採用理由
トリル役の中でこのミミッキュを採用する理由は以下の通りである。
- 行動保証
化けの皮+高い特殊耐久orアッキの実による2回以上の受けで後出しから確実にトリルを貼ることができる。また対面からならトリル+襷or化けの皮の削りが確実に遂行できる。
- 自主退場技
呪いによる自主退場でトリルターンの浪費を極力防ぎ、かつ削りを入れることができる。
- ストッパー性能
ギャラドストゲキッスウオノラゴン(ス)ヒヒダルマ(ガラル)(ス)等に対して後出しから切り返すことが出来る。
HAミミッキュ(球・御札)と比較すると、タイマン性能・汎用性を著しく落とす代わりに積みエースに対して後出しできるようになった=先発のポケモンを残せる択ができた。
役割対象
ギャラドスミミッキュトゲキッスウオノラゴン(ス)バンギラスリザードン(非晴)ウインディサザンドラエースバーンパッチラゴン(非球/非EF)
連続技に対してアッキのみは全弾当たってからの発動なのでパルシェンは無理。
インテレオンやルンパッパ等の特殊天候エースも後出しは厳しい。
調整ライン
・ミミッキュの皮のダメージを1減らすためにH252振りではなくH228振りを前提とする。
・呪い考慮の2n調整はしなくても化けの皮ダメージでカバーされるので不要と判断した。(化けの皮を消費せずに呪い2回で自主退場技したい場合はH220よりもH252の方が良い)
- 物理耐久
B44:特化ギャラドス(球)の130技耐え
B84:陽気ギャラドスの雨ダイストリーム耐え
B172:特化ギャラドスの雨ダイストリーム耐え
B特化:陽気ギャラドス(球)の雨ダイストリーム耐え
- 特殊耐久
補D28:C252トゲキッス(球)の130技耐え
補D124:特化トゲキッス(球)の130技耐え
今回は切り返しに重きを置き、タイマン性能を捨てているためAラインを記載していない。
型考察
- 基本形
【性格】 慎重
【努力値】 H228 B156 D124
【技】 攻撃技/影打ちor補助技/呪い/トリックルーム
【持ち物】 アッキの実
- 性格・努力値考察
B方面でギャラドス(球)がダイストリームから入ってくる立ち回りを捨てる代わりにトゲキッス(球)に対して完全に切り返すことができる調整。
トゲキッス(球)を諦めるならHBに振り切ってパッチラゴンウオノラゴンギャラドスヒヒダルマ(ガラル)に安定させる選択もできる。
- 持ち物考察
B方面の方が柔らかく、数値が足りないかつストッパー対象や積み技は物理が多く、D↑きのみより発動回数が多いためアッキの実で確定とする。
- 技考察
シャドークロー
霊/70(105)/100/15【物理】★★★★★
命中安定で広い範囲の削りに対応出来るため基本的にはこれを採用。
H4ギャラドス: 26.3 ~ 31.5%
H252トゲキッス: 20.3 ~ 23.9%
B4ウオノラゴン: 22.4 ~ 27.2%
B4ドラパルト: 56.4 ~ 67.4%
じゃれつく
妖/90(135)/90/10【物理】★★☆☆☆
ダメージが足りない場合にエースと相談。
影打ち
霊/40(60) /100/30【物理】★★★★★
ミミッキュの皮を剥いだり高速アタッカーへの縛り、タスキ潰しに使用。
電磁波/鬼火【補助】 ★★★☆☆
後ろに鉢巻ウオノラゴン等を採用する場合の微妙なS操作やトリパミラーの際にも気軽に打てる電磁波、積み技や身代わり、武神の火傷補助などに鬼火も一考。
甘える ★★★★☆
トリル枯らしの立ち回りに対して打ちやすく、後続の弱点保険や根性とシナジーが良い。
呪い/トリックルーム
先述の通り必須なので割愛。
立ち回り例
- 1.荒し
ウオノラゴンヒヒダルマエースバーンドラパルト等の中速〜高速アタッカーで荒らす。
- 2.ミミッキュで展開
死に出しからギャラドストゲキッスドラパルト等のエースが切り返してくる場合はミミッキュでトリル展開をする。
- 3.トリル下で暴れる
トリルエースドサイドンローブシンウオノラゴンカビゴンで詰ませor崩す。
- 4.先発エースで掃除
再度先発で出したエースで一貫を作って勝ち。
これが基本の流れである。しかし2の場面でドヒドイデヌオー等のストッパーが出てきた場合は非トリル下でトリルエースを出し、崩していく必要がある。
相性の良い味方
ローブシン(根性):トリックルーム下でギャラドストゲキッスミミッキュアーマーガアドヒドイデナットレイ等に打ち勝てるパワーがあり、トリルターンが切れてもマッパで処理が効くなど、非常に相性が良い。
カビゴン:こちらはローブシンよりも処理速度が遅いが詰ませ性能が高い。
ドサイドン:根性ローブシンよりも初動の火力が高く扱いやすい。ミミッキュ等のトリルメタのポケモンにも強く、安定した立ち回りが出来る。
ギャラドスのダイストリームを誘発する点が若干アンチシナジー。