初めまして。今回が初投稿になります、ピュアです。
今回は私が普段から使用するメガジュカインについての考察をしたいと思います。
- 元はタイプと特性を生かしたサイクル重視として投稿しましたが、
- 等倍を2発受けるだけの耐久がない。
- 低火力ポケモンの氷技でも落ちてしまう。
- そもそも数値的にサイクルは難しい
というご指摘をいただき、役割破壊の側面を重視したスタンパ用の文章に書きなおしましたので、ご了承ください。
はじめに
- ダメージ計算はトレーナー天国様(ダメ計さん)のものを利用させていただきました。
- 明らかにわかると判断したものには略称を使っています。
- 指定がない限りは理想個体を想定しています。
- 低評価の際には今後の参考にしますので、理由を記述ください。
ジュカインとは
ポケモンORASに入りメガ進化をもらった御三家ポケモンですね。かっこいい見た目からルビサファのころから愛用していた方も多いと思います。しかし、草ドラゴンというタイプに加え、与えられた特性は予想を裏切り避雷針という、使えなくはないが他のメガ進化ポケモンを見て期待していた方にとってはがっかりするものでした。
今回は、このタイプと避雷針という特性を生かした型、そして構築的な観点から育成論を書こうと思います。
なぜがむしゃらなのか?
他の方のメガジュカインをみると、高いSで上から叩くことを意識して、技範囲を広くする型で利用されていると感じました。
しかし、耐久を落として地震を入れて両刀にするにはAの種族値が心もとなく、命中率の低い気合い玉を採用して技範囲を広げるのは命中率の不安や、リフストを打った後に起点にされることを考えると、デメリットにもなります。
よって、今回私が紹介する型のメリットを列挙すると、
- 耐久を下げたり、命中率が極端に低い技をいれないで、我武者羅を採用することにより、見れる範囲が変わったり、対面での打ち合いにおける耐久面の不安を広げずに済む。
- 身代わり、我武者羅を上から確実に打てることを考えると、S145と避雷針をより有効に活用できる。
- 身代わり、がむしゃらにより、あいての耐久ポケモンにも対応可能。特に、トリルからレイビで押してくる相手には、対面から勝てたり、後続にも負担がかけられたりする可能性がある。
- がむしゃらはPGLに記載されないほど搭載率が低く、読まれにくい。
- 身代わりによる安定行動が取れ、ラグマンダ及びカバルカなどの行動を見た上で行動できる。
- 下がったCをがむしゃらでカバーでき、起点にしようとしてくる相手にもこちらの体力次第で対応できる。
デメリットは、
- 技範囲が狭く、役割を明確にする必要がある。
- 耐久に振らないのに加え、我武者羅の性質上、先制技持ちには特に弱い。
- ゴーストタイプにはがむしゃらが通らず、役割を遂行できない場面もある。
- 普段なら圧力をかけつつ退場できる相手を見れなくなる。(特にルカリオなどの鋼タイプ先制技持ち)
- 読まれやすいとはいえ、メガをしなくても我武者羅はできる(差別化は育成論の最後に追記しました。)
といったところでしょうか。要するに、得意な相手が変わっていると思っていただいて構いません。前置きが長くなりましたが、育成論に入ろうと思います。
性格
臆病で確定。
努力値
H 16n+1
CSぶっぱ(理由は後述)
メガスピアーのとんぼ返りを身代わりで受けたり、スカーフ持ちポケモン、S145からの我武者羅というアイデンティティーを考えると、Sは極力最速にしたいです。
Cは、Hぶっぱのメガマンダを意識すると、火力を落としたくないため、ぶっぱで安定です。ハイボ未搭載であれば、身代わりと合わせて対面なら有利に立てます。
技
リーフストーム
タイプ一致のメインウェポン。役割対象を考えると外せません。反動のCダウンも、身代わりやがむしゃらの存在で、特殊一本よりも対応できます。
竜の波動
竜技の最高火力、タイプ一致技。流星群がないため、この技を採用せざるをえません。一応Cは145あるのでそれなりの火力は出ます。
身代わり
今回のコンセプト。有利対面の安定択であり、これとがむしゃらで、受けに来るポケモンに致命的な圧力をかけることもできます。
がむしゃら
今回のコンセプト。苦手な相手にも圧力をかけることができ、後出しにおけるHP減少もメリットに変えられます。特に相手がトリルを使うポリ2なら、相手がレイビを連打してきたら、トリルが終わるターンと身代わりがうまくかみ合い、突破することもできます。
他にもエナボやメザ炎などありますが、火力面や役割を考えると、上記の4つで確定でしょう。
強く出れる相手
水タイプ全般、身代わりのない耐久ポケモン全般(クレセ、ポリ2など)、自分よりSの低い竜タイプ(ガブリアス、ボーマンダなど)
ゴーストタイプ以外の自分よりSの低く、先制技のないポケモンにもがむしゃらで最後っ屁を食らわせられるので、対応範囲は広いといえるでしょう。
ダメ計
- 与ダメ
リーフストーム
H252メガガルーラ 56.6%〜66.9%
H252スイクン 104.3%〜122.7%
無振りゲッコウガ(等倍時) 108.1%〜127.2%
無振りメガライボルト 99.3%〜117.9%
HD補正有カバルドン 100.9%〜120%
H252チョッキマリルリ 93.7%〜111.1%
H252ギルガルド(盾) 25.1%〜30.5%
無振りバンギラス 92.5%〜109.7%
竜の波動
H4メガボーマンダ 99.4%〜119.2%
H252メガボーマンダ 84.1%〜100.9%
無振りガブリアス 99.4%〜118%
H252ファイアロー 57.2%〜68.1%
H252メガゲンガー 50.2%〜59.2%
H236ボルトロス 51%〜60.8%
無振りサザンドラ 101.7%〜122.1%
- 被ダメ
補正有りC252サザンドラの悪の波動 57.9%〜68.2%
補正有りA252メガバンギラスのかみくだく 76.5%〜91%
C無振りFCロトムのメザ氷 77.2%〜91%
C無振りクレセリアのレイビ 85.5%〜102%
補正有りA252キノガッサの岩石封じ 49.6%〜58.6%
C252メガゲンガーのシャドーボール 66.2%〜78.6%
C無振りメガゲンガーのシャドーボール 56.5%〜66.8%
補正有りA252ちからもちマリルリの叩き落とす 59.3%〜70.3%
補正有りA252霊獣ランドロスのとんぼ返り 84.1%〜99.3%
補正有りA252メガクチートのふいうち 75.1%〜88.9%
この通り、高火力等倍を2発受けるだけの耐久はありません。しかし、Bを下げないことによりスカーフランドロスのとんぼ返りを受けれるのは大きいでしょう。また、毒技やこごかぜを持っていないゲンガーにも対面で勝つことができます。
相性のいい味方
この型のメガジュカインは、技範囲を狭くした代わりに耐久ポケモンへの役割破壊の側面が強くなっているので、基本的に、PTは広く見れる、対応力の高いポケモンで固めるのがいいでしょう。
- ギャラドス
相性補完がよく、ファイアローや雷パンチを持たない馬車に強くいけます。また、電気技を呼ぶため、避雷針を発動できる可能性も上がります。しかし、メザ氷持ち電気タイプがきつくなるので、他で補う必要があるでしょう。
- ファイアロー
メガジュカインががむしゃらで削った相手を確実に処理できます。後半の抜きエースとしても優秀で、消耗した相手に圧力をかけられます。
- ヒートロトム
苦手なアローに強く出れ、メザ氷持ち電気タイプにも有利に立ち回れます。また、このメガジュカインが苦手な鋼タイプにも強くいけること、鬼火により、火力、耐久に不安のあるメガジュカインのサポートができる点についても有用です。
- ヒードラン
所謂ジュカドラン。しかし、この型は攻撃範囲を狭くしているので、従来よりも動きにくいと思います。
- マリルリ
がむしゃらを生かすアクジェや、叩き落とすによりメガジュカインのサポートができたりするチョッキがおすすめです。メガジュカインに打たれた竜技に対して出すことができます。
- ニンフィア
竜技に繰り出すことができるのに加え、ライコウなどメガジュカインが苦手なポケモンの身代わりを貫通できるので、優秀です。
- キリキザン(追加)
最近ゲンガナンスが増えてきたので追加しました。メガジュカインは、特にソーナンスが苦手で、どれをアンコールされても対応できないので、この並びが見えたらキリキザンの選出をおすすめします。一応メガジュカインの氷技を受けることもでき、先制技で縛ることもできるため、平常時における相性も悪くないと思います。
最後に
この型のメガジュカインは、従来の型よりも小回りが利き、黒子役に徹することで真価が発揮されると思います。よって、どんな相手にも選出できるPTの中核ではなく、有利な相手に選出すると考えたほうが良いです。よって、周りは抜きエース、積みエース、所謂害悪メタなど、広い相手に対応できるポケモンで固めるのが良いです。
最後になりますが、拙い文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます。コメント、アドバイスなどを頂けると幸いです。
追記
- 通常のジュカインとの差別化について
タイプが草単→草竜になるため、サイクル戦の適性が上がり、また火力もCが145と大幅に上昇します。
Sが145になり、電磁波が無効になるのも重要で、環境に多いメガゲンガー、ゲッコウガを上から見ることもできます。
加えて、型バレをしにくいというのもメガジュカインにがむしゃらを入れるメリットだと思います。