はじめに
こんにちは。kasaiと申します。
12投稿目になります。よろしくお願いします。
今回は「対ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)特化型」ミロカロスミロカロスを紹介します。
予想通りというか、そらそうやろと言うか…
やっぱ環境取りましたね、ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)。
あれだけ猛威を奮っていたガチグマ原種ガチグマを完全に押し除けてしまうんですから、恐ろしいものです。
まあそりゃそうですよ、弱い訳ないものあんなの。
みーんな使いますよ、そりゃ。
では、メタっていきましょうか。
細い突破口ですが見つけましたよ。
原種と違い入手経路が特殊である故か、このガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)というポケモン、雄♂しかいないそうではないですか。
ってことは、「メロメロ+じこさいせいで受けられんか?」というのが今回の考察のはじまりでした。
コンセプトと役割
- ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)を受ける!
今回は奇を衒った構成ではありませんので、シンプルにいきます。
ただし注意!ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)がオス確定である為、ミロカロスミロカロスは必ずメス♀にしてくださいね。
ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)に対して受け出し、メロメロ+じこさいせいで受け切り、流します。
イマイチ強さが伝わり難かったので補足追記:
居座ってくるならまず負けません。
メロメロを撃って相手が動けばじこさいせい、動かなかった時にねっとうを撃っていれば相手だけ削れていきます。
メロメロの行動不能は50%。5連続で動かれたら突破されるとして、確率は1/32です。
ラスト1匹同士で残った場合まず勝ち。
それどころかミロカロスミロカロスが残り体力2割の状態で体力MAXのガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)と対面しても、最初で動かれなければ次ターン体力は残り7割まで回復。相手はどんどん確率的に厳しくなり、二度と追いつかれません。
つまりどんなに不利でも大体50%の確率で捲れるという訳です。
これがこの型の、ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月) に対する唯一無二の強さです。
めいそう型含め、およそ現存するであろう殆どのガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)に対応できるように考えました。
ダメージ計算にて後述しますが、よっぽど運が悪く、かつテラス含め完全に読み切られるパターンでしか突破はされません。
- ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)は流せるだけでも微有利
ここでガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)についてウンチクを一つ。
ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)というポケモンですが、実はサイクル性能が高い訳ではないと思っています。
理由は受け出しに適さないからです。
彼が満足に仕事をするのは必ず対面的な使い方で、決まって「死に出し」か「対面操作」、または「壁やトリル等のサポート」下で出る時でしょう。
鈍足故に、受け出ししちゃうと上から2発殴られます。そうなると、返しで倒せたとしても、もう1発受ける体力は残せません。
簡単に言い換えると、「受け出しに使ったら1回しか動けない」んですね。(後はしんくうは1発撃って終了)
特殊面が脆い分、原種よりも受け出しは成立し難いです。
(まあ物理ばっかりのパーティ相手ならもうちょい受けられるかもですが。)
では何故サイクル下でも活躍できるかーー?
それは「誰もガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)の攻撃を止められないから」でしょう。
つまり「相手のサイクルを破壊する突破力が高い」のであって、「自身のサイクル性能が高い訳ではない」といった所ですかね。
つまり何が言いたいかというと、ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)に交代を強要できるだけで微有利という事ですね。
メロメロを撃たれたってガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)からすれば引けば良いだけです。この時点では一見ただの仕切り直しのようですが、「せっかく着地した鈍足アタッカーを流される」という事は、それだけで相手は有限のリソースを失っている事になります。
だって次ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)を出そうと思ったら「死に出しでしか出せない」でしょう?
そうしてこのミロカロスミロカロスと最後の1匹同士として仲良く残っちゃったら…終わりですよ?
- 立ち回り例
・相手ブラッドムーンに対して受け出し
・こちらメロメロ撃つ
・相手ハイパーボイス
・こちらじこさいせい
・メロメロ発動で相手が動けないのを待って繰り返し
相手が全て動いてくると仮定し、後述しますがブラッドムーン+ハイパーボイス+しんくうは確定耐え調整にしてます。
ノーマルテラスを切られるタイミング次第では回復が間に合わないので、緊急時にははがねテラスで受けます。
はがねテラス後にだいちのちからを撃たれても半分強しか入らないので、奇跡的に全くメロメロが発動しない、とかが無ければ突破されません。
当然、受け出しでなく素で対面した場合は、もっと余裕で受けきれます。
持ち物
たべのこし
オボンのみ
ちょうどガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)の火力で削られる体力が半分強なんですよ。(通常時ブラッドムーンや、はがねテラス時のだいちのちから)
なのでたべのこしがあれば、メロメロでの行動不能待ちがより安定しますね。
タラプのみ
確実に受けきれますが、一回きりなので一度引かれてしまうと、次からは効果なしです。
そこが好みじゃないですね。
追記:
ラムのみ
あくびを撃ってくるガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)が増えているそうなので、一度きりですが対策として。
コメントより案いただきました!ありがとうございます。
特性
かちき
今回は対物理想定の型ではないので。
消去法で。まあ相手依存ですが発動機会は無くはないです。無難に強い。
性格・努力値と調整
おだやか
H252 C132 D124
お互いにテラス無しで、HDは「ブラッドムーン+ハイパーボイス+しんくうは」耐えです。
ステロ分はたべのこしで補えるので気にしなくていいです。
相手の交代先に対してはねっとうで負担をかけるのですが、少しでも重くする為に耐久は最低限にして、後は火力に振りました。
技構成
ねっとう(確定)
メロメロ(確定)
じこさいせい(確定)
くろいきり(選択)
ねっとう(確定)
重要な攻撃技。交代を強要する以上、相手の交代先にいくらか負担をかける必要があります。
交代で出た物理アタッカーに3割のやけどで圧をかけます。
テラス前のガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)の弱点もつけますし、特にチョッキ持ちに対してはやけどのダメージもそこそこ頼りになります。
くろいきり(選択)
対めいそう型の対策が、これかドラゴンテールしかないのは実は辛い。
もしめいそうやアンコールを覚えたなら、確実にそっちを採用してました。それならもっと汎用性があったのに。
ドラゴンテールはラス1やフェアリーテラスに無効なのでやや優先度低め。交代に対して刺さるかもってのはありますが。
クイックターン(選択)
れいとうビーム(選択)
めいそう型への対策を諦めるなら、くろいきりとの交換候補。
追記:
みがわり (選択)
くろいきりとの選択枠。
コメントより、ガチグマ(赫月)にあくびを撃たれるパターンをご指摘いただいたのでですね。
苦しいですが受け出し時でなければこれで対応出来るかと。
メロメロ たべのこしとの相性も良く、めいそう型相手でもつきのひかりが無い場合は勝てそうかなという感じですね。長引けばやけども期待出来ますしね。
テラスタル
はがね
こんだけガチガチに対策してもノーマルテラス一つでゴリ押しで突破されちゃうんですよ。運が悪ければ。
なんつー火力してんだマジで。
なので緊急時はコチラもテラスで対応するしかないんです。
前述しましたがだいちのちからならギリ受けきれますので。
与ダメージ計算
- ダメージ計算はポケソルさんのダメージ計算ツール(https://sv.pokesol.com/calc)を使用しました。GAMEWITHさんはまだ追加枠対応されてなかったので…
[ねっとう]
vs ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)(H252)
(持ち物なし)146〜174(66.4〜79.1%)確2
(突撃チョッキ)98〜116(44.6〜52.8%)乱2(21.09%)
火力としてはそこそこってとこですね。
正面から殴り合って勝つようなタイプの攻撃ではありません。
被ダメージ計算
vs ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)
(C252+性格補正有り+持ち物効果なし)
A.ブラッドムーン 93〜109(46.1〜54.0%)乱2
B.ハイパーボイス 58〜70(28.8〜34.7%)乱3
C.しんくうは 18〜22(9.0〜10.9%)乱10
A+B+C. 169〜201(83.7〜99.6%)確定耐え
(ミロカロスがはがねテラス時)
だいちのちから 116〜140(57.5〜69.4%)確2
ずーっとメロメロ発動しなきゃいつかは押し切られます。まあメロメロの行動不能は50%なのでそんな事はまずないでしょうが。
(ガチグマ(赫月)がノーマルテラス時)
D.ブラッドムーン 124〜146(61.4〜72.3%)確2
E.ハイパーボイス 78〜94(38.7〜46.6%)確3
DとEの平均 101〜120(50.0〜59.5%)確2
つまり受け出しした時にテラスブラッドムーンを撃たれたら、はがねテラスを切らないと受けきれない訳ですね。
まあ切らなくてもメロメロ撃ってれば50%で助かりますが。
- もちろん対ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)だけではなく、普通に特殊受けとしても機能します。
vs ハバタクカミハバタクカミ
(C252+性格補正無し+持ち物効果なし)
ムーンフォース 58〜69(28.8〜34.2%)乱3(1.34%)
vs テツノツツミテツノツツミ
(C252+性格補正無し+持ち物なし)
フリーズドライ 80〜96(39.7〜47.6%)確3
特に対ハバタクカミハバタクカミなんてかちきがあるから結構有利ですよ。
苦手なポケモン
- オーガポンオーガポン(全部)
物理アタッカーは基本相手できませんが、特にオーガポンオーガポンなんかは最悪。(炎)はやけどが入らず、(水)にはそもそもねっとうが入らない。
つるぎのまいやくさわけの起点にされちゃうので、そもそも出しにくくなります。
何より良くないのはオーガポンオーガポンはメス♀確定であるという事。この型では絶対にメロメロが入りません。
これを利用してオス確定のキチキギスキチキギスでオーガポンオーガポンメロメロ受けでもやるか…?流石に(炎)は無理かな。
相性の良い味方・構築例
- クレベースクレベース
特殊受けが最強物理受けと組む。至極自然な流れでしょう。
というか、ミロカロスミロカロスが水タイプ枠の為、ウーラオス(れんげき)水ウーラオスとパオジアンパオジアン受けの定番であるヘイラッシャヘイラッシャやママンボウママンボウが使いにくい関係上、ここら辺に頼らざるを得ない、って感じですかね。
- どくびし
自身の火力はあまり期待出来ず、相手によっては特殊を受けてもただ粘ってるだけ、になりがちです。
やっぱ受けはどくびしでしょう。毒大好き。
終わりに
いかがだったでしょうか。
やっぱりですね、考察しててずっと感じてた事としては、
(ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)強すぎるやろ…)
って事ですね。
ミロカロスミロカロスの特殊耐久でここまで努力値振って、なおワンチャン突破されんの!?…みたいな。
しかも恐ろしい事に、ここまでガンメタ張ってるにも関わらず、成功しても目を見張るような戦果があるわけではなく、「交代戦が苦手なガチグマ(アカツキ)ガチグマ(赫月)を交代させて後続にジワッと負荷をかける」という地味〜な有利を重ねていく程度。
相手の交代先がコチラの後続にそれ以上の負荷をかけられるならその時点でチャラです。
2サイクル目からはメロメロ読み交代も考えないといけませんしね。
せっかく発想が面白かったので、もうちょいこのままパーティ構築単位で良い組み合わせを探ってみようかなと思ってます。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。