C252ウォッシュロトムウォッシュロトムのハイドロポンプ
53 ~ 63 (26.3 ~ 31.3%) 確定4発
控えめC252ニンフィアニンフィアのハイパーボイス
88 ~ 105 (43.7 ~ 52.2%) 乱数2発 (12.8%)
臆病C252リザードンリザードンのだいもんじ
81 ~ 96 (40.2 ~ 47.7%) 確定3発
無振りドヒドイデドヒドイデのねっとう
27 ~ 33(13.4 ~ 16.4%) 乱数7発
- 与ダメージ
とんぼがえり
H252バンギラスバンギラス
48 ~ 58(23.1 ~ 28%) 乱数4発
H252ウォッシュロトムウォッシュロトム
24 ~ 29(15.2 ~ 18.4%) 乱数6発
無振りサザンドラサザンドラ
56 ~ 68(33.5 ~ 40.7%) 確定3発
H4振りヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ
41 ~ 49(22.6 ~ 27%) 乱数4発
こごえるかぜ
H4振りミミッキュミミッキュ
25 ~ 30(19 ~ 22.9%) 乱数5発
無振りドラパルトドラパルト
66 ~ 78(40.4 ~ 47.8%) 確定3発
無振りドリュウズドリュウズ
28 ~ 34(15.1 ~ 18.3%) 乱数6発
H4振りギャラドスギャラドス
26 ~ 31(15.2 ~ 18.1%) 乱数6発
H4振りトゲキッストゲキッス
46 ~ 56(28.5 ~ 34.7%) 乱数3発(3.8%)
H252カバルドンカバルドン
54 ~ 64(25.1 ~ 29.7%) 確定4発
無振りリザードンリザードン
29 ~ 35(18.9 ~ 22.8%) 乱数5発
ブレイククロー
H252ウォッシュロトムウォッシュロトム
39 ~ 46(24.8 ~ 29.2%) 乱数4発
図太いH252B252ドヒドイデドヒドイデ
22 ~ 27(14 ~ 17.1%) 乱数6発
相性の良い味方
- アイアント アイアント
アイアントは特殊耐久力が低く、物理耐久も平均より少し高い程度しかないので、受け出しがしづらいですが、火力と技範囲は非常に優れています。
先手を取られるエースバーンやドラパルトに対して、タイプ:ヌルが電磁波やこごかぜでSサポートし、全抜き体制を整えることができます。
アイアントの育成論
https://yakkun.com/swsh/theory/p632
- ヒヒダルマ(ガラル) ヒヒダルマ
ヒヒダルマもお世辞にも耐久が高いとは言えず、氷単と耐性も悪い為、後攻とんぼによる無償降臨とはシナジーがあります。
ヒヒダルマ自身もとんぼがえりを覚える為、先制とんぼと後攻とんぼでサイクルを回すことも可能です。
ヒヒダルマの育成論
https://yakkun.com/swsh/theory/p555g
- ドラパルト ドラパルト
タイプ:ヌルの弱点である格闘技を無効化することができ、ヌルがとんぼするタイミングで壁や身代わりを貼ってきた相手に対しても、特性:すりぬけでカバーが効きます。
また、アイアントの苦手とするエースバーンに対して炎技を半減し、上から攻撃できる為、
「タイプ:ヌルタイプ:ヌルアイアントアイアントドラパルトドラパルト」の並びとしても補完が優れており、構築にも組み込みやすいと言えます。
ドラパルトの育成論
https://yakkun.com/swsh/theory/p887
最後に
- 今の対戦環境は、相手のダイマックスを凌ぎ切り、こちらの強力なダイマックスエースを押し付けることが勝つ上でとても重要なポイントになっています。
今回紹介したタイプ:ヌルというポケモンは、ダイマックスポケモンの技を耐えることが多く、裏のダイマックスエースに負担を掛けさせない働きができる、環境とマッチしたポケモンです。
前世代はあまり注目される事のなかったポケモンですが、この機会に皆さんも是非、使ってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
追記:諸事情により、コメントへの対応が出来ませんでした。
申し訳ありませんでした。