- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の+-は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、orcaです。
今回投稿させていただくのはクレッフィです。発売当初から悪戯心という害悪特性により注目されていたポケモンですね。
不要という声が多ければ削除します。
クレッフィとは?
第6世代で登場したポケモン。鋼フェアリーというタイプによる11という豊富な耐性と特性悪戯心をもつため仕事を非常にしやすいです。今回はそのタイプによる流し性能と特性を生かした威張身代型を考察していきます。
採用理由
1.威張身代による腐りにくさ
威張身代とは相手に威張るをかけてから身代わりを連打することにより、相手が自滅したときに身代わりを残してアドを取っていく戦法です。クレッフィはこの動きを悪戯心により先制で行うことができ、また死に際にも威張るにより強引に勝ち筋を見いだせるため非常に腐りにくいです。
2.悪戯心電磁波
相手が素早さが上がる積み技を使い全抜き体勢に入った際、悪戯心により電磁波を先制で使うことによりその全抜きを阻止し後続での対処を容易にします。
3.優秀なタイプ
フェアリーというドラゴン無効属性により相手は逆鱗や流星群を撃ちにくくなり、特に拘りドラゴンには大きく行動を制限できます。
また、毒無効のフェアリーという類稀なタイプにより本来フェアリーが苦手とする毒(特にフシギバナ)に逆に有利に立つことができ他にも起点にできる相手が多いです。
持ち物
身代わりとの相性がいい食べ残しで確定です。実際は威張るによる自滅でさらに試行回数を稼げるため回復量はかなり多くなります。
努力値、性格
図太い、H228,B252,S28
穏やか、H228,D252,S28
の選択とします。
Hは身代わり残飯効率が最もよい16n+1として、先制技や環境的に多い物理を意識したB特化かボルチェンや等倍特殊技を意識したD特化のどちらかを選んでください。
残りは耐久とSのどちらに振るか迷ったのですがメガハッサムのバレットよりも先に身代わりを張ったりメガハッサム意識でSに少し振った相手に先制でイカサマを撃ったりできる方が利点が大きいと考えSに振っています。
実数値
図太い 161/×/157/×/107/99
穏やか 161/×/111/×/152/99
技
確定技
- 威張る/身代わり
今回のコンセプト。どんな状況でも勝ち筋を見いだせる強力な戦法です。共に技マシン。
- 電磁波
隙を見つけて使うだけで自身だけでなく後続のサポートにもなる優秀な技。身代わりが残ったら積極的に使っていってください。電気と地面、特性マジックミラー、相手の身代わり、ラムの実には無効化されるので注意。技マシン。
- イカサマ
威張るで相手の攻撃を上げることにより実質自分の決定力も上げられるので非常に相性がいいです。挑発対策になり、ACに振る余裕がないのでこの技も確定です。レベル技。
ダメ計
まだ環境が安定していないのでメジャーそうなものだけ載せておきます。
- 与ダメ
<イカサマ>
H236(175-120)ハッサム
→34.2%~40.5%
H252(167-178)守ギルガルド
→28.7%~34.7%
B4(153-92)ファイアロー
→28.7%~33.9%
H252(202-120)メガガルーラ
→27.3%~32.5%
H252(207-130)バンギラス
→13.5%~15.9%
ーーーここまでA252+で計算ーーー
H4(184-115)ガブリアス
→30.9%~36.9%
H4(156-90)バシャーモ
→23%~27.5%
ーーーここまでA252で計算ーーー
H4(136-110)シャンデラ
→32.3%~39.7%
H252(197-110)ヌメルゴン
→22.3%~26.3%
H252(157-127)ミトム
→14%~17.1%
ーーーここまでA0-で計算ーーー
被ダメ
図太い/穏やかとなっています。
<物理>
特化(204)バンギラスエッジ・地震
→ 22.9%~27.3%/31.6%~37.8%
→ 62.1%~73.2%/85.7%~101.8%(12.5%)
特化(194)メガガルーラ恩返し・地震
→ 22.3%~26%/31.6%~37.2%
→ 58.3%~69.5%/81.9%~96.8%
特化(200)鉢巻きハッサムバレット・蜻蛉
→ 40.9%~48.4%/57.7%~67.7%
→ 11.8%~13.6%/16.7%~19.2%
特化(146)鉢巻きファイアローブレバ
→ 29.1%~34.7%/41.6%~49%
無振り(120)特大パンプジン影うち・ゴーストダイブ
→ 11.1%~13.6%/15.5%~19.2%
→ 24.8%~29.8%/34.1%~40.9%
<特殊>
無振り(126)ミトムボルチェン・ドロポン
→ 28.5%~34.1%/20.4%~24.8%
→ 45.3%~54%/31.6%~37.8%
特化(172)ミトムボルチェン・ドロポン
→ 39.7%~47.2%/27.9%~33.5%
→ 62.1%~73.2%/43.4%~52.1%
無振り(142)メガフシギバナギガドレ・めざ炎
→ 17.3%~20.4%/12.4%~14.9%
→ 38.5%~45.9%/27.3%~32.2%
特化(178)ヌメルゴン大文字
→85.7%~101.8%(12.5%)/60.8%~72%
相性のいい味方
- ヌオー/メタモン
威張るを相手に撃った状態でクレッフィが落ちてしまった場合の回答。2匹のうちのどちらかが後ろに控えているだけでプレイングがかなり楽になります。
- ミトム
タイプ的な補完に優れた組み合わせ。ミトムにも電磁波を採用することでクレッフィの起点を作りやすくするということも可能です。
運用
基本的に有利な相手に後出しもしくは死に出しをして威張るを使うことにより相手を掻き回していきます。一度身代わりを残せれば突破されることは少ないので味方で電磁波をあらかじめ撒いておいて身代わり連打で起点を作れる状態にしておくなどの工夫があるとより扱いやすくなるでしょう。
注意点としては相手のラムの実があげられます。特にガブリアスはクレッフィメタでラムを持つ個体が増えているので迂闊に行動すると相手に大きなアドバンテージを与えてしまうことになります。
対クレッフィ
クレッフィの育成論ではありますがコメント欄を見る限り、クレッフィ対策としてこの育成論を見る方が多いようなのでこの項を設けました。
- マジックミラー
恐らく一番のクレッフィ対策です。ただマジックミラー持ちのポケモンがエーフィ・ネイティオという汎用性に少しかけるのが辛いところ。
- ラム+身代わり
一番実用的な対策。クレッフィの威張る→ラムで回復→身代わりという流れで安全にクレッフィを処理できます。
- 挑発
一度は威張るを受けるため確実ではないですがこちらもパーティーには組み込みやすい対策です。
- 天候ダメージ
現状クレッフィに天候ダメージを与えられるのがユキノオーしかいないですが相手の回復元を断ち切れるので突破しやすくなります。天候が永続ではなくなったのが痛いです。
最後に
いかがだったでしょうか?
所謂害悪と言われ使うことに抵抗がある人も少なくないと思いますが上手く使えれば相手のパーティーをかなり掻き乱すことが可能です。威張身代という戦法の性格上、少々運ゲ気味になってしまうのは否めませんが確率的には馬鹿にならないものがあるので試しに使ってみてその害悪ぶりを体感してみてください。
最後まで観覧いただきありがとうございました。