はい、よろしくおねがします。
込みで3つ目の育成論になります。
限定的な使用方法ではありますが今回はジョウトオープン前提で話をすすめていきます。
前置き
- 非公式の略称を使うことがあります。
- ダメ計は某アプリやトレ天さんのを使用しています。
- サイトのルールを守りましょう。
- どうしようもないですが開催前のため机上論です。
オクタンについて
進化前の姿との一致箇所のなさでナンバー1かもしれないタコポケモン。
単水タイプなのに草も炎も毒も岩も一部電気も操る一見とんでもないポケモンでもあります。
5世代で非常に強力な夢特性を獲得したものの、6世代で音技や吹き飛ばしの強化やメガシンカの登場で、壷に逃げてしまいました。
しかし今大会ジョウトオープンにて選出される相手が限られるため、抜きエースとして壷からぬめり出てきてくれました。
ついでですが小ネタとして、シングルレートのPGLの遷移がすごいです。プレイヤーもむらっけを発動しているので気になる方は見てみてください。
ジョウトオープンについて
開催期間5/27〜5/30に開かれる大会で、ミュウ、ミュウツー、ルギア、ホウオウ、セレビィを除く、図鑑番号1〜251のポケモンのみを使用可能で、メガストーンもなしのシングルバトルです。
そして過去作産が使用可能です。
大会で使用率が一定以上あると予想されるポケモンの羅列
※太字は特に採用されるだろうポケモン
フシギバナ、ライチュウ、ニドクイン、ニドキング、ピクシー、キュウコン、パラセクト、モルフォン、ウインディ、フーディン、カイリキー、ゴローニャ、ヤドラン、レアコイル、パルシェン、ゲンガー、ナッシー、ガラガラ、サイドン、ラッキー、モンジャラ、スターミー、ストライク、ギャラドス、ラプラス、サンダース、オムスター、カビゴン、サンダー、カイリュー、バクフーン、オーダイル、オオタチ、クロバット、ランターン、トゲチック、ネイティオ、マリルリ、ニョロトノ、ワタッコ、ヌオー、エーフィ、ブラッキー、ヤミカラス、ムウマ、ソーナンス、フォレトス、ハガネール、グランブル、ハッサム、ツボツボ、ヘラクロス、ニューラ、イノムー、オクタン、エアームド、キングドラ、ドンファン、ポリゴン2、ドーブル、ハピナス、ライコウ、エンテイ、スイクン、バンギラス
採用理由
- ほぼ唯一の特性むらっけにより、ABDS回避命中を上昇させることが可能。回避が上がった時の凶悪さは語る必要がない強さ。
- 上記によりターン数はいるが抜きエースになりうる。
- 身代わりを貫通してくる相手がクロバットぐらいしかいない。
- 連続攻撃を主にするのはパルシェンとガラガラのみだが、パルシェンは有効打がロクブラのみに対しオクタンは弱点攻撃が可能。ガラガラには先手を取れる。
- 相手からの先制技が等倍以下。
- 味方の補助で電磁波を撒いてもらう場合に相性がそこそこ優れている。
(電気の通らない地面に対しオクタンが有効打を持ち、さらにニド夫妻以外は相手の方が遅い。)
- 積みストッパーである特性天然代表のヌオーに強い。
何故物理型なのかは後述します。
差別化
ランダムだがHP以外の全てのステータスを上昇可能なポケモンは他にはドーブルだけ。
ドーブルに抜き性能はないので、これにて差別化を完了させます。
性格と努力値
性格:陽気
努力値:H84,A212,S212
H212,A84,S212
- 調整1
まずSがむらっけ1回(2上昇分)で130族を抜くために補正をかけて212振り。
Hを身代わり食べ残し最大効率で振り、Hのみステータスの上昇がない分たくさん振っておきたいところだが、ヌオーを倒すための種ガンが約一発分程ダメージが変わるので火力を重視する調整。
- 調整2
Hは唯一むらっけによる上昇がないのでできるだけ振った調整。むらっけの場合、抜き性能の確保には耐久力も必要である事から。その中で食べ残しと身代わり最大効率である212振りになります。
どちらの調整もSは抜き抜きにしておいても良いです。
両刀や特殊型も可能なのに何故物理にするか
(長くなります。見辛かったら教えてください)
まず一致技です。威力を見れば当然特殊の方が火力が高いですが、特殊耐久オバケの輝石D振りラッキーには、最大上昇でも確定2発を取れないため抜き性能に陰りが出ます。
次にサブウェポンに着目すると、冷凍ビかアシッドボムかエナボになるでしょう。
ジョウトオープンにおいてオクタンの氷技はあまり重要ではありません。その理由としては、水が通らず氷が弱点の相手が草タイプとカイリューしかいないためです。
今大会での草タイプは、比較的通りの良い水電気地面を半減する良耐性ではあるが、キノコの胞子勢主力のキノガッサがおらず、胞子を気にする必要があまりない事と、草タイプのどれを使うにしても耐久や攻撃性能が高くないのであまり選ばれないと予想します。
とするとカイリューピンポになるので、抜きエースとして氷技採用は見送りとなります。
次にアシボですが、身代わり貫通がほぼないのは全ポケモンの共通事項であり、こちらがまもみが中に相手も身代わりをする事もあるでしょう。身代わり相手にDダウンは発動しないので、そうするとほぼ水技一つで挑まなければならず汎用性に欠けます。
また、遂行に手間がかかる、交換されたら無意味、こちらの攻撃力が上がる度に必要でなくなる点も採用を見送る理由になります。
3つ目のエナボですが、氷技でも通らない対水性能に秀でており、水タイプで優秀なポケモンがわんさかいるため、サブウェポンにするなら草技になるでしょう。そこで相手の水タイプに目を向けてみます。
むらっけはCが下がったり、なかなか上がらなかったりする場面もある事は性能上仕方ないのですが、瞑想スイクンを出された場合に処理が困難になってしまう点が一番厄介です。しかしそもそも瞑想可能なポケモンが多すぎて、突破困難になる相手が出てくる可能性が高くなります。
その一方で、B上昇を狙える相手は、鉄壁でヤドランかエアームド、コットンでワタッコ、鈍いでブラッキーやカビゴンやヌオーくらいです。
長くなりましたが、物理型にする理由は、相手の瞑想加味した結果物理草技の方が汎用性があるためということになります。
またその物理草が連続攻撃なため、上昇値やヒット数次第では頑丈持ちの岩や地面タイプ、はたまた対オクタンの同士討ちも狙えるというメリットもあります。
持ち物
ターン数をかければかけるほど強くなるため持続的に回復する食べ残し一択。
技
- まもる
むらっけの発動回数を稼ぐために確定。
- みがわり
同上+状態異常を防ぐために確定。
- たきのぼり
一致技は必要。補助の麻痺と併せて怯みが狙えるのはむらっけにとってとても良い。確定。
- たねマシンガン
優秀なポケモンが多い水タイプに対する遂行技。連続技なので一部の頑丈イバンも無視して倒せます。PPが多いのも地味に良い。やはり確定。
以上で選択は無しになります。
みずびたしが候補外の理由は、アシッドボムと同じ理由で、相手に身代わりを張られた場合に、対水岩地面でしか使わない種ガンでは突破に難が出てくる点。こちらのAがよほど上がらない限り交代で防がれる点というデメリットが生じるため採用を見送っています。
運用
選出前段階でよほど有利でない限り、味方の麻痺撒きや壁張りや削りなどを経てからの登場になります。
守ると身代わりでターン数を稼ぐ事になりますが、単純に交互に選んでいると隙をつかれるので注意してください。
相手の初手守る読み読みみがわりという手もあります。
苦手な相手
- アンコール持ち
ライチュウ、トゲチック、ニョロトノ、ワタッコが主な使い手になると思いますが、オクタンが要警戒アタッカーのため想定外の相手が使ってくる可能性もあるので注意。
- すりぬけクロバットとワタッコ
クロバットは身代わりを抜けてさらに必中で毒毒にしてきます。
ワタッコは上記に加えコットンガードもあり有効打もないのでまず倒せません。見たら選出を控えるまでにはならないですが要注意です。
- 乾燥肌パラセクト
水が無効で草が4分の1。再生技はないので倒せない事もないがかなり苦手。
- 鉄壁持ちヤドラン
相手からの有効打もないのでジリ貧。TOD有利なら狙いましょう。
- 呪い持ち
一度退かざるをなくなります。霊タイプは2体だけですが念頭にいれておきましょう。
- カイリュー
本論ではピンポ扱いで捨て置いたため有効打がなくなり苦手になります。
その他挑発や吠えるや滅びの歌も苦手としています。
オクタンの怖いところ
上記の内一部はこの型的には苦手であるものの、PGLを参考に通常シングルレートでは特殊型が基本となっているため、そのままとかちょっといじっただけの特殊型も間違いなくいるはずです。
つまりオクタンを見たら、この型の水と草技だけ警戒していれば良いわけではなく、最初の方に書いた通り、豊富なタイプの技を覚えるのでそれらも警戒しなくてはなりません。(主に氷だけですが)
ですので、アンコを持っていても氷弱点で選出しにくいワタッコ、補助役から電気技も受けかねないクロバット、弱保特化神速でこちらのBが上がらない前提でないと倒せない氷4倍のカイリューなど。
これらは相手側も選出しにくいため、実際運用するにあたっては、上記ほど苦手に当たる事もないと予測できます。
ダメージ計算(目安)
※記述がない限り上昇下降は非考慮です。
※調整1での計算です。
- 与ダメ
「滝登り」
無振りニドクイン 132〜156(80%〜94.5%)
無振りゲンガー 85〜102(62.9%〜75.5%)
B特化輝石ラッキー 67〜79(20.6%〜24.3%)
マルスケ非考慮H4振りカイリュー 30〜36(17.9%〜21.5%)
HB特化ブラッキー 40〜48(19.8%〜23.7%)
無振りライコウ 73〜87(44.2%〜52.7%)
「種マシンガン」(一回分)
HB特化スイクン 18〜22(8.6%〜10.6%)
無振りパルシェン 16〜20(12.8%〜16%)
HB特化ヌオー 44〜52(21.7%〜25.7%)
無振りゴローニャ 44〜52(28.3%〜33.5%)
H244マリルリ 30〜36(14.5%〜17.4%)
H204スターミー 28〜34(17.3%〜21.1%)
最上昇値でH252パラセクト 14〜17(8.3%〜10.1%)
- 被ダメ
『物理』
特化パルシェンのロックブラスト
一発分17〜20(10.5%〜12.4%)/全弾85〜100(52.7%〜62.1%)
テクニシャン無補正ぶっぱストライクの燕返し
87〜103(54%〜63.9%)
特化カイリューの神速
65〜77(40.3%〜47.8%)
腹太鼓後の特化マリルリのアクアジェット
105〜125(65.2%〜77.6%)
『特殊』
補正なしぶっぱレアコイルの10万ボルト
186〜218(115.5%〜135.4%)
無振りモンジャラのギガドレイン
108〜128(67%〜79.5%)
雨下特化ニョロトノの熱湯
55〜66(34.1%〜40.9%)
無振りエーフィのサイコキネシス
81〜96(50.3%〜59.6%)
味方候補
- ライコウ
技スペ足りてませんが、両壁や電磁波に吠える、Sが高いので壁を張りやすく、電気タイプ故絶対先制挑発のヤミカラスにも強い。誘う地面はオクタンが楽に処理できます。
- ランターン
苦手な草を呼び寄せて麻痺撒きしたり冷ビ倒しておいたり。苦手な地面も大体は自分で処理できます。
オクタンの弱点である電気を特性で無効化させられるのも便利です。
- サンダー、グランブル
電磁波吠える要因。過去作産も使用可能ゆえにサンダーはエアカッターを使えるので、持ってれば対草にも優秀。持って無ければドリくちで我慢
締め
ポケ徹のサイトでジョウトオープンについて考えていたと思ったらいつの間にか6時間も経っていた。何をいっているのかわかr
おかしなところがあればコメントお願いします。
コメ返は多少なり遅れる場合もあることをご了承ください。
ただし荒れてしまった場合の対処はなるべく早く行う所存です。
この型、活躍したら、嬉しい。
JOマスターPGLデータ簡易まとめ
※性格と特性と一部記号(%)を省略。小数点以下切捨て。
※限られた対戦数とレート帯により各々感じ方が違う、採用率の高さを真に受けるのもまた違うと思うので、主要技トップ5と持ち物トップ3の転載だけです。
1.カイリュー(ラム40、弱保26、鉢巻16)
神速 87%、逆鱗 73%、竜舞 70%、地震 58%、炎パン 32%
2.ハッサム(鉢巻32、珠24、ラム16)
バレパン 99%、剣舞 54%、蜻蛉 54%、叩き 51、馬鹿力 35%
3.マリルリ(オボン56、チョッキ20、鉢巻12)
じゃれつく 97%、アクジェ 96%、腹太鼓 55%、馬鹿力 44%、滝登り 39%
4.ゲンガー(襷63、ヘドロ13、珠10)
シャドボ 80%、ヘド爆 73%、道連れ 59%、鬼火 25%、挑発 17%
5.バンギラス(ラム21、チョッキ17、スカーフ13)
かみ砕く 66%、エッジ 53%、地震 40%、岩なだれ 34%、竜舞 25%
6.ライコウ(食べ残し34、眼鏡27、粘土10)
10万 86%、めざパ 60%、ボルチェン 47%、身代わり 35%、瞑想 32%
7.サンダー(ゴツメ25、食べ残し16、眼鏡14)
熱風 85%、10万 73%、羽休め 65%、めざパ 50%、ボルチェン 38%
8.スイクン(食べ残し32、カゴ28、チョッキ12)
熱湯 95%、冷ビ 53%、瞑想 47%、眠る 46%、零度 36%
9.フシギバナ(ヘドロ61、珠9)
ヘド爆 86%、ギガドレ 81%、宿り木 48%、眠り粉 45%、めざパ 34%
10.ピクシー(食べ残し30、アッキ21、オボン14)
ムンフォ 86%、月の光 66%、瞑想 56%、小さくなる 36%、火炎放射 23%
11.カイリキー(チョッキ46、ラム13、スカーフ12)
爆裂パンチ 90%、叩き 75%、エッジ 66%、バレパン 61%、冷パン 36%
12.へラクロス(スカーフ39、鉢巻13、チョッキ12)
インファ 98%、メガホーン 81%、エッジ 51%、地震 36%、叩き 33%
身代わり搭載率(おまけ)
バナ8.7% スイクン16.2% ライコウ35.4% ゲンガー12.3% エンテイ13.3% キングドラ21.2%
欄外
ウインディ、エーフィ、オーダイル、クロバットetc
【編集記録】
5/21 16:40 オクタンについてに追記。努力値調整を変更。ダメ計の直し。怖いとこ欄追加。
5/23 2:10 オクタンについてに追記。羅列の太字を増やす。
6/8 1:20 PGLが集計されたので抜粋。