今回は青い悪魔の異名を持つ、マリルリの考察をしていきます。
- HABCDSの略称を使います。
- 個体値はすべて6V前提です。
- ダメージ計算はトレーナー天国さんを使っています。
- はじめに
マリルリは言わずと知れた鬼特性で有名な水単色ポケモンです。
攻撃が2倍になる特性ちからもちからのタイプ一致のアクアジェットは、威力40の先制技とは思えないほどの威力で、中ぐらいの耐久の奴の弱点を突けば一撃で落とすことができるほどの火力を持っています。
それに加えて、特性の存在しない第二世代では、火力ない耐久の高いポケモンという立ち位置だったので、耐久もかなりの指数があります。
そこで、今回は、高い水準の耐久に大きく努力値を割きながら、ハチマキで削った火力を補強する型を考察していきます。
ちなみに、他にアクジェを使う水単色はオーダイルがいますが、こちらの方が火力が高く、剣舞と違って繰り出した直後に火力が出るので差別化はできています。
- 性格
しんちょう
Dの調整で大きく努力値を割くので確定です。
- もちもの
こだわりハチマキ
火力を削って耐久に振っているのでその補強に。
少々使いづらい感が否めませんが、終盤のアクジェの威力も上がるので今回採用です。
こおりのジュエル
氷技を一回だけハチマキと同じ威力に持っていきます。
これを持つことで次のターンアクジェを打つことができるので、ハチマキよりもタイマン性能が上がります。
しかし、火力を大幅に削っているため、一度使うと一気に火力不足になります。
タイマン勝ちを狙うならジュエルをどうぞ。
- 努力値
振り方
H124 A220 B4 D156 S4
実値(力持ち補正込)
H191 A196 B101 D132 S71
くまでと鍬さんの指摘コメにより修正しました。
HDに大きく努力値を割くことによって、臆病ラティオスの眼鏡流星群を最高乱数以外で耐えます。
Aは、力持ち、鉢巻込の冷凍パンチでH4オノノクスが冷凍パンチで確1になります。
残った努力値をB、Sへ。
Bにはあまり振っていませんが、陽気球ガブの極振りげきりんを確定で耐えます。
やっぱり耐久は高いですね。
ちなみにBとDの性格と努力値をひっくり返せば、mk48さんの175オノノクス(bw/861)のジュエル逆鱗を超高乱数で耐える調整、厳密にいうと上から2つ目までの乱数以外耐えに変わります。
ちなみに力持ち鉢巻冷凍Pで確2、引っ込めてからの鉢巻アクジェで確定で落とせます。
終盤のグロスのバレパンやらの負荷を少なくしたいならBに振った方がいいでしょう。
- 技構成
アクアテール
タイプ一致のメインウェポンで確定です。
滝登りの場合は確定数に変化があるのでこちらを採用です。
れいとうパンチ
草、竜への対抗策で、確定です。
力持ちと鉢巻の補正でH4オノノクスを確1にできます。
ばかぢから
範囲が広い、マリルリ定番のサブウェポン。
主にナットレイなど水が効かない鋼、悪に打ちます。
アクアジェット
たまにメインェポンになったりもする先制技。
鉢巻があるので終盤の抜き性能は高いです。
くさむすび
主にブルンゲルや水ロトムなど同じ水タイプに打ちます。
…が、火力がなさすぎるので不採用です。
たきのぼり
アクアテールと選択で。
上記の通り確定数の変化があるので今回は不採用ですが、ローブシンやランクルスなど、遅い相手には追加効果の怯みがかかるので一慨にはどちらが強いかとは言えません。
どくどく
ミロシャワスイクン、ブルンゲルなどの水の受けポケへの対抗策に。
(教えてくださった味噌さんに感謝!)
鉢巻装備なので相性がいいわけではないですが、逆に相手に鉢巻という考えを外させ、想像以上の火力で相手を狩るということもできるかもしれません。
- 運用方法
序盤は有利な奴に繰り出したりして、負荷をかけていきます。
終盤になったら鉢巻アクジェで落としちゃおうというのが基本的な戦法です。
鉢巻アクジェの火力は馬鹿にならないので、一匹落としたあとや、敵を一発で落としきれなかった場合も、一度引っ込めて次の降臨機会を狙うのがベストな使い方だと思います。
相手が竜の場合、175オノノクスと極振りで鉢巻を巻いている奴以外は安定して狩れるでしょう。
鉢巻巻いてる竜も安定して狩りたいという人は努力値のDの分の努力値をそのままBに持っていけば問題なく狩れます。
- 与ダメ
すべて力持ち&鉢巻の補正を含めています。
アクアテール
H振りメタグロス→確2(53.4%〜63.1%)
H振りローブシン→確2(61.3%〜72.6%)
H振りバンギラス→確1(111.1%〜131.4%)
H振りグライオン→確1(113.1%〜135.1%)
H振りランクルス→確2(72.3%〜85.7%)
H振り水ロトム→確3(37.5%〜43.9%)
H振りブルンゲル→確3(40%〜47.3%)
弱点ならほぼ確1(防御特化グライは乱数)、等倍なら確2、半減でも確3となります。
つか半減でブルンゲル確3って火力すごいなw
冷凍パンチ
H4振りラティオス→確1(107.6%〜126.9%)
201ガブ(H140B4振り)→確1(143.2%〜169.1%)
H4振りオノノクス→確1(100%〜118.4%)
mk48さんの175オノノクス(H188B12振り)→超低乱1(84.5%〜100.5%)
4倍ならいくら振っても確1ですが、2倍だと耐久に振られるとちと厳しいです。
ばかぢから
H振りナットレイ→高乱1(97.2%〜114.9%)
H振りエンペルト→確1(128.7%〜151.8%)
ナットレイなら先手が取れるので、交換読みで当てられれば落とせます。
アクアジェット
H4振りヒヒダルマ→高乱1(97.2%〜116%)
H4振りチラチーノ→確2(55.6%〜65.5%)
H4振りドリュウズ→高乱1(90.3%〜106.4%)
H4振りウルガモス→高乱1(96.8%〜115.5%)
H振りメタグロス→乱4(24%〜28.8%)
ヒヒダルマ程度までの耐久で無振りなら弱点を突いて倒すことができます。
最後のグロスは終盤打ちあう時の目安にでも。
- 被ダメ
〜物理方面〜
陽気A振りガブリアスの逆鱗→確2(64.3%〜75.9%)
陽気A振りガブリアスの逆鱗@珠→確2(83.7%〜98.4%)
mk48さんのオノノクス(補正込A188振り@ジュエル)の逆鱗→確1(110.4%〜130.3%)
意地っ張りハッサムの虫食い(テク補正込)→確2(53.4%〜62.8%)
意地っ張りメタグロスの思念の頭突き→乱2(48.6%〜57%)
意地っ張りバンギラスのエッジ@鉢巻→低乱1(89.5%〜105.7%)
意地っ張りローブシンのアムハン→確2(61.7%〜72.7%)
基本物理で弱点は突かれないので、ジュエルや鉢巻などで火力を上げられない限りは耐えますね。
〜特殊方面〜
臆病ラティオスの流星群@眼鏡→超低乱1(85.3%〜101%)
控えめ水ロトムの十万V→確2(73.2%〜87.9%)
臆病ウルガモスのむしさざ→確3(38.2%〜45.5%)
控えめランクルスのサイキネ→確3(36.1%〜42.9%)
控えめエンペルトの草結び→乱3(32.4%〜38.7%)
臆病シャンデラのエナジーボール→乱2(47.1%〜56.5%)
Dに極振りしているだけあってかなり耐えますね。
弱点でもそこそこの火力なら確2、弱点でなければ確3に抑えられます。
水ロトムやブルンゲルには交換読みアクアテールを打って交換しかできませんが、2サイクル目なら突っ張って無理矢理倒すこともできます。
まあ実際はオボンや呪われボディなどで簡単にはいきませんが。
- まとめ
いかがだったでしょうか?
Dに振ることによって、不一致程度なら乱2、火力がなければ確3に抑えることもできます。一致でもFCロトム程度の火力ならば確2に抑えることができます。
Bは、最近流行りのラティに調整を合わせたため鉢巻やジュエル持ちの攻撃を耐えることができませんが、弱点を突かれない分それ以外の攻撃なら大抵一発耐えることができます。
鉢巻装備の分小回りが利きませんが、相手に与える負荷を増やし、終盤にアクジェで無理矢理突破することができるようになります。
やはり剣舞ハッサムのような立ち回りができれば、試合を有利に進めることができるでしょう。
指摘、修正等ありましたらコメントをください。