ヒードラン - ポケモン育成論ORAS・XY

はじめに

けーきと申します。
育成論ではHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さを順にH、A、B、C、D、Sの略称で表し、個体値はすべて理想値とします。
またある程度の略語を用いますのでご了承ください。
今回に関しては個人的にいろいろと考察したうえでのものでありテンプレに近いものではあるもののテンプレではないことはご了承ください。
というか穏やかヒードラン数のわりに考察されたブログだったりサイトが少ないので・・・

採用理由

• タイプによる補完(クレセリア・エルフーン・ブリガロンetc...)
• 対耐久ポケ（クレセスイクンナットポリ2
• その他耐性によるサイクル性能の高さ

特性

• もらい火だけです

繰り出し性能が上がるかなり良特性です。

ヒードランについて

ばつぐん(4倍) じめん
ばつぐん(2倍) みず/かくとう

いまひとつ(1/2) ノーマル/ひこう/エスパー/ドラゴン
いまひとつ(1/4) くさ/こおり/むし/はがね/フェアリー
こうかなし どく ほのお
圧倒的耐性を誇るゴキブリです。
特に顕著なのは1/4軽減以下を7つも持つというのが特徴です。
タイプ的にメジャーポケモンでもリザードンY・ファイアロー・ウルガモスといった炎タイプ、ジャローダフシギバナナットレイといった草タイプ、ニンフィアサーナイトといったフェアリータイプに非常に強いです。
まあドランピンポのめざ地が仕込まれていることも多いので勝てないことも多いですが・・・
欠点としてはやはりガブガルバシャといった上位には相変わらず弱いことです。
また4倍持ちなので先ほどもあった通りめざ地が非常に飛んでくるほか役割破壊の地震、2倍弱点の気合い玉が飛んできます。
それらと補完できるポケモンと組むことでサイクルを優位に回せます。

持ち物

• たべのこし一択です

サイクル戦において行動数を増やすことのできるアイテムはドランにとって非常に有用であり、軽減が非常に多いドランですが、回復手段を眠る以外に持たないので削りでじり貧にならなくなる食べ残しは相性がすさまじく良いです。

ステータスについて

実数値193-×-126-150-161-114
努力値はH212D164+S132
とりあえずこれを軸に何か仮想敵によって多少の修正することになると思います。
H・・・16n+1と総合耐久を意識
D・・・あまり
S・・・こごかぜスイクンのテンプレであるS113を抜いて上から挑発入れれるようにS114
ただスイクンが準速マンダ抜きでSにもう少しさいてる可能性もあるので116も一考の余地あり。

クレセドランだったりクチート軸にドランを採用した場合に非常に重くなるスイクンを意識している型なのでSは最低でもここで確定です。
特にヒードランをスイクンに一任している構築も珍しくないのでヒードランでスイクンを突破できるのは対戦において一気に有利にすすめることができます。

またHSとの比較ですが、後述のダメ計見れば分かる通り比較的ボルトやゲンガーに後出ししやすい駒になれるのが強みです。
また対面でサザンドラを処理することのできる可能性があったり、不意のめざ地や気合球にも対応できる事が多いです。
あとはメガライボルトだったりサンダーだったりといった電気ポケモンに対して等倍でけずりがかなりおちるのでほぼ殴り勝てるようになります。
当然大きくSがおちてるので最速のみがまも個体なら勝てたってこともあるでしょうが、Dに振ってて硬いから勝てたというのも当然あるので立ち回りで意識していくべきです。

技構成について

• 確定技

マグマストーム
拘束技。
この技ありきなので確定です。命中PPともに低いですが頑張って当ててください。
リターンは非常に大きいです。

まもる
食べ残しの回復＋毒の蓄積＋マグストのダメージ蓄積ができる優秀技です。
ある程度リスクはありますが、めざ地の有無や確定数ずらしなどいろいろな場面でほしいので確定です。

挑発
今回のスイクンキラーとする枠。
ついでですがラッキーも倒せるようになります。
他にもいろいろな場面で有用な技＋コンセプトなので確定です。

• 選択技

どくどく
ダメージソースです。
挑発があるので今回はおにびと選択にしておきます。

おにび
ダメージソースです。
こちらは1/8固定なので自分より早いポケモンでかつ再生持ちだと倒しきれない可能性が出てきます。
またスイクンにたいしての遂行が少し怪しくなります。
ただしでてくる裏のポケモンへの刺さりはこちらの方が圧倒的に便利なので好みで。

どくどくのほうが命中が高くダメージ的にこちらの被弾回数が減るのでどくどくにしておきます。
好みで変えてみるといいと思います。
ほかにも大地・がんぷう・身代わりなどがありますが技スぺがないのですべてなしです。
他の穏やかドランなら採用価値が出てくるのでまた別の固体になるのでその時に

• 与ダメ

マグマストームのみです
H252メガゲンガー　44.9%〜52.6%
H4ボルトロス　　　 54.8%〜65.8%
H236D156+ボルトロス（いわゆるHDボルト）35.8%〜42.3%
H4メガガルーラ　　 39.7%〜46.9%
H252メガクチート　95.5%〜112.1%
H252スイクン　　　14.9%〜17.8%

• 被ダメ

A252+鉢巻ガブの逆鱗　41.4%〜49.2%
C252メガゲンガーのシャドボ　　32.6%〜38.8%
C4メガゲンガーのシャドボ　27.9%〜33.1%
Dダウンおよび滅びおよび催眠及び気合い玉以外（つまりHSのテンプレ）には安定して後出しができます。
C252珠ボルトの10万　38.3%〜45%
C4ボルトの10万　　　23.8%〜28.4%
悪巧み積まれると少々厳しいですが対面からの殴り合いであれば十分勝てます（マグストを外さなければ）
C4スイクンの熱湯　34.1%〜40.4%
↑C4スイクンの熱湯　49.7%〜59%
スイクンは後出ししてくることを想定します
ドラン有利対面スタート
％は左がドラン　右がスイクン
ドランマグストorどくどく　スイクン交代でささる
マグストの場合　挑発で瞑想などを防ぐ　熱湯喰らっても６.５割残る　お互い6割ちょいくらい
どくどくの場合　逃がさないようにマグストで拘束する瞑想されても問題ない　100%or65% vs 60%
次のターンは守るで回復、瞑想積まれた場合は次も瞑想する可能性が高いので挑発でとめる70%vs50% もしくは　100％or70%or45%vs30%
次のターンは毒じゃない場合は毒を盛る、前ターン守ってない場合挑発を入れてるので守る35%vs32%　後者は守るでスイクン落ちで勝ち
次のターンは守る
40%vs8%
次のターン挑発で眠る止めて勝ち
熱湯急所以外耐えます。

マグストと毒を当ててくれれば勝てます。
後出し想定が都合がいいと思いがちですが、そもそもドランとスイクンが偶発対面する可能性があまり考えられないので（ドランがだれか落とす前に確実にスイクンは選出しててなおかつ眠るを持ってるなら出てくる）対面は想定する価値がないと思っています。
そもそもドランとスイクンが対面するように相手が動かしてきた場合、交代際に毒を入れてほしくない、つまり身代わり採用しててSに大きく努力値を割いてる個体なのでヒードランじゃ絶対に勝てません。
HSは環境的に少ないので（シーズン15参照で7.6%)いたら事故と割り切りましょう。
+C252眼鏡ニンフィアのハイパーボイス　13.9%〜16.5%
+C252眼鏡サザンドラの悪の波動 42.4%〜50.2%
あいかわらずサザンドラはきついです。
臆病眼鏡なら後出しでも乱数とひるみを味方につけることができれば何とかならなくもないです。
スカーフは倒せます。
大地は勝てません。気合い玉は最高乱数以外一発耐えるので、毒を盛ってこだわってる場合は頑張って処理してください。

立ち回りについて

有利を取れるポケモンに後出ししていき毒やマグストで削りを入れていく戦いになります。
一般的などくまもと違い身代わりがないのでハメ性能が大きく落ちていることに留意しておくべきです。
あとは毒を入れて削りを入れつつ不利になればうしろに任せて、交代したポケモンが不利になればまた繰り出してという風に2体でサイクルを組みつつ、抜きポケモンが抜いていくというのが理想の勝ち方だと思います。
3体でサイクルを回して相手を消耗させていく戦い方もできなくはないですが、じり貧になって負けてしまう可能性も出てくるのでそこは注意です。
抜きエースには一貫性のとりやすいガルーラやスカーフガブリアス、広い範囲に攻撃できるゲッコウガ、先制技で圧倒的火力を誇る鉢巻ファイアローなどがおすすめです。

相性のいい並び

• クレセリア

所謂クレセドラン。
4世代からある並び。
特にクレセが物理受けを担当するので特殊受けとなるヒードランとのシナジーも高いです。

• ブリガロン

ブリガドランの並びも非常に良く、上と同じく物理耐久の高いブリガロンとの並びは強いです。
またブリガロンが宿り木を取得するため、ヒードランの回復量をあげることができ、削りによる攻撃に強くなれます。

• エルフーン

エルフドランの並びもいいです。
宿り木はブリガロン同様ですが、エルフーン特有の補助技の強みのおかげで優位に立ち回れる範囲が広いです。
ドランが残飯持ってるのでゴツメエルフーンをお勧めします。ガルーラにも強く出やすい駒になれます。

他にも強い並びはあるので模索してみるといいと思います。
物理地面格闘に強く出れるポケモンはとりあえず相性がいいです。

苦手な敵

• 弱点全般

ハメに持っていけないのでつらいです。おとなしく裏に任せましょう。
低火力ならハメにいくのも一手です。

• 高火力電気悪霊

数値受けに近い形をとることになるので回復技を持たないドランにとってはかなり厳しいです。また裏にも一貫しやすいので立ち回りには注意が必要です。

• ヒードラン

なにも通りません。大地個体は絶対に勝てません。
ただし、噴煙みがまも毒の構成の場合、挑発で悪あがきまで持っていけるので勝てます。相手のヒードランの交代際に毒なりマグストなりいれることができればTODで勝ちにもいけるので狙ってみる価値はあります。

最後に

ヒードランについてでしたがいかがだったでしょうか。
穏やかドランについては補完における採用ということもありいろいろな技構成、努力値振りがあるのでもっと考察していきたいなと考えています。
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