はじめに
皆さんこんにちは。はるキングと申します。前回のランドロス(霊獣)の育成論はあまり皆さんからのコメントが少なく、私自身、すごく反省しています。そして今回こそ、皆さんのお力に添えられるような面白そうなポケモンを見つけたので紹介していこうと思います。
- 本育成論では、HABCDS等の非公式用語を使用します。あらかじめ御了承ください。
- ダメージ計算につきましてはポケマス様を使用させていただいております。
- 指摘、疑問に思った点等ございましたら、コメントにてお書きください。
オーロンゲとは
オーロンゲとは、第8世代で登場したポケモンで、特性のいたずらごごろを利用した壁張り型が最も有名なポケモンです。
採用理由
相手のダイマックスターンをどのように枯らしていくかが今シーズンで勝ちにいく最大のポイントだと思ったので、今回はだっしゅつボタン+トリックで相手のダイマックスターンを枯らしていく(無駄にする)オーロンゲを紹介していきます。
持ち物
先程書きました通り、だっしゅつボタンで確定とさせていただきます。
コンセプト
今回のコンセプトは、初手にオーロンゲを出して相手の初手ダイマに対してトリックでだっしゅつボタンを押し付け、オーロンゲまたは、裏のポケモンで相手のダイマックスを無駄にします。(相手に攻撃を与えると強制交代させることができます。)また、相手がダイマックスをきらなそうな場合は、補助技(光の壁やでんじは等)+だっしゅつボタンで裏のポケモンを有利な状態で登場させることができます。(挑発等でだっしゅつボタンが発動しない場合も相手に想像以上の火力を押し付けられるのもこのオーロンゲの強みです。
差別化
- だっしゅつボタンエルフーンとの差別化
まず、同じような役割を持てるポケモンとして、エルフーンがいます。(すりかえ+だっしゅつボタンで本論のオーロンゲと同じ戦法をすることができます。)まず、1番の差別化点としては、オーロンゲは今シーズンの環境に多い特殊アタッカーであるサンダー、イベルタル、バドレックス(こくば)にタイプ上そこまで不利をとらないからです。また、耐久方面の種族値もオーロンゲは、H95 B65 D75なのに対して、エルフーンは、H65 B85 D75です。エルフーンは、Bの種族値だけはオーロンゲに勝っていますが、低いH種族値のせいでその強みもつぶされています。
- こうこうのしっぽオーロンゲとの差別化
この育成論を読んでくださっている方の中には、相手のダイマックスを無力化するだけなら、こうこうのしっぽ+トリックのオーロンゲでよくない?と思っている方もいるとおもいます。正直私も最初はそう思っていました。ですが、こうこうのしっぽは、ただ相手の行動順を遅くするだけで、裏のポケモンで相手のポケモンと打ち合って勝てるという保証はできません。また、だっしゅつボタンを採用すると、相手の積みポケモンに対してもある程度強く出られるというの点も、だっしゅつボタンオーロンゲの強みだと思います。
特性
コンセプト上、相手の上からトリックを打ちたいので、いたずらごころで確定です。先制で補助技を打てます。※あくタイプに対しては、無効です。
性格、努力値、個体値説明
性格:いじっぱり
努力値:H244 A156 B4 D100 S4
〈調整意図〉
H:なるべく高くし、奇数になるように調整。
A:HB特化ラグラージに対して、パワーウィップが乱数1発
(93.8%)
B:余り
D:光の壁下で、ひかえめC252振りいのちのたまカイオーガの しおふきを確定耐え
S:余り
個体値:HABDSに至っては、個体値を31にしてくださ
い。Cの個体値については特に問いません。
技構成
(確定技と候補技から技を選んでください。)
【確定技】
- トリック
コンセプト上確定。相手の持ち物を奪えるというのが無難に強いです。
- 光の壁
今回は、光の壁下でのいのちのたまカイオーガを意識してDに厚めに努力値を振っているので確定です。
【候補技】
- リフレクター
物理ポケモンに対して強く出られますが、技スペース上採用するのは厳しそうです。
- でんじは
相手を麻痺状態にすることがてきます。トリックが通らないザシアン(王)に対して強く出られる点が強いです。
- ちょうはつ
相手の積みポケモン、起点作りポケモンの動きを止めることができます。
- パワーウィップ
初手に出てきやすいラグラージ等の草4倍勢に刺さります。ほぼほぼ確定技です。
- ふいうち
トリックでだっしゅつボタンを押し付けてからのふいうちというコンボが強力です。バドレックス(こくば)に対しての打点にもなります。
- ソウルクラッシュ
トリックやでんじはが通らない、あくタイプへの打点になれます。相手のCを確定で一段階下げる追加効果も優秀です。
与ダメージ
ダメージは全て、相手が非ダイマックス状態のものです。
- パワーウィップ
HB特化ラグラージ 乱数1発(93.8%) (98.5~117.8%)
HB特化ヌオー 確定1発(104.9~124.7%)
HB特化トリトドン 確定1発(111.9~132.1%)
HB特化カバルドン 確定3発(40~47.4%)
- ふいうち
H4振りバドレックス(こくば) 確定1発(159~190.9%)
H4振りカイオーガ 確定3発(36.3~43.1%)
- ソウルクラッシュ
H4振りいちげきウーラオス(いちげき) 確定1発(143.1~170.4%)
H4振りれんげきウーラオス(れんげき) 確定2発(71.5~85.2%)
H4振りイベルタル 確定2発 (65.6~77.6%)
H4振りウオノラゴン 確定2発(75.9~90.3%)
被ダメージ
ダメージは全て、こちらが非ダイマックス状態のものです。
おくびょういのちのたまC252振りイベルタルのデスウイング 媒体ダイジェット 確定2発 (80~95%)
※イベルタルに対しては、トリックが効きません。光の
壁から入って裏のポケモンに繫げるようにしましょう。
おくびょうC252振りサンダーのぼうふう媒体ダイジェット 確定2発 (64.1~76.1%)
おくびょうC252振りバドレックス(こくば)のドレインキッス媒体 ダイフェアリー 確定2発 (75.6~89.5%)
おくびょうC252振りムゲンダイナのヘドロばくだん 乱数1発 (92.5~110.4%)
ひかえめC252振りいのちのたまカイオーガのしおふき
確定1発 (168.6~198.5%)
※光の壁下では、確定2発に抑えることができます。
ようきA252振りミミッキュのじゃれつく 確定2発
(83.5~99.5%)
ようきA252振りランドロス(霊獣)のそらをとぶ媒体ダイジェット 確定1発(84~99%)
いじっぱりA252振りエースバーンのキョダイカキュウ (96~113.4%)
いじっばりA252振りA+1ザシアン(王)のきょじゅうざん
確定1発 (215.9~254.7%)
ようきA252振りウオノラゴンの先制エラがみ 確定1発
(117.9~139.3%)
いのちのたまを持った相手に対しては、トリックで持ち物を奪えるので、被ダメージを減らせる点でもトリックという技は優秀ですね。
立ち回り例
基本的には、初手に出してトリックでだっしゅつボタンを押し付けて、相手のポケモンのダイマックスを無駄にするというのが理想です。相手がダイマックスをきらなそうな場合は、補助技(光の壁やでんじは等)+だっしゅつボタンで裏のポケモンの有利対面をつくることができます。
- 初手対面時の行動
あくまで一例なので、慣れてきたら自分が強いと思う行動をとってもいいと思います。
- 対ザシアン(王)ザシアン
リフレクターを打っても、きょじゅうざんを耐えることができないので、でんじはから打ちましょう。また、裏にザシアン(王)に有効打のあるポケモンを用意しておきましょう。
対イベルタルイベルタル
トリックやでんじはが無効にされるので、光の壁+だっしゅつボタンで、イベルタルに有効打のあるポケモンを登場させましょう。
対カイオーガカイオーガ
光の壁下でないと、しおふきを耐えることができないので、光の壁+だっしゅつボタンで、カイオーガに有効打のあるポケモンを登場させましょう。
苦手なポケモン
- ザシアン(王)ザシアン
トリックが効かず、きょじゅうざんでリフレクター下でも確定1発をとられてしまいます。つるぎのまいの起点にされる可能性もあり、個人的には初手でんじはが安定だと思います。
- ゼルネアスゼルネアス
一応でんじはを入れることはできますが、フェアリー技で弱点をつかれてしまいます。また、みがわりを残したまま突破されないように注意してください。(トリックでパワフルハーブを奪って、相手のジオコントロールのためターンを延ばすのもアリです。)
- ランドロス(霊獣)ランドロス
ダイジェットは確定2発ですが、でんじはが効かず、つるぎのまいの起点にされる可能性があります。ランドロス(霊獣)に強いポケモンを裏に用意しておきましょう。
- カバルドンカバルドン
パワーウィップでも確定2発をとれず、あくびや、ステルスロックの起点にされてしまいます。裏にカバルドンに強いポケモンを用意しておきましょう。
他にも苦手なポケモンはいますが、代表的なポケモンはこれくらいだと思います。
相性のいいポケモン
- ランドロス(霊獣)ランドロス
威嚇により、相手のランドロス(霊獣)に強く出ることができます。オーロンゲで起点をつくってからのつるぎのまいという動きも強いです。
- サンダーサンダー
耐性が優秀でダイマックスと相性がいいポケモンです。オーロンゲで起点を作ったあと暴れてもらいましょう。
- ザシアン(王)ザシアン
オーロンゲがタイプ上不利をとるゼルネアスに有利を取ることができます。また、すいすい、すなかきアタッカーに対してでんこうせっかを打ち、だっしゅつボタンを発動させるという動きが強いです。また、ランドロス(霊獣)同様、つるぎのまいを覚える点が優秀です。
- ウオノラゴンウオノラゴン
でんじはを入れることによって、本来ウオノラゴンで上を取ることができないポケモンの上からエラがみを打つことができる点が優秀です。
- マンムーマンムー
つるぎのまいを積まれたランドロス(霊獣)に対して、タスキで耐えてからのこおり技という動きが強いです。また、ザシアン(王)と違って、無効化されない先制技を覚える点が優秀です。
- マニューラマニューラ
コメントにて採用させてもらいました。マンムーよりもSが高く、先制技もあり、ザシアン(王)にもカウンターである程度役割を持てる点が強いです。
こちらもコメントにて採用させていただきました。ジオコントロールとかいう最強の積み技を持っているポケモンです。壁と相性がよく、安定してジオコントロールを積めます。
全体的に、積み技を持っているポケモンや、先制技を持っているポケモンとオーロンゲは相性がよさそうです。
最後に
いかがだったでしょうか。だっしゅつボタンオーロンゲは今シーズン、そこまで個体数が多いポケモンではないので、読まれづらく、とても使用感が良かったです。皆さんもぜひ使ってみてください。皆さんからの評価、コメントお待ちしております。また、次の機会でお会いしましょう。
追記
これから対戦を始める人、このオーロンゲの強みを知りたい人がいると思ったので、実際私が使っていた構築のIDを載せておきます。前回のランドロス(霊獣)も構築に入っています。
チームID 0000 0008 90XD WP
もしよければ構築の感想など、コメントに書いてくださるとありがたいです。