- 諸注意
この育成論ではH(体力)A(攻撃)B(防御)C(特攻)D(特防)S(素早さ)の略称を用います。
また、個体値をH31-A31-B31-Cx-D31-S31として考察します。
初の育成論投稿なので至らない点も多々あると思われます。
そのような点は今後の参考のためにコメントにてご意見・ご指摘頂けると幸いです。
それでは考察に移りたいと思います。
- バイバニラについて
図鑑No.584バイバニラ
BWにて登場した氷タイプのポケモン
合計種族値:535/配分:H71-A95-B85-C110-D95-S79と高い値ですが、
単氷タイプの耐性の無さ、とても微妙なS、サブウエポンの不足などにより
目立った活躍が出来ないでいるポケモンです。
通常、バイバニラは種族値・技などから特殊型として使われることが多いですが
今回は物理型としての考察を行っていきたいと思います。
- 持ち物
きあいのタスキ
基本的にはこれで確定です。
弱点半減きのみ(主にオッカ・ヨロギ)
「しぜんのめぐみ」を使うときにどうぞ。基本的に交換読みや積み技読みで打ちます。
ナットレイ・ハッサム意識ならオッカ
ウルガモス意識ならヨロギ、バンギラス意識ならヨプです。
- 努力値配分
陽気:H20A244S244
実数値:H149-A146-B105-Cx-D115-S143
★H調整
・・・陽気A252振りガブリアスのジュエルダブルチョップ+砂ダメ1回最高乱数以外耐え
龍を狩るのが主な仕事なので最低限の仕事をこなしてもらうために。
ちなみに砂ダメ1回→陽気A252振りガブリアスの逆鱗は確定で耐えます。
★S調整・・・最速ヒードラン抜き抜き
ヒードランに先制でぜったいれいどやちょうはつを打てる調整。
零度に関しては当たったときのアドバンテージは大きいですがリスクも高いです。
挑発はステロ・身代わり防止などに使えます。
- 特性
アイスボディ
これ確定でお願いします。
※ガブリアスに対する調整が崩れてしまうので!
ユキノオーの最後っ屁のこおりのつぶてに合わせて出して
こちらのつぶてで倒すとタスキがちょうど回復します。
- 技構成
技ごとに与ダメージを載せます。能力値は記述が無い限り陽気A244振りです。
また、ダメージ量/HPに占める割合/確定数という形で表示をします。
相手ポケモンのぶっぱ時の余りの振り方は種族値などから判断しています。
確定
- つららばり【PP:30/威力25*2~5回/命中100】
与ダメージ
ガブリアス
B4振り:72〜88/39.3%〜48%/確3
H204B44振り(209ガブ):72〜88/34.4%〜42.1%/確3(身代わり残ってたら乱3)
カイリュー
H4振り:72〜88/43.1%〜52.6%/乱2(19.1%)
+マルチスケイル:36〜44/21.5%〜26.3%/↑とあわせて確3
ボーマンダ※威嚇込み
H4振り:60〜72/35%〜42.1%/確3
H4B116振り(ガブリアスの逆鱗耐え):52〜64/30.4%〜37.4%/乱3 (68.4%)
ラティオス
B4振り:42〜50/27%〜32.2%/確4
※ラティオスへのダメージでお分かりのかたもいらっしゃるでしょうが、
氷2倍龍はつぶて込みでもヤチェや耐久振りは落とせないことがあります。祈りましょう。
キノガッサ
B4振り:42〜50/31.1%〜37%/乱3(51%)
H204B52振り(ポイヒ):42〜50/26%〜31%/確4(身代わり確定破壊)
グライオン
H212B44振り(ポイヒ):60〜72/33.8%〜40.6%/確3
甘えた身代わりでの様子見は許しません。守るで見られないよう気をつけましょう。
ボルトロス
H4振り:48〜56/30.9%〜36.1%/乱3(33.5%)
H92B56振り(A200逆鱗耐え):44〜54/26.5%〜32.5%/確4
- こおりのつぶて【PP:30/威力40/命中100】※遺伝技です
与ダメージ
B4振りガブリアス:120〜144/65.5%〜78.6%/確2
H4振りカイリュー:120〜144/71.8%〜86.2%/確2 ※マルチスケイル抜き
H4振りボーマンダ:96〜112/56.1%〜65.4%/確2 ※威嚇込み
B4振りラティオス:66〜80/42.5%〜51.6%/乱2(6.3%)
B4振りキノガッサ:66〜80/48.8%〜59.2%/乱2(97.3%)
H4振りボルトロス:74〜90/47.7%〜58%/乱2(87.5%)
H204B44振りガブリアス:112〜136/53.5%〜65%/確2
H4B116振りボーマンダ:76〜96/44.4%〜56.1%/乱2(54.3%) ※威嚇込み
H204B52振りキノガッサ:66〜78/40.9%〜48.4%/確3
H212B44振りグライオン:96〜112/54.2%〜63.2%/確2
H92B56振りボルトロス:68〜84/40.9%〜50.6%/乱2(0.39%)
- だいばくはつ【PP:5/威力250/命中100】
与ダメージ
対マンムー
B4振り:136〜161/73.5%〜87%
つららばりを受けて出してこられたときは乱数です。
対ウルガモス
H4振り:161〜190/100%〜118%
H個体値29,B4振(HP159調整):159〜188/100%〜118.2%
HBに厚いと落としきれませんが後続の先制技やスカーフ持ちで倒せると思われます。
候補
最後の1枠に入れるオススメの技
・ぜったいれいど【PP:5/威力--/命中30固定】
一撃必殺技、個人的にはこれが最後の1枠。
突破が困難なクレセリアやブルンゲルなどの耐久に叩き込みます。
・ちょうはつ【PP:20/威力--/命中100】
眠いですねさんからのご意見、
ヒードランの身代わりやラッキーの小さくなるなどを
低リスクで抑えて後続に繋ぐことが出来ます。
・ミラーコート【PP:20/威力--/命中100】
反射技、特殊技のダメージを2倍にして反射。タスキ前提です。
準候補
最後の1枠に入れてもいいかも知れない技
・ひかりのかべ【PP:30/威力--/命中--】
補助技、退場前に後続補助。
・マジックコート【PP:15/威力--/命中--】
反射技、相手の補助技を返す。
・しぜんのめぐみ【PP:15/威力--/命中100】※遺伝技です
交代読みで打ちたい技
基本は半減のきのみ(威力60)だが威力を重視してもいいと思う。
与ダメは要望があったらで。
- 被ダメージ
ガブリアス
無補正A182補正アイテム無の逆鱗:118〜139/79.1%〜93.2%
↑の拘り鉢巻orジュエルダブルチョップ:58〜70/38.9%〜46.9%
砂ダメージ込みの調整です。
ユキノオーのこおりのつぶて
無補正A248or補正有A140(実数値143)までは霰2回で確実にタスキ回復
意地っ張りA252テクニシャンキノガッサ
鉢巻タネマシンガン:60〜72/40.2%〜48.3%/確3
補正アイテム無タネマシンガン:42〜49/28.1%〜32.8%/確4
スカーフのタネマシンガン奇襲にもある程度対抗できます。
マンムー&パルシェンとの差別化点ですかね。
グライオン
陽気A252振りジュエルアクロバット:130〜154/87.2%〜103.3%/乱1(18.8%)
陽気A無振り地震:63〜75/42.2%〜50.3%/乱2(0.39%)
無限グライオンからの攻撃はタスキが無くても大概耐えそうです。
ただし、A252振りストーンエッジはプレート以上から乱1、鉢巻あたりで確1です。
なかなか見ませんが一応ご参考までに
霊獣ボルトロス
臆病C252振り補正アイテム無10まんボルト:93〜109/62.4%〜73.1%
ステロダメ1回入って控えめを考慮しても素で耐える可能性高
ジュエル他や気合玉はステロ入ったら無理(良くて低めの乱数)です。
ラティオス
臆病C248振り命の珠めざめるパワー(炎):109〜130/73.1%〜87.2%
眼鏡の場合:124〜148/83.2%〜99.3%
安定じゃない安定をとってくれたらタスキが削れてても
ラティオスを突破できる可能性がありますね。流星群は耐えません。
- 立ち回りについて
基本的には龍と対面させて狩っていくのが仕事です。
耐久ポケモンに交換されたら絶対零度か交換を
積みポケモンに交換されたらだいばくはつか交換を
といった具合で運用していきます。
- 物理にするメリット、特殊じゃなくなるデメリット
- メリット
- だいばくはつによってウルガモスの起点になることを防げる。
- ヤチェ持ちや身代わりが残っている竜にもある程度強く出て行ける。
- 無限グライオンや無限キノガッサをある程度メタれている。
- 礫の火力増により特殊よりもタスキを消費せずに竜を処理できる機会が増える。
- だいばくはつの自主退場で道連れにしたり有利対面を作り出せる。
ヤチェ持ち氷2倍竜に対しては特殊よりもワンチャンがあります。
無限キノガッサは眠らされたりで辛いですが相手に身代わりがある状態からでも戦えます。
- デメリット
- 主力技の最大火力が少し低く安定もしていない。
- H4振りぐらいのカイリューを1発で倒せる確率が若干下がる。
- ヤチェ無しの氷2倍勢に対しては特殊より弱くなる。
実は臆病C252バイバニラの冷凍ビームはマルスケH4カイリューを75%で倒せるんです。
その点こちらは3発当てなければならないので若干確率が落ちます。
ただし、ラティの眼鏡流星耐えなどをしているカイリューにはこちらのほうが強く出れます。
また、ヤチェ無しの氷2倍に対しても火力の面で特殊に分があります。
- 差別化について
同じようにタスキ+つららばり、つぶてを行うポケモンにはマンムーとパルシェンがいます。
マンムーには素の火力とSで、パルシェンには特性とからをやぶる&ロックブラストで
完全に負けてしまっています。
しかし、マンムーとはだいばくはつと一撃必殺技の範囲で
パルシェンとは一撃必殺技の有無で差別化は出来ていると思っています;
なにより、自分で使ったところ竜との対面の多くの場合、舐めているのか居座られたり
ダブルチョップで貫通してやろうと突っ張ってきました。
これはマンムーやパルシェンには無い強みではないでしょうか。
- 今回の育成論について
私が今回、この物理型について考察しようと考えた一番の理由は
特殊型だとタスキが潰れたあとでウルガモスなんかの起点にされてしまいどうしたものかと
考えた結果、だいばくはつでウルガモスを道連れにできたらと思いついたからです。
やはり、フリーで戦うといっても強力なポケモンの対策を疎かにしては
折角育てたポケモンを活躍させられずに倒されてしまいますからね・・・
そんなこんなで今回の育成論いかがでしたでしょうか。
参考になったという方が少しでもいらっしゃるのならば幸いです。
少し長すぎたかなと思ったりしているのでこれにて考察を終わります。
みなさまもバイバニラを使ってみてください!
ご意見・ご指摘・ご要望などございましたらコメントでお願いします。
- Special Thanks
ぬっさん:ボルトロス・グライオンについて
眠いですねさん:ちょうはつについて
ぴゅーんさん:メリットデメリットの記述について
奈緒.さん:グライオンのエッジについて