・本育成論は6Vを前提として調整しています。
・ルールは見せ合い6→3を想定しています。
・この育成論ではHP攻撃防御特攻特防素早さをそれぞれHABCDSと表記しております。
- 採用理由
珍しい水物理であり力持ちによる高いAからの一致アクアジェットを放てることです。
スイクンやブルンゲルなどの耐久型の水とは違い、鉢巻きによってこちらから能動的に崩していくことを意識しています。
鉢巻きによって半減で受けられても確2、確3で落とせる相手が多く、二サイクル目を安定させません
- マリルリについて
水物理と言うことで比較対象にギャラドスが上げられます。
それぞれの利点・欠点を上げると
- ギャラドス
・挑発、竜舞、電磁波などの豊富な補助技
・飛行による格闘・虫耐性を持つが、反面電気4倍、格闘サブの岩二倍である
・マルスケデブより早い絶妙なS81
・一貫する技がなく等倍火力に乏しい
- マリルリ
・単水、H100-B80-D80というなかなかの耐久
・アクアジェット持ち
・上記二点によりドリュウズやウルガモス、バシャーモなどを強力に縛れる
・鈍足であるS50
・水への打点が乏しい
こんな感じでしょうか。特に鉢巻きアクジェによりウルガモス、ドリュウズといった抜き体制に入ったエースも問答無用で止められるのは嬉しいですね。
アクアジェットを使えるポケモンにオーダイルなどがいますが、鉢巻きアクアジェットでガモスやドリュウズを確1にできるのはマリルリだけですので差別化は不要でしょう。
今回は鉢巻きを持つことによってこれらの高速エースへの打点を確保しつつ、物理よりの調整で止めにくい珠パルシェンなども視野に入れていくことを考えた型です。
- 配分
実数値:191-102(204)-127-*-101-71
努力値:124-252-124-0-4-4
A:H161-B86ウルガモスを鉢巻きアクアジェットで確定1
H138-B200パルシェンを鉢巻き馬鹿力で確定1
H156-B101ラティオスを鉢巻きアクアテールで高乱数2
H207-B135スイクンを鉢巻き馬鹿力で高乱数2
HB:A161珠パルシェンのロックブラストを確定5耐え(急所非考慮)
A204カイリューの鉢巻き逆鱗最高乱数以外耐え
(A200鉢巻き逆鱗は確定耐え)
A182マンムーの地震高乱数2耐え
HD:C204ウルガモスのジュエルさざめき確定耐え
C143水ロトムの10万ボルト確定耐え
S:端数
- 概要
単水であることや、珠パルシェンの攻撃を耐えるためにBに伸ばしています。
これによりA200鉢巻き逆鱗や珠パルのロクブラを耐えられるようになり、返しの攻撃で逆に落とすことができます。また、ウルガモスに対してもジュエルさざめき確定耐えかつ鉢巻きアクジェで確1を取れるため、安定した後出しが可能です。ウルガモス対面時はアクアテールを選択することで後続でパルシェンが出てきても珠の場合アクアテール連打で押し切れます。パルシェン対面時は馬鹿力でほぼ確定1で落とせ、引かれた場合も後続に大きな負荷を与えることができます。
- ダメージ計算
珠パルはS調整でHが変わり個人で調整が異なるので暫定的に本サイトのエクレア様による物を利用しています。(bw/2578)
- 被ダメ
A182マンムーの地震 低乱数2 42.9%〜50.8%
A200ハッサムの鉢巻きとんぼ返り 高乱数2 48.7%〜58.1%
A161殻破りパルシェンの珠ロックブラスト確定5耐え 16.2%〜19.9%(急所、命中考慮で約75%耐え)
C204ウルガモスのジュエル虫のさざめき 確定2 80.1%〜94.8%
C204ウルガモスの大文字 確定3 35.6%〜42.4%
C143水ロトムの十万ボルト 確定2 79.6%〜95.3%
C161キングドラの雨眼鏡波乗り 確定2 50.3%〜59.2%
C177ボルトロスの十万ボルト 高乱数1 98.4%〜117.3%
- 与ダメ
H161-B86ウルガモス 確定1 100.6%〜119.3%
H185-B81ドリュウズ 乱数1 91.9%〜110.3%
H155-B90バシャーモ 高乱数1 98.1%〜117.4%
H207-B130バンギラス 確定2 52.2%〜61.8%
・アクアテール
H156-B101ラティオス 高乱数2 48.7%〜57.7%
H175-B120ハッサム 確定2 73.7%〜87.4%
H138-B200パルシェン 確定4 28.3%〜33.3%
同パルシェンB一段階下降 乱数2 42.8%〜50.0%
H215-B138カバルドン 確定1 104.2%〜123.7%
・冷凍パンチ
H167-B115カイリュー 乱数1 89.8%〜106.6%
H165-B95ユキノオー 確定2 55.2%〜65.5%
H191-B105サンダー 低乱数1 86.9%〜102.6%
・馬鹿力
H138-B200パルシェン 確定1 100.0%〜118.8%
H181-B160ナットレイ 乱数1 95.0%〜112.7%
H207-B135スイクン 高乱数2 49.3%〜58.5%
H161-B86ウルガモス 高乱数2 49.7%〜58.4%
H151-B115キングドラ 確定2 79.5%〜94.0%
- 立ち回り
通常の水枠として選出します。
ダメ計を見れば分かるように半減でも十分な負荷をかけられるため、有利対面を作れるよう心がけましょう。
ウルガモス、パルシェン、ラム竜舞カイリューなどメジャーな積みポケに圧力をかけられ、アクアジェットで終盤の掃除もできるため大事に使うことでかなりの活躍が見込めます。
ボルトロスやサンダーなどの足の速い電気やキノガッサなどが苦手なのでこれらに対処できるポケモンと組ませると良いでしょう。
具体的には電気・草を半減し受けに来る水に打点を持てるラティ兄妹や、電気耐性の高い霊獣ボルトロスなどでしょうか。
パルシェンとセットで居るソーナンスにキャッチされても辛いので挑発持ちなどがいると選出が楽になります。
- CS珠パルシェンについて
論中の珠パルシェンとは主にHA珠パルシェンを想定しています。
CS珠パルシェンの場合、めざ草(電)を採用しているためマリルリ(水)での対処は非常に困難です。
CS珠パルに対処するには、ブシンやガッサなどのマッハパンチ持ちポケモンを採用すること、スカーフガブやスカーフ霊獣ボルトで上から叩くこと、化身ボルトの電磁波で抜き性能を奪うことなどが挙げられます。
鋼はナットレイ以外はドロポンで突破してくるのであまりオススメはできません。
これらの対処法はHA珠パルの場合すべて突破してくるので手前味噌ですが本育成論のマリルリやポリゴン2などで対処すると良いでしょう。
選出段階で見分けるには、スカーフガブリアスの一貫性を意識すると良いかもしれません。
CS珠の場合Cに補正がかかっており、礫も持てないので上から叩かれると非常に脆くそれを補強するようにPTが組まれていると思います。
HA珠の場合は、パルシェンを止めてくる相手を更に起点にしてくるような構築になっていることが多いため(例:キノガッサ、ウルガモスなど)そこを意識してみると良いと思います。
詳しくはコメント欄に記述してあるのでそちらを参照してください。
考察は以上です。
拙い部分も多々あると思いますがお役に立てれば光栄です。
質問・ご意見等あればコメント欄でお願いします。