初めての方もそうでもない方もこんにちは、近日後悔と申します。
今回はリリーラの育成論を紹介したいと思います。自分でも分かりませんが何故かまた三世代ポケモンですね。
疑問、指摘等があればコメントでお願いいたします。また、不要との声が多ければ削除いたします。
前置き
・お互いに理想個体を想定しています。
・HABCDS等の略称や技名の漢字化があります。
・ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをお借りしました。
リリーラとは
第三世代に登場した化石ポケモンで、進化後のユレイドルと共に岩草という固有タイプを持つことが特徴です。ユレイドルは前世代ではその耐性と隠れ特性である呼び水によって水ロトムキラーとしての立ち位置だったような気がします。
採用理由
- 対面操作
まとわりつくで相手の交代を阻止して有利な味方を対面させます。特に水ロトムやメガフシギバナを含むサイクルに強いです。
- ファイアロー対策込み草枠
岩草複合タイプであるリリーラユレイドルは草タイプ中で唯一(この場合は唯二?)ファイアローのメインウエポンを共に等倍に抑えることができます。さらに十分な耐久もあるため後出しからでも確実にファイアローを牽制できます。つまり相手の眠り粉を牽制したい、水タイプ対策が欲しい等の理由で草タイプをパーティに採用したい場合にファイアローの脅威に怯えることなく採用できる草タイプであるといえます。
- 物理受け
思ったより耐久があり、まとわりつくにより相手へ負荷をかけることもできるため、積み技のない物理アタッカーは後出しからでも受けることができます。
ユレイドルとの差別化
当然リリーラにはタイプと特性の同じ進化後がいますので差別化を考えます。
といっても純粋に耐久が輝石リリーラ>食べ残しユレイドルですのでそれで十分かと。この差がどれくらい活きてくるかというと対ファイアロー性能に関係してきます。
補正ありA252ファイアローの鉢巻ブレイブバードが
HB252ユレイドルには 47.1%〜55.9% 乱二(76.6%)
HB252輝石リリーラには 40.4%〜48.5% 確三
です。ユレイドルでは食べ残し込みでもファイアローへの後出しに不安が残るのに対し、リリーラなら確実に後出しから2耐えして再生連打で相手の自傷ダメージを蓄積して突破することができます。正確には食べ残しユレイドルもまもるを挟めばファイアロー相手に安定して後出しできるのですが、技スペが減るのと、無償交換される危険性があるのでその点ではリリーラの方が優秀であると言えるでしょう。
しかしリリーラは持ち物が読まれやすく、最近普及しつつある叩き落すや仮想的である水ロトムがちょいちょい撃ってくるトリックに弱いので一長一短といったところでしょうか。
因みにオボンユレイドルならファイアローへの後出しに関しては安定したりもしますが1回こっきりの回復でごまかしているだけなのでファイアロー以外の相手を長期的に受けることを視野に入れるならリリーラの方が安定しているといえるでしょう。
性格・努力値
ずぶとい H252B252D4。
ファイアローへの後出しを安定させるために物理耐久特化。余りはとりあえずDへ。
特性
よびみず一択。隠れ特性です。これによって水に強く出ていくことができます。
持ち物
- 進化の輝石
進化前であるリリーラの耐久を大幅に上げてくれます。これがなければユレイドルの劣化ですので確定。
技
確定技
- まとわりつく
交換を制限して有利対面を作る技。火力がないリリーラにとっては貴重なダメージソースでもあるので確定で。
- 自己再生
再生回復技。食べ残しが持てないリリーラには貴重な回復手段なので確定で。タマゴ技。
- 原始の力orめざパ岩
ファイアローが羽休めや剣の舞いを持っていた場合に撃つ技。鬼火で止まらないのもポイント。ファイアローを仮想敵にしている以上あらゆる型のファイアローに勝ちたいため今回はどちらかを確定とします。
威力は同じですが原始の力はたまに能力アップ、めざパ岩はPPが豊富です。撃つ相手はファイアローくらいですし確定欄は原始の力にしてあります。
→H252ファイアロー 71.3%〜84.3% 確二
因みにストーンエッジを採用すると剣の舞いファイアローへの勝率が上がりますが(原始の力だと相討ちの可能性有り)、鬼火に弱くなることを考えると今回は採用を見送った方が良いかと。
選択技(上に載せてあるほど優先度は高いです)
- ギガドレインorエナジーボール
水タイプに撃つ技。メジャーどころへの確定数はほぼ変わらないので回復効果付きのギガドレインを推奨します。ギガドレインは教え技。
ギガドレイン→H252チョッキマリルリ 23.1%〜27% 乱四
エナジーボール→H252チョッキマリルリ 27%〜32.8% 確四
ギガドレイン→H252水ロトム 35.6%〜43.3% 確三
エナジーボール→H252水ロトム 42%〜50.9% 低乱二(2.7%)
- すなあらし(情報提供:asp様)
火力が足りないリリーラにとって貴重なダメージソースになる他、特殊耐久も上がるのでしょっぱい特殊アタッカー程度なら受けれるようになる攻防一体の技。これを採用するならパーティ全体で砂を活かせるようにするべきか。
- どくどく
足りない火力を補う技。まとわりつくで大抵事足ります。
- バリアー/たくわえる
耐久が上がりますが積んでる暇はあんまりないかと。
- ミラーコート
特殊に一泡吹かせられるかもしれませんが無理して特殊を相手にするべきかは微妙。
- ステルスロック
あると便利ですがリリーラでやる必要があるかは微妙。まとわりつくとも相性が悪いです。どうしても撒きたいなら一考かと。タマゴ技及び教え技。
被ダメ
補正ありA252鉢巻ファイアローのブレイブバード 40.4%〜48.5% 確三
・鉢巻型なら後出しからの再生連打で自傷ダメで倒せます。物理受け型なら岩技で処理しましょう。
補正ありC252水ロトムの10万ボルト 15.6%〜19% 乱六
・耐性と特性のおかげで水相手はめっぽう強いです。水技読みで繰り出してよびみずが発動できれば草技での処理速度も上がります。
補正ありC252メガフシギバナのヘドロ爆弾 34.6%〜41.6% 確三
・後出しからでも十分受け切れます。タイプのおかげで眠り粉や宿り木が効かないためまとわりつくから安全に有利対面を作ることができます。
補正なしA252ガブリアスのげきりん 33.5%〜40.4% 確三
補正ありA252バンギラスのストーンエッジ 31.7%〜38.1% 乱三(92.3%)
補正ありA252マリルリの馬鹿力 56.6%〜67% 確二
・物理耐久は中々の硬さですしこのレベルの火力なら確三程度に抑えられます。しかし、ガブリアスなら剣舞、バンギラスなら竜舞等、積み技を使われると押し負けます。マリルリは馬鹿力は再生連打で受け切れますが腹太鼓を持っていた場合は突破されます。相手の型さえ読めれば後出しから受けきることも可能ではありますが、基本的にはこいつらには勝てるというより耐久の目安として参考にして頂ければと思います。
C252化身珠ボルトロスのめざ氷 37.5%〜45% 確三
・特殊耐久も輝石のおかげで最低限確保されているので有利な相手なら特殊でも受け切れたりします。因みにボルトロス相手だと挑発が気になるところですがまとわりつくによる対面操作は問題なくできるため最低限の仕事はできると考えて良いかと。
相性の良い味方
主にリリーラが苦手な相手を処理できるポケモンか相手をまとわりつくで縛った後に有利対面を作れるポケモンになります。
- ファイアロー
仮想敵であるメガフシギバナをまとわりつくで押さえた後の処理役として優秀。他にもリリーラが苦手とする格闘や鋼への圧力にもなる。
- ヌオー
特性てんねんによってリリーラが苦手とする積み技持ちを苦にしない。
- ゴウカザル
剣舞等を読んで交換し、アンコールで縛ることで積み技持ちを牽制できるが竜舞等にはあまり有効でない。
基本的に有利対面を作ることが目的なのでリリーラとの相性よりも味方同士で相性補完が優れていることが重要かと。他にもいましたら追記するかもしれません。
最後に
以上で育成論を終わります。
パッと見ネタ臭を感じた方も多いと思いますがまぁとにかくリリーラの魅力が伝われば幸いです。
評価の際にはコメントを頂けると今後の参考になります。
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