はじめに
はじめまして、つめおと申します
育成論は初投稿なので稚拙で至らない文章になるかもしれませんが、どうか最後まで読んでいただけたら幸いです
今回は柔道着を来た格闘ポケモン、ナゲキについての考察をしたいと思います
考察理由
加速持ち、しかもメガガルーラにタイプ相性で有利なバシャーモでさえ初手対面では上から地震を打たれて負けることもあり、また特性親子愛によるタイプ一致×1.5倍猫騙しのダメージが地味に強力です
またグロウパンチで攻撃を2段階上げてからの岩雪崩怯みやタイプ一致120技のすてみタックルなど、非常に攻撃が強力でまさに環境のトップに君臨していると言っても過言ではないのが、メガガルーラというポケモンです
この考察ではそんなメガガルーラを対面でほぼ確実に処理をできるようにナゲキの調整をしていきます
またそれ以外にも役割を持てるポケモンも記述していきます
注:この育成論ではHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをそれぞれH、A、B、C、D、S
という略称で表記し、また努力値、個体値、種族値といった用語を使用します
特性
今回のナゲキの特性はせいしんりょくを採用します。これがメガガルーラをナゲキでみる最大のミソとなります。
他の根性、かたやぶりは共に優秀な特性ですが、使い方がことなってくるとおもうので今回は見送りとさせていただきます
持ち物
今回はSが遅く、先制技を持たないナゲキがHPが残り少なくなった時に、相手と優先度が同じ技を使用した時1度だけ先制で技を打つことが出来る、イバンの実を採用します
自分はこのイバンによる最後1回の行動で大きく勝負を分けたこともあるので、こちらをお勧めします
性格、努力値
性格はそれほど高くないAを最大まで上げるために意地っ張りとします
また努力値の振り方、意図は下のようになります
・調整案1
<努力値>
H:156
A:252
B:44
D:52
(4あまり)
H・・・215(6n-1かつ8n-1、ゴツメダメージや鬼火ダメージ最小意識)
A・・・ぶっぱ
B・・・意地っ張りメガガルーラのすてみタックル確定耐え
D・・・余り、C特化ギルガルドのシャドーボール確定3、臆病C252ゲンガーのヘドロ爆弾確定3
BとD…上の条件を満たしつつB>D。はたき+格闘技をもちポリ2をみれるポケモンなら有用な調整です。
注:ここでSの個体値を15以下にしておくことで、ブレードフォルムになった最遅ギルガルドに下からはたきおとすをいれて落とすことができます。また性格を勇敢にすることで個体値29以下で同様のことが出来ます。シャドーボールは確定3ですので対面で攻撃してきたギルガルドになら勝つことが出来ます。なおキンシ()
・調整案2
<努力値>
H:156
A:252
B:68(意地ハチマキカイリューの逆鱗確定耐え)
D:28(余り)
冷凍パンチで見ている相手からの事故を防ぐために、少し物理耐久に割いた型です。カイリューやガブリアスからの事故(ガブは鮫肌がありますが)を抑えるための調整で、4倍龍の処理ルートを安全に増やせますが、役割対象になるポリゴン2にDLされると厳しくなってしまうかもしれません。上記の特殊ポケモンからの確定数などは特に変わりません
<ダメージ>
HCダウンロードポリ2のトライアタック→50.2〜59% 確定2発
上記の2種類が主に考えられますが、個人的には調整案1をお勧めします。
またHに多く割くことで以前の調整より少しイバン発動HP圏が広がります。
技
リベンジ・・・もともとSが遅く上から攻撃されやすいナゲキにとっては優先度-4は余り問題ではなく、しかも普通に攻撃を受けたならばノーリスクで一致120技が打てることになります。
この技はメガガルーラを見れるミソになるので確定とします
はたきおとす・・・格闘技と相性が良く、また交代読みで打てたり、前述したようにギルガルドに下から打てたり、まだゲンガーのヘドロ爆弾も確定3発なので毒や鬼火をいれられなければゲンガーにも勝つことが出来ます。マジカルシャインやサイコキネシス持ちが来たら諦めましょう()。
こちらの技も確定とさせていただきます
れいとうパンチ・・・この技を入れることによって技範囲が広くなります。受けに出てくるボーマンダ交代読みで負担をかけたり、対面であれば陽気ガブリアスの鉢巻逆鱗もたえるので耐えて大きな負担をかけられます。
れいとうパンチで少し見る範囲を広げたければ、Bをカイリューの鉢巻逆鱗耐えまで振って対面で逆鱗受け→後攻れいとうパンチ→イバン発動で先制れいとうパンチで落とす、という芸当が出来るようにしてもいいかもしれませんね。
こちらの型のナゲキではこれも確定技としています
候補技(候補順)
・馬鹿力
イバンの実発動時に単純に最大火力をぶつけられる技。リベンジは優先度-4のためイバンの実とのシナジーが悪いので両立もありかと思います。
・地震
ギルガルド相手に択を生まずにブレードフォルムの下から確定でもっていけます。弱保剣の舞型とかだとかなり怖いですが…
他にもクチート交代読みでそこそこの負担をかけたり浮いてない電気に打ったりできます。
・岩雪崩
ファイアロー交代読みをメインに使う技。というかギャラマンダには余り入らず冷凍パンチ持ってるのでほぼその使い方ピンポになります。
・毒づき
一致技を全て半減以下に抑えるマリルリや、その他クチートクレッフィ以外のフェアリー交代読みピンポ採用です。優先度は低め。
・きしかいせい
メガガルーラなどの戦闘でダメージがいい感じに残った後に威力200の一致技をイバンによる先制でうてるロマン技。ただ、あくまで威力200〜150圏内でなければ馬鹿力の方が安定するので優先度は低め。要するにロマンです。
被ダメ/与ダメ
<被ダメ>
※表記は/の区切りは文中の分類、|は調整案1|調整案2の分類とします
陽気/意地っ張りメガガルーラのねこだまし・・・25.5〜31.1%/27.4〜33.4%|24.1〜29.7%/26.5〜31.6%
陽気/意地っ張りメガガルーラのすてみタックル・・・75.8〜89.7%/81.8〜98.1%|72.5〜86%/80〜94.4%
陽気鉢巻ガブリアスのげきりん・・・77.2〜91.1%|75.3〜89.3%
意地っ張り鉢巻カイリューのげきりん・・・86.5〜102.3%|84.1〜99.5%
陽気メガミミロップのねこだまし・・・18.1〜21.3%|18.1〜21.3%
陽気メガミミロップのとびひざげり・・・57.6〜68.3%|56.2〜66.9%
陽気メガルカリオのインファイト・・・74.4〜88.3%|73.4〜86.5%
陽気珠マニューラのつららおとし・・・45.1〜53%|44.1〜52.5%
臆病C252ゲンガーのヘドロばくだん・・・38.4〜45.8%|39.5〜47.4%
臆病C4振りメガゲンガーのヘドロばくだん・・・40.3〜47.7%|41.8〜49.3%
臆病C252振りメガゲンガーのヘドロばくだん・・・47.4〜55.8%|47.9〜57.2%
冷静C252ギルガルドのシャドーボール・・・41.3〜49.2%|43.2〜50.6%
臆病メガルカリオのきあいだま・・・71.9〜85.7%|74.4〜81.3%
C特化控えめダウンロードポリゴン2のトライアタック・・・32.5〜39%|50.2〜59%(DLこみ)
主な役割対象からの被ダメはこんな感じです。意外と固いですね、ナゲキ
<与ダメ>
・リベンジ(2倍想定)
H4メガガルーラ・・・103.8〜123.7%
H252メガガルーラ・・・88.6〜105.6%→格闘を前にグロウパンチを詰んでくるメガガルーラでなければH振りでも高確率で勝てる
H4メガミミロップ・・・141.8〜167.3%
HC控えめポリゴン2(輝石有/無)・・・71.8〜85.4%/107.2〜128.1%
HBずぶといポリゴン2(輝石有/無)・・・51〜60.4%/76〜90.6%
B4メガルカリオ・・・142〜169.6%
H236ハッサム・・・53.7〜64%
HB特化スイクン・・・30.4〜36.2%
やはり物理耐久があり抜群が取れない相手では勝負は難しいですね
・はたきおとす(指定がなければ持ち物あり)
B4ゲンガー・・・111.1〜131.8%
B4メガゲンガー(持ち物判定無し)・・・60.7〜72.5%
H252B4メガゲンガー(判定無し)・・・49.1〜58.6%
H252ブレードギルガルド・・・104.1〜123.3%
HB特化ヤドラン・・・34.6〜41.5%
やはり不一致抜群ではナゲキのAの足りなさが浮き彫りになりますね…
・れいとうパンチ
B4ガブリアス・・・89.6〜107.1%
なんと確定ではありません。悲しいですね
H4ボーマンダ(威嚇こみ)・・・74.8〜88.8%
H4カイリュー(マルスケこみ)・・・49.1〜58.6%
H252カイリュー(マルスケこみ)・・・41.4〜49.4%
もはや確3に抑えられてしまいます。削れていないカイリューの相手は難しいですね
H252ジャローダ・・・45〜53.8%
B4ファイアロー・・・33.3%〜39.8%
交代読みでもそこまでの負担にならないですね。やはりAがもっと欲しい
・地震
H252ブレードギルガルド・・・107.7〜126.9%
H252シールドギルガルド・・・45.5〜53.8%
H252クチート(威嚇こみ)・・・50.9〜61.1%
HB特化クレッフィ・・・48.7〜58.5%
・岩雪崩
B4ファイアロー・・・133.3〜159.4%
HB特化ファイアロー・・・75.6〜90.8%
HB特化は個体数としては疑問ですが振り方次第では岩雪崩で落ちないこともあります・・・A120ぐらいになりませんかね、ナゲキ
・どくづき
H252マリルリ・・・49.2〜57.6%
H252ニンフィア・・・59.4〜70.2%
・きしかいせい(威力200想定)
H252メガガルーラ・・・148.1〜175.4%
B4ガブリアス・・・88.5〜104.9%
HB特化Wロトム・・・69.4〜82.1%
HB特化スイクン・・・49.7〜59.4%
B4ファイアロー・・・60.7〜71.8%
H236ハッサム・・・89.7〜106.2%
H252メガメタグロス・・・59.3〜70.5%
等倍以上なら最後の一撃で起点を許さない、後続で処理しやすいダメージを与えることが出来ます。ただやはり上手く発動する場面の数を考えると採用しにくいですかね
他の格闘との差別化
・ローブシン
同じ耐久格闘、そして役割対象にメガガルーラを持ち得るポケモンとしてローブシンがあげられますね。
ローブシンとの差別化は精神力とイバンの実でおこないます。ナゲキの耐久ならゴツメ、チョッキもいいかもしれませんがゴツメならローブシンにはドレパンという回復ソースがあり、またゴツメチョッキにかかわらずマッハパンチをうてるローブシンの方が、上の2個の持ち物ならやはり優秀です。
しかしローブシンの物理耐久ならメガガルーラのねこだまし+すてみタックルを耐えるのにHBにそこそこさかなければいけないのに対し、ナゲキは精神力により猫騙しの心配をしなくてよいので、そこまで範囲は広くありませんが特殊耐久にも振ってある程度殴りあえるようにもなります。
それではHDオボンブシンとかなら同じようなことができるんじゃないのか?という声があるかとおもいます。そこでローブシンとの差別化のもうひとつに、最後に打てる技の違いがあります。ローブシンは他のポケモンとの対面で削れ切った後に鈍足を補うマッハパンチを打つことができます。事実、PGLでもローブシンのマッハパンチの採用率はものすごく高いです。
それに対しこの型のナゲキは、削れた最後にイバンの実により高火力馬鹿力(採用の場合)、また役割対象に合わせた叩き落とすや冷凍パンチなどを打つことができます。削れた後にゲンガーを対面させられても、叩き落とすで負担をかけて退場できるなど、先制技を持つが故にイバンを採用しにくいローブシンとは違ったことができます。それがローブシンとの差別化としてあげられるポイントになります。
・コジョンド、メガエルレイドなどの精神力持ち格闘
この型のナゲキのコンセプトとしてマイナーを利用することをあげています。上の2匹はナゲキに比べメガガルーラ対策としての使用率が高く、メガガルーラに警戒を誘います。
対してマイナーであるナゲキは、メガガルーラ対面をした相手に何をするか分からないマイナー故の迷いを生ませ、様子見猫騙しや一気に飛ばしにくる捨て身タックルを誘いやすいです。そのプレイングをついてリベンジで負担〜突破まで持っていける確率が高いです。
相性のいい味方
・ナットレイ
ナゲキの苦手なエスパー、フェアリーに受け出し、またリベンジ後に少しHPが残ってしまったHAメガガルーラがノーマル技で潰しにかかるところに受け出しすることができます。個人的には受けながらエスパーフェアリーにより負担をかけられるようHDベースのろい眠カゴ型が良いと感じました。ただし、フェアリーエスパーからの役割破壊技に注意。
・スカーフレアコイル
こちらはエスパーには技が等倍な為あまり有効とは言えませんがフェアリーには抜群をとれ、またスカーフであればファイアローに対面で大きな負担をかけられます(無振りならボルトチェンジで確1、臆病スカーフで最速130族抜き)。めざ氷を持つことで舞っていないメガボーマンダに対面で勝つことができます。
・メガゲンガー
フェアリー+メガガルーラ処理ルート、また他にも鬼火型など汎用的に戦えて優秀。
・ファイアロー
上記のポケモン全体で苦手なバシャーモやメガヘラクロス対策+フェアリー受け出しポケモン。Hに振ってフェアリーに受け出ししやすくし、剣の舞の起点になどができる。
おわりに
いかがだったでしょうか。初投稿で文が至らないかもしれませんが、ナゲキの意外な固さ、芸当を知っていただけたら幸いです。新鮮な格闘枠を使ったみたい方は、一度ナゲキを採用してみてはいかがでしょうか。
以上で考察を終えさせていただきます。意見などがございましたらお知らせいただければ嬉しいです。