採用理由と役割
後攻ボルチェンで有利対面を作っていくのが基本の動きになります。なので、ジバコイル自身が有利になれるジバコイル後投げという用法は勿論、不利対面になった時の万能クッション役(高火力付き)という考え方が適切でしょう。
アナライズ後攻ボルチェンで無視できないダメージを与えつつサイクルを回す動きが強いので、Sは出来る限り落としてあります。(詳しくは下記)
チョッキ持ちなので特殊耐久は出来る限り受け幅を広げて、貴重な鋼枠として対フェアリーの役割を遂行するため、ミミッキュ意識でBにも振っています。
<主な役割対象>
サンダーミミッキュカプ・レヒレテッカグヤドヒドイデウツロイドラプラスファイヤー(ガラル)など、他にも2発以上受ける事ができるポケモンに対して、クッションの役割を果たすことができます。
持ち物
とつげきチョッキ
コンセプトなので確定です。
特性
アナライズ
こちらもコンセプトとして後攻ボルチェンを念頭に置いているので確定です。
性格・努力値と調整
性格:控えめ
個体値:31-✖-31-31-31-8〜9
努力値:236-✖-68-188-12-0
実数値:175-✖-144-191-112-69
HB
・無補正珠ミミッキュの+2ドレインパンチ確2(83.4〜99.4%)
HD
・臆病珠アーゴヨンのダイバーン確2(83.6〜99.4%)
・控えめ珠サンダーの10万+熱風耐え(82.8〜98.8%)
余りC
※かなり際どい耐久調整をしているので、ステロやあられ等定数ダメには要注意です。
<Sの個体値について>
まず出来るだけ後攻を取れる範囲を広くしたというところからはじまり、落とし過ぎるとカバルドンに先制を取られてしまう羽目になるので、最終的にカバルドン抜き抜きに着地しました。
生意気HDポリゴン2やHDハピナスより遅く、50族抜かれ調整なのでラッキーの後攻をギリギリ取り、カバルドン抜き調整のブリザポスには10万馬力を打たれるとサヨナラホームランなのでギリギリ先制を取れるようにしました。
技構成
10万ボルト/ラスターカノン
一致高火力技なので確定です。
ボルトチェンジ
立ち回り上必要なので確定です。
<以下選択>
ミラーコート
アーゴヨンサンダードラパルトなどの特殊不一致炎技なら耐えるので奇襲を仕掛けることができます。例えば、臆病珠アーゴヨンのダイバーンは146〜174ダメージなので、与ダメは292〜348ダメージになり、H無振りダイマアーゴヨンを超高乱数1発(98.6〜117.5%)で落とせます。
ボディプレス
鉄壁無しだと、特化ナットレイに24.3〜29.8%、特化輝石ポリゴン2に26.0〜31.2%とあまり火力は期待できません。HD輝石ポリゴン2にも35.4〜42.7%と回復が間に合ってしまいます。ダイスチルで積むのも、C極振りではない都合上あまりお勧めできないので、比較的優先度低めです。
てっていこうせん
一致最大火力技です。自主退場できるため、相手のどうしても重いポケモンを場合無理矢理削って、有利ポケモンを無傷着地させることができます。Cを落としているので、技威力で補うという意味でもアリかなと思います。
与ダメージ計算
・以下ドヒドイデブリザポスカバルドン以外全てアナライズ込みで計算しています。
10万ボルト
・H4ファイヤー(ガラル)確1(104.8〜124.0%)
→H252ファイヤー(ガラル)中乱数1発(88.3〜104.5%)
・H252テッカグヤ確1(102.9〜121.5%)
・H4カプ・レヒレ確1(115.0%〜136.9%)
→H252カプ・レヒレ中乱数1発(94.9〜112.9%)
・H252ラプラス中乱数1発(91.9〜109.7%)
・H4ウオノラゴン確2(76.5〜90.3%)
・H252ドヒドイデ確2(76.4〜91.7%)
・サンダー確2(69.6〜82.4%)
→H252サンダー確2(58.5〜69.0%)
ラスターカノン
・H252ミミッキュ確1(111.1〜130.8%)
・H4ウツロイド確2(81.0〜95.1%)
・H252ブリザポス確2(64.7〜76.3%)
・H252カバルドン低乱数2発(43.7〜52.0%)
ボルトチェンジ
・H4ファイヤー(ガラル)確2(80.7〜97.5%)
→H252ファイヤー(ガラル)確2(68.0〜82.8%)
・サンダー確2(54.5〜64.2%)
→H252サンダー中乱数2発(45.6〜53.8%)
・HD輝石ポリゴン2超低乱数4発(21.8〜25.5%)
→HB輝石ポリゴン2低乱数3発(30.2〜35.9%)
・アーゴヨン確3(35.8〜42.5%)
・H252マルスケカイリュー確5(20.7〜24.2%)
・H252ブリザポス超低乱数3発(28.0〜33.8%)
てっていこうせん
・H252ブリザポス確1(113.0〜133.3%)
・H4ウツロイド確1(140.5〜166.4%)
・H252カバルドン確2(75.8〜89.7%)
その他
・ダイスチル+ダイサンダーで、H4ダイマファイヤー(ガラル)に113.8〜133.7%
被ダメージ計算
<特殊>
・特化珠サンダーのダイバーン超低乱数1発(84.5〜101.1%)
→特化珠サンダーの暴風乱数7発(13.1〜15.4%)
・C252カプ・レヒレの波乗り確4(25.7〜30.8%)
→C252カプ・レヒレのムーンフォース乱数7発(13.7〜16.0%)
・特化テッカグヤのエアスラッシュ乱数14発(6.2〜7.4%)
→特化テッカグヤの火炎放射確3(41.1〜49.1%)
・特化ラプラスのフリーズドライ乱数9発(10.2〜12.0%)
→特化ラプラスの絶対零度キョダイセンリツ乱数5発(18.8〜22.2%)
→特化ラプラスのダイストリーム確3(38.2〜45.1%)
・臆病ウツロイドの+1メテオビーム乱数3発(30.8〜36.5%)
・特化ファイヤー(ガラル)の暴風+燃え上がる怒り耐え(37.7〜45.1%)
→特化ファイヤー(ガラル)の+2ダイアーク確2(82.8〜98.2%)
⇩ジバコイル後出し→暴風受け→両者ダイマの流れを想定
特化珠ファイヤー(ガラル)の暴風+ダイアーク+D-1ダイアーク耐え(57.9〜67.8%)
・特化珠ハピナスの火炎放射超低乱数2発(41.7〜50.2%)
・ポリゴン2の+1トライアタック乱数6発(14.2〜17.2%)
・トリトドンの大地の力確2(77.7〜96.0%)
<物理>
・特化珠ミミッキュのシャドークロー乱数3発(32.0〜38.8%)
→特化珠ミミッキュのじゃれつく確5(20.0〜24.5%)
・陽気ウオノラゴンのエラがみ確2(81.1〜96.0%)
・特化カイリューの+1炎のパンチ確2(69.7〜82.2%)
→特化珠カイリューの逆鱗確3(35.4〜42.2%)
苦手なポケモン
無理:ジバコイルより速い、地面タイプ全般・バンギラスボーマンダなど地面サブウェポン持ち
→大人しく引きしましょう。
超不利:ドサイドントリトドンカバルドンなど、ジバコイルより遅い地面タイプ
→相手のHP次第では、鋼技で倒せる場面もありますが、基本素引き推奨です。ただ、Cに振ってないトリトドンの大地の力なら耐えてミラーコートで倒したりできます。
不利:エースバーンウーラオス(いちげき)ポリゴン2ナットレイドラパルトなど、タイプ相性不利のポケモン、ジバコイルの攻撃が通らないポケモン、一撃で落とせない有効打持ちなどです。
→不利とはいえ2発耐えるなら問題ないので、各ポケモンの火力を把握して立ち回ればジバコイルを使いにくい場面は減ります。
相性の良い味方・構築例
<タイプ別>
・飛行タイプ
→地面技避けは必須です。
サンダーランドロス(霊獣)ギャラドスカイリューボーマンダ
・水タイプ
→ジバコイルが苦手な地面・炎、水タイプが苦手な電気・草を補完しあえます。
ウオノラゴンカプ・レヒレギャラドス
・格闘タイプ
→剣盾最強の技ダイジェットをジバコイルが受けることができるので、現環境で言うウーラオス(いちげき)との相性がいいです。
<役割別>
・積みエース
→サイクルで対面操作し、有利対面を作ることができればエースに道を開けることができます。
ファイヤー(ガラル)カイリューボルトロス(霊獣)
・高速アタッカー
→後攻ボルチェンからの先行攻撃という流れができるので、シンプルにお得です。
ウオノラゴンエースバーン
さいごに
ジバコイルいいでしょ。