変更履歴
2020/01/26:被ダメ計算表に対象ポケモン追加。
「他ポケモンとの差分化」にエルレイドを追加。
「持ち物について」にメンタルハーブ追加。
技候補に「ちょうはつ」「かなしばり」追加。
「ゆきなだれ」に対する注意喚起追記。
2回目の投稿となります、むぅと申します。
皆さんシーズン2はいかがでしたでしょうか?
一部キョダイマックスの利用が解禁されたことを口火に、色々と環境が変わってきたシーズンだったと個人的には感じていますが、そんな中でキョダイマックスカビゴンカビゴンと組み合わせるのに何か良いポケモンはいないかと考案したのが本育成論になります。ぶっちゃけると、My favorite ポケモンのユキメノコユキメノコを使ってあげたいと思い考えた型はありますが。。。
詳しい解説は後記しますが、「採用理由は愛」であり、運用には相手の持ち物を予測する読みが必要になる事を予めご了承ください。
はじめに
・本育成論では各ステータスに対する表記を下記内容で使用します。
H:HP
A:こうげき
B:ぼうぎょ
C:とくこう
D:とくぼう
S:すばやさ
・この育成論では、特に断りがない限りは理想個体(H:31-A:31-B:31-C:31-D:31-S:31)で説明します。
・ダメージ計算は下記サイト様を使用して計算します。
ダメージ計算ツール(URL:https://pokemass.com/swsh/dc)
ユキメノコユキメノコについて
唯一のタイプ「こおり × ゴースト」であり、こおりタイプを有しながらノーマル、かくとう技を無効化できる珍しいタイプとなります。
れいとうビームやシャドーボールと言った主流の技を覚えるほか、鬼火や電磁波と言ったサポート技も豊富に覚え、ユキメノコユキメノコ1体で状態異常からのタイプ一致たたりめと言った強力な攻撃が可能となります。
Sも110あり、現環境においては比較的素早い行動が可能である反面、耐久面はHBDが70、攻撃面ではACが80と、撃たれ弱く且つタイプ一致弱点技でも相手を落としきれない事が多々あったりする、いまひとつパッとしないマイナーなポケモンだったりします。
今回は中途半端な攻撃は捨ててしまい、パーティのサポートをする事に注力して2枚壁(リフレクター+ひかりのかべ)を張りつつ、ユキメノコの代名詞とも言えるみちづれを活用し相手ポケモンを1体倒すことを狙っていく構成となります。
他ポケモンとの差分化
- オーロンゲオーロンゲとの差分化
単純に2枚壁を張るのであれば、いたずらごころオーロンゲオーロンゲの方が相手を選ばずに先制で使用できるため優秀です。
ただし、ユキメノコユキメノコの場合はみちづれにより、こちらがやられるのと同時に相手エースも一緒に倒すことができる事で差分化を図ります。
- ゲンガーゲンガーとの差分化
ユキメノコユキメノコと同じS値でみちづれが使用できるポケモンとしてゲンガーゲンガーが存在しますが、ゲンガーゲンガーは2枚壁を張る事ができないため差分化が可能です。
- エルレイドエルレイドとの差分化
エルレイドエルレイドも2枚壁とみちづれが使用可能です。Dの値ではエルレイドエルレイドの方が優れていますがS80であり、ユキメノコユキメノコの方が素早い点で十分に差分化が可能です。
性格について
少しでも抜かせるポケモンを増やしたいので「ようき」とします。
技にゆきなだれではなく、れいとうビームやシャドーボールを使いたい場合は「おくびょう」にしてもらえればよいかと思います。
特性について
相手のメインウェポンを封じられ、こちらの行動回数が少しでも増やせる可能性がある「のろわれボディ」採用とします。
あられパを使用しており、「ゆきがくれ」とのシナジーがあるのならこちらも選択肢としてありかもしれませんが、回避することによりみちづれが外れてしまう可能性がある点に注意してください。
努力値について
少しでも抜けるポケモンを作るためにSは252。
物理と特殊アタッカーの両方に先発する必要があるため、Hも252として、残りはBかDに割り振ります。
持ち物について
壁を張る事がメインの仕事になるため「ひかりのねんど」一択です。
相手にちょうはつを撃たれた場合のケアも考慮し「メンタルハーブ」も候補にあがります。
ただ、相手のちょうはつに対してこちらが先にちょうはつを撃つ事でケアする事も可能なため、技構成やパーティと相談でいいと思います。
技構成について
【確定】リフレクター
【確定】ひかりのかべ
2枚壁を張るのならこの2つがないと話が始まりません。
【確定】みちづれ
今回の考察における差分化の1つであり、ユキメノコユキメノコのもう一つの仕事でもあります。
2枚(ないし1枚)壁を張り、被ダメージの量を見てからみちづれを使う形となります。
みちづれの特徴として、使用してから次の自分の攻撃までが効果有効であることを覚えていてください。
ただし、ダイマックスポケモンにはみちづれは無効化されるため、その点にだけは注意してください。
ゆきなだれ
攻撃優先度-4と普通に使う分には扱いが難しい技ですが、みちづれを組み合わせる事で相手を絶対みちづれにするウーマンの完成となります。
(ゆきなだれよりも優先度が低い技は補助系の技しかないため、これよりも後に撃たれることはまずありません。)
※:本技はみちづれを決めるためのサポート的な技になります。何点かダメージ計算を掲載しますが、基本的には与ダメを狙う技ではない事を認識しておいてください。なお、ダメージ計算は被ダメ無し状態のものになります(被弾したらみちづれが発動しているので)。
H4サザンドラサザンドラ
→66 ~ 78(39.2 ~ 46.4%)確定3発
H4ドラパルトドラパルト
→72 ~ 86(43.9 ~ 52.4%)乱数2発(18.7%)
H4トゲキッストゲキッス
→60 ~ 72(37.2 ~ 44.7%)確定3発
れいとうビーム
シャドーボール
こちらからも攻撃したい場合にゆきなだれとの交換候補として。
本考察ではcに振っていない事によりタイプ一致弱点でも半分削れるかどうかなので、優先度は低めだと思います。
・れいとうビーム
H4ドラパルトドラパルト
→108 ~ 128(65.8 ~ 78%)確定2発
H4トゲキッストゲキッス
→78 ~ 92(48.4 ~ 57.1%)乱数2発(85.9%)
H4パッチラゴンパッチラゴン
→116 ~ 138(69.8 ~ 83.1%)確定2発
H4ドリュウズドリュウズ
→60 ~ 72(32.2 ~ 38.7%)乱数3発(97.2%)
H4ギャラドスギャラドス
→43 ~ 52(25.1 ~ 30.4%)確定4発
H4サザンドラサザンドラ
→122 ~ 146(72.6 ~ 86.9%)確定2発
・シャドーボール
H4ミミッキュミミッキュ
→74 ~ 90(56.4 ~ 68.7%)確定2発
H252きせきサニーゴ(ガラル)サニーゴ
→50 ~ 62(29.9 ~ 37.1%)乱数3発(63.5%)
ちょうはつ
後記の「相性の悪い相手ポケモン」に記載している状態異常をまいてくる相手に使用することで、壁を安定して使う事が可能になります。
また、強制的に攻撃を誘えることから、みちづれとのシナジーもあるので本育成論とも相性が良いです。
かなしばり
初手リフレクター(orひかりのかべ)から2ターン目かなしばりを使用する事で、2枚目の壁を比較的安全に貼る事が可能になります。
特性「のろわれボディ」の場合は不要になる事がありますが、特性「ゆきがくれ」の場合は技候補にあげてもいいかと思います。技スペースに難がありますが。。。
被ダメージ表
被ダメージは下記の通りです。
壁貼り時は下記ダメージを半分にしてください。
C252ドラパルトドラパルト:シャドーボール
→152 ~ 182(85.8 ~ 102.8%)乱数1発(12.5%)
A252ドラパルトドラパルト:ドラゴンアロー
→110 ~ 132(62.1 ~ 74.5%)確定2発
A252ミミッキュミミッキュ:シャドークロー
→126 ~ 150(71.1 ~ 84.7%)確定2発
A252ドリュウズドリュウズ:アイアンヘッド
→188 ~ 224(106.2 ~ 126.5%)確定1発
C252トゲキッストゲキッス:だいもんじ
→158 ~ 188(89.2 ~ 106.2%)乱数1発(37.5%)
C252ギルガルド(ブレード)ギルガルド:ラスターカノン
→194 ~ 230(109.6 ~ 129.9%)確定1発
C252ニンフィアニンフィア:ハイパーボイス
→109 ~ 130(61.5 ~ 73.4%)確定2発
A252エースバーンエースバーン:かえんボール
→254 ~ 300(143.5 ~ 169.4%)確定1発
A252ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ:フレアドライブ
→288 ~ 340(162.7 ~ 192%)確定1発
C252ヒートロトムロトム:シャドーボール
→106 ~ 126(59.8 ~ 71.1%)確定2発
C252ヒートロトムロトム:オーバーヒート
→254 ~ 302(143.5 ~ 170.6%)確定1発
C252サザンドラサザンドラ:だいもんじ
→164 ~ 194(92.6 ~ 109.6%)乱数1発(56.2%)
A252バンギラスバンギラス:かみくだく
→186 ~ 222(105 ~ 125.4%)確定1発
C252リザードンリザードン:かえんほうしゃ
→182 ~ 216(102.8 ~ 122%)確定1発
相性の良い相方ポケモン
元々のコンセプトとして「はらだいこカビゴンカビゴン」の相方として考案したため、はらだいこカビゴンカビゴンとの相性がとても良いです。
2枚壁でカビゴンカビゴンの負担を軽減しつつ、ゴースト技を読んでカビゴンカビゴンで無効化する事で無傷降臨させることが可能です。
その後、はらだいこを使用して暴れてもらい最後の1匹で倒れてしまったら、ユキメノコユキメノコのみちづれ→ゆきなだれのループで確実に相手を倒します。
他のはらだいこ持ちや、ダイマエースや積みエースと言った、サイクル戦ではなく基本的に居座って戦っていくポケモンとも相性がいいと思います。
相性の悪い相手ポケモン
- スカーフ持ち またはこちらよりも素早い相手
オーロンゲオーロンゲと違いいたずらごころがない分、こちらよりも素早い相手は打たれ弱さもありほとんど仕事ができません。
選出時にドラパルトドラパルトやエースバーンエースバーン等のこちらより素早い相手がいる場合、選出を控えるか、他のポケモンで十分にケアできると判断してから選出してください。
また、スカーフ持ちの候補としてあげられるドリュウズドリュウズやヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマも、壁がはれないと確1となるため、選出時には注意が必要です。
- ダイマックスポケモン
みちづれの項目にも記載していますが、ダイマックスポケモンにはみちづれは効きません。
ダイマックスポケモンに対してこちらから有効打がないため、別のポケモンで対応する事をお勧めします。
- どくどくやでんじは等の状態異常
みちづれは相手の攻撃でやられる事で発動する技になるため、どくどくややけど等のダメージで瀕死になった場合、みちづれが発動することはありません。
また、でんじはは単純に素早さが下がる事により、Sが抜かれる事で仕事がやりにくくなります。1試合中で10行動中8回バグった時は流石にイラッ☆彡としました
最後に
最初にも記載しましたが「採用理由は愛」になります。
壁を張りたいならオーロンゲオーロンゲの採用をお勧めしますし、みちづれを狙いたいならミミッキュミミッキュの方が環境的にも狙いやすいと思います。
ただ、少しでもユキメノコユキメノコを使いたいという人の為に、こういう戦法もあると言ったメッセージも込めて本育成論を投稿させてもらいました。
もし不明な点やアドバイス、感想なんかを記載してもらえると励みになります。