マタドガス - ポケモン育成論DS

マタドガスは、毒単色・ふゆう持ちで、弱点はエスパーのみとなかなかに優秀なポケモンです。
けれども毒技が不遇な扱いなものなので、あまりスポットに当てられません。
しかし、だからこそ出された時の対策が意外に難しいものです。

あまり前置きが長いのもアレなので、とりあえずこのマタドガスの説明をさせてもらいます。

今回の型ではマタドガスを初手あたりに出すこととし、
更に手持ちの中に悪ポケモンがいることを前提として話を進めますのであらかじめご了承を。
ついでにタワーではなく、対人戦を想定したものです。



まずは性格ですが、
もともとS60族のマタドガスに素早さを頑張ってもたかがしれてます。
素早さが低めのポケモンにスカーフを持たせるというのも最近では流行っているようですが、今回の型では素早さは頑張りません。

ここでは“れいせい”をおススメします。
大爆発を考慮した上での“ゆうかん”でも構いませんが、その場合の振りは
特攻84　特防252　残りは防御へ　としてください。

この振りで大文字が
体力特防振りのハッサム確１、ハガネール確２、
その他の主要な草・氷系も確２圏内に収まります。

性格に関してはどちらでもいいです。




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　……持ち物……

◎達人の帯。
もし使えるのであれば命珠で。
競争率が高いので無理して持たせる必要はありませんが持たせられるのなら、ぜひ命珠を。

◎ウタンの実
採用しません。理由は下の方で。

◎へどろ
大文字やしっぺによる確定数を気にしないのであれば持たせてもありだと思います。
最近はトリックを使ってくるものも少なくないですからねぇ。

◎オボン
まあ、へどろの方が良いかと。

◎カムラ
ピンチになったら素早さアップ。
大爆発や痛み分けで逆転を狙いにいけます。
ただ、マタドガスの元々の素早さを考えると……

◎タスキ
急所やまさかのエスパー技持ちの時のために一発は耐えたい方用。
痛み分けとの相性も悪くはありません。
けれどもこれも競争率の高い持ち物でありますし。
基本的にこのマタドガスが一撃でやられることはあまりありません。
なので他のポケモンに使ってあげましょう。



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続いて、技です。
上記の技構成でも個人的には良いと思いますが、一応他にも色々と候補技はあるので、考察を書きます。


◎大爆発　威力250（500）　命100
いわずと知れた最強技。
ほぼ確定技です。


◎大文字　威力120　命85
火炎放射との互換も可能。
けれども期待値的にこちらを採用した方が良い。
大爆発を軽減される鋼タイプへの牽制にもなる。
岩タイプも特防が低いものが多いので、これで攻めても良し。

（達人の帯での計算）
体力特防型ハッサム確１
　　　〃　　　ハガネール確２
　　　〃　　　エアームド確２
体力攻撃型メタグロス確２


◎しっぺがえし　威力50（後攻なら100）　命100
大爆発が効かない霊タイプに対しての牽制技。
一応弱点のエスパータイプにも対応できるが、こちらが技を出す前に倒される可能性が高いのであまり意味がない。
逆にこちらの素早さが早かった場合は威力が50のままになってしまうので、やはり意味がない。

ゲンガー確１
ムウマージ確１
ロトム（おしいところで）確２


◎いたみわけ
上のしっぺがえし・大文字から見てもわかるように、確２のものが多いという印象を受ける方が大多数でしょう。
また、ゲンガーやムウマージなどは高確率でタスキを持っています。なので実質確２。
そこで出てくるのがこの技。
相手が自分よりも早く、かつ攻撃をしてくると予想したら最初のターンでこれを使う。
自身が回復しつつも相手を削れるわけですから、タスキ潰しや確定数を変動させたりと色々と有利になれる場面が増えます。
まあ、読みが外れたらアレですけど……。そこらへんは皆さんの力量次第です。

ちなみにこの技を採用することを前提としたので、体力への努力値を振らずにわざわざ防御面に振ってます。


　……その他候補技……

◎身代わり
痛み分けとの相性や、交換読みでの使用をすればなかなか優秀。
入れても良いと思います。

◎かみなり・十万ｖ
まあ、無理してこいつで使う必要もないかも。
最悪大爆発でもすれば水・飛行は倒せますしね。
ギャラドスの場合は、威嚇込みで確１には持ってけませんが、少しダメージを与えてから爆発すれば余裕で倒せます。
ギャラドスの補正あり攻252振りの滝登りでも、マタドガス確３。

◎おきみやげ
なしではありません。
大爆発の代わりに入れてもいいかもしれませんが、その場合はまた別の型になってしまうので、
これをどうしても入れたい場合は、違う型のマタドガスを考え直した方がいいです。
あくまでこのマタドガスは大爆発を起点にしてますから……。

◎鬼火
交換読みで使うのなら優秀。
けれども命中率や、技スペースのことも考えるとちょっと難しいか……。
それに元々マタドガスは物理防御系のポケモンなので、相手が交換して出したポケモンが物理攻撃系のポケモンである確率は低いと思われます。

◎みちづれ
素早さの遅いこの子にはちょっと使いづらいかも。
ただ様子見として使っておいて、次のターンに絶対倒されないというのを確定させられるので、
使い方次第では痛み分けとのコンボで相手を苦しめられるかも……

◎いばる
なしではありませんが、中々に難しいところ。
入れるなら大文字の代わりに入れるといった感じでしょうか？
大文字を使っていくポケモンは比較的攻撃系のポケモンが多いので、それだけいばるの効力も大きいかと……。



　……基本戦略……


とりあえず、フーディン・エーフィといった早い上に強いエスパータイプが現れたら、素直に悪タイプのポケモンと交換しましょう。
相手はどうせサイコキネシスとかしてきますから、悪タイプのポケモンは無償召喚でいけます。
（相手が積む可能性もありますが、マタドガスのしっぺや大爆発のことを考えたら倒しにくるのが定石だと思います）

そのほかのエスパーポケモンに関しても、大爆発して共倒れさせようと思わなければ、基本的に悪タイプと入れ替えましょう。
なのでエスパー半減の実は候補に入りません。
（何気に補正ありの攻撃252振りメタグロスの思念の頭突きを耐１なのが凄い。）


悪タイプのおススメは

フーディン・エーフィ、ついでにドラゴンを意識するならマニューラ
メタグロスを意識したいならヘルガー
安定して対策したいならブラッキー・（あるいはドンカラス）

といった感じです。


相手がエスパータイプでないときは、戦略を変幻自在に変えましょう。

鋼がきたら大文字か、あるいは攻撃読みの痛み分けからの大文字。
霊がきたらしっぺがえし、あるいは攻撃読みの痛みわけからのしっぺ。

それ以外のポケモンに関しても、
相性や特性、そのポケモンが持ってそうな持ち物を考えながら、技を選択。あるいは交換をして戦いましょう。
その際、なるべく大爆発を活かす戦いに持っていきたいところ。
できれば相手の中核となるポケモンを大爆発で共倒れさせたいところです。


以上で、説明・考察を終わります。
長文失礼。
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