- この育成論では、HP=H、攻撃=A、確定〇発などの用語を用います。
- 個体値はすべてさいこう(31)を前提としています。
- ダメージ計算は「VS 剣盾 SWSH ダメージ計算機」を使用しています。
- ご指摘などコメントでご投稿頂けると助かります。
はじめに
今回、初めて育成論を投稿させていただきます。よろしくお願いします。
冠の雪原配信によりガラル地方でも数多くの準伝説ポケモンが解禁され、環境が大きくインフレしました。特にウルトラビーストは高い種族値や、特性ビーストブーストのダイマックスとの相性の良さからランクマッチでも大暴れすることが予想されます。その中でも今回はまだダイマックスアタッカー型の投稿がなかったテッカグヤテッカグヤの育成論を投稿したいと思います。
役割や立ち回り
水準以上の耐久、はがね・ひこうという優秀な複合タイプ、物理受け、特殊受け、物理アタッカー、特殊アタッカーとなんでもこなせる器用さから型が読まれにくいこと、ダイジェットをタイプ一致で撃てること、広い技範囲からじゃくてんほけんダイマックスエースとしての運用が強力だと思われます。じゃくてんほけんが発動しない場合でも、ダイジェットによるS上昇とビーストブーストによるA上昇で全抜きエースとなりうる性能を持っています。
基本的な立ち回りはダイマックスしてダイジェットでSを上昇させながら、相手に合わせて弱点技を選択していきます。しかし、準伝説環境ではダイジェットのS+1だけでは抜くことのできない相手も多く、相手のパーティ構成によってダイジェットではなくダイスチルやダイアースによる耐久上昇、交代読みの技選択も必要となるでしょう。
持ち物
コンセプト上じゃくてんほけんで確定です。
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり
努力値:H:4 A:172 B:4 C:0 D:76 S:252
- 調整意図
HD:レジエレキレジエレキのC特化メガネ10まんボルトをダイマックスで確定耐え
A:H4振りダイマックスカプ・コケコカプ・コケコを+2ダイアースで確定1発
S:準速
B:余り
テッカグヤテッカグヤはもともとの耐久が高いポケモンなので、ダイマックスすることでほとんどの一致弱点技を耐えることができます。また、準速までSに振ることにより、ダイジェットでSを1段階上昇させることにより最速102族(ガブリアスガブリアス)と同速になります。
- 物理型と特殊型について
じしん(ダイアース)を高い火力で撃つために物理型としています。他にもめいそうを積んだポケモンやとつげきチョッキをもったポケモン、ハピナスハピナスなどに強いといったメリットがありますが、特殊型にもおにびやいかくに強く、ほのお技を高い威力で撃つことができるといったメリットもあるため、パーティや役割対象によって物理・特殊や技を選択するのが良いでしょう。
- 調整案
H100B20D12にすることで、ようきA252いのちのたまエースバーンエースバーンのキョダイカキュウを確定で耐えることができるため、Sを削って耐久に努力値を回す調整もありだと思います。
技構成
- はがね技
タイプ一致であり、ダイスチルによるB上昇が強力なため採用優先度は高いです。
ヘビーボンバー
相手と自分の体重を参照して威力が変動する技です。テッカグヤテッカグヤの体重は999.9kgと非常に重く、安定して高い火力を出すことができます。しかし、ダイマックスポケモン相手には無効となるため注意が必要です。
アイアンヘッド
威力80でひるみの追加効果がある技です。どんな相手にも安定した威力を出すことができ、ダイジェットでSを上昇させた後にはひるみも狙うができるのが魅力です。
アイアンローラー
ダイマックス前提の調整であるため、ダイマックスすると前2つの技より威力が10高いこの技も選択肢に入りますが、通常時はほぼ撃つことはできないでしょう。
- ひこう技
タイプ一致であり、ダイジェットが非常に強力なため確定枠です。
そらをとぶ
ダイマックス時威力130となる技です。通常時は攻撃まで1ターンのラグがあるため、扱いづらい部分があります。
アクロバット
ダイマックス時威力110と少し低いですが、通常時は弱点保険が発動していれば威力110となるため、非ダイマックス時はこちらの方が優秀な場面が多いです。
- じめん技
弱点のでんき、ほのおタイプのポケモンに抜群を取れるためほぼ確定枠です。
- その他
ストーンエッジ、いわなだれ
サンダーサンダー、リザードンリザードン、ヒートロトムヒートロトムなどの弱点を突くことができます。
かえんほうしゃ、だいもんじ
特殊技ですが、じゃくてんほけん発動で(C個体値31であれば)C実数値228になるのでアーマーガアアーマーガア、テッカグヤテッカグヤ、ナットレイナットレイなどへの打点として選択肢に入ります。ほのお技を採用する場合は、C個体値も31にするべきでしょう。
タネばくだん
カプ・レヒレカプ・レヒレ、ラグラージラグラージ、カバルドンカバルドン、ウォッシュロトムウォッシュロトムなどへの打点として。
ばかぢから
ダイナックルによるA上昇の媒体として。
与ダメージ計算
ダメージ計算は代表的なもののみ掲載しています。
ダイジェット(威力130)
H252振りランドロス(霊獣)ランドロス
確定2発(53.5~63.2%)
H252振りカプ・レヒレカプ・レヒレ
乱数2発(91.4%)(48.0~57.6%)
H4振りウーラオス(いちげき)ウーラオス
確定1発(109.0~129.5%)
ダイアース(威力130)
H4振りダイマックスカプ・コケコカプ・コケコ
確定2発(50.0~59.5%)
H252振りダイマックスレジエレキレジエレキ
確定2発(58.8~69.5%)
H252振りダイマックスヒードランヒードラン
確定2発(62.6~73.7%)
H4振りダイマックスアーゴヨンアーゴヨン
確定2発(55.7~65.7%)
※すべてじゃくてんほけん発動で確定1発
H4振りダイマックスウツロイドウツロイド
確定1発(124.3〜147.0%)
ダイロック(威力130)
H4振りダイマックスリザードンリザードン
確定1発(102.5~120.7%)
H4振りダイマックスマルチスケイルカイリューカイリュー
確定3発(40.7~47.9%)
H4振りダイマックスサンダーサンダー
じゃくてんほけん発動で乱数1発(88.5~104.2%)
HB252振りヒートロトムヒートロトム
確定2発(57.3〜67.5%)
ダイバーン(威力140)
H252振りアーマーガアアーマーガア
確定2発(55.6~66.3%)
H252振りテッカグヤテッカグヤ
晴れ込みで確定2発(44.1~52.9%)
H252振りナットレイナットレイ
乱数1発(87.5%)(99.4~117.1%)
ダイソウゲン(威力130)
HB252振りカプ・レヒレカプ・レヒレ
乱数2発(90.62%)(48.5〜57.6%)
HB252振りラグラージラグラージ
乱数1発(75.0%)(96.6〜114.0%)
HB252振りカバルドンカバルドン
確定3発(39.0〜46.5%)
HB252振りウォッシュロトムウォッシュロトム
確定2発(57.3〜67.5%)
被ダメージ計算
全てダイマックス時の被ダメージ計算となります。
こだわりハチマキA特化エレキフィールドカプ・コケコカプ・コケコのワイルドボルト
確定2発(83.8〜99.4%)
A特化エースバーンエースバーンのキョダイカキュウ
確定2発(78.0〜91.9%)
ようきA252振りパッチラゴンパッチラゴンの×2でんげきくちばし
確定1発(102.3〜120.2%)
こだわりメガネC特化レジエレキレジエレキの10まんボルト
確定2発(83.8〜99.4%)
相性の良い味方
相性の補完がとれているラグラージラグラージ、でんきタイプを誘い、あくびやおにびなどにも強いカプ・レヒレカプ・レヒレ、いかくポケモンの選出を抑制するサンダー(ガラル)サンダー(ガラル)など
苦手な相手
火力は弱点保険やビーストブーストを発動させないとそこまで高くないため、耐久型ポケモンにはダイマックスを枯らされたりあくびで流されることがあります。物理型ポケモン共通の弱点として、いかく、おにびにも弱いです。また、もともとのすばやさは低いポケモンであるため、上からみがわりでダイマックスターンを枯らされやすい点にも注意が必要です。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!拙文でしたが、ご指摘などございましたらコメントお願いします!まだランクマッチでの使用は解禁されていないので、シリーズ7が始まった際には環境に合わせて加筆修正をしていきたいと思います。