お久しぶりです。
2回目の投稿となります。
前回の霊獣ボルトロスの育成論では、皆様に高評価を頂きとても感謝しております。
今回はちからずくランドロスの育成論となります。
前置きが長くなりましたが、本題に入る前に以下の点だけ前提として書かせてください。
- 個体値は理想個体を想定。
- この育成論は、レーティングバトルでの環境を前提とした育成論です。
- HABCDS(HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ)という略記を使用致します。
ランドロスについて
ランドロスとは、第五世代登場の準伝説ポケモン。
BWまでは準伝の中でも比較的使用率は低かったポケモンですが、BW2でARサーチャーの登場により霊獣フォルムが登場し、化身フォルムでも夢特性ちからずくを手に入れて使用率が上がったポケモン。
ちからずくとは、追加効果のある技を使う場合、追加効果が発動しない代わりに威力が1.3倍になるという特性。
ここで言う追加効果とは、○○%で敵の○○をダウンや状態異常といった物の事です。
(例:30%で敵をまひ状態にする等)
今回はその化身フォルムの夢ランドロスの育成について考察していきたいと思います。
型説明
基本的にはちからずく補正を利用したアタッカーとしての起用。
運用方法は自由です。
珠という縛りのないアイテムを持たせて自由に動けるので、選出の段階で「よく刺さってるな」と感じたら初手で出すのもありですし、選出が割れてから有利な相手に出して確実に狩るのもありです。
持ち物、特性
いのちのたま推奨。
元々のCの種族値は特殊ATとして割りと低いほうなので、持ち物補正を掛けないと一押しが足りないことが多いです。
また、何よりの魅力として力ずく補正が掛かる技は珠ダメがなく1.3×1.3倍になります。
なので耐久面の確定数の妨げにならないのもとても強い点と言えます。
一応候補としては、ヤチェのみもありですが、ヤチェだとやはり火力不足が目立ちます。
また、ヤチェの場合は軽い耐久調整をする必要がありそうですね。
特性はちからずくで確定です。
これがないとただの置物になってしまいます。
努力値などについて
個体値
31-30-30-31-31-31(めざ氷理想個体)
努力値
4-0-0-252-0-252
実数値
165-130-110-167-100-168
まずは個体値から。
めざ氷がないのになぜめざ氷理想個体?と思う方もおられるかなと思いますが、AとBには振らないので数値としては30も31も変わらないわけです。
また、ARサーチャーでしか手に入らず、それも1ROMに1体という大変貴重なポケモンです。
役割上、技構成がコロコロ変わるポケモンでもあり、確定と言えるのは大地の力とサイコキネシスの2つくらいです。
当然めざ氷を採用したくなることもあるので、保険としてめざ氷個体にしてみました。
何せ一度受け取ったら、それ以降はその個体に従うしかないので、臨機応変にいくためにはめざ氷個体が良いと思います。
続いて努力値説明。
まずはSからですが、これは当然最速になります。
S101という種族値はとても絶妙な速さです。
ポケモン界ではS100のポケモンがとても多く、その壁を乗り越えた速さと言えます。
そのため、最速以外は基本的には考えられないはずです。
Cも252振りになります。
Cを1でも削ってしまうと、確定数が大きく変わるので、これも基本は譲れないです。
このことについては後述のダメージ計算を見てもらえばよく分かると思います。
技構成
- 確定技
・だいちのちから
威力90の特殊地面技。
ちからずく&珠&一致技補正で実質威力228で文句なしです。
・サイコキネシス
威力90のエスパー技。
ちからずく&珠補正で実質威力152。
格闘や草に対しての有効打がめざ飛以外なく、そのめざパも弱体化したので優先度は高いです。
- 候補技
・きあいだま
威力120の特殊格闘技。
ちからずく&珠補正で実質威力202となります。
メガガルーラ、バンギラスなどを狩るために使います。
命中の悪さが多少目に付きますが、これもほぼ確定。
・いわなだれ
威力75の物理岩技。
ちからずく&珠補正で実質威力126。
ファイアロー、ウルガモスへのピンポイント枠。
しかしこの技がないとこの2匹は狩れないので、優先度は高め。
・ヘドロウェーブ
命中安定、威力95の毒技。
ちからずく&珠補正で実質威力160になります。
フェアリーピンポイントですが、メジャーどころのマリルリ、キッス、サーナイトに対してとても強くなれます。
優先度は高めです。
・めざめるパワー(氷)
ガブリアス、グライオン、カイリュー、オンバーンなどへのピンポイント枠。
氷枠に困ってるなら採用価値はあり。
しかしガブに対しては襷持ちだったり、珠だったり、鉢巻だったりすると逆に返り討ちですし、カイリューはマルスケで耐える間に舞われる危険もあるので、使い時には注意が必要。
・みがわり
バナに対して圧倒的に強くなれる技。
また、バナ以外にもこいつは基本有利な相手を上から確実に狩るのが仕事なので、交代されたりすることも多いです。
その交代読みでみがわりが打てれば、本来狩りづらい敵も狩れるようになります。
ダメージ計算
- 与ダメ
・だいちのちから
H167-D170(H252振り)ギルガルド→102.9%〜121.5%
H146-D90(H4振り)メガルカリオ→219.1%〜258.2%
H187-D156(HD特化)メタグロス→100%〜118.1%
H177-D100(H252振り)ハッサム→80.2%〜95.4%
H184-D105(H4振り)ガブリアス→73.9%〜87.5%
・サイコキネシス
H212-D85(H252振り)ローブシン→106.6%〜126.4%
H187-D125(H252振り)メガヘラクロス→81.8%〜97.3%
H187-D189(HD特化)メガフシギバナ→54%〜65.2%
・きあいだま
H212-D120(H252振り)メガガルーラ→100.4%〜118.8%
H168-D110(H4振り)サザンドラ→139.2%〜164.2%
H207-D167(HD特化)バンギラス→98%〜117.8% (93.8%)
・いわなだれ
H154-B91(H4振り)ファイアロー→179.2%〜212.9%
H161-B85(H4振り)ウルガモス→180.7%〜216.1%
H155-B90(H4振り)ボルトロス→90.3%〜107%(43.8%)
H192-B115(H252振り)トゲキッス→56.7%〜67.7%
・ヘドロウェーブ
H207-D100(H252振り)マリルリ→99%〜116.9% (87.5%)
H161-D135(H4振り)トゲキッス→93.7%〜111.1%(68.8%)
H175-D135(H252振り)サーナイト→86.2%〜102.2%(12.5%)
・めざめるパワー(氷)
H184-D105(H4振り)ガブリアス→101.6%〜121.7%
H198-D120(H252振り)カイリュー→83.8%〜100%(6.3%)
H182-D95(H252振り)グライオン→114.2%〜137.3%
H161-D100(H4振り)オンバーン→126%〜148.4%
- 被ダメ
A200(A特化)ガブリアス 逆鱗→75.1%〜89%
A146(A特化)鉢巻ファイアロー ブレイブバード→81.8%〜96.9%
A194(A特化)メガガルーラ 恩返し→92.7%〜109.6%
A200(A特化)鉢巻ハッサム バレットパンチ→56.3%〜67.2%
A197(A252振り)メガルカリオ インファイト→49%〜58.1%(97.7%)
C149(C252振り)オンバーン 流星群→86%〜102.4%(18.8%)
C172(C特化)ウォッシュロトム ハイドロポンプ→130.9%〜153.9%
C222(C特化)珠ギルガルド シャドーボール→80.6%〜94.5%
C205(C特化)ウルガモス 大文字→76.9%〜91.5%
いかがでしたでしょうか?
攻撃面に関して言えば、とてつもない決定力になっていることが分かります。
耐久面も、ダメ計に載せてる仮想的が使ってくるメインウエポンを1発くらいは耐えることもできます。
以上で育成論は終了となります。
質問、アドバイス等あればコメント欄でよろしくお願いします。