はじめに
始めまして。育成論を書くのは初めてですので、至らぬ点多くあるかと思いますが、なにとぞご容赦ください。
自分用のメモをほぼそのまま書かせていただきますが、誤っている点、表現がおかしいところなど、コメントいただければ補足等させていただきますので、よろしくお願いします。
- ダメージ計算は理想個体、HABCDSの略称を使わせていただきます。
ヨクバリスヨクバリスについて
愛嬌(?)のある顔と木を揺さぶると落ちてきて、「まさに外道」と言わんばかりのその圧力に思わず笑みがこぼれたのは私だけではないでしょう。
ノーマル単タイプによくあるHP偏重型の個体値ですが、特性とノーマルタイプ特有の技範囲の広さが特徴です。
長所短所
・長所
ミミッキュミミッキュドラパルトドラパルトの並びへの強さ。
最近多いバンギラスバンギラスやドリュウズドリュウズへの強さ。
リュガのみをほおばった時の物理方面への固さ。
・短所
鈍足ゴーストや、特殊ゴーストへの脆さ。
対面以降を見ることが難しく、交代後の行動がすべて弱い
性格・努力値
性格はBを上げ、Sを下げるのんきをお勧めします。
努力値はH252A4B252をお勧めします。最低A4ないと、ミミッキュをジャイロボールで化けの皮込み確定2発へ持っていけないため、ご注意ください。
技・参考ダメージ
確定枠
- ほおばる
コンセプトのため確定です。リュガのみをほおばることで、特性により回復しつつ、Bを3段階上昇させることができます。
- ボディプレス
コンセプトのため確定です。リュガのみをほおばった後のボディプレスがメインウェポンとなります。
<ダメ計>
B3段階上昇ボディプレス
HB252バンギラスダイマックス 300 ~ 356(144.9 ~ 171.9%)確定1発
HB252ナットレイ 134 ~ 158(74 ~ 87.2%)確定2発
H204 ヒヒダルマ(ガラル)ダイマックス322 ~ 380(78.1 ~ 92.2%)確定2発
HB252アーマーガア78 ~ 92(38 ~ 44.8%)確定3発(鉄壁考慮無し)
H4ドリュウズ302 ~ 356(162.3 ~ 191.3%)確定1発
HB252カビゴン206 ~ 244(77.1 ~ 91.3%)確定2発
H4アイアントダイマックス84 ~ 99(62.6 ~ 73.8%)確定2発
- ジャイロボール
コンセプトのため確定です。フェアリーへのメインウェポンとなります。なお、最遅でS実数値は22となりますので、S実数値132以上の相手に対して最大威力を発揮します。
後述しますが、S調整をすると、S実数値138以上の相手に対して最大威力となります。
<ダメ計>
H4 ミミッキュ132 ~ 156(100.7 ~ 119%)確定2発 (化けの皮込み)
H4 ミミッキュダイマックス 132 ~ 156(50.3 ~ 59.5%)確定3発 (化けの皮込み)
HB252トゲキッスダイマックス90 ~ 108(23.4 ~ 28.1%)乱数4発
H252トゲキッスダイマックス114 ~ 136(29.6 ~ 35.4%)乱数3発(22.2%)
選択枠
- ワイルドボルト
ギャラドスなど雷弱点への打点となります。
<ダメ計>
H4ギャラドス108 ~ 128(63.1 ~ 74.8%)確定2発(A-1で計算)
H252ギャラドス108 ~ 128(53.4 ~ 63.3%)確定2発 (同上)
- しっぺがえし
ドラパルトピンポイントの採用となります。ミミッキュにはほとんどの場合ジャイロボールで良いです。
<ダメ計・すべて後攻時>
H4ドラパルト92 ~ 112(56 ~ 68.2%)確定2発
- ほしがる、どろぼう
ほおばるで道具を即座に消費できるため、相手の有用な道具を没収することができますが、どろぼうの場合、一定のポケモンに弱点保険を使用させてしまうデメリットがありますが、サニーゴ(ガラル)からしんかのきせきを没収できるのが最大の強みとなります。
<ダメ計算>
HB252サニーゴ(ガラル)24 ~ 30(14.3 ~ 17.9%)乱数6発 (きせき没収前)
HB252サニーゴ(ガラル)36 ~ 44(21.5 ~ 26.3%)乱数4発 (きせき没収後・ちからをすいとる・やけどを考慮しない)
- かみくだく
ゴーストタイプへの打点となりますが、ドラパルトを見たい場合はしっぺがえしがおすすめとなりますし、この型の場合、ガラルサニーゴを相手できないため、あまり有用ではありませんが、参考までに載せておきます。
<ダメ計>
HB252サニーゴ(ガラル)32 ~ 38(19.1 ~ 22.7%)乱数5発
- 被ダメージ(すべて特性による回復を加味していません)
A252ドリュウズじしん 67 ~ 79(29.5 ~ 34.8%)乱数3発(8.5%)
A252ドリュウズじしん 27 ~ 33(11.8 ~ 14.5%)乱数7発 (B3段階上昇後)
A252特化ドリュウズじしん 73 ~ 87(32.1 ~ 38.3%)乱数3発(95.6%)
A252特化ドリュウズじしん 30 ~ 36(13.2 ~ 15.8%)乱数7発(B3段階上昇後)
A252ミミッキュじゃれつく 45 ~ 54(19.8 ~ 23.7%)乱数5発
A252特化ミミッキュじゃれつく 51 ~ 60(22.4 ~ 26.4%)乱数4発
A252ミミッキュじゃれつく 36 ~ 43(15.8 ~ 18.9%)乱数6発 (ミミッキュA2段階上昇、ヨクバリスB3段階上昇で計算)
A252特化ミミッキュじゃれつく40 ~ 48(17.6 ~ 21.1%)乱数5発 同上
A252ミミッキュじゃれつく 99 ~ 117(43.6 ~ 51.5%)乱数2発(6.6%) (ミミッキュA2段階上昇で計算)
A252特化ミミッキュじゃれつく109 ~ 129(48 ~ 56.8%)乱数2発(86.7%) 同上
A252ドラパルトドラゴンアロー66 ~ 80(29 ~ 35.2%)乱数3発
A252特化ドラパルトドラゴンアロー74 ~ 90(32.5 ~ 39.6%)乱数3発
A252特化ドラパルト32 ~ 38(14 ~ 16.7%)乱数6発 (ヨクバリスD3上昇時)
A252ギャラドスアクアテール 57 ~ 67(25.1 ~ 29.5%)確定4発
A252特化ギャラドスアクアテール61 ~ 73(26.8 ~ 32.1%)確定4発
A4カビゴン40 ~ 48(17.6 ~ 21.1%)乱数5発 (じわれは気合で避けます)
A252特化アイアント88 ~ 104(38.7 ~ 45.8%)確定3発
A252特化アイアント36 ~ 44(15.8 ~ 19.3%)乱数6発 (ヨクバリスD3上昇時)
(未完成のため随時追加予定)
コメントによる補足
- 陽気最遅ナットレイの存在によるS調整について
ナットレイとヨクバリスはS種族値20ということで、同速です。
そのため、ナットレイと対面したとき、こちらが最遅だとはたきおとすで機能不全に陥る可能性があります。そのため、個体値を2とする、または努力値を8振ることでそれを未然に防ぐ。という調整についての考察です。
まず、Sを上げることによるデメリットはジャイロボールの威力低下の可能性です。(個体値を2とする難易度が若干高いため努力値を割く場合、耐久力の低下もデメリットとなります。)
S実数値22の場合、S実数値132以上へ最大威力。
S実数値23の場合、S実数値138以上へ最大威力。
となっております。
まず、S実数値132以上138未満のラインに居る主要なポケモンは
トゲキッス(準速)シャンデラ(準速)オニゴーリ(準速)ギャラドス(準速)パルシェン(最速)キリキザン(最速)ジュラルドン(準速)
この辺り(一部採用されない速度のポケモンがいますが、参考となりますのであしからず)となりますが、正直あまり採用されることが少ない速度帯となりますし、その中でジャイロボールを撃ちたいのはトゲキッスのみとなりますが、環境に跋扈するトゲキッスは最速が多いように思います。そのうえ、弱点保険を発動される起点となりますので、対面することは推奨されません。
そのため、デメリットはかなり薄いかと思われますので、個体値を調整することをお勧めします。
なお、ナットレイヨクバリス以外の主要なS実数値22のポケモンはコータス(最遅)シュバルゴ(最遅)の二体となります。
まとめとなりますが、上記のポケモン、調整を重く見る場合、最遅で構いませんが、この型の場合、見ることができませんのでS23とすることを強くお勧めします。
おわりに
物理方面では厚く、特殊方面ではめっぽう薄いヨクバリスくんでした。
正直ミミッキュドラパルトに強くてもその裏のロトムやトゲキッス、ガラルサニーゴなどの圧倒的な受けに弱く、長所短所がはっきり分かれるポケモンと言えます。
ご意見等ございましたらコメントをお願いします。
※2019/12/13 コメントより補足のありましたS調整と、誤っていたダメージ計算を修正しました。