こんにちは。
今回はこだわりハチマキケッキングケッキングを紹介させていただきます。
コンセプトと役割
コンセプトは圧倒的火力を押し付けることです。育成当時は対コノヨザルコノヨザルを想定していましたが、使ってみると火力が思った以上に高く、耐久もそこそこ優秀なため、アタッカーを無理やり突破したり、一部の受けポケを崩す役割も持てました。
持ち物
高い火力を出すためにこだわりハチマキ(攻撃1.5倍、技固定)です。こだわりハチマキには打ち分けできなくなるという欠点がありますが、特性のデメリットが大きいためかあまり気になりませんでした。
特性
なまけ
行動した次のターンは行動できなくなるというデメリット特性です。ただ、交代やテラスタルなどの行動は取れます。また、「ねこだまし」などのひるませる効果を持った技でひるみ、『ケッキングはひるんで技が出せない』というテキストが出ると、そのターンは行動したことになり、次ターンはなまけます。まひでの行動不能も同様です。
性格・努力値と調整
性格、努力値は攻撃特化です。特攻は使わないので、性格はいじっぱり(攻撃↑特攻↓)がおすすめです。
技構成
詳しいダメージ計算は後述するので、ここでは技の役割や性能を書きます。
- ギガインパクト:威力150命中90 使用した次のターンは行動不能
ケッキングの代名詞ともいえる技で、とてつもない火力を出します。ギガインパクトとなまけの行動不能はかぶるので、ギガインパクトを打った後2ターン動けないということはありません。ただし、交代やテラスタルなどもできなくなります。
- けたぐり:威力最大120命中100 相手の体重によって威力が変わる。200kg以上で威力120、100〜200kgは威力100、50〜100kgは威力80、25〜50kgは威力60、10〜25kgは威力40、10kg未満は威力20
主に対ディンルーで活躍します。
- シャドークロー:威力70命中100 急所に当たりやすい(急所ランク+1)
ギガインパクト、けたぐりが効かないゴーストタイプの弱点を突きに行けます。ゴーストテラスタルと合わせるとかなり火力が出ます。
- 自由枠:僕は「ほのおのパンチ」を採用してますが、この枠は自分のパーティで足りないと思ったタイプの技をいれてください。有用そうな技を記しておきますので参考までに。
れいとうパンチ、かみなりパンチ、じゃれつく、じごくづき、ふいうち、ドレインパンチ、かわらわり、がんせきふうじ、どくづき、じたんだ、シザークロス、じしん、ヘビーボンバー、げきりん、ダストシュート、くさわけ、しねんのずつき、いわなだれ、アームハンマー
テラスタル
テラスタイプをゴーストにすることで、かくとう技で弱点を突こうとした行動をすかし、1ターン猶予を作れます。(詳しい例は後述の立ち回り例で)
また、ゴーストテラスケッキングは北2番エリア(チームカーフのアジト前のポケセン近く)に出現するので、テラスピースも使わずに育成できます。
立ち回り例
ケッキングケッキングは耐久の数値も優秀なので、後投げで出して相手に1発入れるというのが基本です。先発で出してかき乱すというのもあり。
対コノヨザルコノヨザル:コノヨザルコノヨザルの多くははドレインパンチ(以降ドレパン)を持っており、ケッキングケッキングに弱点を突けますが、高確率で耐えることができるので、
といった流れでコノヨザルコノヨザルを倒せます。ケッキングケッキングのシャドークローはまだあまり有名ではないのか、この対面で引かれたことは数回しかありません。
対ディンルーディンルー:(まだ解禁されたばかりで開拓が進んでいる最中なのでここに書いてあることがあてにならなくなるかもしれないことをご了承ください。)
ディンルーディンルー(特にステルスロックを持っている起点型)はケッキングケッキングに対してカタストロフィやじしんくらいしかできず、これらで倒そうとしても最低3ターンかかります。それに対し、こちらのケッキングケッキングのけたぐりはディンルーディンルーに対して確定2発(3ターンかかる)をとれるので基本勝てます。ディンルーディンルーじわれを持っていたら運ゲーになります。
その他のポケモンは、ゴーストタイプならシャドークロー(または自由枠の技)、それ以外ならギガインパクトが最高打点となることが多いため、相手の裏などを見て、ギガインパクトをぶっぱするか、ゴーストタイプへの交代を読んでシャドークローにするかなど、臨機応変に技選択をすることが大事です。
ダメージ計算について
ダメージ計算の記述では、体力をH、攻撃をA、防御をB、特攻をC、特防をD、と表記し、〜特化はその能力に努力値を252振っている、特性で補正がかかっているものは英文字の横に↑を記入します。
例:H252振りB252振り性格わんぱく(防御↑特攻↓)ディンルーディンルーにけたぐりを打つ場合、
HB↑特化ディンルーディンルー けたぐり と表記します。
また、テラスタルでタイプが変化することも考慮するとなると量が多すぎるので、今回は受けテラスタルは考慮しません。お手数ですが、気になった組み合わせはご自身で調べて下さい。
与ダメージ計算
HB↑特化ディンルーディンルー けたぐり
61.8〜73.2% (確定2発、オボンのみ持ちだと乱数)
無振りコノヨザルコノヨザル シャドークロー
99.4〜117.8% (高乱数93.75%1発、テラスタル込みだとH特化でも確定1発)
HB↑特化マルスケカイリューカイリュー ギガインパクト
46.4〜54.5% (マルスケがなくなる事を考慮すると確定2発)(ステルスロック込みで確定1発)
HB↑特化ヘイラッシャヘイラッシャ ギガインパクト
62.2〜73.9% (確定2発)
HB↑特化チオンジェンチオンジェン ギガインパクト
69.2〜81.7% (確定2発)
HB↑特化ドドゲザンドドゲザン けたぐり
135.2〜160.3% (確定1発)
HB特化ミミズズミミズズ けたぐり
90.3〜107.3% (乱数43.75%1発)
HB↑特化キョジオーンキョジオーン けたぐり
76.3〜90.8% (確定2発)
無振りサーフゴーサーフゴー シャドークロー
98.7〜117.2% (乱数93.75%1発)(HB↑特化なら確定2発)
H特化ドヒドイデドヒドイデ ギガインパクト
108.9〜128.6% (確定1発)
被ダメージ計算
A↑特化コノヨザルコノヨザル ドレインパンチ
58.6〜69.3% (確定2発)(こだわりハチマキ持ちだと乱数12.5%1発)
無振りディンルーディンルー じしん
27.1〜32.4% (確定4発)(A↑特化こだわりハチマキ持ちだと確定2発)
A↑特化こだわりハチマキパオジアンパオジアン つららおとし
67.1〜79.1% (確定2発)
A↑特化こだわりハチマキパオジアンパオジアン ふいうち
55.1〜65.3% (確定2発)(ゴーストテラス時は確定1発)
C↑特化こだわりメガネハバタクカミハバタクカミ ムーンフォース
85.7〜101.3% (乱数12.5%1発)
苦手なポケモン
アーマーガアアーマーガアに対しては打点がほぼなく(一応、ほのおのパンチなら確定2発圏内)ケッキングケッキングでの突破は難しいです。また、特性がなまけのため、まもる、みがわりを持ったポケモンにとても弱いです。
相性の良い味方・構築例
ダメージ計算を見ていただくと分かるように、あと少しで乱数になるのにギリギリ火力が足りずに確定2発、という場合が多いので、ステルスロックをまくことのできるポケモン(デカヌチャンデカヌチャンやディンルーディンルーなど)でステルスロックをまけると乱数1発に乗せることができるため相性が良いです。
また、僕はとつげきチョッキドドゲザンドドゲザンを一緒に選出することが多いですが、ドドゲザンドドゲザンはコノヨザルコノヨザルのドレインパンチを誘いやすく、ケッキングケッキングが比較的苦手な特殊受けができるので、ケッキングケッキングで一撃入れる→ドドゲザンドドゲザンで受けてそのままトドメという動きができて相性はよいと感じました。同様に、それ以外の受けポケモンも、こだわりハチマキの技リセットとなまけによる隙潰しができるので相性はいいと思います。