ポケモンパーティ構築(シングル)

【マスボ到達・初心者向け】再生力に紛れるムゲンダイナバトン構築

2024/05/09 22:50 / 更新:2024/05/10 21:46

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投稿者:エートスズキ@Duon. The PEAKS??(@Duon_Nagano012)

ポケモンSV / シングル / シーズン18

はじめに

先シーズン(シーズン17)からランクマッチに参加し、滑り込みでマスボに到達した者です。オーガポンや災厄が使える環境から始まりましたが突如伝説が使えるようになり、環境の変化に驚きながらも早いうちにマスボまで到達できたので未熟ながらも記載してみようかと思い筆を執りました。君は33%を引き続けることができるか。

コンセプト

初めてのランクマッチで使ったバトンタッチパーティに感銘を受け、以降バトン構築やトリル構築などギミックパーティが自分に合っているのだと感じて色々と試しています。みんなでサポートして作り上げた最強の1匹がすべてを滅ぼすのは最高ですよね。伝説が解禁されたのでその中でも異形のポケモンとして目についたムゲンダイナを伝説枠にして耐久バトンを組んでみました。

初心者向け

あらかじめ書いておきますが、積み技を止める技・特性に非常に弱い構成です。ですので上級者には通用しない構築ともいえます。これから対戦を始めてみようという初心者の方に向いているかなと思います。
※筆者が初心者なので自ずと解説も初心者向けになっています。一応HABCDSという単語を使います。

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使用ポケモン

役割

ミストフィールド』要因。ミストフィールドを展開できればお役御免。
ミライドンミライドン』より足が遅いので現状では間違いなく展開できるはず。
(今どき『バチンウニバチンウニ』を出す人はいるのだろうか…)

道具

メンタルハーブを持たせているのはなんとしても『おきみやげ』を放ちたいから。
別に撃てなくても構いませんが当てられれば後続のフワライドの受けがかなり安定します。きあいのタスキも候補にあがります。後述する伝説ポケモンにより火力がおかしくなってしまったのでメンタルハーブは時代遅れかもしれません。

無理

コライドンの晴れテラスタルフレアドライブは乱数1発(82.5%)で耐えられません。
カイオーガの雨テラスタルしおふきも無理ですが、逆にそうでない標準的な攻撃(カイリューのじしんなど)は弱点を突かれても普通に耐えます。
イエッサン♂イエッサン♂』のサイコキネシスは乱数1発(43.75%)ですが…。
(サイコフィールドは足の遅いマタドガスで上書き出るので打ち消せます)
こうして書いてみるとやっぱりタスキの方が安定するような。
相手がステルスロックやじしん、アイアンヘッドを出してくることを祈りましょう。
改めて書きますがミストフィールドさえ展開できれば役目は終わりです。
上からちょうはつを撃たれたらミストバーストでサヨナラ。

役割

この構成の一番の要。
ここを落とされたら勝ち目はないので、運がなかったと思って潔く降参しましょう。後述するテラスタルも活かしてなんとか生き延びましょう。
やることは実にシンプルで、ちいさくなる』を3回積み、『みがわり』を残してバトンする。以上。命中率33%のゲームが始まります。ここまで出来たらまず負けません。でも命中90のドラゴンテールは何故か当たるんですよ。どうなってんだこのゲームは。

道具

ミストフィールドが展開されていればミストシードを消費して『かるわざ』が発動。素早さが2倍になりほぼ全てのポケモンの上を取れるようになります。
更に上を行く有名どころのポケモンは最速ブーストエナジー持ち『ハバタクカミハバタクカミ』と最速スカーフ持ち『パオジアンパオジアン』の2匹といったところでしょうか。
(黒バドレックスなどの伝説はとりあえず置いておきます)

テラスタル と ちからをすいとる

ハバタクカミハバタクカミ』と『パオジアンパオジアン』に抜かれるので、上からゴースト・あく技を撃たれて終わりかと思われますが、あくタイプになることで半減・等倍に減らすことができます。
これで1回はちいさくなるを積むことが出来るのでカミのでんじははとりあえず避けることが出来るようになります。カミがちょうはつを持っていたら終わりです。降参しましょう。なお、ちょうはつ』と『アンコール』には命中率の設定があるので1回でもちいさくなるを積むことが出来ればもしかしたらなんとかなるかもしれません。大抵なんとかなりません。
パオジアンの場合は『ちからをすいとる』でAを下げながら体力を全回復させるとなんとかなる場合もありました。つららおとしで怯んだら降参しましょう。
なお、ちからをすいとるは《相手の『こうげき』の能力値と同じ値だけ自分のHPを回復する》という何気に化け物じみた性能なので、A振りのアタッカーから吸い取るとフワライドはほぼ全快できます。
また、『ドドゲザンドドゲザン』の『ドゲザン』が必中技として嫌らしいですが、これも『ちからをすいとる』で弱めてしまえば簡単に居座ることが出来るようになります。
なお、『マスカーニャマスカーニャ』の『トリックフラワー』は必中かつ急所確定なのでAを下げても意味がありません(急所は能力変化を無視するため)。伝説環境になっているので採用率はかなり下がったはずですが出てこないことを祈りましょう。
また、あくになる事で『オーロンゲオーロンゲ』などの『いたずらごころ』を無効にする効果もありますのでオーロンゲがちょうはつを撃ってきそうな場合にも効果的です。ひかりのかべ・リフレクターは展開されますが耐久をする形なのでほぼ意味がない行動になりますね。

採用理由 コスモPOWER

居座るポケモンとして相当強いのではないかなと思っています。テラパゴスやホウオウも候補に挙がりましたが、ムゲンダイナを選んだ理由はコスモPOWERで両受けが出来ること、じこさいせいで回復できる、どくびしが効かないこと、そして『プレッシャー』。正直プレッシャーって意味あるのかな?ってずっと思ってましたがそんなことなかった。

動き

1:コスモパワーを積む。
2:相手が33%を連続で当ててこないことを祈る。
以上。

プレッシャー

どくどく・ほのおのうずが効かないポケモンとしてヒードランがいますが、『プレッシャー』のおかげで先にヒードランのPPが尽きます。テラパゴスが相手に出てきた場合も同じ動きができますね。どくどくを持つテラパゴスに対しても居座れるのがムゲンダイナのいいところ。めいそうを積みきる前にどくどくで倒せる予定。ミストシードの効果もバトンタッチで引き継ぐことが出来ていればテラクラスターのダメージを大幅に減らすことができます。食らったらじこさいせいすればOK(そもそも命中率の設定がある技なので連続で2回当たることはないはず)。れいとうビームやせいなるほのおを警戒して念のためおんみつマントを採用していますが、たべのこし・くろいヘドロ・オボンでいいですよね。
居座っていれば相手はどくどく・ほのおのうずの定数ダメージでそのうちに力尽きるか、前述したヒードランのようにPPが尽きて自滅します。
コスモパワーを含めたすべての技のPPを増やしておくことを忘れずに。

調整について

最初はダイマックスほうを採用していた名残でHCぶっぱなんですが、両受けを意識したHBD振りにしたほうがいいかなと思っています。ほのおのうずの威力をあげても意味がないと思いますし…。とりあえず使っていたときの構成を書いておきます。バトン耐久構築のいやらしさが伝わればよいかなと。

バトンエース候補

毒タイプ、かつ、特性『ばんけん』を持つ『イイネイヌイイネイヌ』も候補としてあがります。吹き飛ばされないのはバトン構築においては強みですよね。でも再生サイクルに紛れる、という偽装が出来なくなるのでどうかな?というところ。

ホウオウホウオウ』にするとより再生サイクル感が強まるのでフワライドバトンを読まれにくくなるかも。じこさいせいを持つ点もムゲンダイナと似ていますが毒ダメージと防御・特防をどう上がるかがネックでしょうか。テラスタルで誤魔化すのもいいですね。

再生サイクル偽装ポケモン1

ここからは偽装のために持っているだけの3匹になります。
オーロンゲといえば壁貼り役の起点としても再生サイクルに名を連ねることでも有名なポケモンですが、後者の再生サイクルを意識させることでディンルーを出させないようにします。最後に書きますがバトンタッチの性質上『ふきとばし』『ほえる』『ドラゴンテール』が天敵です。ドラゴンテールはもう一回回避バトンを繋げることができる可能性がありますが、他は命中率の設定がない必中技なのでどうしようもありません。ディンルーの苦手とする動きとして再生サイクルがありますからそれで選出を渋らせるのが採用理由です。フワライドがいることでバトンの可能性もチラつきますが、オーロンゲ・ママンボウ・ムゲンダイナの再生サイクルパーティも少しずつ増えているようなので流行を逆手に取った選出でもあります。
なお、このオーロンゲ・ママンボウ・カミツオロチの3匹で戦う再生サイクルも結構強いのでそちらで動くのもありです(過去に再生サイクルでシングル4位を達成した方の模倣です)。
リフレクターを張り、すてゼリフをしてフワライドに交代→ちいさくなるを積む動きもできるかなと思ってイカサマを外しましたがマタドガスのおきみやげのほうが有利に働くことが多く結局はオーロンゲはほとんど投げませんでした。

再生サイクル偽装ポケモン2

言わずとしれたカッチカチ再生サイクルの主要ポケモン。これもディンルー対策。
オーロンゲの項で書きましたが再生力パーティとして選出するのもあり。

再生サイクル偽装ポケモン3

だっしゅつパックをリサイクルしながらりゅうせいぐんを放ちまくるポケモン。
一度も選出せず。

戦術と解説

選出

ガラルマタドガス・フワライド・ムゲンダイナ
基本はこれだけ。あとの3匹は選びません。

立ち回り

1:マタドガス
マタドガスより足が遅い『カバルドンカバルドン』『コータスコータス』『ドオードオー』のような起点作成ポケモンにはちょうはつ。その後おきみやげで自主退場。
足が速いポケモンが相手の場合はおきみやげで自主退場。
1発耐えられるかどうかは祈るのみ。

2:フワライド
 ちいさくなる
→ちいさくなる2回目、もしくはちからをすいとるでAを下げる
→ちいさくなる3回目、もしくはちからをすいとるで安全圏になるまでAを下げ続ける
→みがわりを張るところまでできたらバトンタッチ

みがわりはそのままのHPだと3回まで展開可能ですが、ちからをすいとるがきまれば+2回程度まで猶予ができます。

3:ムゲンダイナ
相手が33%の命中を引くまでコスモパワーを積み続ける。
攻撃を受けたらじこさいせい。
どくどくとほのおのうずで削る。
耐久ポケモンが相手ならPP切れを待つ。
毒タイプなので猛毒にならない&おんみつマントの効果で仮にれいとうビームが連続で当たっても氷にはならないので心配無用。

やることはこれだけです。選出の段階で勝敗が決するのに等しいので刺さらなければ即負けです。そういう構築・ゲームだと思って次に向かいましょう。

重いポケモン・無理なポケモン

・ふきとばしを持つ『ディンルーディンルー』『ホウオウホウオウ』『カバルドンカバルドン
→対応不可能。降参するしかない

・てんねん・特殊音波技でみがわりを貫通する『ラウドボーンラウドボーン
→Cを下げる手段がないので対応不可能。幸いにして水ウーラオス・災厄ポケモン・じしん持ちのポケモンが増えたのでラウドボーンが減ったのはありがたい。
※同じてんねん持ちの『ドオードオー』『ヘイラッシャヘイラッシャ』はちからをすいとるでAを下げればなんとかなる可能性がある

・ちょうはつを持つすべてのポケモン
→ちいさくなる×3を先に積めればなんとかなるかもしれないけど大体なんとかならない。

・のろい ほろびのうた
バトンタッチはこの2つも引き継いでしまうのでのろいを放つ『ミミッキュミミッキュ』、ほろびのうたを持つ『ハバタクカミハバタクカミ』『マリルリマリルリ』なども無理なポケモンとなります。光の速さで降参しましょう。

・命中33%を2回連続で当ててくる強運のポケモントレーナー
その強運分けてもらえませんか。

・これらの対策が難しい相手に当たったら出てこないことを祈るか、降参するか、頭を使う残り3匹の再生サイクルで頑張りましょう。ホウオウ軸の場合はカミツオロチだけでは無理かも。

終わりに

今までCPUと戦うことしかやってきませんでしたが、様々な技を組み合わせて一匹を育て上げる動かし方もあると知り、育てた1匹がすべてをなぎ倒す動きに魅了されすっかりポケモンにハマってしまいました。負かされたときは「こういうギミックで詰ませるのか〜」と勉強になるばかりです。通信ケーブルでゲームボーイを繋いでいたあの頃とずいぶん変わったなと。
本構築はポケモンを交換せず一定の行動しかしませんのでそのうちには頭打ちになるはずです。ですが初心者の方に積み技の強さ・組み合わせの面白さを知ってもらえたら、きっとポケモンの面白さにも気づいてくれるのではないかと思い今回投稿させていただきました。長文となりましたがここまでお読みいただきありがとうございました。
甥っ子がラウドボーン大好きなんですけど、バトンパに思いっきり刺さるから出すのやめてくれとはとても言えない…。

投稿日時 : 2024/05/09 22:50

最終更新日時 : 2024/05/10 21:46

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