はじめに
はじめまして、かたと言います。育成論は初投稿なので至らぬ点もあるかもしれませんがよろしくお願いします。
ここでは非公式の略称を用います。不明な点はコメントにて質問していただけると助かります。
また論の出てくる個体はV-V-V-V-V-V前提とさせていただきます。
採用理由
テッカグヤというポケモンはS以外の種族値の全てが高水準であるにも関わらずナットレイと似たやどまも型が多く、もったいない火力をどう活かすか考えた結果この個体を思いついたので考察していきたいと思います。
解説
- 現環境でのテッカグヤは残飯ゴツメチョッキ型が70%以上(グローバルリンク参照)であり、相手のパーティーに居てもヘビボン地震だいもんじくらいしか攻撃技は警戒されずフェアリーが対面しても引けばいいと思う方が多いと思います。
そのような受け出してきたポケモンにヒコウZをぶち当てて落としてしまおうという型です。
また受け出しに打てるということはメガ進化前に当てることができ、耐久が上がるポケモンに対しアドバンテージを得ることができます。
- ただヒコウZを打つだけならムクホークやドンカラス、ドデカバシの方が火力は高いですが、半減タイプの多さ、総耐久値の高さからこれら飛行タイプのポケモンとは差別化できており、別物と考えます。
また、鋼/飛行で耐久も高いエアームドとの差別ポイントは火力が挙げられます。エアームドの場合はZゴッドバードですが威力200になるもののテッカグヤ以下、また鋼タイプの最高火力はアイアンヘッドであり、無振りカプ・テテフを乱数でしか落とすことができず、エアームドはこの役回りにはあまり向いていないと言えます。
構成
実数値:203-167-124-114-123-83
努力値:244-244-4-0-4-12
特性:ビーストブースト
性格:いじっぱり
持ち物:ヒコウZ
技構成:確定欄 そらをとぶ、ヘビーボンバー、だいばくはつ
選択欄 じしん、みがわり
- 性格
ヒコウZの火力底上げ、確定と言えるでしょう。
- 特性
ビーストブーストしかありませんがヒコウZで無償で落とせればAが一段階上がり大爆発で退場すると2体近く持っていけるため、噛み合っていると思われます。
- 努力値
努力値の優先順位を攻撃>耐久>素早さと考えるためそういった順で振り分けを考えます。
1.攻撃ライン
ぶっぱ、またはぶっぱに近づける。A244振りにすることで確定数で変わるポケモンが見つからなかったため今回では同族意識で8だけ素早さに回す。
2.耐久ライン
交換を読んで攻撃するか、1発耐えて攻撃する形か、受け出して更に1発耐えて攻撃する形になるため総耐久値を上げることは重要。
しかし、弱点の少なさ、種族値の高さからBやDに厚く振らなくても今回は問題ないと判断。
3.素早さライン
同族抜き抜き。S252振りにすることで最速50族や準速60族は抜けるがHとA振りを割くほどのメリットは感じない。
- 技構成
そらをとぶ
今回の論の中心のため必須。確定枠
ヘビーボンバー
ほぼ全てのポケモンに対し威力120(一致180)を打てるのは魅力であり入れない理由がない。確定枠
だいばくはつ
長く居座る型でもないので役割がなくなった時の自主退場技として採用。ビーストブーストなどで1段階上がった後のだいばくはつは積もうとしてきたポケモンに相当の負荷が掛けられる。確定枠
じしん
あまり打つ機会は無いがあると便利。Sに厚く振っているならヒードラン、ジバコ、クチート、ギルガルドに打てるが他のポケモンで対処したほうが安全。自由枠
みがわり
交換読みで打っておくと行動保証という中間択が作れるが、ギャラドス、カプ・レヒレなどは挑発から入ってくることが多いため攻撃しておいたほうが良い場面の方がよく見る。自由枠
今回では自由枠からじしんを採用しているがみがわりであっても腐ることはない。
岩技は炎タイプ読みに打てるがリザードンやバシャーモはほとんどヒコウZで落とせるため採用価値はほぼないと言えます。
運用
出していけそうなら初手から、半減・無効で受けられる技が来そうなら受け出しから繰り出していくプレイングが良いと思います。
具体的にはカプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレ、マンムー、ガブリアス、化けの皮がないミミッキュなどのフェアリー、ドラゴン、地面タイプやどくどく読みあたりです。
基本的には引いてくれるのでヒコウZを打ちましょう。最悪交換されなくても上記のポケモンであれば対面負けはしないのでよしと考えます。
ヒコウZを打った後は役割がないなら大爆発、有るのであれば残すプレイングでだいたいは良いと思います。
後述のダメージ計算を見れば分かるのですがテッカグヤに対しての鋼タイプ後投げをされるとほとんどZ技の無駄なので地震を読み打っていくかそもそも選出しない方が良いです。
相性の良い味方
- マンムー
ほぼ突破不可能な鋼を地震で見れたり大爆発で残った体力を礫で飛ばせたりする。
またテッカグヤが対面で勝てないカプ・コケコに安心して投げられる。
- ガブリアス
鋼に強いのはマンムーと同じでフェアリーをテッカグヤが倒せればげきりんにも一貫を作れる。
- バシャーモ
呼ぶ地面、フェアリーをテッカグヤが倒せれば大体一貫する。
他にもメガリザX、Y、ヒートロトムあたりの炎タイプと組むと良いと思われます。
ダメージ計算
- ファイナルダイブクラッシュ
H124振りまでの無補正リザードン 確定一発
バシャーモ 確定一発
ウルガモス 確定一発
ゲッコウガ 確定一発
ルカリオ 確定一発
HB補正有りフシギバナ 確定一発
無振りハッサム 95.1%ー112.4%(75%)
H振りハッサム 77.9%ー92%
無振りガルーラ 91.6%ー108.3%(50%)
無振り霊獣ランドロス 91.4%ー107.9% (43.8%)
無振り霊獣ボルトロス 59%ー70.1%
無振りギャラドス(威嚇込み) 65.2%ー77.6%
HB補正有りギャラドス(威嚇込み) 37.6%ー45%
HB補正有りカプ・レヒレ 51.4%ー61%
HB補正有りナットレイ 45.3%ー53.5%
HB補正有りスイクン 43.9%ー52.1%
無振りジバコイル 20.6%ー24.8%
H振り無補正ギルガルド 28.7%ー34.1%
- ヘビーボンバー
カプ・テテフ 確定一発
ミミッキュ 確定一発
H振りバンギラス 70.5%ー84%
HB補正有りカプ・レヒレ 35.5%ー42.3%
無振りガブリアス 54%ー63.9%
無振りマンムー 82.1%ー97.2%
無振りランドロス 42%ー50%
無振りギャラドス(威嚇) 18.8%ー22.3%
無振りパルシェン 46.4%ー55.2%
- 1段階アップだいばくはつ
H204振りまでの無補正メガリザードンX 確定一発
無振りガブリアス 確定一発
無振りメガギャラドス(威嚇) 71.7%ー84.7%
無振りカイリュー(マルチスケイル) 61.4%ー72.2%
無振りメガボーマンダ(威嚇) 61.7%ー72.9%
- 被ダメ
C252補正有りフィールドカプ・テテフ サイコキネシス
ダメージ: 63ー74
割合: 31%ー36.4%
回数: 乱数3発 (63.9%)
A252補正有りガブリアス げきりん
ダメージ: 54ー65
割合: 26.6%ー32%
回数: 確定4発
C252補正有りカプ・レヒレ ねっとう
ダメージ: 60ー72
割合: 29.5%ー35.4%
回数: 乱数3発 (20.3%)
A252補正有りミミッキュ Zシャドークロー
ダメージ: 100ー118
割合: 49.2%ー58.1%
上記同条件ミミッキュ いのちのたま シャドークロー
ダメージ: 66ー78
割合: 32.5%ー38.4%
回数: 乱数3発 (95.2%)
最後に
いかがだったでしょうか?飛行タイプであるにも関わらず飛行技が飛んでくると思わず相手のパーティーを崩すポケモンとして書いてみましたが、使っていただけたら幸いです。
ここまで見てくださってありがとうございました。