はじめに
指定がない限りお互いに6Vを想定します。
HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。
タイプはノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛/ドラゴン/フェアリーそれぞれに無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
本育成論はメガネヒードランについての育成論です。どくまも型はorca様の育成論ORAS・XY/235を参考にしてください。
ヒードランとは
- 唯一の鋼炎ポケモンです。さらにもらいびにより炎無効で優秀な耐性を持っています。
- 600族であり、耐久も火力も相応にあります。
- 専用技マグマストームによる交代戦の妨害、どくどくと合わせての強引な耐久ポケ崩しなど器用なこともやってのけます。
なぜメガネか
- 火力です。特に「ラスターカノン」の一貫性上昇のためです。メガネをもたせることにより受けを困難にします。
性格及び努力値
- 調整案1 控えめH196B4C156D4S148
実数値191/99/127/187/127/116
H:16n-1(ステロ、ヤドリギ、あられなどの効率化)
HB:A特化ギルガルドのせいなるつるぎ+かげうち耐え(気休め)
HD:C252メガネラティオスのりゅうせいぐん2耐え
C:11n
S:準速バンギラス抜き抜き抜き
- 調整案2 控えめH180B12C164D4S148
実数値189/99/128/188/127/116
調整案1の条件を全て満たしつつ、メガネ用にCを偶数にすることで実際のCの値が2上昇しています。
技
- 相手へ負担を強いるための高火力炎技です。どちらか、もしくは両方採用してください。
・オーバーヒート
威力130の炎特殊技です。Cが二段階ダウンしますが、交代戦では気になりません。
・マグマストーム
威力100でさらにHPの1/8のダメージを与える炎特殊技です。交代を妨げる上に、特防の高い相手にはオーバーヒートよりも強く、連打もできます。
- 一貫性でごりおしするための技で、ほぼ確定技です。
・ラスターカノン
威力80の鋼特殊技です。以前よりも鋼技の需要が増加しています。
- 以下パーティに合わせての選択です。
・だいもんじ
威力110の炎特殊技です。連打できるのが強みです。
・かえんほうしゃ
威力90の炎特殊技です。H252ギルガルドを確定で倒せます。
・だいちのちから
威力90の地面特殊技です。H252シャンデラを確定で倒せます。
・りゅうのはどう
威力85の竜特殊技です。威力が下がり、Cを削っているためガブリアスが中乱数になっています。もっとCに振るなら優先度は上がります。
・ストーンエッジ
威力100の岩物理技です。ウルガモスへの打点ですが、必要ないかもしれません。
・だいばくはつ
威力250のノーマル物理技です。起点になりそうなときに使用します。
・めざめるパワー氷
ドラゴンを強く意識するのであれば。
・めざめるパワー草
水タイプにはメインウェポンどちらも半減されてしまうので。もっとCに振るなら優先度は上がります。
ダメージ計算
- 与ダメージ
オーバーヒート
H252スイクン
→ 36.7%〜43.4%
H252水ロトム
→ 51.5%〜61.1%
H252チョッキブシン
→ 76.4%〜90.5%
H252メガフジギバナ
→ 80.2%〜94.1%
無振りラティオス
→ 50.9%〜60%
H4メガガルーラ
→ 94.4%〜111.6%(68.8%)
ラスターカノン
H252メガフシギバナ
→ 48.6%〜57.7%
H228D12マリルリ
→ 60.7%〜72%
H252チョッキ砂バンギ
→ 46.3%〜55%
だいちのちから
H252シャンデラ
→ 102.9%〜122.1%
めざめるパワー草
H252スイクン
→ 45.4%〜54.1%
H252水ロトム
→ 64.9%〜76.4%
かえんほうしゃ
H252ギルガルド
→ 100.5%〜119.7%
H252クレセリア
→ 41.4%〜49.3%(一応やけど待ちで突破)
- 被ダメージ
・物理
一致2倍抜群A149威力120まで確定耐え(149×120×1.5×2=53640)≒不一致4倍抜群A134威力100
一致2倍抜群A178威力120から確定(64080)
A特化マリルリのアクアジェット
→ 43.9%〜51.3%
A特化ハチマキガブリアスのげきりん
→ 41.8%〜49.2%
・特殊
一致2倍抜群C162威力110まで確定耐え(162×110×1.5×2=53460)
一致2倍抜群C195威力110から確定(64350)
C特化ギルガルドのシャドーボール
→ 41.3%〜49.2%
C252メガゲンガーのきあいだま(現実的には突っ張りは非推奨)
→ 82.7%〜98.4%
C0スイクンのねっとう
→ 41.8%〜50.2%
C特化シャンデラのめざ地
→ 81.6%〜96.3%
パーティについて
ヒードランを採用するパーティは基本的にサイクルを回すことになるので、ある程度耐久が必要になると思います。
地面タイプはできれば無効にし、水や格闘も半減できるのが理想です。
第五世代で流行ったクレセリアやラティオスは霊悪が一貫し、ギルガルドが怖いところ。
タイプだけを考えればギャラドス(メガ)との相性は良好です。電気が一貫しますがまあ問題ないでしょう。
運用について
- 攻撃を2発耐えられそうな相手に後出しし、オーバーヒートで負担をかけます。
- いったん引いて死にだしし、ラスターカノンかオーバーヒートで負担をかけます。
上記の動きが基本です。ファイアロー、ラティオス、クレセリアなどには安定して投げられるでしょう。ギルガルドも一応。
読めればガブリアスやシャンデラにも投げられますが、おそらく無理だと考えてよいでしょう。
最後に
個人的にはHCやCSで使いたいのですが、いろいろ考えてhcsに。
素直にHCで強いポケモンだと思います。誰かヤードラン書いてください
S調整をする際に、火力や耐久をどこまで削るかの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。