テメェがアクアステップで俺に倒されて!俺の火力がじしンかじょうで増加…!
永久機関が完成しちまったなァァ〜!!
これでノーベル賞は俺んモンだぜ〜〜〜!!!
はじめに
ハカメモリーです。今回は私が使ってかなり活躍してくれているウェーニバルを紹介しようと思います。今まで紹介してきたポケモンのようなテンプレから外れた変な型ではなく捻りのない純粋なアタッカーです。自分自身ウェーニバル自体の認知度がその強さと比べて低いと感じるため、使う方が増えるといいなと思い、この育成論を書きました。
- 注意
・ポケソル様のダメージ計算ツールを使っています。
・HABCDS等の非公式用語を使ってこの育成論書いています。
採用理由と役割
単純にアクアステップのS上昇とじしんかじょうにより全抜きを狙うアタッカーです。シーズン1最終2位のシグマさんが耐久型を使っていたためそのイメージが強いのか何故かアタッカーが読まれず挑発を撃たれたりするためそこそこ刺さります。
イルカマン(ナイーブ)との差別化
ウェーニバルを語る上で欠かせないのがイルカマン(ナイーブ)との差別化です。とはいえイルカマン(ナイーブ)は1度引っ込てマイティフォルムにならなければパワーを発揮出来ない点からほぼサイクル構築が前提になるのに対し、ウェーニバルの場合は、リスクのある交代を挟むことなく初手からウェーニバルのための起点を作りにいけるため、対面構築との相性が良いという明確な違いがあります。
対面構築は交代をすることがほぼない構築ですが、ウェーニバルはとにかく敵を倒せればじしんかじょうによって抜き性能を高めることができるため、タスキ持ちのポケモンやミミッキュで相手を削ってウェーニバルで倒す動きなど、試合のプランを組み立てやすいのも対面構築との相性が良いポイントです。
持ち物
- しんぴのしずく
今回のコンセプト上ほぼこれ確定です。単純に水技の火力を上げるだけの持ち物ですがシンプルに強いです。珠と比較した時に、ウェーブタックルの反動、ゴツゴツメット等ダメージを食らう場面が多かったので珠だと体力の疲弊が激しすぎるため、しんぴのしずくをおすすめします。
特性
- じしんかじょう
タスキ型以外は基本的にこちらの特性がおすすめです。アクアステップ+じしんかじょうの抜き性能はかなり高いです。
性格・努力値と調整
- いじっぱりH84 A252 B4 D4 S164
性格をようきにしないとS+1でハバタクカミやテツノツツミを抜けませんが(準速s+1でハバタクカミと同速)、A特化でないと微妙に火力が足りないため確定です。
A特化の場合どうせハバタクカミやテツノツツミを抜けないため、Sを削って耐久に振るのがおすすめ。余った耐久を適当に振り分けただけでも、ハバタクカミの等倍妖テラスムーンフォースが乱数1発から確定2発に抑えることができるため、ある程度耐久に振ったほうがいいと思います。
S+1でどこまで抜くのかは諸説ありますが、最近(シーズン4序盤)トドロクツキが環境に多いためS+1で最速トドロクツキ抜きまで振っています。ここまで振ればテツノブジンも抜けます。
- いじっぱりH68 A252 S188
S+1で最速マスカーニャ抜きです。最近のマスカーニャはへんげんじざいの個体も多く、じならし+アクアステップで倒せる可能性があるため、環境にそこそこ多い最速タスキマスカーニャを考慮してそこまで抜けるようにSを上げるのもありだと思います。
技構成
- アクアステップ
打つだけでSを上げることができる専用技です。クソ強いです。相手を削ってアクアステップで倒すだけでAS1段階上昇ですし、単純に技の火力が高いため、これ連打してるだけでも相手がぐちゃぐちゃになったりします。採用し得なので確定です。
- ウェーブタックル
この技の火力はかなりやばいです。じしんかじょうの発動を嫌ってアクアステップにアーマーガア等を後出しされることが多いのですが、その場合水テラスアクアステップ+水テラスウェーブタックルでHB特化アーマーガアが飛びます。またじしんかじょうを発動した後、ステロを撒けていればちょうどHB特化アーマーガアを落とすことが出来ます。じしんかじょうが発動していれば半減でもごり押せる場面が多く、かなり強いです。ただし反動で自身の体力が削れるため、運用には気をつけましょう。
- アクアジェット
アクアステップとのシナジーがないと感じるかもしれませんが、この技の火力もバカになりません。じしんかじょうが発動すれば水テラスアクアジェットで無振りハバタクカミが確定1発です。流行りのHB特化にはステロがあっても耐えられますが、水テラスを切っていればムーンフォースでは落ちないため対面で勝つことが可能です。また相手のタスキやミリ残しをアクアジェットで倒す動きがシンプルに強く、じしんかじょうとの相性もよいです。
- インファイト
高火力の格闘技です。ただし等倍の水テラスウェーブタックルと抜群のインファイトでは火力がそこまで変わらないため、採用する優先度はそこまで高くないです。ただし対セグレイブや対トドロクツキ、また格闘の耐性を残したい場面、具体的にはラス1ドドゲザン対面でのふいうち択等でも水テラスを切らなくても火力が出る{インファイト}を採用したいため、ドドゲザンが重いなら採用した方が良いかも。
- アイススピナー
カイリューピンポイントです。ステロを撒けていれば確定1発ですが、マルスケが残っていると1発耐えられてテラスを切られて受け切られてしまうためそこまで優先度は高くないです。
- アンコール
相手のステロ、てっぺき、はねやすめ、まもる等の変化技を拘らせることが出来ます。アクアステップのS上昇と相性が良く、刺さる場面は多いです。おすすめの技。
- つるぎのまい、ビルドアップ
積み技です。じしんかじょうがあるためおすすめ度はそこまで高くないですが、壁やおきみやげ等で積む隙が作れる構築ならアクアステップやアクアジェットのリーチを伸ばせたり物理との撃ち合い性能を高めたりできるため採用してもいいかも。
- バトンタッチ
アクアステップでのS上昇をバトンタッチで引き継げます。ヘイラッシャと対面した時にサーフゴー等にバトンを繋げればサーフゴーのSを上げつつあくびを無効化したりと擬似クエスパトラのような強い動きを取れます。また読まれないのもあって割とおすすめです。
アクアステップ、ウェーブタックル、アクアジェットを基本として、あと1枠にサブ技や変化技を入れるのがおすすめです。
テラスタル
- 水
この型は水テラス以外想定していません。なぜなら水テラスしないと水技の火力が足りないから。無課金テラスなので気軽に試せるのもいい所だと思います。
立ち回り例
とにかく相手をアクアステップ圏内に入れてSアップ+じしんかじょうの発動を狙います。オススメは起点コノヨザルでじならし+ステロをすること。先発に出てきやすいタスキテツノブジン等をじしんかじょうのカモにできます。
水テラス込みならアクアステップのリーチはかなり伸びるので、じならしやがんせきふうじ等のS操作技は相性が良いです。
またステロがあるとカイリューのマルスケやタスキをつぶせたり、倒せる相手が増えるためできるだけ撒けると良いと思います。
じしんかじょうが発動すればウェーブタックルは半減すらもある程度ゴリ押せるほどの超火力になるため、全抜きを狙いましょう。全抜きができなくとも、裏のタスキ持ちやミミッキュの先制技の圏内にいれることができれば対面で勝ちやすいです。
アクアステップに対してヘイラッシャ等の不利なポケモンを受け出しされた場合、バトンタッチで裏にS上昇をつなぐ動きがかなり刺さると思います。オススメはサーフゴー。
与ダメージ計算
- アクアステップ
対無振りテツノブジン
→93〜111(62.5〜74.5%)確定2発
(水テラス)
→124〜148(83.3〜99.4%)確定2発
対無振りサーフゴー
→90〜106(55.6〜65.5%)確定2発
(水テラス)
→120〜142(74.1〜87.7%)確定2発
対HB特化アーマーガア
→60〜72(29.3〜35.2%)乱数3発:12.86%
(水テラス)
→80〜96(39.1〜46.9%)確定3発
- ウェーブタックル
対HB特化アーマーガア
→90〜106(44.0〜51.8%)乱数2発:11.32%
(水テラス)
→120〜142(58.6〜69.3%)確定2発
対H振りコノヨザル
→153〜181(70.6〜83.5%)確定2発
(水テラス)
→204〜242(94.1〜111.6%)乱数1発:62.5%
対無振りセグレイブ
(水テラス+じしんかじょう+ステロ)
→184 ~ 209 (96.9 ~ 110.0%) 乱数1発 : 75%
- アクアジェット
対無振りハバタクカミ
→69〜82(53.1〜63.1%)確定2発
(水テラス+じしんかじょう)
→136〜162(104.7〜124.7%)確定1発
対無振りテツノドクガ
→128 ~ 152 (82.6 ~ 98.1%) 確定2発
(水テラス)
→172 ~ 204 (111.0 ~ 131.7%) 確定1発
- インファイト
対H振りドドゲザン(悪テラス想定)
→186〜218(89.9〜105.4%)乱数1発:31.25%
- アイススピナー
対無振りカイリュー(マルチスケイル)
→100〜118(60.3〜71.1%)確定2発
対HB特化カイリュー
→72〜86(36.4〜43.5%)確定3発
被ダメージ計算
- A特化カイリュー
ノーマルテラスしんそく
→93〜109(54.4〜63.8%)確定2発
(こだわりハチマキ)
→136〜162(79.6〜94.8%)確定2発
- おくびょうC252ハバタクカミ
ムーンフォース(ウェーニバル水テラス想定)
→105〜124(61.5〜72.6%)確定2発
(フェアリーテラス)
→140〜166(81.9〜97.1%)確定2発
(こだわりメガネ)
→156〜184(91.3〜107.7%)乱数1発:50%
- A特化ドドゲザン
(くろいメガネ、そうだいしょう+2)
ふいうち
→78〜92(45.7〜53.9%)乱数2発:42.57%
苦手なポケモン
Sを落としているためアクアステップ1回で抜けず、かつアクアジェットが大したダメージにならないため上から制圧されます。なんとかアクアステップを2回してもブーストエナジーだと抜けません。
水物理の敵です。アクアステップでSを上げてもあくびで流されるため意味ないですし、インファイトでもたべのこし数回分のダメージしか入りません。アンコールやバトンタッチ等抗う手段はあるにはありますが、基本的には苦手です。
HBゴツメ、ハチマキしんそくなど全部つらいです。ステロが撒けているかつ相手がHB特化でなければウェーブタックルで押せますがそんなことはそこまでないです。
上記のポケモンが2体以上いるなら、ウェーニバルの選出は控えたほうが良いと思います。
相性の良い味方・構築例
- 起点コノヨザル
A無振りじならし+水テラスアクアステップでテツノブジンを倒せます。ロゼルのみを持たせればムンフォやソウルクラッシュ+かげうちを耐えることができ、ステロまで撒けます。また重いカイリュー等のポケモンをいのちがけで無理やり持っていく動きも可能なため相性はかなり良いです。(というか起点コノヨザルがシンプルに強い)
特にのろい、でんじは等を持ったミミッキュは相手を削りつつS操作することが可能なため、相性が良いです。じゃれかげがあれば最低限の対面性能があるのも良いポイントです。
このポケモンは直接なにかシナジーがあるというよりは苦手なテツノツツミカイリューヘイラッシャにある程度強いため、相性が良いポケモンとして挙げています。ブーストエナジーを持たせる型がおすすめ。その高いSから相手を削ってウェーニバルの圏内に入れるなど、直接的なシナジーはなくとも相性はかなり良いです。
ウェーニバルのバトン先として安定の選択肢です。撃たれやすいおにびやあくび等をすべて無効化し、後出しされやすい物理受けヘイラッシャ等を処理できるため、相性はいいと思います。みがわりがあるとじわれに対しても安定するのでおすすめ。
テツノツツミ、ヘイラッシャに強めでタスキに適性があり、対面構築に入れやすいポケモンです。ふいうちによって低耐久のポケモンをウェーニバルのアクアジェットの圏内に入れたり、また逆にウェーニバルの取りこぼしをマスカーニャで一掃する動きもシンプルに強いです。カイリューには弱めですが、じゃれつくがあればテラスを切らせることが可能です。そうすればウェーニバルでの処理も現実的になります。またどくびしが使えるため、裏にまもみがや再生技を持つポケモンが控えていれば、どくびしで相手をじわじわ削れるため、ウェーニバルの起点にもしやすいです。
いわゆるフロルカイリューです。キラフロルがステロとどくびしを撒き、カイリューがドラテ連打で相手を削ります。どくびしはヘイラッシャに強いため、ウェーニバルを通すうえで障害になりやすいヘイラッシャを削ることができます。
- 私が実際に使っている構築
ウェーニバル@しんぴのしずく、マスカーニャ@タスキ、ハバタクカミ@ブーストエナジー、ミミッキュ@いのちのたま、コノヨザル@ロゼルのみ、ヤミラミ@たべのこし
この構築は正直私もまだ試行錯誤しており、コロコロ中身を入れ替えたりしている最中のものなのですが、コノヨザルで起点を作り、ウェーニバルでじしんかじょう発動から全抜きのパターンや、マスカーニャでどくびしを撒いてヤミラミのまもみがで相手を削り、ウェーニバルを通す等対面構築ながら軸が複数あり、かつテラスタルを切らなくてもある程度強いポケモンで固めているためウェーニバルに水テラスを切って全抜きを狙いやすいように意識しています。
飛行テラバースト型のカイリューのように、テラスタルを切らないと弱いポケモンなら裏をテラスタルを切らなくても強いポケモンで固めることを意識しましょう。
おわりに
いかがでしょうか。私自身ストーリーで最初の御三家に選んだこともありウェーニバルはかなり好きなポケモンです。このウェーニバル、思ったより火力が高いとは思いませんか?テラピースを消費しなくて済み、御三家なのである程度入手も容易なため、すぐ試せるので是非お試しください。
おまけ
このウェーニバルを使った構築で最終886位を達成することが出来ました。強いのでぜひ使ってみてください。
ウェー二バルの夢を私に見せてくれ