はじめに
はじめまして、初投稿になります。MEGANIUMです。
今回は僕の一番好きなポケモン、メガニウムをレートで活躍させるべく考察した型を、皆さんに紹介したいと思います。
この育成論ではステータスの略称を用います。
H→HP
B→防御
C→特攻
D→特防
S→素早さ
コメント返信はできる限りしますが、用事で時間がとれないときなどは返信が少々遅れますのでご容赦ください。また、誹謗中傷コメントなどは絶対にお止めください。メガニウムについての嘲笑もお控えください。少しあつかましいようですが、評価2以下をお付けになさる場合には、具体的にどのような点を改善したら良いか教えてください。また、基本的にすべてスマートフォンによって記載しているので、文字化け等合ったらコメントにて宜しくお願い致します。
それでは、育成論の方に入ります。
コンセプト
バコウのみ、メガニウムというポケモンの読まれにくさ、お相手の「メガニウム(笑)」を利用して本来こちらが簡単に狩られてしまうファイアロー、メガボーマンダ、ガブリアスといったメジャーポケモンを逆に狩り返します。トレーナーとポケモンの愛のなせる技です。
物理アタッカーにカウンターを決めることができることもポイントです。
他の対ラグマンダとの比較(メガニウムの育成論を見に来ているんだという方は読み飛ばしてもらって構いません、差別化を求める人のための項)
差別化を求める人へ
同じようなことができる草ポケモン(モジャンボ、ユキノオー、ナッシー、ルンパッパ等)
→バコウのみを持つことで、ファイアローを返り討ちにしたり、ラグマンダを見ることができます。
差別化点
- 素の素早さの差:このようなポケモンたちは基本鈍足であり、S4水ロトム抜きに大きく努力値を奪われてしまう
- 素の耐久力の差:ルンパッパについてですが、素の耐久力がメガニウムに大きく劣っています
- カウンターの有無、両立:カウンターについては後述しますが、等倍物理を打ってくるアタッカーへの大きな打点、鉢巻ファイアローとんぼ返り対策等になり得ます。(ナッシーとの具体的な差別化などコメント欄にてしておりますので、気になる方は参考程度にご覧になってください)
- ドラゴンテールによる起点防止
など
ラグマンダを見れるポケモン
具体的にあげてもらいましたエムリットについて触れたいと思います。(この項全体に関して、アイダホさんご指摘有り難うございます)
エムリット
- H252振りのみでメガボーマンダのスキン捨て身タックルを確定耐え
- 達人の帯を持ち、Cに132振ることで、H252D100ラグラージをエナジーボールで確定1発、オボンH252ロトムを確定2発、H4メガボーマンダを冷凍ビームで確定1発、H252ファイアローを10万ボルトで77.8%〜91.8%(反動込みで落とす)などができる。
差別化点
- エムリットは現在図太いゴツメ持ちが多く、反動技を呼びにくいので、マンダやアローに対してはメガニウムの方が役割遂行しやすい(単草タイプは最高の強みである)
- ドラゴンテール、カウンターの有無
など
以上が似たような動きができるポケモンとの差別化となります。
性格 (ひかえめ)
起点防止の最低限の火力を得る、また反動+でファイアローやメガボーマンダを倒すためのひかえめです。ずぶとい性格のメガニウムも育成しましたが、メガボーマンダがめざめるパワーで落ちない、また、サイクル終盤で通常の打ち合いになることも多々あり、火力がなさすぎて打ち負けることがあったので、採用を見送りました。
持ち物 (バコウのみ)
弱点となる飛行タイプの技を半減します。このメガニウムが役割遂行するための肝です。
次点の候補(きあいのタスキ)
メリット
- ラグラージ戦では全くHPが削られなく、バコウと同様にメガボーマンダを処理できること
- ファイアローなどのフレアドライブで崩されないこと
- お相手の物理抜きエースをカウンターストッパーとして食い止められること
デメリット
- 先発のボルチェンなど少しの削りによって役割遂行が非常に困難になってしまうこと
- パーティ内で競争率の高いタスキを奪ってしまうこと
きあいのタスキを選択なさる場合には、下記の調整案3を参考にしてください。(おかゆさん、にうむないつさんご指摘有り難うございます)
基礎ポイントと理想個体値
調整案1(でつさんご提供頂き誠に有り難うございます)
こちらの調整では、
- 仮想敵であるメガボーマンダの捨て身タックル確定耐えを確保
- 16n定数ダメを抑える
- オボン持ちの水ロトムに対してギガドレインで確定2を取ることができる
- メガボーマンダを対面から落とせる確率が若干上がる
確定欄はこちら。
努力値:156-0-72-220-0-60
個体値: 31-2n-30-31-31-31
実数値:175-×-129-144-120-108
調整案2
こちらは既存の配分です。
- メガルカリオの飛び膝蹴りを確定耐え
→カウンター採用時の安定感は上がる
- 意地っ張り鉢巻ガブリアスの逆鱗を耐える確率が上がる
- 一方でオボン持ちの水ロトムに対して5%ほどの確率で耐えられてしまう
基本的には確定欄の配分を優先していいと思われます。
努力値:172-0-80-196-0-60
個体値: 31-2n-30-31-31-31
実数値:177-×-130-140-120-108
調整案3(にうむないつさんご提供頂き誠に有難うございます)
持ち物をタスキにする場合はこちら。
- ボーマンダ、ファイアローの反動ダメを固定し、役割遂行が確実になる。
- H252ファイアローが鬼火から入ってきても鬼火のスリップダメージ1回までなら反動ダメで落とせる。
- 意地っ張りメガガルーラの捨て身タックルを親、子、共に最高乱数引かれなければ耐えることができ、H振りでもゴツメ圏内に入れられる。
- ローブシンのドレインパンチ+冷凍パンチを確定で耐え、カウンターと草技を合わせることにより突破が見える。
- A1↑メガバンギラスのストーンエッジ+砂ダメを確定で耐え、カウンターで反撃可能。
努力値:156-0-112-180-0-60
個体値:31-2n-30-31-31-31
実数値:175-×-134-138-120-108
各配分の説明(調整案1/調整案2/+調整案3)
- HPと防御
・無補正A252ガブリアス
地震(22.8%〜27.4%/22%〜26.5%)+逆鱗(54.8%〜65.1%/53.1%〜63.2%)を確定耐え
・無補正A252鉢巻ガブリアス
逆鱗(82.2%〜96.5%/80.2%〜94.9%)を確定耐え
・意地っ張りA252鉢巻ガブリアス
逆鱗(89.7%〜106.2%/88.1%〜103.9%/87.4%〜102.8%)を高乱数1耐え(瀕死率37.5%/31.3%/18.8%)
※意地っ張り鉢巻きクラスになると一撃で突破される可能性がありますので念頭にいれておいてください。
・いじっぱりA252メガボーマンダ
スカイスキン捨て身タックル(84%〜99.4%/83%〜98.3%)を確定耐え
・無補正A252メガルカリオ
飛び膝蹴り(85.7%〜101.7%/83.6%〜99.4%)を高乱数1耐え/確定耐え
・意地っ張りA252マリルリ
じゃれつく(50.2%~60%/49.7%~59.3%/48.5%~58.2%)を確定1耐え
- 特攻
・H4ガブリアス
めざめるパワー(69.5%〜82.6%/67.3〜80.4%/65.2%〜78.2%)
+エナジーボール(38%〜45.6%/36.4%〜44%/36.4%〜44%)
確定で倒す
・H4メガボーマンダ
捨て身タックルの反動(1.2の両者49〜58ダメージ/58ダメージ)
+めざめるパワー氷(120〜144/116〜140ダメージ/116〜140ダメージ)
超高乱数で落とす
(HP171に対して169〜202/165〜198ダメージ/174〜198ダメージ)
・H252ファイアロー
ブレイブバードの反動+げんしのちからで確定で落とす
- 素早さ
・4振りFCロトム抜き
技構成 (草技、げんしのちから、めざめるパワー氷、選択)
- 投稿者の推奨(エナジーボール、原始の力、めざめるパワー氷、カウンター)
草技(ギガドレイン<エナジーボール<リーフストームからいずれか)(確定)
ラグラージ、水ロトムへの遂行技です。リーフストームを採用する場合には、初手ラグラージ→マンダがキツくなるのでエナジーボールとセットで採用することを推奨します。ギガドレインはどんな水ロトムとも打ち合い時に強くなれるメインウェポンですが、基本的にはエナジーボールの凡用性が勝ります。エナジーボールは安定した火力を永続的に得たいとき、リーフストームは先発に多いH振り水ロトム、カバルドンを一撃粉砕したいときに採用してください。(ダメ計は調整案1/調整案2です)
ギガドレイン
- H252D100ラグラージ→98.5%〜115.9%/94.6〜112%(超高乱数1発)
- H252水ロトム→62.4%〜73.8%/61.1%〜72.6%(確定2発/急所率オボン込み94.51%の超高乱数2発)
- H4ガブリアス→31.5%〜38%/31.5%〜37.5%(高乱数3発)
- H4メガガルーラ→(新緑発動)41.9%〜50.2%/41.4%〜48.6%(超低乱数2/確定3発)
エナジーボール
(ギガドレインのダメージの1.2倍です。)
- H252D100ラグラージ→115.9%〜139.1%/112%〜135.2%(確定1発)
- H252水ロトム→73.8%〜87.8%/72.6%〜85.3%(確定2発)
- H228D12マリルリ→70.5%~83.3%/68.6%~82.3%/67.6%~80.3%(後出し想定腹大鼓オボン発動時中乱数1
- H252メガガルーラ→(新緑発動)捨て身を確定耐え(84%〜99.4%)できる調整案3 41.5%〜49.5%
88〜105+49〜58→HP212に対して137〜163ダメージ
リーフストーム
- H4メガガルーラ→(新緑発動)72.9%〜86.1%/71.2%〜84.5%(確定2発&後続ゴツメ圏内です)
- H252メガガルーラ→(新緑発動)捨て身を確定耐えできる調整案3 59.9%〜70.7%
127~150+49~58→HP212に対して176~208ダメージ
- H252カバルドン→106.9%〜126.5%/104.1%〜123.7%(確定1発)
- H252水ロトム→107%〜126.1%/104.4%〜123.5%(確定1発)
げんしのちから(確定)
ファイアローへの遂行技です。能力UPは期待してはいけない。
- H252ファイアロー→80%〜95.1%/77.8%〜92.9%/75.6%~90.8%(確定2発)
- <参考被ダメ>いじっぱりA252鉢巻ブレイブバード→調整案1メガニウム@バコウのみ
65.7%〜77.7%(確定2発)
めざめるパワー氷(確定)
氷4倍弱点への遂行技です。負けてしまっても後ろの高速アタッカー、先制技圏内まで削ることができます。炎、地面など一見有用そうな他のタイプの方は肝心なラグマンダが見れなくなってしまうので不採用です。
- H4メガボーマンダ→70.1%〜84.2%/67.8%〜81.8%(確定2発)
- H4ガブリアス→69.5%〜82.6%/67.3%〜80.4(確定2発)
カウンター(選択1)
物理アタッカーと対面してお相手の攻撃が読めたら返してあげてください。
- H4(141)メガミミロップ飛び膝蹴り→61.7%〜72.5%/59.8%〜71.1%(108〜127/106〜126ダメージ)(カウンターで確定1発)
- H4(146)メガルカリオ飛び膝蹴り→85.7%〜101.7%/83.6%〜99.4%(150〜178/148〜176ダメージ)(カウンターで確定1発)
ドラゴンテール(選択2)
あると助かります。起点防止です。
草技2(選択3)
リーフストーム→マンダがキツいのでラグマンダに安定+ガルーラ性能を底上げし、先発水ロトムカバルドンを一撃粉砕したい方にオススメな枠です。リーフストーム+エナジーボール(ギガドレイン)となります。
他補助技(選択4)
両壁や宿り木、草笛などの補助技があります。
特にリフレクターは、流し際の水ロトムにボルトチェンジで調整を削られてしまっても後続のメガボーマンダに対して物理半減×バコウで役割遂行しやすくなります。
これらのような補助技に大きな意義を感じる方は選択欄を自由にカスタマイズしてください。
選出と立ち回り
- 基本的に、お相手の選出画面にラグラージ+ボーマンダ、先発が読めるガブリアスorファイアローがいた場合に先発で選出します。メジャーな水タイプ(水ロトム、マリルリ等)に後出しすることだけを目的とするならば、必ずしも先発にする必要はありません。
- それぞれの対面に合った行動
- VSラグラージ→エナジーボール
- VSメガボーマンダ→めざめるパワー(めざめるパワー+捨て身の反動でお相手のメガ枠とメガニウムを1-1交換できます。十分なメリットが得られますね。)また、特殊型だった場合もハイパーボイスを確定で耐え、めざめるパワーを入れることで後続のファイアロー、ゲッコウガで処理することができます。
- VSガブリアス→めざめるパワー氷
- VSファイアロー→げんしのちから(体感では初手ブレイブバードよりは挑発が75%鬼火20%くらいの確率で飛んできますが、メガボーマンダと同様に落とせます)又はカウンター(こちらはこだわり鉢巻きとんぼ返り警戒)この2卓ですが基本的にはげんしのちから安定です。
- VS水ロトム→エナジーボールorリーフストーム(スカーフトリックを貰うと痛いです。が、後の対面でいじっぱりS252メガボーマンダ(初速)に上からめざめるパワーを叩き込め、後続のファイアロー、タスキゲッコウガ等マンダを上から殴れるポケモンで処理できるかもしれません。お相手の持ち物をオボンのみと割りきってエナジーボールかリーフストームで致命傷を与えに行く立ち回りをおすすめします。)
こちらの持ち物が気合のタスキでお相手の後続にアローやマンダがいるという場合は、極力ダメージを受けないことが求められますので、リーフストームが最良手となります(一概にとは言えませんが)。
- VSメガガルーラ→エナジーボールorリーフストームor後続に交換(先発では勝てません、後の対面でガルーラが少しでも傷ついていたら勝てます)
- VS物理アタッカー(ex.メガミミロップ)→カウンター
- 上記の攻防がうまく決まったらそこでメガニウムさんの役割は終了なので(ガルーラ除く)、後はいい具合に削れた新緑リーフストームなどで負担を掛けたり、技構成によってはドラゴンテールで起点になるのを防ぎます。
立ち回りについては以上です。分からないことがあったらコメントを宜しくお願い致します。
セットにしたい味方
- ファイアローorタスキゲッコウガ
マンダを上から殴れるポケモンです。メガニウムの狩り残してしまったほぼ瀕死寸前の竜舞メガボーマンダ、特殊メガボーマンダにとどめをさせます。この対面からボーマンダが引いていったことはありませんでした。
- ヒードラン
メガニウムがヒードランの苦手なガブリアスを見れ、ヒードランはメガニウムの苦手な炎、虫、鋼に滅法強いので相性ばっちしです。
参考バトルビデオ
TDFW WWWW WWWQ 6NKH
初手マンダ狩りが綺麗に決まり、役割の終わったメガニウムをゴツメダメで退場させ、根性ブシンでエアームドとハピナスを詰ませた試合です。
初手マンダ対面でしっかりと仕事ができることが伝われば幸いです。
最後に
初投稿ということで至らぬ点が多く、それでもここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
メガニウムは実際上手に使って上記の立ち回り決まり、しっかりとした役割遂行ができると、とても爽快なポケモンです。BWの時よりルックスの良さは下がってしまいましたが、飛行物理の繁栄により逆襲の可能性が光っていると思います。触覚はもう少し太く、また首長で見下している感じを残して欲しかった…
メガニウムの可能性が少しでもみなさんに伝わりましたら、僕にとってそれ以上の幸せはありません。
それでは育成論を終わります。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
※不明瞭な点などありましたら、コメント欄にてどうか指摘を宜しくお願い致します。
※2014/12/31
きあいのタスキを候補に追加
撮ったバトルビデオを掲載
確定欄の努力値の微調整
※2015/1/1(新年あけましておめでとうございます)
技選択肢の充実化
※2015/1/2
全体的に見やすく調整
差別化の項を追加
※2015/1/16
@タスキ調整案3を追加
調整案3のダメ計を追加