ライデン△です。
さっそくですが今回は
ジャローダにタスキを持たせてみよう
という試みです。
興味を持ったかたはお付き合い願います。
- 今回の育成論ではHPをH,攻撃をA,防御をB,特攻をC,特防をD,素早さをS
また固体値はD以外が全てV(MAX)であることを想定。
Dは0であることを奨励します。
- ジャローダって・・・?
とりあえずイッシュ御三家様の草タイプ代表です。
まず目につくのは
素早さの種族値が113ということ。
そして遺伝技の「へびにらみ」が目立ちます。
ついでに言えば「とぐろをまく」や
「ミラーコート」という技も覚えることができます。
S113なうえに耐久もそこそこあり「リフクレター、光の壁」
などを生かした素早い補助技発動ができます。
実際に他者様の育成論でもこの耐久と素早さを生かした
立ち回りが展開されています。
一例:mk48様(bw/891)
タスキを巻いていただきます。
- タスキとジャローダ
ジャローダの耐性面を除いてみますと
火 氷が弱点です。
火はイッシュで増えた鋼対策として
氷は竜ピンポイント、そして範囲の広さで(
特殊AT、物理ATの両者に搭載されやすいサブウェポン、メインウェポン
としてはかなりメジャーなタイプです。
特殊ATになると「めざパ」の存在で
好きなタイプのウェポンを作ることができ
鋼対策、竜対策として導入された
めざパに刺さってしまう可能性が非常に高いです。
また両刀型のポケモンも
「だいもんじ」「オーバーヒート」「れいとうビーム」などの
相手の弱点をつきやすい炎、氷タイプのウェポンを
選択することが多々あり
環境的には非常に弱点に刺さりやすい耐性を
持ってしまったと言えます。
ということなので
ジャローダーさんには悪いですが
その刺さりやすい耐性を
生かして相手に弱点を突いてもらい、
そのダメージを相手に跳ね返すことで特殊ATへの対策を図ろう
というのが今回タスキを巻く概念です。
また特殊ATを仮に一体討伐した後も
S113を抜ける素早さを持つ相手はある程度限定されているので
最後の悪あがきとして
「リフレクター」、「リーフストーム」
などを撃てる可能性が高いということも
タスキジャローダ製造に踏み出した理由です。
- 性格 努力値 持ち物 特性
- 性格は皆様のコメントを参照にして
が安定することがわかりました。
基本的にジャローダのHPが2/3程度削られれば
ミラーコートで相手を確1にもっていけるので
読み間違えや事故でタスキが不発になっても
ジャローダの高耐久力で生き延びたいと考えると
「臆病」が安定します。
※↓のほうに(まとめあたり)に臆病での耐久力
想定の敵からくるであろう特殊被ダメを載せて
おきました。ご参考にお使いください。
- 努力値はHに196 Bに60 Sに252と振ってください。
- 持ち物はタスキで確定です。
- 特性はタスキと相性がいい「しんりょく」です。
- ジャローダの耐久面
mk48様の被ダメを見ていただけるとわかりますが
不一致ならけっこうがっつり耐えます。
201ガブの大文字も確3で抑えてしまうほどの耐久力です。
ですがジャローダの欠点として
挙げられるのは
スカーフでの不意の先手攻撃による大ダメージに弱い
高火力タイプ一致で弱点を突かれるときつい
例:サンプル:最速狙いS252 H196 D60 ようきジャローダ
仮想被ダメ:C252臆病ウルガモスの大文字(光の壁込み)
→87.4~102.8%
→(プレート込み)104~123.4% 確1
相手に大ダメージを与えられない
言ってしまえばウルガモスやシャンデラ,
スカーフ持ちATにめっぽう弱い面があります。
また
もともと素早さが遅く
積むことを重視しているポケモンにとって
火力が無いジャローダがカモになりやすいことも事実です。
- タスキジャローダの立ち回り
先発奨励。
後出しで出すなら無償降臨ができる時に
物理ATに繰り出していってください。
基本的に物理ATが相手ならリフレクターを初手でかけて様子見。
居座る場合は交換。
積みをする姿勢、積みをしてきた場合は挑発をあてた後交換。
特殊ATが初手、交換で繰り出てきた場合に
こっちに大ダメージが入ってくるな、と思ったらすかさず
「ミラーコート」発動。
相手のペースを崩します。うまくいけば特殊ATを撃破できます。
その後出てきた相手次第では
しんりょくで火力が強化された「リーフストーム」
又は「リフレクター」をかけて
最後の悪あがきをさせてもらいます。
S113を抜く相手、
先制技持ちではないか?と思ったら一度撤退してください。
- 技構成
ミラーコート
この型の必須技。
ただしサザンドラ、ヘルガーなどの
悪タイプに命中しないことに注意。
ちなみにPPは20ある。
ちょうはつ
こいつを起点に積まれることや
みがわり、回復技などを封じます。
補助系のポケモンやトリパ封じにもなり有効です。
リフレクター
物理ATを相手にする時に非常に役に立ちます
また交換後も続くので
積みエースなどへ繋げるための技としても有効。
リーフストーム
この型の主力ウェポン。
特性「しんりょく」さえ発動してしまえば
Cが無振りでもしっかり仕事をしてくれる。
心強いタイプ一致技。
しんりょく未発動時
特性ハードロック H252振り ドサイドン→137~162.1%
Raiser様のローブシン(bw/743)
→35.2~42%
201ガブ(H140 D4)→35.8~42.2%
※mk48さんの育成論を参考に
H4振りアーケオス→58.9~69.5%
しんりょく発動後
H252振り D6振りウォッシュムロトム→113~133% 確1
201ガブ→53.2~62.6%
イサリビ様の(bw/129)
ドククラゲ(H172 D60)→43.5~51.4%
その他におすすめの技がありましたら
ぜひコメントでお知らせ願います。
- 被ダメ計算
A252振り いじっぱりローブシン
馬鹿力(リフレクター込み)→33.7~40%
ビルドアップ1積み後の馬鹿力(リフレクター込み)→49.7~58.8%
※mk48さんの育成論参照。
A252振り ようきアーケオス
とんぼがえり→48.5~57.1%
ジュエル込みアクロバット(リフレクター込み)→84~99.4%
※「よわき」になった場合もリフレクター込みと同じダメージです。
A252 いじっぱりオノノクス
逆鱗(拘りスカーフ想定)→68.5~81.1%
逆鱗珠込み(リフレクター込み)→45.1~53.1%
- 特殊ATによる被ダメ計算。
実はミラコで落ちない場合があるのでそれも載せます。
仮想敵
タスキゲンガー臆病C252 H4 振り 想定
ゲンガーのHPは136
シャドーボール → 41.1~48.5%(実数値で72~85のダメージ)
めざめるパワー氷 → 48.5~57.1%(実数値で85~100のダメージ)
バケラッタ様のヤドラン(bw/424) 耐久特化想定の例
※ヤドランのHPは202です。
大文字 → 54.8~65.1%(実数値で96~114のダメージ)
れいとうビーム→ 43.4~51.4%(実数値で76~90のダメージ)
(無邪気の場合)→ 48.5~57.1%(実数値で85~100のダメージ)
※与ダメ リフスト(しんりょくなし)→74~87.6%(150~177のダメージ)
リフスト 二発目(特攻-2)→37.6~44.5%(76~90のダメージ)
というシビアな展開になります。
ミラコより「リフスト」で挑んだほうが安定しやすいかもしれないです。
電磁波→なまけるが怖いので初手は「ちょうはつ」
が安定しそうです。
nisin様のタスキサメハダー(bw/1038)
タスキで持ちこたえられ→かみくだく を想定
れいとうビーム →58.2~68.5%
かみくだく →34.8~41.1%
※与ダメ リフスト(しんりょくなし) →173~204%
加速が発動して抜かされてしまうのでこいつを相手にするのは
不可能です。覚えておいてください。
「まもる」を読んでリフレクター貼れればいいのですが
あまりにもこっちが不利な読みあいとなります。
タスキゴウカザル
C4振り オーバーヒート →99.8~116.5%
C252振り 大文字 →106.2~125.1%
これらの技と
「ねこだまし」か「マッハパンチ」のどちらかを
所持していた時点で敗北確定です。
こいつもいた場合は選出しないであげてください。
「猫だまし」持ちで警戒したいのはこいつくらいですかね
201ガブリアス性格は「無邪気」想定
ガブリアスのHPは201
大文字 → 54.8~65.1%(実数値で96~114のダメージ)
(無邪気の場合) →61.7~73.1%(実数値で108~128のダメージ)
結論からすると、臆病だとミラコで倒せない相手も現われます。
もし絶対にミラーコートを成功させたいと思うなら
性格を「むじゃき」にするのもありかもしれません。
- まとめ
特殊ATをミラコで潰すことを前提にすることで
物理耐久を集中的に強化することができ、
そのうえで
次の相手に負荷をかけやすい技をかけて
後続に繋げてもらおうという目的でした。
本当にうまくいってくれれば
特殊ATを一体討伐したうえにリフレクターを
発動して次のエースに繋げる
というところまで持っていけます。
現代メジャーである特殊ATの中でも
シャンデラやウルガモスに
めっぽう弱いジャローダでしたが
この型でその点の補強ができたと思います。
ただしタスキを潰されてしまえば
圧倒的に不利になる型というのも事実。
また
ヒヒダルマ・ムクホーク・バクフーンなどの
スカーフ型の可能性が高い物理ATを
相手にしたり
クロバット・フーディンなどの
元からジャローダより早いうえに
強力な技をもっている相手とは対峙できません。
※フーディンは「身代わり」持ちが多く
読みあいが困難なため。
ユキノオーなども
霰状態でタスキを無効化されてしまうので選出不可能です。
それでは今回の育成論をしめたいと思います。
お付き合いありがとうございました!
また無断でリンクをしていますので、
もし問題がありましたら報告、連絡をコメントでしてください。
また当育成論で何度もmk48さんの名前を出すことになったことを
自分の知識、努力の無さとして痛感しています。
同時にmk48さんの
完璧な育成論に敬意を表します。