今回はペルシアンを考察したいと思います。よろしくお願いいたします。
※基本的にカントーカップでの運用を想定しています
それ以外は「採用理由は愛」でお願いいたします
・理想個体値を想定しています
・ダメ計はトレーナー天国様のツールを使用しています
・HABCDSなどの略称を使用いたします
・他の育成論に無断でリンクをしています(問題がありましたら削除致します)
・荒れそうなコメントはこちらの判断で削除させて頂く場合があります
- ペルシアンについて
種族値:H65 A70 B60 C65 D65 S115 合計440
初代猫ですね。Sの高さが際立ちますが、他は平均的。
アニメでサカキ様の隣にいたりすることから知名度は高めですが、悲しいかなフリーでもあまり見ないレベルです。
初代では急所率がSに依存してた(はず)なので先制切り裂くとか強かったんですけどね……
- 型概要
夢特性「緊張感」を利用しつつ、猫の手から胞子を撒く型です。
特性のおかげでラムカゴ無効にしつつ撒けます。なお、夢レパルダスと戦法は同じです。
俗に言うレパルガッサメタモンです。
今回はレパルダス→ペルシアン、キノガッサ→パラセクトで代用します。
- レパルガッサメタモンについて
特性悪戯心と猫の手を組み合わせたハメ型。
猫の手で出る技を固定することで、その技を優先度+1で繰り出すことができる。
猫の手は控えのポケモンの技をランダムで繰り出す技だが、後述のいくつかの技は選ばれない。
よって、猫の手で出したい技1つと、猫の手で選ばれない技のみで控えを固めることにより、猫の手で出す技を固定できる。
パーティ全体を拘束してなし得る戦術なので、レパルダスを攻略されると非常に脆い。
- ねこのてで選択されない技
ほしがる どろぼう おしゃべり フェイント ドラゴンテール ともえなげ きあいパンチ
ねこのて ゆびをふる オウムがえし まねっこ ものまね スケッチ さきどり よこどり
すりかえ トリック カウンター ミラーコート みちづれ へんしん ねごと
まもる みきり こらえる いかりのこな このゆびとまれ てだすけ わるあがき
- PT構成としてはこんな感じ
レパルダス 陽気 HS252@残飯 ねこのて/威張る/身代わり/イカサマ 悪戯心
キノガッサ 陽気 AS252@襷 茸の胞子/気合いパンチ/カウンター/守る ポイヒ
メタモン 生意気 H252@スカーフ へんしん かわりもの
立ち回りとしては、先頭レパルダスで優先度+1からのキノコの胞子
→威張る+みがわり(いばみが)で相手の攻撃を上げる+こちらにみがわりがある状態を目指す
→イカサマで倒せそうならイカサマorメタモンに交代orキノガッサでみがわり+気合いパンチ(みがきあ)を狙う
といった感じになります。
- 対策としては
・レパルダスより早いエルフーン/ボルト/トルネで身代わりを置くor挑発
・優先度+2の先制技を撃つ(ラム持ちだとベスト、カイリューとか)
・ラムカゴ持ち
レパルガッサメタモンについてはこんな感じです。無対策だと完封されます。
- 今回の構築について
ですが今回はカントーカップ。レパルガッサは使えません。そこでペルシアン+パラセクトで代用しますが、大きな欠点が増えます。
・補助技が先制で打てない=先制技やトリルに弱くなる
・ノーマルタイプなのでイカサマの火力が足りない
・パラセクトの汎用性のなさ←
このあたりでしょうか。特にねこのて含む補助技が先制できないのが辛い。特性の違いで劣化になっていないと信じたい。無理だが。
- PT構成としてはこんな感じ
ペルシアン 臆病 HS252@残飯 ねこのて/威張る/身代わり/イカサマ 緊張感
パラセクト 臆病 HS252@襷 茸の胞子/カウンター/守る 乾燥肌
メタモン 生意気 H252@スカーフ へんしん かわりもの
立ち回りとしては、ペルシアンが先制してねこのて胞子
→威張る+みがわり(いばみが)で相手の攻撃を上げる+こちらにみがわりがある状態を目指す
→イカサマで倒せそうならイカサマorメタモンに交代して全抜き
といった感じになります。
先発にスカーフ持ちやカイリューを誘うので、それを読んで初手パラセクトのカウンターなんてのもあり。
形は違えどレパルガッサメタモン。
カントーカップで対策必須……とまでは言いませんが、意識はしておくべき戦法かと思います。
ガッサがいないことで寝言持ちが非常に減っている(と思われる)ため無対策だと対戦前から詰んでしまいかねません。
- (相手の)対策としては
・ペルシアンより早いポケモンで上から叩いたり、身代わりを置く
・先制技持ちを入れる
・連続技持ち
カントー環境でペルシアンより速いポケモンは マルマイン/サンダース/プテラ/ダグトリオ/フーディンの五体。同速にはスターミーがいます。
また晴れ下の葉緑素エースや、カイリュー、パルシェン、ラッキー、軽業サワムラーなんかも面倒。ほかには特性「やるき」で眠らない輝石ブーバーやオコリザルなんかも一応注意。
これらがいた場合は残りの三体でカバーしましょう。特にカイリューは採用率100%も過言じゃないので対策必須。またパルシェンやラッキーも採用率増えるので要対策。
- 採用理由
愛
- ダメージ計算
H-B
A204鉢巻きカイリューの神速 65.6%〜77.9%
A161パルシェンの氷柱針(1発)16.2%〜19.7%
A161ブーバーのマッハパンチ 34.8%〜41.8%
A157プテラのストーンエッジ 63.3%〜75.5%
A132ダグトリオの地震 54%〜63.3%
A100〃 40.6%〜48.8%
H-D
C187フーディンの珠サイコショック 79%〜93.6%
C167フシギバナのギガドレイン 48.8%〜57.5% (93.4%)
C162サンダースの珠10万ボルト 77.3%〜90.6%
C150ニドキングのヘドロウェーブ 54.6%〜65.1%
C132マルマインの雷 61%〜72%
〃10万ボルト 48.8%〜57.5% (93.4%)
A
イカサマ(相手のAに依存)
H167-B115カイリュー(A204+A↑↑)マルスケ有り 37.7%〜44.9%
マルスケ無し 76%〜89.8%
H236-B85カビゴン(A178+A↑↑) 63.5%〜75%
H156-B150ゴローニャ(A162+A↑↑)50%〜58.9%
H126-B200パルシェン(A161+A↑↑) 46%〜54.7% (60.5%)
〃(A115+A↑↑) 33.3%〜39.6%
H157-B97ニドキング(A144+A↑↑) 68.1%〜80.2%
H197-B105サンダー(A99+A↑↑) 40.9%〜48.1%
H141-B80サンダース(A76+A↑↑) 48.2%〜57.4% (93.4%)
H136-B80ゲンガー(A76+A↑↑) 100%〜119.1%
ダメージ計算してて思ったがやはり耐久が足りない。最低限の耐久はあるが……
他のダメージ計算もあくまで目安ですので参考までに。
ダメージ計算追加要望等ありましたらコメントまで。
- サンプルパーティ
上記で述べた3体のほかに
カイリュー@ラムor鉢巻
レアコイル@輝石
ニョロボン@オボン bw/3546
みたいな構築が基本となりそう。そのほかにパルシェンフーディンゲンガーラッキーヤドランあたりを入れるのも面白そうです。
ご自身の好みに合わせて調整してください。
考察は以上となります。
誤字脱字、型の疑問点改善点等などありましたら遠慮なく仰ってください。
反応は遅れるかもしれませんが皆さんの意見を柔軟に反映していきたいと考えております。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
- 余談 カントーカップについて
タイプ統一パーティとか面白いと思います←
候補としてはノーマル、エスパー、格闘、毒など。水は水地面がいないので辛いかも。
悪、鋼、竜、霊は組むのが難しいか、無理。
ノーマルは主な格闘がカイリキーしかいないため、カイリキーさえ処理できれば何とかなりそう。
エスパーは言わずもがな。フーディンは強い
格闘、毒はエスパー(特にフーディン、ヤドラン)をどう処理するかが課題。
なんにせよ、自分の好きな構築で挑むのが一番だと思います。
- 更新履歴
2013/02/06 育成論投稿。
2013/02/07 誤字訂正。
2013/02/08 本文追記。