注意
この育成論は育成論サンムーン/918の内容だけでは不十分な場合、威力表などデータを集めたり補足を確認する際に使用する論です。
フォーク元の本論を主菜とすると、こちらはより深く知るための副菜です。
コメで長いという意見が多かったので、論の説得力やハガネールの理解を深めるのに重要と感じた要素をここに移転することで、スクロールの手間を省きつつ、最低限の情報を求める人と深く知りたい方、両者の住み分けを行います。
メニューを見てここの内容が既存の知識であったり、本論だけで事足りる場合はブラウザバックを推奨します。
もし、前編の内容と注意書きを閲覧せずに、この論だけ見て「採用理由が欠けている」などという的外れなコメントがあった場合はコメは消します、消します。
評価はこの論単体ではなく、前の論と合わせて付けていただけると嬉しいです。
メニュー
- 不採用となったアイテム
- 鋼技威力早見表
- 鋼技採用基準
- ダメージ計算
- カスタマイズ例
- Q&A
不採用となったアイテム
- 突撃チョッキ…物理には何の補強にもならず、採用理由のステロ撒きも満たせない。着けてもサザンの文字を2耐え出来ない低耐久。
- イアのみ等の混乱実…Bの高さによりあまり発動しない。(耐久無振りでも陽気ガブの地震が64〜76%で最高乱数以外発動しない)
- ゴツゴツメット…過去に筆者が投稿したことがある。ミミッキュやガルなどの削りを狙えるが、現環境で活きる相手はグロスとクチートくらい。ゴツメの弱体化やZ技により採用意義は薄い。
鋼技威力早見表
- ハガネールのステータス 最遅S実数値…31 体重 400,0kg
- 注意
・鋼技が半減以下しか通らないポケモンは基本は記載しない。
・S実数値は小数点以下は全て切り捨てで計算(威力59,87…のS73は威力59など)
・ジャイロボールは具体的な威力まで載せると論が縦に伸び、見にくくなるので、知りたい方は上の計算式と()内のS実数値を活用して自分で計算していただきたい。
- ジャイロボール威力表【()はS実数値】
1,威力150(実数値S185以上)
最速メガミミロップ(205)・最速カプ・コケコ・メガゲンガー(200)、最速ゲッコウガ(191)・最速メガボーマンダ(189)・S実数値123以上のスカーフ・S+1のポケモン(スカーフキノガッサ・竜舞カイリューなど)
2,威力150未満、120以上(S実数値184以下、148以上)
最速ゲンガー・ラティオス・ラティアス(178)、最速ウツロイド(170)、最速ガブリアス(169)、メガガルーラ(167)、最速サザンドラ(165)、最速ミミッキュ(162)、最速テテフ(161)、最速霊獣ランドロス(157)
※)ミミッキュまでなら、準速でも威力120以上は期待できる。
3,威力120未満、100以上(S実数値147以下、123以上)
マンムー(145)、最速メガバンギラス(135)、最速キノガッサ(134)、準速カイリュー(132)
4,威力100未満、80以上(122以上、99以上)
準速パルシェン(122)、無振りレヒレ・クレセ(105)、無振りメガフシギバナ(100)
5,威力80未満、60以上(98以下、74以上)
無振りメガヘラクロス・ブルル(95)、無振りバンギラス(81)、無振りポリゴン2・アシレーヌ(80),
6,威力60未満(73以下)
無振りクチート・マリルリ(70),無振りカバルドン(67)、無振りギガイアス(45)
- 体重別威力表
威力120(80,0kg以下)…ランドロス、(メガ)ヘラクロス、ラティオス、ウツロイド、カプ・ブルル、アシレーヌ、(メガ)ゲンガー、ゲッコウガ、ラティアス、キノガッサ、ポリゴン2、(メガ)ミミロップ、カプ・レヒレ、マリルリ、(メガ)クチート、カプ・コケコ、カプ・テテフ、ポリゴン2
威力100(80,1〜100kg以下)…クレセリア、ガブリアス、メガガルーラ
威力80(100,1〜133,3kg以下)…(メガ)ボーマンダ、パルシェン
威力60(133,4〜200,0kg以下)…メガフシギバナ、サザンドラ、
威力40(200,1以上)…(メガ)バンギラス、カイリュー、ギガイアス、マンムー、カバルドン
鋼技採用基準
- ジャイロ搭載で威力が大きく変わる相手・場面…ゲッコウガ、竜舞ボーマンダ・カイリュー・メガバンギラス、メガミミロップ、マンムー、ASメガガルーラ、からやぶパルシェン、ガブリアス、特殊竜への交換読みや散り際
- ヘビーボンバー搭載で有利になる相手・場面…ランドロス、マリルリ、カプ・ブルル、アシレーヌとカプ・レヒレへの交換読み
⇒他に遂行技があるポケモンや、再生技持ち等を除き、纏めた。太字は、どちらを取るかで特に有利不利が特に変わるポケモンである。他は状況次第では勝てるポケモンや死ぬ前に入る削れ具合が大きく異なるものである。
筆者は陽気地震を2回耐えるガブマンムーの確定数が大きくずれ、エッジを使わずにパルやカイリューの起点回避が出来ること、元の最高威力が150な点からジャイロ推奨する。
一方で、ヘビーボンバーは滝登りマリルリやブルルとの有利不利が大きく変わり、死に際のアシレやレヒレに入る負担が大きくなる、S・耐久振りを考慮せず威力が安定するメリットがあるが、仮想敵の採用率や、最高威力以外は100以下と低いことを考えると、汎用性はジャイロに劣るように思える。テッカグヤなどと違い重さが400kgとヘビボン使いの中では軽いので思っているほど有利な相手は増えない為、今育成論では勝手ながら、ジャイロを主軸に考察を進めさせていただいた。
*追記
ベビボンは必中技なので、ピクシー等の対策としても採用価値はある
が、ベトンには打点不足で、壁などを貼られたらピクシーも倒せない点、そもそも役割対象が違うハガネールを選出しないと害悪パに勝てないPTが欠陥な点、そしてベビボンにするデメリットを考えると、大差はないようにも思える。
ダメージ計算
本論のダメ計は「ハガネールの強みと仮想敵を根拠突く得る必要最低限の物」にし、個体数もランキング上位の物が殆どだったため、鋼技の威力比較になるダメ計と受け出しの際の参考になる被ダメを載せる
- ジャイロボール/ヘビーボンバー
H4準速S+1カイリュー
割合: 34.1%〜40.1%/21.5%
H4最速マンムー
割合: 107.5%〜145.1%/36.5%〜45.1%
H252マリルリ
割合: 23.6%〜28%/49.2〜58.4%
H252アシレーヌ
割合:31%〜36.8%/58.2%〜68.9%
- 被ダメ
A252メガバンギのかみくだく 割合: 24.7%〜29.6%
A特化マリルリの滝登りor馬鹿力 割合: 50.5%〜60.4% 回数: 確定2発
⇒滝登り無しなら、ヘビボン非搭載でも勝てる。
A252カミツルギの聖剣 割合: 39.5%〜47.2% 回数: 確定3発
A特化メガクチの特化炎の牙 割合: 42.8%〜50.5%
A252メガグロスの地震 割合: 37.3%〜45%
カスタマイズ例
持ち物被りや特定のポケが重い場合がは以下のようなカスタマイズがあり得る。他PT単位で見たい相手や採用する技がある場合はこれを例に各自でカスタマイズして欲しい。
なお、配分や特性、岩技以外の技構成については上の物と変更無しとする。
- Z氷の牙搭載型
持ち物:氷Z
技構成 鋼技 地震 氷の牙 ステロ
氷Z持ち。氷の牙が威力130のZ技になる。A特化地震を2耐えしつつ、H228振り以下のメガマンダを確定1に出来る為、火炎放射・大文字持ち以外、後出しからメガボーマンダを遂行できる枠となる。鋼枠としての飛行耐性を活かしたい場合の採用
他にも威嚇込みでHBランドに半分以上、スカーフランドは確定と崩せるようになる。電気技読みでレボルト繰り出せる、耐久振りカイリューをジャイロと合わせ落とせる、などのメリットがある。
ガブリアスはA特化スカーフや鉢巻をワンキルできるようになった代わりに、2番目に採用率の高い襷と撃ち合えなくなった為強くなったとは言えない。
氷Z氷の牙
H252メガボーマンダ 割合: 99%+116.8% 回数: 乱数1発 (87.5%)
H4威嚇込みランドロス 割合: 101.8%+121.2% 回数: 確定1発
- 弱点保険型
持ち物 弱点保険
技構成 鋼技 地震 岩雪崩 ステロ
弱点保険を持たせることで弱点相手へのタイマン性能を上げたり、弱点技持ちの物理への遂行速度を上げることを目的としている。
本来撃ち合えないメガミミや炎技サザンを打ち負かしたり、グロス・牙クチートなどを弱保による火力補強で後出しから遂行できる。
また、A2UP岩雪崩+フレドラ反動でメガリザXが落ち、H252リザやボルトが落ちと弱点技持ちの相手にしか基本撃たない岩技を命中安定の岩雪崩に変更可能な点も見逃せない。
- 鈍い採用型
⇒コメント欄で触れられ有用な技と感じたので追記しますが、まだ使用感などが分からず考察までしばらく時間が掛かります、お待ち下さい。
Q&A
- 1,頑丈+オボンのみについて
一見、頑丈が発動したら25%しか回復せずほぼ無意味と考える人も出てきそうな気もしましたが、本論にあるように、別の此のポケモンは受け出しだけを想定しているわけではなく、頑丈ジバコイルのようにタイマンと耐性受けを切り替えられる柔軟性を持たせることを目指しています。特定の相手の撃ち合いと受け出しにはオボンの耐久が必要になるため持たせざるを得ません。オボンが無駄になった際はそれが必要のない仮想敵と当たったに過ぎません。
次に2-2にあるように、テテフのサイキネを2耐えできない耐久な時点で十分な耐久の確保のため、補強アイテムを採用すると書きました。
最後に陽気地震を2耐えるガブが剣舞を積むことがある事、ミミッキュが2舞Zシャドクロで乱数で頑丈圏内に持って行くこと、オボンの分のフレドラ反動込みでH4リザXを相打ち、瞑想⇒エスパーZテテフ、ゲンガーの気合い玉などをオボンが活きる仮想敵との対面に必要になる場面もあります。
もしどうしても気になるなら弱点保険やZなど別の型を採用するか、ハガネールの採用そのものを止めた方が良いです。
- 2,頑丈と他の襷鋼枠との違い
上では鋼枠随一の対面性能やストッパー性能に焦点を当ててきましたが、では他の鋼に襷を持たせれば解決のなのでは?という意見も出てくるかも知れません。
例えば同じタイプのドリュウズであれば最低限のコケコ受けをしつつ、ネールより高いSとAから同じ範囲の攻撃を撃ち分け出来ます。
しかし、最も汎用性が高いと言っても良い襷枠を消費する時点で採用理由が違うように思える。襷が欲しくなるポケモンもハガネールと相性の良い崩し性能あるエースなどである点もある。
また、その場合耐久補強アイテムなど交代戦で有利になるアイテムを持たせられない為、その点で他の襷鋼から一歩利を取れる。
後は本論の方に記したような特色があるので差別化には苦労しないだろう。
- 3,耐久ポケモンに刺さる毒は候補にならないのか?
コメント欄で2回振られた議論なので。
上のデータにある受け・起点特化に載せたポケモンに毒が通るのはクレセ・ポリ2・カバルドンくらいとあんまり多くの耐久に刺さるとは思いません。
また、受け・起点要因の欄を見るとポリ2にはめざ炎で押される為毒を入れるだけで頑丈が潰れたり、カバにはステロ吠えるで場を荒らされるなど裏の処理は楽になりますが、そこまで刺さるとも思えません。
最後に、ポリ2やクレセ、マンダがどうしても重いなら採用余地はありますが、ハガネール自体がやはりそもそもその耐久を崩せるメガと組まれやすい事を考えてもやはり岩ステロと比べて必要とする場面が多いとは思えません。
- 4.vsミミッキュで、舞シャドクロから入られた場合
垢削除後、着目すべき点かも知れないと思った為、追記します
確かに舞シャドクロ→シャドクロZの場合、56.2%で死ぬような為、vsミミッキュは確実ではないかも知れません。
しかし、球・襷などに対する保険になるのは大きいと思いますしまた、使用率はメガの方が高事からz技打ち逃げをする為先にZを消費する可能性もあります。
ただ、裏にノーマルを入れた場合だとZ透かし対策に先にシャドクロを打つ場合が増えそうなので「対ミミッキュ」を意識する場合でも構築に合わせてください。
ただそもそもが最近、ミミッキュの方が使われているらしく(最近手をつけていないためあまり分かりませんが)、zシャドクロ自体喰らう機会は以前より少し減るかも知れませんね。
以上です。
形式や副論の内容に問題がある場合はコメントを下さい。