そのためアナザーギラティナの育成論を書ける自信がありません
ちなみにジャパンカップには申し込み忘れました
今回は最強の水ポケモンカイオーガの育成論を書こうと思います
ルギアに比べれば長所がわかりやすすぎるのでその辺はラクなのかな?
- 概要
参考資料:bw/1201(エルフリー様投稿)
上のリンクはすでに存在しているカイオーガの育成論です
型もほとんど同じであり、すでに育成論として存在しているのなら改めて僕が書く必要はないかもしれません
しかし、何度かBWGSを経験した立場からカイオーガの強さについて今一度改めて考察していこうと思います
もちろん参考資料の育成論にはないことをメインに書いて差別化を図ろうと思うので削除希望なんて言わないでね!
- 対戦形式・ルール
フラットルールだと伝説連中は使えないのでどーしても「なんでもあり」で対戦する必要があります
Lv50で揃えるとなるとミュウツーが使えないなどの中途半端な制限がかかってしまいますからね
その制限を全部取っ払うためにLv100で統一させるのです
育成がものすごく面倒ですが1時間程度でLv100まで上げることはじゅうぶん可能だったりする
※他の伝説ポケモンたちの育成論です
BWGS普及に向けてがんばって書きました
・ルギア bw/2244
・ホウオウ bw/2228
・グラードン bw/2236
・ディアルガ bw/2091
・パルキア bw/2089
・ギラティナ(オリジン) bw/2088
- 基本情報
・性格
「おくびょう」が基本だと思います
「ひかえめ」だと素早さが中途半端すぎるので・・・・・・
・特性
GSを異常気象ゲーにする超極悪特性「あめふらし」
・持ち物
「こだわりスカーフ」だと面白くないので「こだわりメガネ」を持たせました
とにかく火力が半端じゃなく半減されてもゴリ押せるくらいです
器用に立ち回らせたいのなら「みずのジュエル」もいいと思います
- 努力値と実数値
そんなに書くことがないのでいろいろ補足をつけていきます
342-212-216-399-316-306
176-108-110-202-160-156
いつものごとく上がLv100の実数値
下がLv50換算時の実数値です
配分はCS252
それだけですね・・・・・・と言うのも味気がなさすぎるのでちょっと解説します
今回は「こだわりメガネ」を持たせて徹底的に火力を上げるという型です
なのでメガネと雨の補正があるとはいえ、やはり特攻の数値はできる限り高くしときたいところです
また、完全なるアタッカーとして抜けるやつは抜いておきたいので最速
そうじゃなくても90族は激戦区ですからね
仮にいろいろ調整をすると言うのなら、防御はミュウツーのジュエルサイコブレイク耐えは確保しておきたいところ
素早さを落とすなら、ドクロッグ、ドーブル抜き
「こごえるかぜ」や「おいかぜ」を前提としたものでもいいでしょう
- 技構成
ちなみに第五世代で特にこれといった新技は増えてません
「ねっとう」を採用するなら別かもしれませんが
確定技
・しおふき
威力150命中率100%で相手2体同時攻撃という極悪な性能を誇る技
まさにカイオーガのためにあると言ってもいいくらいであり、この技があるから「カイオーガ対策は必須」とまで言われるのです
HPが減ると使い物にならなくなるのはいつものこと
威力×タイプ一致補正×雨補正×メガネ補正×ダブルダメ補正を計算すると
150×1.5×1.5×1.5×0.75=379.6825
なんという超火力・・・・・・
・かみなり
雨が降ってれば威力120で必中な上に3割マヒという破格の性能
むしろこっちがカイオーガのメインウエポンと言われることもあるという
ドクロッグ、ルンパッパ、パルキア等に使うことが多い
選択肢
・ハイドロポンプ
「しおふき」と違ってHPが減っていようと超火力を叩き出す技
「ワイドガード」を意識するなら採用したいところ
一応「ねっとう」という技もあるけどカイオーガにはあんまし似合わない気がする・・・・・・
・だくりゅう
第四世代でもしょっちゅう採用された2体同時攻撃ができる水技
こちらはHPに関係なく安定した性能です
「しおふき」と比べると威力がだいぶ落ちるので火力はそこまで期待しない方がいいでしょう
地味に3割の命中ダウンが厄介
・れいとうビーム
水タイプ御用達のサブウエポン
ぶっ飛んだ威力を持つ技を使うことが多いカイオーガにとっては割と地味な性能
天気に依存してるわけでもなく、命中も安定しているのでそこそこの使いやすさはあります
・ふぶき
ユキノオーが出てきた場合、その霰を逆利用できる技
カイオーガとユキノオーを組ませて「ふぶき」を連射するという戦術も見ますね
第五世代になってユキノオーが増えた印象を受けるのでこの技の採用価値はおおいにあるでしょう
レックウザに外すと「れいとうビーム採用すればよかった」と思うのはよくある話
・ぜったいれいど
いかなる状況であろうと相手を一撃で葬り去る一発逆転の技
この技があれば「みがわり」とかされない限り「完全に詰んだ」なんてことにはそうそうなりません
「がんじょう」と「ふしぎなまもり」には詰むかもしれないけど
そもそもメガネ零度ってどうなの!?
- カイオーガを取り巻く環境
第五世代ではどのように変化したのか個人的な感想も交えつつ解説していきます
第五世代における伝説戦は第四世代のものと何が違うかと聞かれた場合真っ先に挙げられるのがミュウツーの「サイコブレイク」の取得
この技のおかげでミュウツーが一気にトップクラスの採用率を誇るようになり、「カイオーガよりミュウツーを対策しなければならなくなった」というのが僕の個人的な感想です
これはカイオーガが弱くなったのではなく、ミュウツーが強くなったのです
「サイコブレイク」はデメリット性能が全くなく、「しおふき」だの「かみなり」だのと違って天候に依存することもないので使いやすさはピカイチ
エスパー技の攻撃範囲の広さもあって受けにくさはかなりのもの
当然カイオーガも「サイコブレイク」は受けられません
また、ナットレイ、モロバレル、エルフーンのように厄介な草タイプが増えたこともカイオーガにとっては痛手
そしてなによりゼクロムが受けられない!
カイオーガはゼクロムに先制されるともうおしまいです
実はキュレムも結構めんどくさい相手だったりします
第五世代では「ワイドガード」という技も登場しており、得意の「しおふき」がいとも簡単に防がれてしまいます
こうなってくるとカイオーガ無双なんて昔のようにはいかなくなりましたね
地味に「よびみず」も強化されてますからね
結論としてカイオーガは総じて弱体化
使いにくくなってしまいました・・・・・・なんてことは決してありません!
確かにこのような逆風が吹き荒れてはいますが、ダブルバトルなのだから苦手な相手は相方に任せればいいのです
カイオーガの相方というとルンパッパ、ドクロッグ、トゲキッス等がいましたが第五世代になってさらにその幅が広がりました
そんなわけでカイオーガの新たな相方候補を挙げていきます!
・ミュウツー
「サイコブレイク」を敵に回すのではなく味方につけちゃいましょう
「しおふき」の通りが悪いパルキア、ルンパッパ、ドクロッグ、ユキノオー等に大ダメージを与えられます
また「ワイドガード」使いはだいたい格闘ばっかなので一撃で潰せます
伝説戦で通用しそうな「ワイドガード」使いなんてカポエラー、ハリテヤマ、コジョンド、ドーブルぐらいですが
そのうちハリテヤマは「ワイドガード」と「けたぐり」の両立不可です
・エルフーン
敵に回すと先制で「にほんばれ」をやりかねないポケモンですが、味方につければ「おいかぜ」や「しんぴのまもり」、「ちょうはつ」等のサポートをしてくれます
そして何より優先度+1の「うそなき」の性能はまさに極悪
「うそなき雨メガネしおふき」なんて誰が耐えるんですか?
・モロバレル
「いかりのこな」で大嫌いな「けたぐり」や「くさむすび」が吸えます
格闘、草に耐性があるのはとても大きく、「ほうし」が発動したらもうけものですね
トゲキッスと違って「らいげき」だって受けられる
ルンパッパやドクロッグはコイツの「いかりのこな」の前にはほぼ無力と化します
素早さの関係上「ねこだまし」は吸えないでしょうが・・・・・・
また、天下一品の遅さを誇るので相手も迂闊に「トリックルーム」が使えません
もちろん交換読み等で「キノコのほうし」で相手をガンガン眠らせる戦法が厄介なのは伝説戦も一緒
・ウルガモス
雨パ型ウルガモス:bw/2131(むすたんぐ様投稿)
炎タイプであるウルガモスをカイオーガと組ませるというのは微妙に思う人もいるかもしれません
しかし上のリンク先にある育成論に書いてあるように雨パの天敵にウルガモスが強いというのは伝説戦にも通用する考えです
ユキノオー、ナットレイ、モロバレル、クレセリアは得意分野
ドクロッグ他格闘タイプだって「ぼうふう」で簡単に落とすことができます
ウルガモスの「ぼうふう」は不一致ですが、威力と特攻が高いこともあってメガヤンマの「エアスラッシュ」以上の火力が出ます
グラードンが出てきて晴らされたら今度はウルガモスの火力が上がる
例えば臆病スカーフ型にすると「おだやか」のルンパッパなら雨状態でも先制できるので「いかりのこな」で「ねこだまし」を吸うなんてことも可能です
こちらは「ほのおのからだ」で火傷が狙える
ルンパッパ相手なら素直に「むしのさざめき」でいいでしょうが70.03% 〜 83.28%のダメージ計算なので一撃では落とせません(調整は「おだやか」で雨状態でスカーフカイオーガ抜き、残り最も効率のいい特殊耐久の振り方)
ミュウツーは62.5%の確率で一発です
「ひかえめ」にすると確定になりますがそうするとルンパッパが抜けなくなります
どちらにせよシンオウ龍がきつい
・トルネロス、ボルトロス
雨状態ならそれぞれ「ぼうふう」、「かみなり」をガンガン使っていける
どちらも優先度+1で「ちょうはつ」や「あまごい」のサポートは非常に強力
素早さのサポート技としてトルネロスなら「おいかぜ」、ボルトロスなら「でんじは」があります
個人的にはメガネ無双体制を整えられる「おいかぜ」推しですが
また、草を相手にしやすいトルネロスの方がカイオーガの相方には向いてると思います
草、格闘が多いルールなのでボルトロスの「めざめるパワー飛行」も候補に挙げられる
今作では「おいかぜ」の強化もあり、エルフーンやトルネロスは優先度+1で使えるので素早さのサポートがやりやすくなりました
なのでカイオーガにはスカーフでなくメガネを持たせたのです
どちらかというと素早さサポートで場を整えておいてから後発のメガネオーガを出すという立ち回りの方が理想かもしれません
- カイオーガの耐久力
参考資料に挙げた育成論にもダメージ計算が載ってるのでそれと併用して読んでください
vsミュウツー
・サイコブレイク(おくびょう)⇒59.65% 〜 70.18%
・珠サイコブレイク(〃)⇒77.49% 〜 91.23%
・ジュエルサイコブレイク(〃)⇒88.89% 〜 104.68%(31.25%の確率で落ちます)
・ジュエルサイコブレイク(ひかえめ)⇒97.37% 〜 114.91%(81.25%の確率で落ちます)
この驚異的なまでの「サイコブレイク」の破壊力
ミュウツー強化は伊達じゃありません
vsカイオーガ
・しおふき(おくびょう、ダブルダメ補正、雨天候)⇒33.33% 〜 39.47%
・ジュエルしおふき(〃)⇒50% 〜 59.06%
・かみなり(おくびょう)⇒63.74% 〜 75.44%
ジュエルやメガネの補正がかかった雨しおふきの威力は半端じゃないですね
特防種族値140あっても受けきれないとはさすが伝説戦です
vsパルキア
・あくうせつだん(おくびょう)⇒39.77% 〜 47.37%
・りゅうせいぐん(おくびょう)⇒55.56% 〜 65.79%
・メガネりゅうせいぐん(おくびょう)⇒83.33% 〜 98.25%
無振りでもメガネりゅうせいぐんを耐える耐久
これだからカイオーガは・・・・・・
vsゼクロム
・らいげき(ようき)⇒150.88% 〜 177.78%
・ジュエルらいげき(いじっぱり)⇒247.95% 〜 292.98%
この圧倒的なまでのダメージ量
カイオーガのHPをここまで減らすやつがかつて存在しただろうか
「ソクノのみ」を持たせる気がおこりません
ちなみにジュエルらいげきの最大乱数ダメージは1002です
vsルンパッパ、ユキノオー、ナットレイ
・くさむすび(ひかえめ)⇒73.68% 〜 86.55%
・くさむすび(れいせい)⇒74.27% 〜 88.3%
・パワーウィップ(しんちょう、攻撃無振り)⇒78.95% 〜 92.98%
上がルンパッパで下がユキノオーのダメージ計算です
カイオーガにこうも簡単に大ダメージを入れられる「くさむすび」は鬱陶しいです
また、要望があったのでナットレイの「パワーウィップ」を追加
A244振りでようやくカイオーガを確定一発にします
攻撃に性格補正をかけるとA144振りで一撃です
攻撃実数値285(Lv50換算時145)必要ですね
- カイオーガの火力
ちょっと計算してみましょう
・しおふき
・ミュウツー(耐久無振り)⇒141.53% 〜 166.38%
・ディアルガ(HP252振り)⇒56.68% 〜 66.83%
・ゼクロム(耐久無振り)⇒66.96% 〜 78.95%
・キュレム(耐久無振り)⇒63.78% 〜 75%
・バンギラス(HP252振り、砂天候)⇒100.99% 〜 118.81%
・ルンパッパ(いろいろ調整、おだやか)⇒26.5% 〜 31.23%
・ユキノオー(HP252振り、霰天候)⇒45.31% 〜 53.65%
・クレセリア(HD252振り、おだやか)⇒61.71% 〜 72.97%
・エルフーン(〃)⇒61.11% 〜 72.22%
・モロバレル(〃)⇒44.21% 〜 52.08%
・ナットレイ(〃)⇒42.05% 〜 49.72%
特に指定のないものは雨天候とし、全てダブルダメ補正で計算しています
半減されてもこの超火力
これぞメガネオーガ!
・かみなり
・ルンパッパ(いろいろ調整、おだやか)⇒50.47% 〜 59.62%
・ドクロッグ(HP252振り)⇒60.81% 〜 71.62%
・パルキア(耐久無振り)⇒58.07% 〜 68.32%
ルンパッパの「いろいろ調整」というのは雨状態でスカーフカイオーガ抜き
残りを最も効率よく特殊耐久が高くなるという配分です
具体的にはHP64、D228ですね
・ふぶき
・エルフーン(HD252振り、おだやか)⇒87.04% 〜 102.47%(18.75%の確率で落とせます)
・モロバレル(〃)⇒62.96% 〜 74.07%
・ナットレイ(〃)⇒30.11% 〜 35.51%
・ゼクロム(耐久無振り)⇒95.32% 〜 112.28%(68.75%の確率で落とせます)
こちらも全てダブルダメ補正で計算してます
すでに存在しているカイオーガの育成論との差別化は図れたと思いたいですがどうなんでしょう?
BWGSでスカーフ型とメガネ型と両方使いましたが個人的にはメガネ型の方が使いやすかったかな
「ワイドガード」がこわいなんて言っても使い手がたかが知れてますし
これも個人的な感想ですがカイオーガは第五世代の方が使いやすく感じます
育成論にも書いた相方が非常に強力なので動かしやすくなったってところでしょうか
これから伝説戦が研究されていけばどうなるかはわかりませんが
いまさらではありますが育成論のダメージ計算は全て「AzumarillCalculator BW」というツールを使用しています
「なにそのツール?」と思うでしょうけどコンパクトながら機能が充実しててとても使いやすいです
ぜひダウンロードして使ってみてください!