メガニウム - ポケモン育成論ORAS・XY

メガ枠はこいつで決まり!役割型メガニウム

2016/05/09 09:38 / 更新:2018/02/05 11:57

メガニウム

HP:HP 80

攻撃:攻撃 82

防御:防御 100

特攻:特攻 83

特防:特防 100

素早:素早 80

ブックマーク4.534.534.534.534.534.534.534.534.534.53閲覧:31012登録:11件評価:4.53(11人)

メガニウム  くさ  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御↑ 攻撃↓)
特性
しんりょく
努力値配分(努力値とは?)
HP:244 / 防御:180 / 特攻:12 / 特防:4 / 素早:68
実数値:186-91-157-105-121-109
覚えさせる技
リーフストーム / やどりぎのタネ / こうごうせい / ドラゴンテール
持ち物
たべのこし

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このポケモンの役割
物理 / 受け
ルール
シングルバトル / 見せ合い63
登録タグ

考察

皆さんこんにちは。
役割遂行型のメガニウムについて投稿します^^

注意1:タイトルにメガ枠とありますが、こいつはメガ進化しません。タイトル詐欺してすいません
注意2:メガニウムとしての最大限のスペックを引き出せるよう考察したつもりではありますが、性能だけで見るとどうしても劣化気味にはなってしまうので、そのことをご理解ください。
注意3:評価2以下をつける場合はその理由をおねがいします。

メガニウム


御三家で一番不遇なポケモンとして名高いメガニウム。

草単という役割面でも攻撃面でも恵まれないタイプに加えて、夢特性も御三家ナンバーワンの死に特性がプレゼントされるなど、ゲーフリからの見放され度では上位に入ってくるであろうメガニウム。

攻撃性能がダメなら補助はどうかと言えば、草タイプお得意の眠り粉、痺れ粉が使えず、状態異常での牽制もできないという圧倒的な人畜無害っぷりを誇るメガニウム。

そんな儚くて可愛いメガニウムを、使ってみたいと思った。

・・・役割対象は誰?


何といってもマリルリ、水ロトム、キノガッサ、スイクンの四匹です。
他のタイプでは受け難いこいつらですが、これらにまとめて強いのが草タイプ役割遂行型の特徴です。

比較してみると


キレイハナ、チェリム、キマワリ、マスキッパ...

散々不遇不遇と言われるメガニウムですが、世の中広いもので、どう足掻いたってこのメガニウムにさえ敵わない草ポケモンというのは結構います。

というか、こいつはなんだかんだで、ジャローダを除くと、草単のポケモンとしては屈指の実力を持っているといえます。

草単ポケモンで、同じくらいの位置にいるのがモジャンボとリーフィア。

しかし、メガニウムはこの両者に特殊耐久で大差をつけており、水ロトムやスイクンへ役割を持ちやすいという特徴があるので、そんなに差別化を意識しなくていいと思います。


では、他の草タイプ列強と比較していきます。

  • キノガッサ

アタッカーか、受けかという違いがあるので除外です。

  • ナットレイ/モロバレル

腹太鼓マリルリに後出しした際に、先手のはたき落とすで倒されてしまいますが、メガニウムは先手を取れるので安定して処理できます。ナットレイは乱数で耐えますが、安定度はメガニウムの方が上です。

  • エルフーン

耐久自体は不安定で、マリルリや水ロトムにタイマンで勝てるか怪しいです。

  • パンプジン

物理受けとして見るとこちらの方が優秀な点が多いものの、HBベースだと腹太鼓後のマリルリを一撃で落とせない他、DとSで25ずつ差をつけておりスイクンや水ロトムへの安定度に違いがあります。

  • メガフシギバナ

役割対象はメガフシギバナの方が圧倒的に広く、汎用性も圧倒的に高く、逆立ちしてもメガニウムの敵う相手ではないですが、メガストーンを消費するか否かという圧倒的な違いがあります。メガニウムはメガ枠ではないので(2回目)
また、ゴツメを持たせられるためその場合ガルーラに対して削りを入れられるという点もあります。

  • フシギバナ(非メガ)

地面耐性の有無により、対ガブリアス、ランドロスなどに差が出てきます。フシギバナはガブリアスの剣舞地震で落とされてしまいますが、メガニウムは逆鱗を撃たれない限りはほぼ落とされることはなく、倒される場合は裏にフェアリーを置いておけば起点にすることができます。

  • ジャローダ

最大の競合相手で基本的には上位互換なのですが、得意とする戦い方に若干の違いがあります。
ジャローダは高い素早さを活かし、先手の蛇睨みで牽制したり、先手のリフレクで強引に受けたりといった戦い方ですが、
メガニウムは特に牽制技を持たないことで逆に相手の積み技を誘いやすく、後手のドラテが非常に決まりやすいという特徴があります。
また、素の耐久も一応勝っているためマリルリなどを受ける上ではこちらの方が安定します。
つまり、あくまでも「受け」として捉えるなら安定性はジャローダより高いのです。
有利な相手に繰り出しつつ、交代際の宿り木やドラテで相手に負担をかけていく、というのがメガニウムの得意とする戦い方ということになります。
上記の宿り木やドラテはステロと相性が良いため、ステロを撒いてうまくサイクルを回せればジャローダ以上の活躍をすることも可能かもしれません。
差別化と言えるかは謎ですが、いちおうこうした戦い方をするならジャローダよりメガニウムの方が使いやすいよ、ということです。

採用理由

  • マリルリ/スイクン/水ロトム/キノガッサへ安定した後出しが可能
  • ドラゴンテール、やどりぎのタネによる削り性能


採用理由は愛というのは分かりやすく言うと、友達があなたのDSをのぞき込んで「なんでお前メガニウムなんか使ってんの??」と言ってきたら、「おいおい、メガニウムかわいいだろ!いい加減にしろ!」とすかさず返せるかどうか、ということです。
メガニウムを使う上ではまさに最も重要なことであると言えます。

努力値・持ち物


出ていける相手はどちらかというと物理に多いので基本的にはHBベースです。

  • 候補1

H244B180C12D4S68 図太い@残飯

ワンチャンスイクンに先手取れないかなー、ってことでSをある程度高めます。
また、スイクンを意識するとなると、熱湯の火傷等を考えると持ち物は残飯が安定します。
Sに努力値を割いた分の物理耐久は残飯で補うつもりで。

スイクンをより安定して抜くために、Sをもう少し高めるという選択もありえます。その場合の努力値例はこちら。
H220B164C12D4S108 ずぶとい

HPを8n-1調整、物理耐久はガブリアスの剣舞逆鱗を高乱数(81.3%)耐えです。物理耐久はこの辺りが最低ラインです。

  • 候補2

H244B244S20図太い@ゴツメ

HBベースで、Sは準速マリルリ抜き。
ゴツメを持たせるなら、少しでも耐久を高めておきたいと思ったのでこの努力値振りにしました。
これにより、特化メガガルーラの猫捨て身が
86.5〜103.7%となり、高乱数で耐えられるようになります。
ゴツメを持たせると、物理への削り性能が上がるほか、ガルーラに少しだけ強く出ることができるようになります。


特性


しんりょく

な、なんと!HPが1/3以下になったときに草技の威力が1.5倍にまで膨れ上がってしまうという素晴らしい特性です。あのキノガッサやエルフーンさえも同情メガニウム君さすがと唸らせてしまうほどの特性です!

夢特性なんて無かった、いいね?

技構成

リーフストーム ★★★★★

水や地面への遂行技としてぜひ欲しい一致技。
腹太鼓後のマリルリを一撃で倒せるのが他の草技との違い。

やどりぎのたね ★★★★★

そこそこの一貫性があり事実上のメインウエポンとても便利な技。
削りに、回復に、後続サポートにと一石三鳥。

こうごうせい ★★★★☆

残飯+宿り木+光合成連打で誤魔化せるポケモンが多く、安定した役割遂行のためにもぜひ欲しい技。PP増やそう。

ドラゴンテール ★★★☆☆

1.起点回避に用いる。ウルガモスやグロパン持ちガルーラ、悪巧みボルトロス、竜舞メガボーマンダ、メガルカリオなどに対して決まりやすい。積まれたら終わり、という状況の時や、相手が積み技を使ってくるという確信が持てるときに使用する。
2.相手の交代が読めるときに用いる。メガニウムに対し絶対的に有利なポケモンが裏にいるとき決まりやすい。うまく決まればステロダメをいい感じに稼ぐことができる。
3.後出ししたスイクンが瞑想型だったときに、詰まないための保険として重要。ジャローダに後出しして無理やり誤魔化しにいったりといった芸当もできる。

身代わりを張られると詰みがちなので、本当にそれだけは注意。そこにさえ気をつけていればかなり心強い技。

めざめるパワー(氷/炎)  ★★★☆☆

ポイヒガッサやエルフーンの相手ができるようになります。
めざ氷はほかにガブリアスを確定2発で倒せるというのが大きく、重要な仮想敵であるガブリアスにより強く出れるようになるのが大きいです。
ナットレイがPTで重いならめざ炎も有力候補です。

基本的にはこの5つから4つを選ぶ感じです。
技スぺ的に採用するのは難しいですが、一応他の候補技はこちら。

アロマセラピー ★★☆☆☆

ボルトロスの電磁波によって麻痺したメガバシャーモのケアなどに。
ジャローダへの差別化にもなります。


どくどく ★★☆☆☆

耐久ポケに。ただ、耐久ポケは宿り木を入れるだけでもそこそこの牽制になることが多いです。


カウンター ★★☆☆☆

ローブシンやガブリアス、キノガッサなどへの遂行速度が上がったり、とんぼがえりをカウンターして裏にダメージを与える使い方が強かったりと技自体の有用性は高いものの、本育成論では宿り木の種や光合成、ドラゴンテールの優先度が高いので、技スペース的に入れるのが難しいです。積み技や無償光臨を許してしまう点も辛く、積極的にこの技を撃てる状況はやや限られています。

被ダメ


確定欄の振り方で計算します。


~役割対象~

特化マリルリの
じゃれつく 39.2〜46.7
腹太鼓アクジェ 34.4〜40.8

特化テクニシャンガッサの
種ガン(1回) 6.9〜8.6
がんぷう 23.6〜27.9

水ロトムの
特化眼鏡ボルチェン 22.5〜26.8
特化眼鏡ドロポン 35.4〜41.9
4振りドロポン 17.7〜20.9

4振りスイクンの
熱湯 11.2〜13.4
冷ビ 34.4〜40.8
瞑想1積み冷ビ 50.5〜60.2
火傷+冷ビ 46.7〜53.2

特化メガラグラージの
冷P 43.0〜51.6

特化ドサイドンの
冷P 41.9〜49.4


~後出し自体はワンチャンあるポケモン~

特化霊獣ランドロスの
とんぼがえり 39.7〜47.3
じしん 20.9〜24.7

攻撃198ローブシンの
冷P 38.7〜46.2
ドレP 29.0〜34.4

ガブリアスの
ぶっぱ地震 17.7〜20.9
ぶっぱ逆鱗 42.4〜50.5
特化逆鱗 46.7〜55.3(73.8%、残飯込みで16%)
ぶっぱ鉢巻逆鱗 63.4〜74.7

ぶっぱメガギャラドスの
竜舞1氷の牙 52.6〜62.3
竜舞1噛み砕く48.3〜56.9(残飯込み41.4%)

特化ドリュウズの
アイへ 31.1〜37.6
珠アイへ 40.3〜48.9

ぶっぱメガミミロップの
飛び膝 47.3〜56.4(残飯込み22.8%)

ジャローダの
4振りリフスト×2 47.8~55.9
ぶっぱリフスト×2 62.4~73.7


~対面で対抗できる可能性があるポケモン~

特化メガガルーラの
グロP+秘密の力 98.6〜117.2
猫+捨て身 90.9〜109.1
とにかくグロパンの起点にならないように、積極的にドラテを打とう。

ボルトロスの
ぶっぱ珠めざ氷 47.3〜55.9
4振り悪巧み1めざ氷 59.1〜69.8
大抵挑発か悪巧みなので、ドラテが刺さります。

ぶっぱライコウの
眼鏡めざ氷 50.5〜60.2
珠めざ氷 44.6〜53.2
身代わり残飯型に注意。

ギルガルドの
特化シャドボ 45.1〜53.2(30.9%、残飯込み0.39%)
特化アイへ 34.4〜40.8
特殊型は宿り木をまいて回復連打。
物理型はドラテで追い払う。
毒みガルドにはカモにされるので注意。

マンムーの
特化つららばり(1回) 20.4〜25.8
4振りつららばり(1回) 16.1〜19.3

パルシェンの
特化つららばり 17.2〜20.4(急所込みで20.2%の乱数)

ぶっぱ眼鏡ラティオスの
流星群 89.2〜105.3(37.5%)
サイコショック 42.4〜50.5
ラティオスを意識したい人はBからDに努力値を8移して下さい。流星群の乱数が2個ずれます。

C1段階up特化ポリ2のトラアタ 52.1〜61.8
宿り木からの光合成で回復追いつきます。追加効果?まあ、なるよね...。

ぶっぱ珠マニューラの
はたきおとす(持ち物あり) 41.9〜50.5
つらら落とし 72.5〜88.1
つらら落とし持ってたら無理です。

メガライボルトの
C173火炎放射 52.6〜62.3
ぶっぱオバヒ 81.7〜96.7
火炎放射なら宿り木をいれてから光合成連打。オバヒなら光合成連打。

サンダーの
4振り熱風 47.3〜55.9
特化熱風 62.3〜74.1
受けなら宿り木からの再生連打でなんとかなる。

特化サザンドラの
眼鏡流星群 94.6~111.2(68.8%)
眼鏡火炎放射 88.1~104.3(31.3%)
眼鏡悪波 58.7~69.3
炎技を起点にできるポケモンが後続にいると戦いやすいでしょう。


~天敵~

ゲンガー、バシャーモ、リザードン、ヒードラン、メガフシギバナ、ハッサム、クチート、ヒートロトム、エンテイ、ウルガモス、ゲッコウガ、ファイアロー、ニンフィア、メガサーナイト、メガボーマンダ、メガヘラクロスなど

笑えないレベルで多いですね。笑い飛ばして使ってあげて下さい。

対面だと身代わりで起点にしてくるやつも多く、ほとんど対抗できないので、交代際になんとか宿り木を入れられるよう頑張って下さい。
炎ポケモンはステロが刺さりやすいので、交代読みドラテを決められると効果絶大です。

目安:
一撃でやられる

CSメガゲンガーのヘド爆、特化メガバシャーモのフレドラ、特化襷バシャーモの大文字、珠ゲッコウガのダストシュート&冷ビ、無振りメガボーマンダの捨て身、特化鉢巻アローのブレバ

乱数で耐える

HSメガゲンガーのヘド爆(25%)、特化珠アローのブレバ(37.5%)、特化竜舞1積みメガリザXの逆鱗(43.8%)

確定で耐える

眼鏡ニンフィアのハイボ(77.9〜92.4)、特化メガサーナイトのハイボ(69.8〜82.7)、襷ゲンガーのヘド爆、特化プレートアローのブレバ、4振りアローのブレバ(48.3〜58.0)、特化襷バシャーモの放射、C165メガバナのヘド爆(急所・追加効果込みで瀕死率10%)、襷ゲッコウガのダストシュート&冷ビ、特化エンテイの聖なる炎(火傷込み)


与ダメ

C12振りを想定です。

  • リーフストーム

153-102マリルリを87.5%の乱数で落とす
HBカバルドンに78.1〜93.0%
HDカバルドンに53.9〜64.1%
HBスイクンに56.0〜66.6%
無振りガブに40.9〜48.0%

  • ドラゴンテール

無振りガブに19.6〜24.0%

  • めざ氷/炎

HSキノガッサに35.9〜43.0%
145-96エルフーンに34.4〜41.3%
炎の場合
HBナットレイに39.7〜48.6%
氷の場合
無振りガブに50.2〜61.2%
HSメガボーマンダに43.5〜53.4%

パーティ編成


ステロ撒き+(メガニウムの得意なポケモンが苦手な)アタッカー+メガニウム みたいな構成がしっくりきました。

ステロ撒き枠

  • レジロック

岩タイプ最有力候補。アロー、マンダ、リザードンなどに比較的強く、後出しが効きやすいため、この辺りのポケモンが相手にいてもメガニウムの選出をあまりためらわずに済みます。頑丈+イバンなどで行動回数も稼ぎやすく安定していると思います。
ドサイドンやゴローニャなども良さげだと思います。

  • ラグラージ

こちらも割と相性補完が取れており、アローやマンダなど特定のポケモン相手を除くとレジロックより安定して仕事ができることが多いです。



アタッカー枠

  • メガバシャーモ

メガニウムの苦手なゲンガーやガルーラを始め、ゲッコウガ、メガヘラクロス、ヒードランなどに対面で強めで、ハッサム、クチートにも強くでれます。
また、苦手なポケモンにはギャラドスやマリルリ、スイクンなどメガニウムの役割対象が多いです。
ステロやメガニウムの宿り木・ドラテで削っていき、メガバシャの圏内に入れていくという感じです。剣舞持ちがオススメです。

  • メガヤミラミ

アタッカーではないですが、メガ枠の候補として。メガガルーラに対して後出しが効きやすく、やや半端な耐久とメガニウムの宿り木サポートがマッチしやすいです。

あくまでも一例なので他にも良い組み合わせがあったら追加していきます。


これで育成論は終わりです。
メガ同時選出も可能なメガニウム。愛のある方はぜひ使ってみてください。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2018/02/05 11:57

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コメント (6件)

  • ページ:
  • 1
16/05/09 19:36
1メガ (@meganiumknight)
読ませていただきました。
草タイプとしての耐性と種族値を考慮したうえで考察されており、よくまとまっていると思います。
その上で、何点か気になる部分がありましたので、以下にまとめさせていただきます。

1.役割対象の拡張について
この論では役割対象を「マリルリ、水ロトム、キノガッサ、スイクン」としていましたが、この4匹であれば耐性の関係で物理耐久の指数を下げられるため、フシギバナでも同様の役割を遂行可能です。
その場合は、メガニウムと比べて
・身代わりスイクンとポイヒガッサに対しても遂行可能なほえる
・タイプ一致ヘドロばくだんによるガッサへの遂行速度の違い
・くろいヘドロを持たせることができる
などの理由により、遂行力が高いフシギバナを採用すべきです(ドラゴンテールによるダメージは流しの副次的要素であるため、差別化点とはなりません。むしろ瞑想ニンフィア・剣舞クチートに対する遂行が不能になります)。
つまり、メガニウムである意義を見出すのであれば、役割対象を拡張し、フシギバナにない耐性である地面を仮想敵に入れる必要があります。
現環境における地面タイプの採用率1位はガブリアスであり、物理耐久に寄せている以上はガブリアスを具体的な仮想敵とするべきでしょう。
このとき、ガブリアスのじしんorがんせきふうじ+げきりんはHP175(156振り)のみで確定耐えとなるため、この型では当然耐えます。
受け出しのターンにげきりんを撃たれている場合は引いて起点にします(ガブリアス相手にげきりんを受けられない選出をしてるのなら負けなのでできないケースは考慮しません)。
じしんor岩技で大きなダメージを受ける場合は技が変えられず、メガニウムを2発で倒すことが不可能なため、ガブリアスに対するメガニウムの繰り出しが可能であることが分かるかと思います。
この型であれば剣舞げきりんも最大乱数以外耐えられるため、少なくともガブリアスは役割対象にしておくべきです。
他には、多くの場合相手からの有効打のないカバルドンも役割対象として見るべきと思います。

また、カウンターを「起点になりやすい」として採用候補の下位に置かれていますが、物理寄りの配分のメガニウムはカウンターを候補から外すことで急激に性能が下がります。
シングルバトルは、選出段階ではポケモン1匹で相手のポケモン2匹に対応する必要がある(6/3)ため、1匹のポケモンができるだけ多くの役割を担う必要があります。
つまり、現状のメガニウムでは「マリルリ、水ロトム、キノガッサ、スイクン(、ガブリアス)」のうち少なくとも2匹が相手パーティにいなければ、選出がしにくくなってしまいます。
しかし、カウンターを採用している場合、事情は大きく変わります。
メガニウムのカウンターは主に不一致弱点程度の火力しかない物理(ローブシンが典型例です)に対し、引く意思のないことを確認してから使用する技であり、役割対象を擬似的に「中火力物理全般」に拡大することができます。
これにより、選出段階での見る範囲がいくらか拡大し、選出に幅が生まれます。
また、役割破壊の襷カウンターなどと異なり、配分的に物理への遂行を主とするため、カウンターの採用と遂行対象が矛盾しません。
また、これは積極的に狙うべきものではないですが、ランドロスなどのとんぼがえりをカウンターすることで偶発的に役割破壊を行える場合もあります。
盲目的に撃つと全く仕事をしない技ですが、キノガッサ・ガブリアスへの遂行速度が上昇することも含め、役割遂行を重視するのであれば候補から外すのはあり得ないと思います。

2.役割の遂行について
まず、大前提として、メガニウムで最も役割の遂行が安定し、かつ遂行することが重要なのは腹太鼓後のマリルリです。
しかし、現行の調整では腹太鼓後の204-102オボンマリルリに対し、リーフストームで確定を取ることができません。
最低でも確定が取れる28振りまで高め、繰り出し時にやけどを受ける可能性の高いメガニウムの性質を考慮してHPを8n-1の183(220振り)まで落としても食べ残しの回復量が変わらないので問題はないと思います。

また、Sについてもいくらか議論の余地があると思われます。
現状のスイクンのSはおおよそ113が限度なので、スイクンの上を取ることを考えるならSを114(108振り)まで引き上げるほうが遂行性能は上がります。
Sをここまで引き上げるのであれば、HB方面を179-157(188振り-180振り)にすると、食べ残し込みで182ガブのげきりんを2耐えしつつ仮想敵への耐久は一通り維持できると思います。

さらに、採用候補のめざめるパワーについてですが、今の環境ではドラゴン・地面・飛行に通る氷の方が撃てる範囲が広いことが多く、能力値を高くできるのでそちらも記述しておくべきと思います。
とりわけ、現環境ではボーマンダの身代わりを破壊することができ起点を作らせにくい点、ガブリアスに対する安定した削り手段になる点を考慮すべきと思います。

長くなりましたが以上です。
実機で使用したければいくらでもチコリータをお渡ししますので、ご連絡ください。
16/05/10 14:45
2てつロー (@pokkenomonster)
採用理由愛ならばタグにいれておくことを推奨します。

比較先のナットレイですが叩き落とすが確1ではないので少し語弊があると思います。
それと対象4体への役割を遂行するだけならば、他に優位そうなのが草タイプだけでもまだモンジャラ系統、リーフィア、パンプジン、草ロトムといるので差別化するならばそれらとの差別化もいると思います。

あと外部リンクは画像のHTML以外禁止されています。もう一度規約をご確認ください。
16/05/10 16:44
3ラーミア (@uunya8)
>1
コメントありがとうございます。

調整についてですが、まず前提として、できるだけ多く耐久に振りたいというものがあります。

メガニウムにとって宿り木は誘う強力なポケモンに一貫する生命線のような技であり、とにかく相手の交代際にいかに宿り木を入れられるかが重要です。そうなると、多少役割対象への遂行技の乱数が怪しくなったり、調整先を抜けているかどうかが怪しくなったとしても宿り木を安定択としやすくするために耐久に多めに振るほうが汎用性は高くなると思い、確定欄のような努力値配分にしています。このような宿り木を軸とした型であれば、宿り木と光合成と残飯によって回復を追いつかせられる範囲が広がるという意味でも、耐久にはできる限り厚く振っておきたいです。そして、「これを持たせることにより明確にこいつに役割が持てる」というのがないカウンターのような技を入れる余裕を作るのが難しくなってきます。

確定欄の努力値配分はあくまで最低ラインのCSを確保し、残りを耐久に回したというものです。ただ、仰るように「欲しいライン」はもう少し高いところにあるので、CSをもう少し引き上げた調整例についても載せていきます。

役割対象にガブリアスを加えるかどうかですが、マリルリなど他の4匹と比べると、剣舞逆鱗や鉢巻逆鱗で簡単に倒されてしまうことを考えると後出しが安定するとは言い難い部分があるので、もうワンランク下げて「後出し自体は可能」という表記をとりました。ただ、仰るように非メガのフシギバナとの違いとしてガブの地震を半減し、逆鱗で倒されても裏で起点にする動きができるというのは重要だと思うので、こちらも記載させて頂きます。
カバルドンについては、HDだった場合オボンも含めるとリーフストームで3〜4発かかってしまうので、滅法強いとは言えません。砂での光合成の回復半減や、欠伸ループで嵌められてしまう点、またカバと組まれやすいリザードン、ルカリオなどはメガニウムの天敵である点を考えるとカバルドンを軸としたパーティにメガニウムが刺さることは少ないでしょう。

カウンターについては、私としても起点になりやすそうという理由で使用してこなかった技なので、具体的な使用感を教えて頂けて助かりました。

ただ、カウンターを入れることにより「明確に役割が持てるようになる相手」というのはやはり少ないように思います。

ガブリアスであれば剣舞を積まれるリスクもあるので、提案して頂いためざ氷2発で落とせればそれがベストではないかという印象ですし、キノガッサであればポイヒの可能性を考えるとこちらもめざ炎やめざ氷のほうが対策として優秀でしょうし。ローブシンのような回復の追いつくポケモンは宿り木+光合成でも十分対応できますしね。

カウンター自体の有用性はもちろんあると思うのですが、光合成や宿り木の種の優先度を高くしている本育成論では、技スペ的にどうしても入れるのが難しいかと思います。ただ、ここまで低い評価としてしまう理由はないので、説明文の方を変えさせて頂きます。また、実際に使用してみようと思います。

めざ氷については私自身まったく意識していなかった技で、目から鱗といった感じです。対ナットレイ以外ではめざ炎より完全に優秀だと思うので、有力候補として加えさせて頂きます。
16/05/10 17:05
4ラーミア (@uunya8)
>2

コメントありがとうございます。

パンプジンやモンジャラを忘れていました。比較の所に記載させて頂きます。
モジャンボやリーフィアについては記載がありますよ。

showdownのリプレイは削除させて頂きます。ごめんなさい。
16/05/10 21:05
5ラーミア (@uunya8)
育成論の修正が完了しました。
16/05/11 03:57
6あ (@netamashi)
こう見るとやっぱメガガルっておかしいわ
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