モルペコのかわいさや専用技オーラぐるまの性能につられ、使いたいトレーナーも多いと思います。かくいう私自身もその一人で、襷持ち、AS物理アタッカーとして運用したりしていました。モルペコの高めのASや低い耐久ととても相性のよいきあいのたすき、ですが、モルペコの襷は読まれやすいのか、ダイアイス、ダイロックで1発で落とされたり、やや強引にステルスロックをまかれて相手のエースに3タテされたり、と、思った以上に活躍しません。
そんなダイアイス・ダイロック・ステルスロックだけでは対策されず行動できるモルペコを考え抜いた結果、今回のような型にいきつきました。
採用理由と役割
かわいくて、まもる+みがわりで、フィールドにずっとかわいいが維持されます。ずっと自分の場が可愛いです。これが一番の採用理由です。
毒ややけどの定数ダメージと合わせて使います。アタッカーとしても運用できるので、ステルスロックとも相性がいいです。隙をついてオーラぐるまですばやさを上げながら、相手を削ります。
自分はどくびしと合わせて使ってます。どくびし無効の飛行タイプには一致電気技が打てて、一致悪技もそこそこ範囲が広く、相性はいいです。
環境に多いギャラドスギャラドスなんかはちょちょいのちょい!
アタッカー兼まもる+みがわりをできる役割ですが、アタッカ―としての考察は、フォーク元で丁寧に記載あり分かりやすく記載されているので、そちらを参照ください。
本論ではその補完としてまもる・みがわりでの運用について細かく書いていきます。
持ち物
食べ残し。守ると組み合わせて身代わりを張れる回数を増やせます。
性格・努力値と調整
陽気AS。
HPに振ってはみましたが、結局ダイマックスで一撃=ダイマックス技を守ってもまもりきれず身代わりが破壊される、ので、AS振りでいいです。
アタッカ―としての役割対象等はフォーク元を見てもらえるとわかりやすいです。
技構成
守る/身代わり/オーラぐるま、のコンセプトで、あと1枠は自由です。
- 挑発
耐久ポケモンに打ち込めます。ポリゴン2の自己再生やハピナスの卵産みを防げます。
割と読みやすいので刺さります。
- 捨てセリフ
モルペコはウーラオス(連撃)などどうしても厳しい相手はいるので、交代する、そのタイミングで相手を弱体化できる技です。
- 猫だまし
定数ダメージと組み合わせる前提で、定数ダメージと食べ残し回復を稼ぐことができます。
- たねばくだん、ほのおのきば、じだんだ
PTでヌオーやナットレイ、ジバコイル等を誘いやすい時はいいダメージソースになります。
- いばる、電磁波
後続にメタモンを据える際に使いやすいです。身代わりと相性もいいです。
- メロメロ(コメントより追記)
みがわりと相性がよく、いばると違い命中します。
- げきりん
ドラミドロ、クリムガン、ジジーロン、ヌメルゴン、ジャラランガに刺せたり、ダイマックスでバンギラスの攻撃1回耐えたり。ピンポイント気味ではありますが、まもみがからは読まれにくいです。
立ち回り例
1)先発(例えば、ドヒドイデなど)でどく、どくびし、やけどを巻きます
2)例えば、ロトムのボルトチェンジ、ゴリランダーのとんぼ返りなどを挟み、相手の交代を誘いどくびしで毒にしつつ、モルペコを出します。
3)みがわり ⇒ 守る ⇒ 身代わりで定数ダメージを稼ぎます。
4)隙を見てオーラぐるまで削ったり倒したりしつつ、すばやさをあげたりします。
まもるタイミング、みがわりタイミング、オーラぐるまタイミング、割と難しいです。
例えば、初手や2ターン目で様子見て、安定行動する相手であれば、守る⇔みがわりが決まりやすく、逆に深読みする相手には、連続で2回身代わりを張ってみるなど、最初の相手の初動プレイスタイルに合わせて技を選択するのに慣れていなければ、運用は少し難しいかもしれません。
与ダメージ計算
被ダメージ計算
ダメージ計算もフォーク元にまとめられており、主要部分は割愛します。
ドヒドイデドヒドイデ 無振り ねっとう
31.3~38%(乱数3発)
ポリゴン2ポリゴン2 無振り トライアタック
36.5~43.2%(確定3発)
相性の良い味方
- ドヒドイデドヒドイデ、デスカーンデスカーン、マタドガスマタドガス(ガラル)
高い耐久からどくびしを巻くことができます。
苦手なウーラオスを受けられる可能性もあります。
とんぼ返り、ボルトチェンジ等からモルペコを出すことができます。
ゴリランダーはグラスフィールドの回復補助も少しできたり。
身代わりモルペコを起点にダイジェット、ダイナックルを積ませた後も安定的に繰り出しことができます。ミミッキュは特性無効に注意
初手と2匹目モルペコでダイマックスを切ることは少ないので、3匹目のダイマックスエースと合わせて選出するのも強いです。
- 差別化
Sが高めのポケモン全般、同じような守みが戦術をとれます。
例えば、
ばけのかわのあるミミッキュミミッキュ、
型の読みにくいエースバーンエースバーン、
毒を巻けるエンニュートエンニュート、
いたずらこころで宿り木できるエルフーンエルフーン、
ここと比較してのモルペコモルペコの強みを最後にまとめますと、
・やはり専用のオーラぐるま、技スペース1つで高火力タイプ一致が2つ打てて、すばやさが上がる積み技っぷり。毒を他で巻く運用をしなくてはいけませんが、逆にその分他に技スペースを回せます。
・みがわりからの対面性能が高い
・襷が主流すぎて型が読めにくい、ダイマックスをつぶせる
・かわいい
です!
以上!!