はじめに
お初にお目にかかります、ミナツキと申します。
初めての育成論投稿となりますので、書き方に不備などがあるかもしれませんが暖かい目で見てもらえたらと思います。
紹介するポケモン
この度、紹介させて頂きますポケモンはHDに特化したイベルタルとなります。
今回、このポケモンを思い付いたきっかけと致しましては、伝説6体環境で珠を持った特殊イベルタルは、バンギラスを採用していなければ止める手立てが雨下のザシアンくらいしかいないと感じたためです。
どうにか別のルートから安定的に珠イベルタルへの対処が出来ないか……そう考えていた時、ふとこのイベルタルが降りてきました。
持ち物
今回紹介させて頂くイベルタルの持ち物につきましては、突撃チョッキとなります。
受けのイベルタルであれば羽休めが欲しくならない?
チョッキはディアルガなどに持たせてカイオーガへの安定感が欲しくならない?
そういった感想を持たれる方も居られるかと思います。
確かにその通りです。
羽休めが欲しくなる場面、カイオーガに対する安定感が欲しくなる場面、実際に使っていて多々ありました。
ただ、それでも私はこのイベルタルには突撃チョッキがベストだと考えております。
性格・努力値について
性格は穏やか(A下降D上昇)、努力値はH172、D252、S84、実数値にしてHP223、特防165、素早さ130となっております。
ここまで素早さに降る理由についてですが、素早さランクを1段階上昇させることによって、最速マーシャドーを抜ける調整となっているからです。
他にも、Sにそこまで努力値を割いていない特殊ポケモンに、上から行動することで得られるメリットが大きい事にあります。
技構成
次に技構成ですが、バークアウト、デスウイング、とんぼ返り、ふいうちの四つとなっております。
まず一つ目のバークアウトの採用理由ですが、追加効果にある特攻ランクの1段階下降、これによる特殊ポケモンに対する圧倒的な耐久性能が今回の型にぴったりだと感じたためです。
次にデスウイング。これに関しては特筆することはありません。耐久ポケモンにはぜひとも欲しい回復ソースとして、ダイマックスした時のダイジェット媒体としての採用です。
三つ目のとんぼ返りについてですが、これは有利対面を取った時に小回りが効くようにする。といった名目での採用が主だったのですが、ダイワームによって相手の特攻を削ぐという行動も出来るため、対面操作以外でも使える場面があります。
そして最後のふいうちになりますが、ここは最初、高火力の悪技となる「あくのはどう」を採用していたのですが、元々火力に振らないのであれば、文字通り相手の不意を突いて僅かな体力を削り取りに行ける「ふいうち」の方が強いのでは? という思いから採用に至りました。
立ち回り
立ち回りに関してですが、私が珠特殊イベルタル(C252を想定)との対面に対して、取っていた立ち回りの一例を紹介させて頂きます。
まず、相手がダイマックスしてきた場面として、技の選択順が、バークアウト→デスウイング→とんぼ返り、といった感じで立ち回っていました。と言いますのも、相手がダイマックスをしてきた場合の技選択順が、ダイジェット→ダイアーク→ダイジェットという順番で必ず選択されるからです。
最初に相手の火力を落とし、削りと回復を合わせてダイマックスターンを枯らしながら、裏に引いてDの下降をリセット兼、裏への起点の作成完了。この流れをたった1体で完結させることが出来てしまう、というのがこの立ち回りの強みです。
火力に関して
今回のイベルタルの火力についてですが、努力値を一切割いていないため、非ダイマ状態ではあまり期待出来るものではありません。耐久無振りのランドロス(霊獣)に対してどの技を選択したとしても、ダイマックスを切らなければ落とすまでに3発必要になる程のものです。
ですが、基本の動きが受け要因としての側面が強いため、意外と火力の低さはそこまで気になることはありません。
むしろ、「ふいうち」による詰め要因になれたり、ダイアークの追加効果を利用して高火力を出したりと、思いもせずアタッカーとしての役割を担うことがあるので、普段の火力の低さは目をつむれる程の活躍をしてくれます。
耐久性能
そして肝心要、受けポケモンとしての耐久性能になりますが、一言で表すならラッキーがしっくりくるのではないかと思います。
まず、考え付いたきっかけでもある珠特殊イベルタルでの耐久性能ですが、相手の性格が控えめ(A下降C上昇)だったとして、
ダイアークが「あくのはどう」媒体として、51〜61ダメージ(乱数4発55.4%)
ダイジェットが「デスウイング」媒体として、78〜94ダメージ(確定3発)
C-1ダイアーク(あくのはどう)が35〜42ダメージ(乱数6発77.5%)
C-1ダイジェット(デスウイング)が55〜64ダメージ(乱数4発98.6%)
となっております。
なので、立ち回りの際に紹介した状況でダメージを足し合わせていくと、全てが最高乱数となるダメージを引かれたとして94+42+94で230ダメージ受けることとなりますが、デスウイングによる回復を込みで考えると、まず間違いなく落とされることなく、裏に繋げることが出来る計算となっております。
他の代表的な特殊ポケモンでのダメージ計算としましては、
C252臆病(A下降S上昇)バドレックス(こくば)のダイフェアリーが68〜80ダメージ(乱数3発31.3%)
C252臆病(A下降S上昇)ムゲンダイナのダイマックスほうで46〜55ダメージ(確定5発)
C252臆病(A下降S上昇)カイオーガの雨下しおふきで103〜123ダメージ(乱数2発65.2%)
C252臆病(A下降S上昇)ホワイトキュレムのダイアイス(フリーズドライ)で122〜146ダメージ(確定2発)
C252臆病(A下降S上昇)ゼルネアスのダイフェアリー(ムーンフォース)で146〜174ダメージ(確定2発)
C252臆病(A下降S上昇)ディアルガのダイサンダー(かみなり)で88〜104ダメージ(確定3発)、エレキフィールド下では112〜134ダメージ(確定2発)
となっていて、特殊ポケモン相手では必ず1回行動できるレベルの耐久力を持っているため、対特殊ポケモンに対しては不利となる相手がいないとすら思える程の硬さを持っています。
不利ポケモン
苦手なポケモンに関してですが、言うまでもなくザシアンです。
他にはゴリ押しされてしまう眼鏡や珠を持ったカイオーガ、落としきることの出来ない、どくどくを持った耐久型のムゲンダイナ、羽休めを持ったHDベースのイベルタルなどとなります。
おすすめの構築
私が使っていた構築で相性が良かったポケモンとしましては、Bに特化したコスモパワーを持ったムゲンダイナと、メタモンです。
流れとしては、イベルタルのバークアウトで相手の火力を削いでから、とんぼ返りでムゲンダイナへと繋ぎ、コスモパワーを積んでいく事で相手を詰ませる。
もし、それを防ぐために相手が積み技を積んできたのであれば、メタモンでコピーして全抜きする、という動きです。
単純が故に誰にでも扱い易い戦術で、それでいて見れる範囲が広いので結構面白い強さがあると思います。
さいごに
ここまで駄文に付き合ってくださり、ありがとうございました。
実際に使ってみたという方がございましたら、ぜひとも感想をお聞かせ願えればと思います。