スリーパーの育成論をみて私も作ってみたくなったので考えてみました。
こちらはすりかえ勝負を仕掛けます。
この育成論では、HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さを、H、A、B、C、D、Sで表します。
個体値は全て31を想定しています。
- スリーパーってなんぞや?
こいつは初代からいるくせに何かと目立たないポケモン。進化前のスリープの方がインパクトあって覚えてるくらいですね、はい。
つまりマイナーです。
- このスリーパーの狙い
上記の通りマイナーなこいつですが、種族値を見てもらえれば分かるとおり、そこまで使えないやつではないと思います。
どんな技使えるのかなぁ、と調べた結果・・・かなしばり・すりかえ、この二つに目が止まりました。
この型の狙いはずばり、 かなしばりorこうこうのしっぽ+すりかえ を用いて相手のエースを崩してしまおうというものです。
さすがに相手もかなしばりくらいは読んでくるでしょうが、すりかえを読むのはなかなか難しいはず。
こうこうのしっぽ+すりかえはかなりの脅威です。
目標はスピードタイプのアタッカーです。相手の手持ちにそのようなエースが見えたら先発起用でこいつを出して良いかなと思います。
では本題に入りましょう。
- 他のすりかえ・トリック型との差別化
やはり差別化は必要かなと思いまして、正直簡単な差別化なのですが書いていきます。
注目するべきは耐久の高さ。同じことが可能なブーピッグを超えます。
ただし、Sはブーピッグの方が上です。しかし、ブーピッグはかなしばりを覚えないので差別化はこれで十分です。
要するに、耐久+ある程度の速さを持つロトム以外とは、完全に差別化可能とみなせます。
ロトムとは、タイプ・役割の範囲の違いから差別化としましょう。
- 努力値
実数値
H192 A* B120 C93 D151 S87
普通に堅いと思いますよこいつ。
Dは性格補正の穏やか込みで、サザンのメガネあくのはどうを確定耐え調整。あまりBに振りましたが、なんとようき鉢巻ガブの逆鱗確定耐えというw
ガブの逆鱗はある程度耐えるので、B削ってDに振るとメガネシャンデラのシャドーボールの乱数が変わります。
ちなみにヘラクロスのメガホーンは耐えられません。
詳しくは被ダメの欄で。
- 性格
いらない攻撃を捨て特防をあげました。
これが一番努力値にも無駄がなくなりますから、確定です。
- 特性
相手の型を調べなければ、こちらの動きは決めにくいです。
エース狙いではあるので不眠の必要はないでしょう。
- 持ち物
この型の要。これがなくっちゃ始まらない。
- 被ダメ
C252補正なしメガネサザンドラのあくのはどう → 82.2~97.9% (確定2)
補正ありでも乱数1(50%)です。
C252補正なしシャンデラのシャドーボール → 60.4~72.9% (確定2)
メガネ持ちで → 91.6~109.3% (乱数1 56.3%)
B削りD振りで調整しても良いかもしれません。D140振りで確定耐え。
その場合残りB116振りで、鉢巻ガブの逆鱗が乱数1(50%)となります。
ひかえめウルガモスのむしのさざめき → 71.8~85.4% (確定2)
ちょうまい積まれても、こうこうのしっぽが渡ればそれほど問題ない。むしろラッキー。
ようきペンドラーのメガホーン → 85.3~100% (乱数1 6.3%)
珠C252デンチュラのむしのさざめき → 62.5~74.4% (確定2)
珠C252アギルダーのむしのさざめき → 65.1~77% (確定2)
ようきガブリアスの鉢巻逆鱗 → 80.2~95.3% (確定2)
これはでかい。
C252補正なしゲンガーのシャドーボール → 57.2~68.7% (確定2)
いじっぱりA252メタグロスのコメパン → 50.5~59.8% (確定2)
すりかえ後のバレパンも耐えます。
C252補正なしボーマンダの流星群 → 40.6~48.4% (確定3)
Cダウンがあるので問題なしですね。
A252補正なしボーマンダの逆鱗 → 55.2~65.6% (確定2)
竜舞1積み → 82.8~97.3%
余裕ですね。
A252ヘラクロスのメガホーン → 104.1%〜122.9% (確定1)
しゃぁないw
- 技構成
かなしばり
相手の技を縛ります。こだわり持ちに当てるとウヒャヒャw
すりかえ
相手にこうこうのしっぽを押し付け、かつ相手の持ち物を奪える。
確実にエースを崩すことが可能な強力なわざ。
- 選択欄
命中率はどうしようもないですが、当たればおいしい。
あくむ
寝ているポケモンのHPを1/4ずつ減らしていく。
ゆめくい 威力100 命中100
催眠術を使うならありかと。ある程度耐久を活かせます。
B削りC振りがお勧めです。
あくタイプに注意。
- 与ダメ(確定欄の努力値を使用)
耐久無振りゲンガー → 84.4~99.2% (確定2)
いける。
耐久無振りガブリアス → 27.8~32.7% (確定4)
だいたい201ガブとかでしょうから厳しいですね。
耐久無振りウルガモス → 26.2~31.8% (確定4)
やはり火力不足。
耐久無振りアギルダー → 43.2~50.9% (乱数2 3.1%)
ほぼ確定3 Cに振りたくなってくるw
耐久無振りデンチュラ → 46.2~54.4% (乱数2 56.3%)
やはりゆめくい使うならC振り推奨ですね。
耐久無振りペンドラー → 85.9~103.7% (乱数1 18.8%)
まずは耐えなきゃメガホーン。(上記 乱数6.3%)
リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり
役目を終えたら後続サポートでも良し。
みらいよち 威力100 命中100
2ターン後に攻撃が発動するというマイナー技。
相手の交代リスクを大きくできる←良く言えばの話w
この型なら実用性あり?
それにしてもわざが乏しい。これくらいしか候補に浮かびません。
火力出すにはC振りが必要ですし、ここは割り切るしかないかなと思いますね。
攻めるよりは補助をした方がいい、そんな型でしょう。
- 立ち回り
相手のエース読みで先発起用ができれば一番いいかと思います。途中からこういった型を出すのはあまり見受けられないですし。
そこからよちむで相手の攻撃わざを確認しましょう。中には、攻めか受けか良く分からないポケモンもいます。
すりかえでこうこうのしっぽを相手に押し付けたら、さいみんじゅつやその他補助技を使って、こちらに有利な環境づくりを進めましょう。
あくむ・ゆめくいは貴重なダメージソースですが、みらいよちも面白いし、壁張りも重要になる。
PTと相談して、この子でどうPTを補助していくかというのを考えてください。
以上で育成論を終わります。
どうにも活躍させづらいマイナーポケモンですが、こんな方法もあるのだなと思っていただければ嬉しいです。
考察の足りない部分、誤字脱字等ありましたらご指摘お願いします。
ありがとうございました。