はじめに
今回で2回目の投稿です。
至らぬ点もあるかと思いますがそこらへんは許してください。
※本育成論ではHP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さをそれぞれH/A/B/C/D/Sと省略しています。
採用理由と役割
今回採用したデリバードデリバードは最終進化系にもかかわらず種族値合計が330族ということでよくネタにされていますが、
- 特性やるき、ふみんで眠らない
- こうそくスピンでステロを剥がせる
- 飛行タイプで地面無効
- 氷タイプなので地面に弱点がつける
- ステロ4倍なのでステロ撒きを呼びやすい
これらのことから、カバルドンカバルドンやラグラージラグラージに対してかなり強いです。
ということで今回はカバルドンカバルドン、ラグラージラグラージ、ランドロス(霊獣)ランドロス対面のステロ破壊+起点作成役としてのデリバードについて書いていきます。
パーティにステロが刺さっている人からしたら結構ありがたい性能をしていると思います。
持ち物
- きあいのタスキ
最強アイテムです。
これを持たせるだけでランドロス対面や出し負けした場合にほぼ確実に仕事ができます。
弱点はカバルドンカバルドンのすなあらしで消えること、最強すぎるが故に他のポケモンと被りやすいことです。
本育成論でのランドロス(霊獣)ランドロス対面、出し負けしたときの立ち回りはタスキ前提で書きます。
- あつぞこブーツ
ステロを撒かれた後から後出しできるようになります。
その代わりに出し負けした瞬間一枠消し飛びます。
どうしても他のポケモンにタスキを持たせたいとき用。
- イバンのみ
早すぎる相手ドラパルトフェローチェレジエレキにも仕事ができるようになる。
もちろんこらえるを技に入れる必要がある。
- 火力アップ系(いのちのたま、たつじんのおびなど...)
一周回って火力に振る。
こうそくスピンで素早さが上がるのでもういっそ自分で殴っちゃおうという型。
ラグラージ対面が少し安定する。
絵的には面白いがあまり火力に期待しない方がいい。
もちろん出し負けした瞬間一枠消し飛びます。
これもどうしても他のポケモンにタスキを持たせたいとき用。
特性
- やるき
やる気がない奴はいらないのでやるき一択。
- はりきり
こうそくスピンの命中を8割にしたい人はおすすめ。
- ふみん
寝れないのは可哀そうだがやる気がなくてもこれなら大丈夫。
性格・努力値
- 性格について
耐久力を下げないために攻撃を下げるか、こうそくスピンやこおりのつぶてのダメージを考えて防御を下げるか。
火力を考えて特攻を上げるか、素早さで抜けるラインを考えて素早さを上げるか。
性格はこれらのことから考えます。
つまり、ひかえめ、おっとり、おくびょう、せっかち、まじめからの選択になります。
準速にする場合は素で無降り107族ズガドーンと同速で、
S1段階上昇で最速121族アーゴヨンや準速スカーフカセキメラパッチラゴンウオノラゴンと同速。
最速にする場合は素で無降り119族エースバーンと同速で、
S1段階上昇で最速136族カマスジョーより2速く、最速スカーフカセキメラパッチラゴンウオノラゴンと同速です。
簡単に言えばカセキメラウオノラゴンパッチラゴンを準速にするか最速にするかみたいな感覚です。
お好みでどうぞ。
本育成論のダメージ計算はひかえめで行います。
- 努力値について
CSぶっぱド安定です。
素の火力はドヒドイデドヒドイデのAと同じくらいなので振らないと話になりません。
Sを振らないとこうそくスピンやこごえるかぜでS操作した後抜けないので振りましょう。
カウンターを採用するならHSもあり。
余った4は適当にポリポリゴン2ポリゴンZのダウンロード調整でDに振ります。
性格補正でBを下げてる場合はHかAに振ってもよし!
技構成
- こうそくスピン
確定枠です。
ステロ破壊も素早さ上げもタスキ潰しもできる万能技。
- フリーズドライ
非確定枠です。
ラグラージラグラージを狩れる技。
他のポケモンの方がラグラージ狩りやすい場合はれいとうビームにしましょう。
- れいとうビーム
フリーズドライとの選択です。
ラグラージが他のポケモンで狩れる場合に入れる技。
威力が高いのでカバルドンカバルドンやランドロス(霊獣)ランドロスをより処理しやすくなる。
- こごえるかぜ
非確定枠です。
出し負けたときにとりあえず仕事ができる。
カバルドン対面では交換読みでガンガン打つことができる。
ランドロス対面がちょっと安定する。
- こおりのつぶて
こごえるかぜとの選択です。
対面性能を上げる技。S負けてる時の最後のあがきにも使える。
ランドロス対面がだいぶ安定する。
- カウンター
こごえるかぜとの選択です。
物理ポケモンを強引に突破する技。
おきみやげやみちづれと相性がいい。
決まれば気持ちいいが読まれるとウザい。
- おきみやげ
非確定枠です。
出し負けたときにこごえるかぜから仕事ができる。
役割対象に仕事をした後の自主退場技としても使える。
あると便利。
- みちづれ
おきみやげとの選択です。
ワンチャン一々交換ができるロマン技。
決まれば気持ちいいが読まれるとウザい。
- ワンチャン技
基本的におきみやげかこごえるかぜと選択する
まきびし
タスキ潰しができる。
カバルドンに日々の恨みを返すことができる。
大体1回撒いて終わり。
あられ
カバルドン対面でタスキを潰さずに済む。
ほえるやふきとばしをされても定数ダメージを稼げる。
意外と使えるかも?
ウェザーボール
カバルドン対面でエースバーンに引いてきた時に刺さる。
たつじんのおびを持てばこごえるかぜのダメージ+砂ダメで落とせる。
決まった時はひたすらドヤ顔できるが1000年に1度決まるかどうか。
立ち回り例
まず前提としてデリバードが仕事を終えたときはおきみやげで瀕死状態であることが理想ですが、
ふきとばしなどで生き残ってしまうことが結構あります。
そんな時は相手のダイマックスのクッションなどに使ってあげてください。
こおりのつぶてを覚えさせてる場合はスイーパーとして使えるかもしれません。
タスキが残っている場合はもちろん通常の使い方もできます。
- カバルドンカバルドン対面
・基本的にフリーズドライかれいビ、交換読みのこごえるかぜを打つ。
・ステロを撒かれたらこうそくスピンをする。
・ほえるかふきとばしをしてきても即出しで対処する。
・ほえる、ふきとばしの後にデリバードバック読みをされる可能性があるため、倒せるHPになったら倒す。
これらを意識しておけばステロを撒かれることはありません。
- ラグラージラグラージ対面
・フリーズドライ連打。
・ステロを撒かれたらこうそくスピン。
これだけで余裕で勝てます。
ただクイックターンがちょっとダルいです。
まあフリーズドライを当てただけで相手は致命傷なので十分でしょう。
初手ダイマからのダイロックされたらTwitterで愚痴りましょう。
- ランドロス(霊獣)ランドロス対面
ランドロス対面は一番難しいのでターンごとに分けて書きます。
1ターン目
・チョッキやタスキ、スカーフ、D振りを警戒するならこごえるかぜ。
・チョッキやタスキ、スカーフ、D振りを警戒しない、またはこおりのつぶてがあったらフリーズドライ。
安定を取るならこごえるかぜを打った方がいいと思います。
ここでこごえるかぜを選んだ場合は相手との素早さ関係に注意しておきましょう。
2ターン目
・相手より速い場合はフリーズドライ。
・相手より遅い場合、または1ターン目にステロを打たれた場合はこうそくスピン。
・1ターン目にフリーズドライを打った場合はこおりのつぶて。
1ターン目にがんせきふうじ、2ターン目に相手がステロ以外を打って来た場合はデリバードが瀕死にされてしまいますが、
その場合はSが1段階下がった状態のランドロスになるので十分裏の起点にできます。
3ターン目
・フリーズドライ。
また、1ターン目がんせきふうじ、2ターン目とんぼがえりをされるとこごえるかぜのダメージのみをあたえて落とされてしまいます。
もしそれを嫌うなら、こおりのつぶてを採用しましょう。
・タスキが残っていない、もしくは相手が先制技を持っていそうな場合はおきみやげをする。
・タスキが残っていて、相手が先制技を持っていなさそうな場合はフリーズドライかこごえるかぜをする。
・素早さが勝っていないようだったらこおりのつぶてがあったら打つ。
1ターン目
・こごえるかぜを打ったら上を取れそう、または先制技を持ってなさそうな場合はこごえるかぜ。
・こごえるかぜを打っても上を取れなさそう、または先制技をもってそうな場合はおきみやげ。
・フリーズドライで倒せそうならフリーズドライ。
スカーフっぽいポケモンには要注意。
2ターン目
・おきみやげ。
与ダメージ計算
※与ダメージ計算、被ダメージ計算ではポケマス様を使用させていただいています。
攻撃しそうなポケモンをずら〜っと書いていきます。
H252カバルドンカバルドン
フリーズドライ
110 ~ 132(51.1 ~ 61.3%)確定2発
れいとうビーム
144 ~ 170(66.9 ~ 79%)確定2発(オボン込み)
HD特化カバルドンカバルドン
フリーズドライ
74 ~ 90(34.4 ~ 41.8%)確定3発
れいとうビーム
98 ~ 116(45.5 ~ 53.9%)乱数2発(36.7%)
H252ラグラージラグラージ
フリーズドライ
184 ~ 220(88.8 ~ 106.2%)乱数1発(37.5%)
HD特化ラグラージラグラージ
フリーズドライ
132 ~ 160(63.7 ~ 77.2%)確定2発(オボン込み)
H4振りランドロス(霊獣)ランドロス
こごえるかぜ
160 ~ 192(96.9 ~ 116.3%)乱数1発(81.3%)
フリーズドライ
204 ~ 244(123.6 ~ 147.8%)確定1発
H252ランドロス(霊獣)ランドロス
こごえるかぜ
160 ~ 192(81.6 ~ 97.9%)確定2発
フリーズドライ
204 ~ 244(104 ~ 124.4%)確定1発
こおりのつぶて
48 ~ 60(24.4 ~ 30.6%)乱数4発(99%)
HD特化ランドロス(霊獣)ランドロス
こごえるかぜ
112 ~ 136(57.1 ~ 69.3%)確定2発
フリーズドライ
144 ~ 172(73.4 ~ 87.7%)確定2発
れいとうビーム
180 ~ 216(91.8 ~ 110.2%)乱数1発(56.3%)
H252D4チョッキランドロス(霊獣)ランドロス
こごえるかぜ
108 ~ 132(55.1 ~ 67.3%)確定2発
フリーズドライ
136 ~ 168(69.3 ~ 85.7%)確定2発
れいとうビーム
172 ~ 208(87.7 ~ 106.1%)乱数1発(37.5%)
HB特化ランドロス(霊獣)ランドロス(威嚇込み)
こおりのつぶて
28 ~ 40(14.2 ~ 20.4%)乱数5 ~ 7発
H252D4ヌオーヌオー
フリーズドライ
232 ~ 280(114.8 ~ 138.6%)確定1発
H252D4トリトドントリトドン
フリーズドライ
204 ~ 240(93.5 ~ 110%)乱数1発(50%)
H4D252(性格補正あり)トリトドントリトドン
フリーズドライ
136 ~ 168(72.7 ~ 89.8%)確定2発
HD特化トリトドントリトドン
フリーズドライ
136 ~ 168(62.3 ~ 77%)確定2発
H4振りギャラドスギャラドス
フリーズドライ
168 ~ 204(49.1 ~ 59.6%)乱数2発(97.3%)
H4振りカイリューカイリュー(マルスケ込み)
こごえるかぜ
66 ~ 80(39.5 ~ 47.9%)確定3発
フリーズドライ
84 ~ 102(50.2 ~ 61%)確定2発
れいとうビーム
110 ~ 132(65.8 ~ 79%)確定2発
H4振りカイリューカイリュー(マルスケなし)
フリーズドライ
168 ~ 204(100.5 ~ 122.1%)確定1発
れいとうビーム
220 ~ 264(131.7 ~ 158%)確定1発
こおりのつぶて
64 ~ 76(38.3 ~ 45.5%)確定3発
H4振りガブリアスガブリアス
こおりのつぶて
64 ~ 76(34.7 ~ 41.3%)確定3発
フリーズドライ
196 ~ 232(106.5 ~ 126%)確定1発
H4振りガマゲロゲガマゲロゲ
フリーズドライ
216 ~ 256(119.3 ~ 141.4%)確定1発
HD特化マンタインマンタイン
フリーズドライ
100 ~ 120(52 ~ 62.5%)確定2発
H252ペリッパーペリッパー
フリーズドライ
228 ~ 268(136.5 ~ 160.4%)確定1発
H4振りウオノラゴンウオノラゴン
フリーズドライ
204 ~ 244(122.8 ~ 146.9%)確定1発
H252D4振りカプ・レヒレカプ・レヒレ
フリーズドライ
68 ~ 84(19.2 ~ 23.7%)乱数5発(99.9%)
H4振りサンダーサンダー
こおりのつぶて
32 ~ 42(9.6 ~ 12.6%)乱数8 ~ 11発
こごえるかぜ
74 ~ 90(22.2 ~ 27.1%)乱数4発(26.6%)
フリーズドライ
92 ~ 110(27.7 ~ 33.1%)確定4発
れいとうビーム
120 ~ 144(36.1 ~ 43.3%)確定3発
H252サンダーサンダー
こおりのつぶて
32 ~ 42(8.1 ~ 10.6%)乱数10 ~ 13発
こごえるかぜ
74 ~ 90(18.7 ~ 22.8%)乱数5発(91.9%)
フリーズドライ
92 ~ 110(23.3 ~ 27.9%)乱数4発(82.2%)
れいとうビーム
120 ~ 144(30.4 ~ 36.5%)乱数3発(54.6%)
H4振りゴリランダーゴリランダー
こおりのつぶて
32 ~ 42(18.1 ~ 23.8%)乱数5発(98.5%)
こごえるかぜ
90 ~ 108(51.1 ~ 61.3%)確定2発
フリーズドライ
114 ~ 134(64.7 ~ 76.1%)確定2発
れいとうビーム
146 ~ 174(82.9 ~ 98.8%)確定2発
H252ゴリランダーゴリランダー
こおりのつぶて
32 ~ 42(15.4 ~ 20.2%)乱数5 ~ 7発
こごえるかぜ
90 ~ 108(43.4 ~ 52.1%)乱数2発(5.9%)
フリーズドライ
114 ~ 134(55 ~ 64.7%)確定2発
れいとうビーム
146 ~ 174(70.5 ~ 84%)確定2発
D4振りインテレオンインテレオン
フリーズドライ
116 ~ 140(80 ~ 96.5%)確定2発
被ダメージ計算
デリバードの紙耐久っぷりをどうぞ。
A4振りカバルドンカバルドン
こおりのキバ
51 ~ 60(42.5 ~ 50%)乱数2発(0.4%)
A4振りラグラージラグラージ
クイックターン
69 ~ 82(57.5 ~ 68.3%)確定2発
A252ランドロス(霊獣)ランドロス
とんぼがえり
40 ~ 47(33.3 ~ 39.1%)確定3発
A特化ゴリランダーゴリランダー(ハチマキ)
グラススライダー
114 ~ 135(95 ~ 112.5%)乱数1発(75%)
A252ガブリアスガブリアス
スケイルショット3発
120 ~ 144(100 ~ 120%)確定1発
A252ウーラオス(れんげき)連撃ウーラオス
すいりゅうれんだ
180 ~ 216(150 ~ 180%)確定1発
A特化バンギラスバンギラス
ロックブラスト2発
360 ~ 432(300 ~ 360%)確定1発
A252エースバーンエースバーン(いのちのたま)
にどげり
116 ~ 140(96.6 ~ 116.6%)乱数1発(95.3%)
A252フェローチェフェローチェ
トリプルアクセル
1発目22 ~ 27(18.3 ~ 22.5%)乱数5発(84.3%)
2発目45 ~ 53(37.5 ~ 44.1%)確定3発
3発目66 ~ 78(55 ~ 65%)確定2発
A252ウオノラゴンウオノラゴン
先制エラがみ
313 ~ 370(260.8 ~ 308.3%)確定1発
苦手なポケモン
被ダメージ計算を見てみるとわかるが、
上位ポケモンの連続ヒット系の技は食らったら死ぬものが多い。
よって苦手なポケモンは、
ウーラオス(れんげき)連撃ウーラオス、ガブリアスガブリアス、フェローチェフェローチェなどの素早いSから連続技を打ってくるポケモン。
うっかりこいつらと対面したら引くようにしましょう。
相性の良い味方
ステロが苦手なポケモン、積み構築などと相性がいい(カイリューカイリューや、アーゴヨンアーゴヨンなど...)
アマージョアマージョとの差別化点
そういえばと思いだしたのでアマージョとの差別化点を書きます。
アマージョアマージョはデリバードデリバードと同じくこうそくスピンを覚え、
眠らない特性を持ち、地面を半減できるポケモンです。
そしてなんとアマージョは水も半減でき、ラグラージを確定で落とせて、さらに火力もあるので次のポケモンも突破できる可能性があります。
ですがデリバードにもいい点があります。
まず、おきみやげを覚えるので突破した後も起点作成ができる点、ランドロスも見れる点、ある程度の出し負けなら仕事ができる点があります。
まあ要するにアマージョアマージョは深く狭く、デリバードデリバードは浅く広く見れるといった感じですね。
終わりに
これでこの育成論は終わりです。お疲れさまでした。
真面目にデリバードが今一番活躍できる型がこれだと思います。
ぜひ使ってみてください!
ここまで長い育成論を読んでいただきありがとうございました!(書くの大変だった...)