こんにちは。ラムナモと申します。
今回は、最近のレギュレーションで開拓されたテラスのオボンのみパオジアンの保存版です。
すいりゅうれんだが連続技であることを逆手に取り、2発目でオボンのみを発動させて攻撃を耐えます。
実用性は十分にあると思います。ぜひ最後までご覧下さい。
本論では以下の表記をしています。ご注意ください。
- HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさをそれぞれHABCDSと省略表記します。
- こだわりスカーフ・こだわりハチマキ・こだわりメガネをスカーフ、メガネ、ハチマキと省略表記します。
- 能力ランクについて上昇、下降を+や-で表記します。
コンセプトと役割
ウーラオス(いちげき)入りにも出していける物理アタッカー。
また、ドヒドイデやママンボウが絡む受けサイクルを崩す積みエースでもある。
持ち物
オボンのみ
確定です。
スカーフウーラオス(いちげき)のすいりゅうれんだを耐え、返しのテラバーストで倒すために必要です。
このコンセプト以外にも、偶発的に確定数がズレる可能性があります。
特性
わざわいのつるぎ
相手のぼうぎょが3/4倍になる。
パオジアンの攻撃力の根源ともいえる特性です。
能力実数値だけで見ると他のポケモンよりこうげきが弱く見えますが、この特性があることで火力が成立しています。
豆知識ですが、自分と相手の両方のポケモンがわざわいのつるぎである場合、特性が打ち消され、3/4倍補正がなくなります。
相手のポケモンがトレースでわざわいのつるぎをコピーされると同様に3/4倍補正がなくなります。ダメージ計算の際に注意してください。
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり(A↑C↓)
努力値:H68-A156-B28-(C個体値5以下)-D4-S252
実数値:H164-A176-B104-C87-D86-S187
調整意図
H:オボンのみの回復効率意識の4n。回復量41。
HB:A特化ウーラオス(いちげき)すいりゅうれんだ+アクアジェットが~205 相当運が悪くない限り耐える。
A特化ウーラオス(いちげき)テラスすいりゅうれんだ ~204 オボン込みで確定耐え
A:努力値効率意識の11n。B4ウーラオス(いちげき)に対しテラバーストが176~
S:ミラーやオーガポン(かまど)などを意識して準速
C個体値について、A-2の際にA実数値が88となります。この際にテラバーストの分類を物理にしたいため、A>Cにする必要があります。このため、C個体値は5以下で厳選すると良いでしょう。
いかくやあまえるを受けた時に活きます。
技構成
- 確定枠(3枠)
- テラバースト 威力80 命中100
- ウーラオス(いちげき)を倒しに行けるほか、本来有効打点がないとされるドヒドイデママンボウの崩しを試みることもできます。
- つららおとし 威力85 命中90
- パオジアンの代名詞とも言える技。30%の確率で相手を怯ませる。つららおとしが半減のにはテラバが抜群です。一方でテラバが無効のにはつららおとしが抜群です。この2つの技は攻めの補完に優れています。
- つるぎのまい
- こうげきを2段階上げます。これを入れておくことで先制技のリーチが伸びたり、受けサイクルの崩しができるようになったりします。
- 選択枠(1枠)
- ふいうち 威力70 命中100
- 主にスカーフサーフゴーに有効です。その他にも、相手が先制技を打つと予想される場面でこれを打つのが効果的です。
- こおりのつぶて 威力40 命中100
- ブーストエナジーハバタクカミの処理が比較的楽になります。安定した先制技として有効です。
テラスタル
確定です。前述の通り、ウーラオス(いちげき)ドヒドイデママンボウへの有効打点となる他、でんじはも無効になります。
立ち回り例
ウーラオス(いちげき)を意識して先発から出してもいいですし、後発から出して積む展開を能動的に作るのも良いと思います。
あまえるいたみわけを覚えたハバタクカミなどの起点作成と同時に選出すると強いです。
与ダメージ計算
B4ウーラオス(いちげき)
176~210(100.5~120.0%)確定1発
無振りイダイトウ♂
248~294(127.1~150.7%)確定1発
H4B252ママンボウ
162~192(67.2~79.6%)確定2発
パオジアン+2→290~344(120.3~142.7%)確定1発
HB252わんぱくドヒドイデ
96~114(61.1~72.6%)確定2発
パオジアン+2→188~224(119.7~142.6%)
確定1発
H244カイリュー マルチスケイルなし
93~111(47.2~56.3%)乱数2発(80.0%)
パオジアン+2→186~219(94.4~111.1%) 乱数1発(62.5%)
H252サーフゴー
93~111(48.1~57.5%)乱数2発(92.5%)
パオジアン+2→186~219(95.8~112.8%)乱数1発(68.7%)
HB特化アーマーガア
126~150(61.4~73.1%)確定2発
248~294(120.9~143.4%)確定1発
HB特化キョジオーン
54~64(26.0~30.9%)確定4発
106~126(51.2~60.8%)確定2発
- つららおとし
H252ディンルー
156~186(59.5~70.9%)確定2発
H244カイリュー マルチスケイルあり
198~234(100.5~118.7%)確定1発
H252ランドロス(霊獣) (パオジアンA-1)
276~328(141.5~168.2%)確定1発
H252オーガポン(かまど)
109~129(58.2~68.9%)確定2発
パオジアン+2→216~255(115.5~136.3%)
確定1発
H252ガチグマ(アカツキ)
162~192(73.6~87.2%)確定2発
パオジアン+2→320~380(145.4~172.7%)確定1発
HB特化キョジオーン
57~67(27.5~32.3%)確定4発
パオジアン+2→112~133(54.1~64.2%)確定2発
HB特化オーロンゲ
88~105(43.5~51.9%)確定3発, 乱数2発(11.3%)
パオジアン+2→177~208(87.6~102.9%)乱数1発(18.7%)
- ふいうち
H252サーフゴー
164~194(84.5~100.0%) 乱数1発(6.2%)
パオジアン+2→324~384(167.0~197.9%)確定1発
B4ウーラオス(いちげき)
38~45(21.7~25.7%)確定5発
パオジアン+2→76~90(43.4~51.4%)確定3発
H4B252ハバタクカミ
87~103(66.4~78.6%)確定2発
パオジアン+2→174~205(132.8~156.4%)確定1発
B4テツノツツミ
69~82(52.6~62.5%)確定2発
パオジアン+2→138~163(105.3~124.4%)確定1発
- こおりのつぶて
H244カイリューマルチスケイルあり
186~222(94.4~112.6%) 乱数1発(68.7%)
H4B252ハバタクカミ
51~60(38.9~45.8%)確定3発
パオジアン+2→100~118(76.3~90.0%)確定2発
被ダメージ計算
- A特化ウーラオス(いちげき)
すいりゅうれんだ
126~153 確定2発
アクアジェット43~52
テラスすいりゅうれんだ
168~204 オボン込み確定2発
- A特化カイリュー
しんそく 60~71(36.5~43.2%)確定3発
じしん 74~88(45.1~53.6%)乱数2発(39.4%)
- A特化ランドロス(霊獣)
じしん 118~139(71.9~84.7%)確定2発
ムーンフォース 117~138(71.3~84.1%)確定2発
苦手なポケモン
ブリジュラスキュウコン(アローラ)イーユイなど。
タイプ不利なポケモンや単純にぼうぎょが高いポケモンが苦手です。
相性の良い味方・構築例
このパオジアンがテラスタル前提の型なので、テラスタルをしなくても強いポケモンは相性がよいです。
例)
あまえるいたみわけハバタクカミ
きあいのタスキウーラオス(いちげき)
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました。
冒頭にも書いた通り実用性は十分にあると思うので、相性の良い味方を考察するなどして是非使ってみてください!
ダメージ計算で追記して欲しいポケモンや、育成論へのご意見がございましたら、お気軽にコメントしてください。