はじめに
こんにちは、エボンと申します。
育成論は初投稿ですが、よろしくお願いします。
今回紹介するポケモンは、「オニゴーリオニゴーリ」です。
第6・7世代で暴れすぎた結果、特性ムラっけの仕様が変更され、環境ではほぼ見られなくなった哀れなモンスターです。
また、本稿では一般的に見かけるレベルの専門用語や略語を使用しています。ご了承ください。
役割
まもる・みがわりを使いムラっけの試行回数を稼ぎ、能力を半永久的に上げ続け、全抜きを狙います。
スコヴィランとの差別化
第9世代にて、新たなムラっけ持ちポケモンのスコヴィランが登場しました。
スコヴィランはねをはるという技を覚え、その効果でふきとばしなどの技を無効化できカバルドンなどに強く出ることができます。
さらにA・C種族値が105とオニゴーリより高いです。以下差別化点です。
- 突破力の違い
もしスコヴィランがオニゴーリとの差別化としてねをはるを採用するのであれば、必然的に攻撃技は1つしか搭載できずません。
それに対しオニゴーリはテラバースト水+フリーズドライですべてのポケモンにタイプ一致技で等倍以上を通すことができます。
また、オニゴーリはぜったいれいどを覚えることもできますが、今作では優先度は低めです。
- 種族値の差
スコヴィランはH・B・D種族値がオニゴーリと比べ全て15ずつ劣っています。
スコヴィランを本論のオニゴーリと同じような努力値配分(H16n+1、S最速、あまりをAorC)にするならば、20%強耐久が劣ってしまいます。
さらに、オニゴーリのS種族値が80であるのに対して、スコヴィランのS種族値は75であり、どちらも最速で運用すると仮定するとオニゴーリはワルビアルなどの準速92族まで抜くことができるのに対し、スコヴィランはヒートロトムなどの準速85族までしか抜くことができません。でもまあ誤差です。
上記の理由から仮想敵のメタとして採用するなどの理由以外ではスコヴィランよりオニゴーリの方が使いやすいと思います。
持ち物
まもみが耐久に必須なのでたべのこしで確定。
一応オニゴーリを毒テラスタルにすればくろいヘドロを採用することもできます。
特性
こちらもコンセプトのためにムラっけで確定。
性格・努力値と調整
性格:おくびょう
努力値:H172-C86-S252
実数値:H177-A90-B100-C111-D100-S145
- 性格…すばやさを最速にし、できるだけ多くのポケモンを抜くため。
- HP…HP実数値を177にし、たべのこしの回復効率を最大にするため。
- 特攻…あまり。ここは耐久に振っても大丈夫です。
- 素早さ…性格と同様に、すばやさを最速にするため。
技構成
テラバースト
AかCのどちらか能力が高い方で攻撃するので、ムラっけとの相性がとても良いです。
また、テツノツツミと同様に水技とフリーズドライを半減以下にできるポケモンは現在存在しません。強いです。
フリーズドライ
みずタイプにも効果抜群になり、通りが良いメインウェポンです。
まもる・みがわり
主軸です。この二つを交互に撃ち、ムラっけの試行回数をできるだけ増やします。
- テラバーストとの選択
ぜったいれいど
昔は回避率を上げてから擦る技でしたが、現環境では優先度は低めです。
テラバーストつよいね。
立ち回り例
※事前に麻痺などを入れて起点を作っておくことが重要です。
- 1ターン目
相手の技構成がフルアタっぽい場合
1ターン目にまもるをし、一回目のムラっけガチャをします。
基本はまもるが安定ですが、明らかに交換をしてきそうな対面ではみがわりを張りましょう。
相手が積み技を持っていそうな場合
相手がオニゴーリのことを知っている場合、おそらく積み技を使ってきます。ドヤ顔でみがわりを張りましょう。殴ってきたら降参してください。
- 2ターン目
オニゴーリが相手より遅い場合
オニゴーリを引っ込めてから、後攻ボルチェンや死に出しでオニゴーリを再降臨させてください。
オニゴーリが相手より早い場合
まもる・みがわりでループをします。
1ターン目にまもるを撃った場合みがわりを撃ちます。
みがわりを張っている場合
確定2発以上を取れていそうな場合、殴ります。
それ以外の場合はまもみがループで能力を上げていきましょう。
与ダメージ計算
テラバースト水(特殊)
H4ハバタクカミ→50.4 ~ 59.6% 確定2発(特攻二段階↑時)
H252ディンルー→58.1 ~ 68.8% 確定2発(特攻二段階↑時)
H4イーユイ→82.5 ~ 97.8% 確定2発(特攻一段階↑時)
無振りテツノドクガ→100.7 ~ 120.0% 確定1発(特攻二段階↑時)
H252D4キョジオーン→88.0 ~ 104.4% 乱数1発 : 18.75%(特攻二段階↑時)
H4キラフロル→94.4 ~ 110.7% 乱数1発 : 56.25%(特攻一段階↑時)
H252ラウドボーン→51.2 ~ 60.7%確定2発(特性てんねんの為能力変化無効)
フリーズドライ
H4カイリュー→87.5 ~ 104.2% 乱数1発 : 25%(特攻二段階↑時)
H252チョッキセグレイブ→50.0 ~ 59.5% 確定2発(特攻六段階↑時)
H252チョッキマリルリ→56.1 ~ 67.7% 確定2発(特攻二段階↑時)
H252チオンジェン→60.5 ~ 71.9% 確定2発(特攻二段階↑時)
H252ヘイラッシャ→40.5 ~ 49.1% 確定3発(特性てんねんの為能力変化無効)
無振りウォッシュロトム→54.4 ~ 67.2% 確定2発
無振りマスカーニャ→65.0 ~ 76.9% 確定2発
無振りガブリアス→91.9 ~ 111.5% 乱数1発 : 56.25%
無振りイルカマン(ナイーブ)→48.0 ~ 56.0% 乱数2発 : 78.9%
被ダメージ計算
臆病メガネハバタクカミのムーンフォース→85.4 ~ 100.6% 乱数1発 : 6.25%
陽気パオジアンの聖剣→88.2 ~ 104.0% 乱数1発 : 25%
A特化ハチマキテラスカイリューのしんそく→78.0 ~ 92.1% 確定2発
C特化イーユイのオーバーヒート→56.5 ~ 66.7% 確定2発(水テラスタル時)
臆病テツノツツミのフリーズドライ→79.1 ~ 95.0% 確定2発(水テラスタル時)
A特化セグレイブのきょけんとつげき→83.1 ~ 98.4% 確定2発
臆病Cブーストテツノドクガのヘドロウェーブ→76.3 ~ 89.9% 確定2発
無振りキョジオーンのしおづけ→56.25%でみがわりが壊れない(防御一段階↑時)
苦手なポケモン
ドラパルトカバルドンバンギラスイッカネズミパルシェンラウドボーンなどが苦手です。逃げましょう。
相性の良い味方
「へびにらみ」で起点を作りやすい「ノコッチ」がおすすめです。
おすすめ調整案
ノコッチ
性格:陽気
特性:てんのめぐみ
努力値:H140-B132-S236
実数値:H193-A81-B107-C85-D85-S104
テラスタイプ:ゴースト
技構成:ずつき・おどろかす・はねやすめ・へびにらみ
麻痺を撒きつつまひるみで相手を倒せることがある最強生物です。
素早さは麻痺時の最速136族抜きです。
お世話になったサイト
ダメージ計算ツール(ポケソル様) https://sv.pokesol.com/calc
与・被ダメージ計算に使用させていただきました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
このオニゴーリというポケモンは第八世代からムラっけで回避率が上昇しなくなり、一般的には弱体化したと言われていますが、個人的にはまだまだ強いと思います。
また、ムラっけと滅茶苦茶相性の良いテラバーストという技が登場したのも追い風です。ぜひオニゴーリを使ってランクマで暴れまわりましょう!