注意
ダメージ計算においてhabcdといった略語を使用いたします。
ダメージ計算において相手の個体値は6v、こちらの個体値最低でもはhbdがvであるとします。
ダメージ計算はダメージ計算機さんのものを使わせていただきました。
はじめに
こんにちは。自分はサマヨールが好きでサマヨールをよく使用しているのですが、レート対戦でサマヨールをあまり見かけないので、サマヨールの魅力をお伝えするべくこのような考察を投稿させていただきました。初投稿なので至らない点がございましたらビシバシと意見、指摘をしていただけると光栄です。
コンセプト
現環境でのガルーラをはじめとしたサマヨールが嵌めれる物理アタッカーポケモンを嵌めることです。その後もクッションとして活躍します。
おわび
最初に考えた型から大幅に訂正を行い、元の原形をとどめていないことについて深くお詫び申し上げます。たくさんのコメントをいただいたり、レートで使っていったりした結果、環境の変化などもあり元の型はあまり有用ではないと感じました。たくさんのコメント、ご指摘をありがとうございます。かなりメジャーな型になりましたが、現環境に最も適したサマヨールになることができたと思うのでぜひともみなさんに一度使っていただけたらいいなあと思います。
魅力
現環境のがルーラは技スペースが足りずかみくだくを搭載していないものが多いです。(pgl参照、トップ10外)不意打ちはサマヨールが攻撃技を持っていないためスカせるので安全にガルーラ、へラクロスに受けだして処理することができます。このサマヨールは攻撃技を持たず、素早さは種族値25とかなり遅いので考慮する必要がなく、厳選が非常に楽で初心者の方にもおすすめです。また防御特防の種族値が130あり、それらに進化の輝石が適用されるので超耐久により受けだしが安定します。のろいで目の前のポケモンに起点にされることを回避し、逆に起点にすることも可能です。
わざ
確定技
鬼火.....相手を火傷状態にすることで毎ターン固定ダメージを与えつつ相手のこうげきをダウンさせることが狙いです。ガルーラ、へラクロスに勝つための必須技。はずれると負けるのでよく当ててくれる子を選びましょう。
眠る.....回復技として必須。痛み分けを採用している人も多いですが自分はこちらのほうが断然に強いと感じています。根拠としてはサマヨールはサイクル戦の際、毒、まひを入れられる確率が高いこと、痛み分けだと思って攻められても、全回復できるので、ダメージレースに有利かつ、クッションとして残しておける可能性が広がることです。回復技が相手にないポケモンをターゲットとしたとき、大幅なアドバンテージを取れます。また、ガルーラの冷凍パンチによるこおりを後攻から眠ることで3ターン目以降未然に防ぐことができます。これは痛み分けにはない利点です。
追記.....痛み分けの場合209いじAぶっぱメガガルーラを対面から相手をすると考えるて相手はじしん連打、こちらは鬼火が初手に入り次にくろいまなざし、いたみわけを有利状況でし続けたと考えると(じしんは44~37入るので大体40、火傷状態で20として考える。左がサマヨール右がガルーラのターン終了時のHP)147:209>107:183>87:157>114:88この時点でじしんは最大22ダメージしか入れられず(急所不考慮火傷込)火傷ダメは26ずつ入るので痛み分けを撃つ必要性がなくなり、余裕もないのでのろいもうてなくなります。そこから>94:62>74:36>54:10>34:10と瀕死寸前まで追い込まれ次のポケモンに処理されます。ねむるであれば147:209>107:183>87:157>147:131>127:105>107:79>147:53>127:27>
107:1>87:0となり起きてHPを残した状態で後続を拝めるわけです。回復量は一定ですから急所や鬼火外しでも安全に突破ができます。のろいは身代りもちにのみ使いますが、安定性とhpを残せる点からしていたみわけより安定してガルーラを狩れると感じています。
選択技
のろい.....今回この投稿を挙げさせていただいて、確かに身代りに何も打点がないのはいかにガルーラの身代り採用率が今のところ低い(8月13日24時時点で8.9%以下)だとしても不味いだろうということでみちづれより推奨することにしました。確定技のねむるとも相性がいいです。hpに余裕がないときでも目の前のポケモンを後続の起点にするために使えます。起点にされず不利な対面をつけることを避けれるのでお勧めです。
みちづれ.....ppが低い、Sが抜かれてる前提だと決まりにくいなど問題はありますが、みちづれを撃たれて攻撃しか手段がないとき、相手が嫌がるのも事実、自分は使用していてほかの型よりも使いやすいと感じました。
ナイトヘッド.....ガルーラへの打点とはなりませんがほかのポケモンと殴り合いになった時持っていると重宝します。ダメージが50固定であることによって火力のないサマヨールで相手を削ることができます。以前この枠にはくろいまなざしをおすすめしていたのですが、サマヨールにくりだされるポケモンとしてゲンガーギルガルドなどのゴーストが多いこと、そもそも撃つ余裕があまりないことからやはりおすすめはできないなと感じました。自分がないとヘッドを敬遠していた理由として、ガルーラへの打点にならないこと、相手を倒すのに4発は打たねばならず正直役に立たないと感じていたことがあるのですが、くろいまなざしが打ちたい受けループやポリ2クレセが姿を消し始めていることから少しでも打点となる技を積んどいたほうがいいと考え手のひら返しになりますがナイトヘッドをお勧めするに至りました。
まとわりつく.....ナイトヘッドと選択は自由です。呪いを搭載していることにより、身代りを張られてもそこまで危機的状況にはならないため採用の価値はあると思います。無効化されることのない命中100の定数ダメージを毎ターン与える技で、おまけとして身代りをされない限り交換を縛ることができます。相手のhpを8n+1(nはとある自然数)とすると初手鬼火で次手まとわりつく、3手目でねむるとすると相手のhpは0ターン目から8n+1,7n+1,5n+1,3n+1,n+1,0という具合にサマヨールを起こした状態で次の相手に向かうことができます。もし2ターンで縛りが切れてしまっても、8n+1調整であればまとわりつくの定数でないダメージで1は入れられるので倒すことができます。身代りもちが増えた今は逆風ですが、採用の余地はじゅうぶんにあるかと。
ねむねごがたについて
ねむねご型を採用する場合は技構成はねむるねごと鬼火ナイヘとなります。ガルーラのほかガッサなどにも強かったりするのですがリザバシャやガルド、スイクン等の起点となり、ビビヨンには眠り対策のはずなのに起点にされ、ゲンガーやゲッコウガが出てきた瞬間に無償で突破させる他なくなってしまいます。ガルーラを完全にメタる意味でも初手に氷漬けにされたりひるまされたりといった事故を完全に防止することはできません。ですが個人的には使いやすく、いい型だと思います。
その他の技が不採用の理由
いたみわけ.....前述のとおり状態異常や急所などの要素に対して安定した立回りができません。こちらが起点にならないという部分は優秀ですが、起点になりそうならば交代すればよいし、鬼火によるダメージをうまく与えれているときに回復手段が不足するでしょう。デメリットが目立つので不採用です。また痛み分け読みで相手に交換されると瀕死寸前の相手を回復させてしまうこともあります。また、相手からしてみたら対してダメージはいらないし交換して積むかなどと考えられます。どちらにせよ交換されたら強く出ることができないポケモンなので、交換先にも入る痛み分けの方が有利とは言えません。交換されることがわかっているならこちらも交換した方が無難です。
くろいまなざし.....レートが上がるにつれガルーラをはじめとした物理ATは無理に居座らなくなります。また、受けループをはじめとした受けポケモンが今シーズンに限らず減ってきているので打つ機会が減ってきました。バシャナットサンダーとかラキグライとか、クレセポリ2とかはくろいまなざしで嵌めれるんですけど近頃は全く見ません。搭載する意味が薄れたと感じたので除外しました。
スキルスワップ.....ガルーラへラクロスはメタれるので不必要、ミミロップ、ヤミラミ、ピクシーまでみたいなら悪くないですがみちづれや交代の方が無難です。撃ったところでばれやすい、余裕がない、そもそも撃つべき相手は受からない、交換したら解けてしまうなどの理由で不採用です。
めいそう.....特殊はゲンガーやゲッコウガなどが受からない上にとくこうが弱すぎます。やるならせいかくから特殊受けにして、どくどくめいそうたたりめとかのがいいと思いますが、弱点の悪エスパーゴーストに優秀な特殊アタッカーが多いので、やめたほうがいいです。
トリックルーム、じゅうりょく.....今回のコンセプトはあくまで嵌めることなので、趣旨がずれます。が、トリルおきみやげなど優秀なコンボを使え、十分な耐久があるのでポテンシャルとしてはかなりの力を秘めています。別の型としてならかなり働けるでしょう。
調整等
HP、防御がぶっぱ、あまり特防です。こだわりがあるならぶっぱを無理強いはしませんが後述のダメージ計算の通り物理相手でもそこまでの余裕はなく特殊は受からないことが多いので少しでも物理とのタイマン性能を上げるぶっぱはそこまで問題ないんじゃないかなあと思います。眼鏡ラティにはそもそも不利なのでほかの考察のようにDに60も70も振るのはあまり有用ではなく、やるとすれば呪いを意識したH220B252D36のHが16n-1となりますが物理相手でも乱数2や3が多く(鉢巻ガブやガルーラの冷パン、ヘラのロクブラなど)特殊はそこそこ振ったくらいでもトップのアタッカーにはほぼ確2となるので(後述)、HBぶっぱは適当に見えて一番有用性のある振り方です。このポケモンは眠るを搭載しているので乱数だろうが何だろうがHPが1でも残れば勝機を見出せます。特性はサイクル戦意識ならおみとおし(相手の持ち物を確定し立ち振る舞う。コンセプトのガルーラやへラクロスなどのメガポケモンには無意味だがクッションとしてはかなり有用。)の方が有利ですがプレッシャーの利点もあるので(くろいまなざしを搭載してppを削る、絶対零度意識)どちらでもかまわないです。性格は防御があがり攻撃がさがるずぶといがベストです。
ダメージ計算
与ダメージは鬼火の定数なので被ダメージのみ
物理
攻撃特化メガガルーラ
じしん.....25.1~29.9%、鬼火後12.9~15.6%
れいとうパンチ.....19~23.1%、鬼火後10.2~12.2%
攻撃特化メガヘラクロス
ロックブラスト.....6.1~7.5%×5、鬼火後3.4~4%×5
じしん.....23.1~27.2%、鬼火後11.5~14.1%
はたきおとす.....43.5~51.7%、輝石なし44.8~53%
攻撃特化鉢巻ガブリアス
げきりん.....45.5~55.1%
じしん.....39.4~46.9%
攻撃特化鉢巻ファイアロー
ブレイブバード.....34.6~40,8%
攻撃特化鉢巻霊獣ランドロス
じしん.....41.4~49.6%
はたきおとす.....39.4~47,6%、輝石なし39.4~47.6%
物理に関してはこのような感じです。舞ってくる相手、鬼火向こうの相手には引くかみちづれでもっていったほうがいいです。
ガブには乱数、メガヘラは剣舞はたきがなく、急所を引き続けず鬼火が当たれば勝てます。マリルリやメガクチにも対面からなら勝てます。舞われる可能性が高いので勝てるとはいい難いです。
物理相手にはかなり固いです。鉢巻じゃなかったり特化じゃなければ大体の相手は確3までもっけます。
特殊
特攻特化メガゲンガー
シャドーボール.....69.3~81.5%
特攻特化珠ゲッコウガ
あくのはどう.....59.8~74.1%
特攻特化眼鏡フェアリースキンニンフィア
ハイパーボイス.....53~63.2%
特攻特化メガリザードン晴れ下
オーバーヒート.....77.5~91.8%
インフレしすぎて無理ですね。特化されるとほぼ確ニを取られます。逆に言うと確一では落とされません。対面からならのろいを撃っていきたいところです。これらを安定して倒せるラッキー以外の特殊受けがいるといいなあと思っているのですが、なかなか上手くいきません。バンギラスくらいでしょうか。
役割対象
ちょうはつ、アンコもちは基本無理です。
相手のA130以下の積み技を持たない物理ポケモン全般C100以下の積み技を持たない特殊ポケモン全般、および受けポケモン、メガガルーラに対して完封を狙えます。
A130以上の積み技を持たない物理ポケモンに対して型によっては相打ち覚悟でつぶしに行けます。
その他確一はまずとられないので後ろに優秀なポケモンが控えているのであればクッションとして繰り出したり強引に削りに行くことができます。
受けループ、猫すてみガルーラ、中堅ポケなどに強いです。
最近は受けポケモンを全然見ないのでガルーラをメタりつつ鬼火をまきナイヘで削りだめになったらのろいで自主退場というくらいの扱いがベストだと感じています。
立ち回り
#まず相手のパーティーをチェック。ガルーラがいたら確定選出です。敵がちょうはつもちや積みサイクルの場合ただの起点になってしまうので選出するときは誰を狙っていくのか明確に意識し、サマヨール抜きで想定しても勝ち筋が残せる選出をしましょう。
#初手に見せない方がいいです。きもったまで積んできたりします。ガルーラなどのターゲットがきたらすかさず交代、猫だましやグロウパンチをすかして交代を狙います。
#大抵はサマヨールを見たらガルーラなどのターゲットは逃げます。初手にサマヨールに強いポケモンがいたらそのポケモンに勝てるポケモンに交代し有利対面を作ります。初手が物理なら3体目が見れるかもしれません。その時は鬼火を撃って様子見です。もらいびのヒードランや積んでくるリザードンXに注意しましょう。
#サマヨールはpp切れ、起点になること、最後の一体にしないこと、無茶な居座りをなるべくしないことに気を付ければいいです。ガルーラがいない、受けられないなどで必要性がなくなったら積極的にクッションとして使っていきましょう。のろい、みちづれで共倒れも狙えるようにしましょう。
ベストパートナー
スカーフガブリアス.....サマヨールの苦手なゲンガーやゲッコウガを上から叩きつぶします。こだわり解除としてサマヨールがクッションとしていい働きをします。相手のスカーフにはサマヨールが受けきれるので事故も少ないです。鬼火によって呼ぶヒードランやリザードン、ウルガモスにも強いです。
メガガルーラ.....ガルーラvsガルーラはかなりの読みあいになるので避けたい、サマヨールは起点にされてしまったり身代りを残されるとつらいで両者の思惑は合致しています。ガルーラが無理なのはサマヨールにぶんなげてある程度削ったらガルーラの先制技で落とす、非常に有効な作戦です。上のスカガブとの相性も悪くありません。
最後に
レート上位の方のパーティーにもブルンゲルが採用されていたようにガルーラピンポイントメタとして物理受けのゴーストの活躍の場が広がっているのではないかなあと感じています。そんな時、ただのメタポケモンじゃなくて色々なことがやれるんだっていうことを紹介したくてこんな記事を作りました。
型も豊富で高耐久なサマヨールのことに少しでも興味を持っていただけるたら幸いです。
最後まで見ていただきまして、ありがとうございました。