初投稿です、iorrrと申します。
今回はホワイトキュレムの育成論を投稿させていただきます。
ホワイトキュレム採用に至った背景
シリーズ8から禁止伝説が1匹使用可能となりました。
2/3時点の禁止伝説使用率を見ると
ザシアン6位、イベルタル9位、ムゲンダイナ20位、カイオーガ24位、ネクロズマ(日食)25位であり、
特にザシアンイベルタルカイオーガは非常に火力の高いポケモンです。
一方で、それらを受けるべく
バンギラス10位、ヌオー11位、ナットレイ21位、
ラッキー25位、ヌケニン30位、トリトドン40位などの受けポケモンも多く採用されています。
前シーズン(伝説解禁前)と比較すると
ヌオー前60位 → 11位、ラッキー前53位 → 25位、ヌケニン前 圏外 → 30位
など使用率が急増しているポケモンも見られ、またジガルデ(パーフェクト)と組んだ受けループも流行しつつあります。
このような受けポケモンが多い環境において、受けポケモンも崩せる特殊アタッカーとしてホワイトキュレムの採用に至りました。
ホワイトキュレムの強みと弱み
- 強み
・特攻種族値170という高火力
・ドラゴン+氷+炎の広い技範囲
・特性「ターボブレイズ」による相手の特性貫通
以上の点で非常に受けづらい性能を持っています。
特に技範囲は ドラゴン+氷+炎でカプ・レヒレ他みずフェアリー複合以外の全ポケモンに等倍がとれ、カプ・レヒレにもフリーズドライを採用すれば抜群が取れるレベルです。
- 弱み
まず上記の性能を持ってしても、使用率上位のラッキーには受けられてしまいます。
また環境的にも逆風で、使用率上位の禁止伝説ではザシアンムゲンダイナネクロズマ(日食)ゼルネアスに弱いです。
ザシアンネクロズマ(日食)ゼルネアスに相性上不利、
ザシアンムゲンダイナゼルネアスには上から弱点を突かれます。
そのためホワイトキュレムの使用率は86位という厳しい状況です。
本論のホワイトキュレムの特徴
この論のホワイトキュレムは受け対策かつ高火力アタッカーとしての運用となります。
1.ぜったいれいどの採用
ラッキーを30%で倒せる一撃技ぜったいれいどを採用します。この技の試行回数を稼いでラッキーの突破を狙います。
2.みがわりの採用
ラッキーヌオーなどの受けに対しみがわりを残して突破を狙います。身代わりを残せれば、裏から出てきたザシアンムゲンダイナネクロズマ(日食)など不利な禁止伝説のHPもみがわりを盾に削ることができます。
3.最低限の火力
特攻実数値214からのタイプ一致りゅうせいぐんで、最低限の火力を確保します。
役割対象
ラッキーヌオーナットレイヌケニントリトドンポリゴン2ドヒドイデクレセリアジガルデ(50%)
※バンギラスには不利です。
調整例
性格 ひかえめ
実数値 225-xx-111-214-141-129
(努力値 H196 B4 C36 D164 S108)
H…16n+1(たべのこし効率最大奇数)
HP204以上でみがわりが地球投げ耐え
B…端数
C…クロスフレイムで特防特化ナットレイが高乱数一発(87.5%)
D…あまり全振り
C222カイオーガの雨しおふきを食べ残し込2耐え(44%〜52%)、
C177サンダーの命の珠ぼうふうを食べ残し込高乱数2耐え(44.8%〜53.7%)
S…準速ウオノラゴン+2
※S128サンダーを意識(ダイジェットでエースバーン抜きかつ準速ウオノラゴン抜きの個体)
麻痺した準速スカーフエースバーン抜き
タイプ相性上殴り合えるカイオーガサンダーを考慮して特殊耐久を高めにしています。
また後述しますがホワイトキュレムは電磁波サポートとの相性が良いので、
調整例では電磁波サポートも意識した素早さとしています。
特性
ターボブレイズです。ヌケニンのふしぎなまもりも貫通します。
持ち物
たべのこしです。みがわりと合わせて絶対零度の試行回数を稼ぐために確定です。
技構成
確定技
ぜったいれいど
コンセプトのため確定。ラッキー等の特殊受けを30%で突破できます。
5回打てば約83%で命中します。
ダイマックスすれば威力130のダイアイスとして使えます。
みがわり
ラッキーのちきゅうなげ、でんじは対策のために確定です。
みがわりがちきゅうなげを1度耐えることができます。
また状態異常を撒けるラッキーヌオートリトドンポリゴン2ドヒドイデクレセリアへの安定択となりやすいです。
クロスフレイム
ナットレイへの打点として確定。
不一致のため火力は控え目ですが、ないとジャイロボールで倒されてしまいます。
みがわりか電磁波サポートが必要になりますが、ザシアンと対面した時の打点にもなります。
選択技
りゅうせいぐん
選択技ですが、せっかく身代わりを残せても裏から出てきたエースバーン等に負荷をかけられないと意味が薄いため高火力のこの技を推奨。
ただし居座りの多いこの型とはアンチシナジーであるため注意が必要です。
りゅうのはどう
安定した技ですが、本論の型ではエースバーンにすら確定で耐えられてしまいます。
フリーズドライ
トリトドンに4倍がとれます。フリドラ+クロスフレイムでも広範囲に等倍がとれますが、伝説環境では火力不足が目立ちます。
立ち回り
サイクル系構築での使用を推奨します。
基本的には有利な相手に出して高火力技を打っていきます。
ホワイトキュレムは相手視点だと珠やスカーフのアタッカーとして見えますので、特殊受けを誘いやすいです。ラッキーポリゴン2クレセリア等が来たら身代わりを残せるチャンスとなります。
ザシアンムゲンダイナネクロズマ(日食)ゼルネアスには不利なので、パーティ単位での対策が必要です。ただし麻痺でサポートすればホワイトキュレムでも戦えるので電磁波を覚えるポケモンと組むのを推奨します。
相性の良い味方
サンダーサンダー
耐久振りを推奨。静電気や電磁波で麻痺を撒くことができます。
ザシアンネクロズマ(日食)に比較的強め。
メタグロスメタグロス
ゼルネアス対策。とつげきチョッキ持ち推奨。
ホワイトキュレムへの抜群技のうち、格闘以外の4つを半減できます。
ナットレイナットレイ
ゼルネアス対策その2。電磁波を覚えられます。
ラッキーラッキー
特殊受け。電磁波を覚えられます。
与ダメージ計算
クロスフレイム(ダイバーン)
特化ナットレイ…99.4%〜117.1%(125.9%〜150.2%)
D4ザシアン…71.8%〜85%(93.4%〜110.1%)
H252テッカグヤ…65.6%〜77.4%(85.2%〜100.9%)
H252メタグロス…78%〜93%(102.6%〜120.8%)
りゅうせいぐん(ダイドラグーン)
D4ヌオー…90.5%〜106.9%(97%〜114.8%)
特化ジガルデ(50%)…92%〜108.8%(97.6% 〜 115.3%)
D4エースバーン…105.1%〜124.5%(114.1%〜134.1%)
D4サンダー…87.2%〜102.4%(92.7%〜109.6%)
無振りカイオーガ…56.5%〜66.8%(60.5% 〜 72%)
H252ムゲンダイナ…110.1%〜131.1%(119%〜140.8%)
H155メタモン変身後…143.2%〜170.3%(154.8%〜183.2%)
ダイアイス(ぜったいれいど媒体)
D4サンダー…172.1%〜203.6%
(命の珠サンダーの場合ダイマ時でも珠ダメージ2回+霰ダメージ1回で確定)
特化ジガルデ(50%)…184.1%〜217.6%
D4イベルタル…131.3%〜155.2%
特化カバルドン…108.8%〜128.3%
被ダメージ計算
C85ヌオー熱湯…6.2%〜7.5% みがわり確定耐え
A105ヌオー地震…24%〜28.4% みがわりが75%の確率で壊れる
C112トリトドン大地の力…18.6%〜21.7% みがわり確定耐え
C125ポリゴン2トライアタック…18.6%〜21.7% みがわり確定耐え
C222カイオーガ雨しおふき…44%〜52%
C177サンダー命の珠ぼうふう…44.8%〜53.7%
C177サンダー命の珠ダイジェット…57.7% 〜 68%
おわりに
ラッキーの前でホワイトキュレムが何もできないのは悲しいので考察させていただきました。
お読みいただきありがとうございました。